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第1章 ここから始まるDIY
十八日目③ ない物ねだりで諦めた……
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それから俺は、スライムを倒しまくった。
なんだかんだでコツをつかんだのか、体液を浴びることなく追加で10匹討伐することに成功した。
集まった魔石は11個。
鉄インゴットの作成には間に合いそうだ。
あとは、スライムゼリーが5個ほど集まった。
薬の材料になると説明があったけど、どう使うのかすらわからない。
とりあえず、換金一択だね。
目標数も集まったことだし、仮拠点へ戻ることにした。
正直、この湖のほとりで作業してもいいかもしれない。
しかし、周りにスライムがいるので気が気じゃなかったりする。
戻る最中にもゴブリン3匹に遭遇。
ついでに魔法の練習を行った。
俺個人としては、風魔法の【エアロバレット】が一番使いやすかった。
たぶん威力的にはどのバレット系魔法も変わらないと思う。
しっくり来たのが【エアロバレット】だったってだけの話だ。
ゴブリンからは魔石が1つ手に入った。
仮拠点に到着すると、さっそく鉄インゴットの作成に取り掛かった。
『職業:なんでも屋の起動を確認しました。職業:(なんでも屋)へ一時変更します。』
簡易溶鉱炉をとりだし、魔石をセットして作成を開始する。
「鉄インゴット×2」
手元から鉄鉱石が消え、炉が動き出した。
『鉄インゴット×2作成中。残り時間10:00。エネルギー残量100%。』
俺は待ち時間を利用して、さらにアイテムの作成を進めた。
今度は作業台を取り出して、手持ちのインゴットで道具を作成することにした。
鍛冶用アイアンペンチか、鉄のつるはしどちらにしたものか。
鍛冶用と付くぐらいだから、鍛冶作業に何らかのアドバンテージがあるかもしれない。
つるはしはおそらく、採掘可能金属が増えるとか、採掘効率が上がるとかそんな感じだろう。
あくまでも推測でしかないので、まずはアイアンペンチを作成してみた。
「鍛冶用アイアンペンチ」
あれ?作れない?もしかして作業台じゃないの?
じゃあ、簡易鍛冶場も出して試してみるか。
「鍛冶用アイアンペンチ」
手持ちの材料が光とともに消えていった。
簡易鍜治場に手を当てると、いつもの透明なディスプレイ的何かが浮かび上がった。
『鍛冶用アイアンペンチ作成中。残り時間5分。予約枠1/5』
結果5分かかるみたいだ。それは仕方がないかな?
そして結果待ち時間が発生してしまった。
どうしたものかな。
やはり炉を増やすべきなのだろうか。
ただ、問題もある。
魔石(極小)が足りないのだ。
炉を作ると魔石(極小)を5個消費してしまう。
今回はぎりぎりの回収量だったので、そこまでは回せないのだ。
待ってる間にゴブ狩りをしてみるのも手だけど……
無人のここを見られて、モノを奪われたらシャレにならない……
どうしたものか。
少し悩んだが、今回はあきらめることにした。
エルダとダンジョンアタックするようになったら、自分の取り分の魔石(極小)を売却せずに受け取る形をとるしかないかな。
ピロン
『鉄インゴットが作成完了しました。』
びっくりした~~~~~!!
やっぱりこれは慣れそうにないかな。
人前でビクッってしたら、さすがに怪しい人物全力全開だ。
ピロン
『鍛冶用アイアンペンチが作成完了しました。』
ほどなくして鍛冶用アイアンペンチの作成も完了した。
完成したアイアンペンチだけど……、これって〝やっとこ〟ってやつなのかな?
熱した金属を掴むやつだと思うんだけど。
だから、鍛冶道具として作成したのか。
とりあえず、鑑定してみればわかるかな。
スキル【鑑定】
鍛冶用アイアンペンチ:鍛治用道具。鍜治場に設置して使用する。SP:1減少。制作時間-1分。
ほうほう、鍛冶場に設置するってことは合体する的な?
まあ、物は試しだしやってみよう。
俺は設置しておいた簡易鍜治場に、手を触れてみた。
いつも通り、透明なディスプレイ的板が空中に浮いていた。
ディスプレイをよく見ていると、下の方に何か枠が並んでいる。
まさか……
ここに入るとかじゃないよね?
鍛冶用アイアンペンチをその枠に入る様にイメージしたとたん。
鍛冶用アイアンペンチと簡易鍜治場が光り出したのだ。
まぶしい光から目を背けしばらくすると光が収まった。
そして俺は手にしていた鍛冶用アイアンペンチはなくなっていることに気が付いた。
あれは慌ててディスプレイに目を向けると、さっきまで何もなかった空き枠に鍛冶用アイアンペンチが収まっていた。
その下には追加効果と書かれていて、『SP:1減少。制作時間-1分。』となっていた。
つまりは、これからは追加効果付きで作業ができるってことか?!
