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第1章 ここから始まるDIY
六日目② 初めてのDIY
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よし、気を取り直していこう。
「取り乱してしまって申し訳ありません。クエストボード見てきますね。」
俺がクエストボードを見に行くころには、依頼はほとんど残ってい敵った。
やはり朝の争奪戦が起っていたんだろうな。
無理やりちぎっていったのか、止めてあったであろうピンに紙が少し残っていたり、折れ曲がったピンがそのまま残っていたりと、荒々しい光景が目に浮かんだ。
俺はクエストボードを確認して、薬草採取を受けることにした。
ただ、この依頼書を取り外して思ったんだけど、薬草採取も常設依頼でいいんじゃね?って。
それについては一度確認してみないと分からないけど、おそらく適当な物をとってこられてもギルドとしても困るからだろうな。
常設以来は基本的にペナルティは存在していないそうだ。
ついでにこなしてくれればいいよくらいの勢いで、かつ受け取るかどうかもギルド側の判断となるそうだ。
その点通常依頼はそのこなした内容に応じてペナルティも発生するため下手なものは納品できなくなってしまう。
確かに品質が極端に悪いものを持ってこられて、金だけ要求されたってギルドとしても困りものだからね。
ギルドの対応としては納得のいくものだった。
あとは、ついでの常設依頼・ゴブリン討伐だ。
内容
・薬草採取(ヒール草5枚採取。)銅貨10枚
・ゴブリン討伐(5匹単位で受付。)銅貨25枚
これで銅貨35枚確定だな。
あとはヒール草の追加採取とゴブリン追加討伐が出来ればさらに稼ぎが増えると……
うん、取らぬ狸のなんとやら。
今は一つ一つきちんとこなしていくのが大事かな。
「というわけでキャサリンさん、薬草採取をお願いします。」
「何がというわけなのは分からないけど……。依頼書を出してちょうだい。はい、これでOK。無理しないで頑張ってね。それと最近ゴブリンが増えてきているって噂もあるし、気を付けて行動するのよ?おかしいと感じて引き上げることは恥ではないわ。むしろ情報を持ち帰ったことで深刻な被害を食い止める事にもなるわ。」
「はい、わかりました。ご忠告ありがとうございます。危険を感じたら引き返します。」
俺はキャサリンさんに帰還の約束をし、冒険者ギルドを後に……ってこれテンプレじゃないよな?
それじゃあ気を取り直して、さっそく東の森へ行こう。
まあ、いつも通りに回収していればいいかな?
冒険者ギルドを後にした俺は、大通りを歩き東の門に向かった。
その最中いろいろと考えることになってしまった。
それにしても【DIY】ねぇ。
いつもやってたことって言えばそうなんだけどなぁ。
皆から「お前って何かと器用だよな?だけど、超一流とまでは言えないけど、一流には見劣りしないかもしれないレベル。」って言われてたっけ。
ものすごく褒められてるのか違うのか分かり辛い、微妙な誉め言葉だったな。
今となっては懐かしい思い出……だな。
みんな元気かな……
おっと、そういえばスキルの脇にボタンみたいなのがが付いてたっけ。
あれっていったいなんだろうか……
もしかして触れるのか?
あ、触れた。
——————
スキル
技能 :DIY レベル1……低級アイテムの作成
▲回復薬(低)……ヒール草で作成。HP10%回復。SP:1
解毒薬(低)……毒草とヒール草で作成。低毒状態の回復。SP:1
机(簡易)……木材で作成。SP:3
椅子(簡易)……木材で作成。SP:2
——————
ぶふっ!!
机と椅子ってなんだよ。
まさに【DIY】じゃないか。
確かに前良く作ってたけどさ。
つか、レシピおかしくないか?釘なしで作れるの?まさか組木で作るの?!
……
…………
考えるな!!感じろ!!
ここは異世界!!
魔法と剣のファンタジー世界。
何があっても不思議じゃない。
OKOK、よし、大丈夫、俺は普通だ。
オ、ナンカツクレルノガアルゾ。
ヒール草から薬が作れるのか。
回復薬ねぇ~
これって売るとどうなるんだ?
戻ったらキャサリンさんに聞いてみるか。
まずは、ヒール草の採取をしに行かないとな。
俺は、東門から東の森へ向けて移動を始めた。
いつものように東門を出るときに衛兵から「無事戻って来いよ!!」のありがたいお言葉をいただきました。
ふ、フラグじゃないよな?
「行ってきます!!」
森に行くと意外とすぐにヒール草が集まった。
依頼は5枚だが、自分用にあと5枚ほど集めよう。
しばらく探索するとヒール草がだいぶ集まってきた。
これなら依頼も問題ないし、自分の分を使ってみよう。
とりあえずスキルを使ってみるか。
って、どうやって使うんだ?
とりあえずヒール草を持ってみたものの……
わからん。
「回復薬(低)」ってどうやって作るんだ?
「うわっ!!」
突然手に持っていたヒール草が光に包まれた。
光が収まると、そこには丸薬があってめっちゃ驚いた。
あ、そうか。言葉にしたからか。
つまり、素材を持つまたは素材を意識して、レシピ名を口にすれば完成するってことなのか?