まだほかにも、ハンマーにアンビルもある。
もしかして……
他の二つも似た効果があるのなら、絶対優先順位は上にしたほうがいいはずだ。
ピロン
『鉄インゴットが作成完了しました。』
これで2本目。
簡易溶鉱炉に鉄鉱石と魔石をセットしなおして製錬を再開した。
次は鍛冶用アイアンハンマーを作成かな。
これもまた簡易鍜治場で作業でいけるはず。
簡易鍜治場の前に立ち材料を手にして、作成を開始した。
「鍛冶用アイアンハンマー」
一切反応がない。あれ?作業台かな?
作業台でも同じくしてみたが全く音沙汰がない……
不思議に思い作業台と簡易鍜治場に触れてみた。
『作業リンクを構築しますか?』
え?何それ初耳なんですけど?作業リンクって何ですか?
とりあえず、わからんけど俺は拒否ができる男だ。
YES!!
このくだりさすがに飽きたな……
冗談はさておき、よくわからない作業リンクなるものを構築してみた。
すると作業台と簡易鍜治場が光の線で結ばれてしまった。
光の線を触ろうとしたが触ることができなかった。
手で遮ってもつながったままだ。
本当に謎仕様だな。
作業台に触れると、ディスプレイが表示された。
ディスプレイの右上に新しいマークが出てきた。
マークに触れてみると、リンク先一覧が表示され、簡易鍜治場の文字が表示されていた。
しかも、その文字に触れると簡易鍜治場が光る仕様。
微妙に親切で苦笑いしか出なかった。
少し変わったようなので、改めて鍛冶用アイアンハンマーを作成してみた。
「鍛冶用アイアンハンマー」
今度は作業台と簡易鍜治場の両方が光、材料が吸い込まれていく。
『鍛冶用アイアンハンマー作成中。残り時間4分。予約枠1/5』
よし、あとは時間を待つだけだ。
この待つ時間が地味にもったいないと思う。
あれだな、やっぱり魔石(極小)を換金しない方がよかった。
そして簡易溶鉱炉を量産して、一気に鉱石を製錬した方がよさげだな。
なんだかんだでコツをつかんだのか、体液を浴びることなく追加で10匹討伐することに成功した。
集まった魔石は11個。
鉄インゴットの作成には間に合いそうだ。
あとは、スライムゼリーが5個ほど集まった。
薬の材料になると説明があったけど、どう使うのかすらわからない。
とりあえず、換金一択だね。
目標数も集まったことだし、仮拠点へ戻ることにした。
正直、この湖のほとりで作業してもいいかもしれない。
しかし、周りにスライムがいるので気が気じゃなかったりする。
戻る最中にもゴブリン3匹に遭遇。
ついでに魔法の練習を行った。
俺個人としては、風魔法の【エアロバレット】が一番使いやすかった。
たぶん威力的にはどのバレット系魔法も変わらないと思う。
しっくり来たのが【エアロバレット】だったってだけの話だ。
ゴブリンからは魔石が1つ手に入った。
仮拠点に到着すると、さっそく鉄インゴットの作成に取り掛かった。
『職業:なんでも屋の起動を確認しました。職業:(なんでも屋)へ一時変更します。』
簡易溶鉱炉をとりだし、魔石をセットして作成を開始する。
「鉄インゴット×2」
手元から鉄鉱石が消え、炉が動き出した。
『鉄インゴット×2作成中。残り時間10:00。エネルギー残量100%。』
俺は待ち時間を利用して、さらにアイテムの作成を進めた。
今度は作業台を取り出して、手持ちのインゴットで道具を作成することにした。
鍛冶用アイアンペンチか、鉄のつるはしどちらにしたものか。
鍛冶用と付くぐらいだから、鍛冶作業に何らかのアドバンテージがあるかもしれない。
つるはしはおそらく、採掘可能金属が増えるとか、採掘効率が上がるとかそんな感じだろう。
あくまでも推測でしかないので、まずはアイアンペンチを作成してみた。
「鍛冶用アイアンペンチ」
あれ?作れない?もしかして作業台じゃないの?
じゃあ、簡易鍛冶場も出して試してみるか。
「鍛冶用アイアンペンチ」
手持ちの材料が光とともに消えていった。
簡易鍜治場に手を当てると、いつもの透明なディスプレイ的何かが浮かび上がった。
『鍛冶用アイアンペンチ作成中。残り時間5分。予約枠1/5』
結果5分かかるみたいだ。それは仕方がないかな?