その辺は要検証だな。
とりあえず、ギルドに戻ったら薬草・毒草について調べよう。
まずはゴブ討伐だ。
目標は5匹。
それにしても……俺もいい感じにこの世界に染まってきたらしいな。
「取り乱してしまって申し訳ありません。クエストボード見てきますね。」
俺がクエストボードを見に行くころには、依頼はほとんど残ってい敵った。
やはり朝の争奪戦が起っていたんだろうな。
無理やりちぎっていったのか、止めてあったであろうピンに紙が少し残っていたり、折れ曲がったピンがそのまま残っていたりと、荒々しい光景が目に浮かんだ。
俺はクエストボードを確認して、薬草採取を受けることにした。
ただ、この依頼書を取り外して思ったんだけど、薬草採取も常設依頼でいいんじゃね?って。
それについては一度確認してみないと分からないけど、おそらく適当な物をとってこられてもギルドとしても困るからだろうな。
常設以来は基本的にペナルティは存在していないそうだ。
ついでにこなしてくれればいいよくらいの勢いで、かつ受け取るかどうかもギルド側の判断となるそうだ。
その点通常依頼はそのこなした内容に応じてペナルティも発生するため下手なものは納品できなくなってしまう。
確かに品質が極端に悪いものを持ってこられて、金だけ要求されたってギルドとしても困りものだからね。
ギルドの対応としては納得のいくものだった。
あとは、ついでの常設依頼・ゴブリン討伐だ。
内容
・薬草採取(ヒール草5枚採取。)銅貨10枚
・ゴブリン討伐(5匹単位で受付。)銅貨25枚
これで銅貨35枚確定だな。
あとはヒール草の追加採取とゴブリン追加討伐が出来ればさらに稼ぎが増えると……
うん、取らぬ狸のなんとやら。
今は一つ一つきちんとこなしていくのが大事かな。
「というわけでキャサリンさん、薬草採取をお願いします。」
「何がというわけなのは分からないけど……。依頼書を出してちょうだい。はい、これでOK。無理しないで頑張ってね。それと最近ゴブリンが増えてきているって噂もあるし、気を付けて行動するのよ?おかしいと感じて引き上げることは恥ではないわ。むしろ情報を持ち帰ったことで深刻な被害を食い止める事にもなるわ。」
「はい、わかりました。ご忠告ありがとうございます。危険を感じたら引き返します。」
俺はキャサリンさんに帰還の約束をし、冒険者ギルドを後に……ってこれテンプレじゃないよな?
それじゃあ気を取り直して、さっそく東の森へ行こう。
まあ、いつも通りに回収していればいいかな?
冒険者ギルドを後にした俺は、大通りを歩き東の門に向かった。
その最中いろいろと考えることになってしまった。
それにしても【DIY】ねぇ。
いつもやってたことって言えばそうなんだけどなぁ。
皆から「お前って何かと器用だよな?だけど、超一流とまでは言えないけど、一流には見劣りしないかもしれないレベル。」って言われてたっけ。
ものすごく褒められてるのか違うのか分かり辛い、微妙な誉め言葉だったな。
今となっては懐かしい思い出……だな。
みんな元気かな……
おっと、そういえばスキルの脇にボタンみたいなのがが付いてたっけ。
あれっていったいなんだろうか……
もしかして触れるのか?
あ、触れた。
——————
スキル
技能 :DIY レベル1……低級アイテムの作成
▲回復薬(低)……ヒール草で作成。HP10%回復。SP:1
解毒薬(低)……毒草とヒール草で作成。低毒状態の回復。SP:1
机(簡易)……木材で作成。SP:3
椅子(簡易)……木材で作成。SP:2
——————
ぶふっ!!
机と椅子ってなんだよ。
まさに【DIY】じゃないか。
確かに前良く作ってたけどさ。
つか、レシピおかしくないか?釘なしで作れるの?まさか組木で作るの?!
……
…………
考えるな!!感じろ!!
ここは異世界!!
魔法と剣のファンタジー世界。
何があっても不思議じゃない。
OKOK、よし、大丈夫、俺は普通だ。
オ、ナンカツクレルノガアルゾ。
ヒール草から薬が作れるのか。
回復薬ねぇ~
これって売るとどうなるんだ?
戻ったらキャサリンさんに聞いてみるか。
まずは、ヒール草の採取をしに行かないとな。
俺は、東門から東の森へ向けて移動を始めた。
いつものように東門を出るときに衛兵から「無事戻って来いよ!!」のありがたいお言葉をいただきました。
ふ、フラグじゃないよな?
「行ってきます!!」
森に行くと意外とすぐにヒール草が集まった。
依頼は5枚だが、自分用にあと5枚ほど集めよう。
しばらく探索するとヒール草がだいぶ集まってきた。
これなら依頼も問題ないし、自分の分を使ってみよう。
とりあえずスキルを使ってみるか。
って、どうやって使うんだ?
とりあえずヒール草を持ってみたものの……
わからん。
「回復薬(低)」ってどうやって作るんだ?
「うわっ!!」
突然手に持っていたヒール草が光に包まれた。
光が収まると、そこには丸薬があってめっちゃ驚いた。
あ、そうか。言葉にしたからか。
つまり、素材を持つまたは素材を意識して、レシピ名を口にすれば完成するってことなのか?
その辺は要検証だな。
とりあえず、ギルドに戻ったら薬草・毒草について調べよう。
まずはゴブ討伐だ。
目標は5匹。
それにしても……俺もいい感じにこの世界に染まってきたらしいな。
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