そして結果待ち時間が発生してしまった。
どうしたものかな。
やはり炉を増やすべきなのだろうか。
ただ、問題もある。
魔石(極小)が足りないのだ。
炉を作ると魔石(極小)を5個消費してしまう。
今回はぎりぎりの回収量だったので、そこまでは回せないのだ。
待ってる間にゴブ狩りをしてみるのも手だけど……
無人のここを見られて、モノを奪われたらシャレにならない……
どうしたものか。
少し悩んだが、今回はあきらめることにした。
エルダとダンジョンアタックするようになったら、自分の取り分の魔石(極小)を売却せずに受け取る形をとるしかないかな。
ピロン
『鉄インゴットが作成完了しました。』
びっくりした~~~~~!!
やっぱりこれは慣れそうにないかな。
人前でビクッってしたら、さすがに怪しい人物全力全開だ。
ピロン
『鍛冶用アイアンペンチが作成完了しました。』
ほどなくして鍛冶用アイアンペンチの作成も完了した。
完成したアイアンペンチだけど……、これって〝やっとこ〟ってやつなのかな?
熱した金属を掴むやつだと思うんだけど。
だから、鍛冶道具として作成したのか。
とりあえず、鑑定してみればわかるかな。
スキル【鑑定】
鍛冶用アイアンペンチ:鍛治用道具。鍜治場に設置して使用する。SP:1減少。制作時間-1分。
ほうほう、鍛冶場に設置するってことは合体する的な?
まあ、物は試しだしやってみよう。
俺は設置しておいた簡易鍜治場に、手を触れてみた。
いつも通り、透明なディスプレイ的板が空中に浮いていた。
ディスプレイをよく見ていると、下の方に何か枠が並んでいる。
まさか……
ここに入るとかじゃないよね?
鍛冶用アイアンペンチをその枠に入る様にイメージしたとたん。
鍛冶用アイアンペンチと簡易鍜治場が光り出したのだ。
まぶしい光から目を背けしばらくすると光が収まった。
そして俺は手にしていた鍛冶用アイアンペンチはなくなっていることに気が付いた。
あれは慌ててディスプレイに目を向けると、さっきまで何もなかった空き枠に鍛冶用アイアンペンチが収まっていた。
その下には追加効果と書かれていて、『SP:1減少。制作時間-1分。』となっていた。
つまりは、これからは追加効果付きで作業ができるってことか?!
まだほかにも、ハンマーにアンビルもある。
もしかして……
他の二つも似た効果があるのなら、絶対優先順位は上にしたほうがいいはずだ。
ピロン
『鉄インゴットが作成完了しました。』
これで2本目。
簡易溶鉱炉に鉄鉱石と魔石をセットしなおして製錬を再開した。
次は鍛冶用アイアンハンマーを作成かな。
これもまた簡易鍜治場で作業でいけるはず。
簡易鍜治場の前に立ち材料を手にして、作成を開始した。
「鍛冶用アイアンハンマー」
一切反応がない。あれ?作業台かな?
作業台でも同じくしてみたが全く音沙汰がない……
不思議に思い作業台と簡易鍜治場に触れてみた。
『作業リンクを構築しますか?』
え?何それ初耳なんですけど?作業リンクって何ですか?
とりあえず、わからんけど俺は拒否ができる男だ。
YES!!
このくだりさすがに飽きたな……
冗談はさておき、よくわからない作業リンクなるものを構築してみた。
すると作業台と簡易鍜治場が光の線で結ばれてしまった。
光の線を触ろうとしたが触ることができなかった。
手で遮ってもつながったままだ。
本当に謎仕様だな。
作業台に触れると、ディスプレイが表示された。
ディスプレイの右上に新しいマークが出てきた。
マークに触れてみると、リンク先一覧が表示され、簡易鍜治場の文字が表示されていた。
しかも、その文字に触れると簡易鍜治場が光る仕様。
微妙に親切で苦笑いしか出なかった。
少し変わったようなので、改めて鍛冶用アイアンハンマーを作成してみた。
「鍛冶用アイアンハンマー」
今度は作業台と簡易鍜治場の両方が光、材料が吸い込まれていく。
『鍛冶用アイアンハンマー作成中。残り時間4分。予約枠1/5』
よし、あとは時間を待つだけだ。
この待つ時間が地味にもったいないと思う。
あれだな、やっぱり魔石(極小)を換金しない方がよかった。
そして簡易溶鉱炉を量産して、一気に鉱石を製錬した方がよさげだな。
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