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第4章 ここから始まる勇者様?
三十五日目⑫ オークの皮の使い道
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なんとなく嫌な予感を覚えながら北門を潜り、近くの採掘跡地へと向かった。
やはり大量の砂がそこら中に有り、俺からしたら素材の宝庫だった。
俺はその砂を順序良く回収し、アイテムボックスで分別していった。
今回もまた、石英と砂鉄が大量に集めることができた。
砂や砂利、その他不純物は今回は不要なんでその場に排出。
必要量が集まったので、その場を後にした。
取り合えず何事も無くてほっとしたのは言うまでもない。
おそらくあいつらはダンジョンにでも行ったんだろうか?
ま、これ以上関わり合いが無いことを祈ろう。
自宅に戻ると、エルダが心配そうに出迎えてくれた。
ポールから経緯を聞いており、とても心配していた。
ありがたいな。
「おかえりカイト。いろいろあって大変だったわね。」
「ただいま。ほんと勘弁してほしいよ。」
「でも、二度あることは三度あるっていうし……」
「否定できないかな……」
ため息とともにどっと疲れが襲ってきた。
「あ、おかえりカイト。ご飯できてるよ~」
デイジーがいつも通り出迎えてくれる。
俺は食事前に軽く浴室で汗と埃を落とすことにした。
風呂から上がると夕食の準備が終わっていた。
ポールも手伝ってくれたようで、三人ともすでに席についていた。
今日もデイジーが食事の準備を手伝っていたようで、だいぶ豪勢になっていた。
食事をしながら、今日の出来事についての話になった。
【勇者】の捜索をしていく上で、絶対にまた【勇者モドキ】にあうことになる。
とりあえず、今は関わると碌な目に合わないから、無視するのが一番良いだろうと、全員一致の意見となった。
一応シャバズのおっちゃんには、今回の騒動の中心である【勇者モドキ】であることは伝えたほうが良いだろうということになった。
明日ギルドに寄ってその話をしよう。
食事が終わると俺はすぐに素材作成に向かった。
今回はガラスからのビーカーとガラス管の制作だ。
ガラス炉でガラスを溶かそうと思っていたら、レシピが増えていることに気が付いた。
——————
技能 :DIY レベル2……低級アイテムの作成
▼素材
オークのなめし皮……オークの外皮1で作成。中間素材。SP:3※作業台がない場合は追加SP:6
——————
お、これはまたオーク装備の基本素材だろうか。
とりあえずガラス関連を作ってから、手を付けよう。
ガラス関連はいつも通りなので、順番に作成していく。
とりあえず、頼まれた簡易薬物作業台と精製水蒸留装置で必要な素材はっと……
ビーカー40個とガラス管が40個。
って言うことはビーカーでガラス2個とガラス管でガラス3個。
合計でガラスが200ってところかな。
回収した素材も……うん足りている。
石英が200以上回収できてた。
これで作れそうだ。
俺は石英と魔石をガラス炉にセットして、ガラスが出来上がるのを待つことにした。
ついでだからその間に、オークのなめし皮を作ってみることにした。
とりあえず試しに10枚ほどなめしてみるか。
1枚SP:3消費だから、10枚でSP:30か……
一気に処理しても問題ないだろう。
素材を持って作業台に手を当てると、透明な板が目の前に現れる。
「オークのなめし皮」×10
素材が光に包まれで透明な板に吸い込まれていく。
ディスプレイには既にオークのなめし皮が出来上がっていた。
本当に不思議な感覚だよな。
俺は正直何もしていない。
これを職人と言って良いのかって言われると、俺は違うと答える。
これを職人って言ったら、一流の職人に失礼すぎる。
出来上がったオークのなめし皮を鑑定してみた。
——————
・オークのなめし皮:オークの外皮から作られたなめし皮。弾性に優れている。
——————
ピコン
『スキル:DIYのレシピが増えました。』
お、また増えた。
これはきっと装備関連だと思う。
まずは確認してみよう。
——————
技能 :DIY レベル2……低級アイテムの作成
▼防具(NEW)
オークチェストアーマー(NEW)……オークのなめし皮3+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:13
オークレッグアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークウエストアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークヘルム(NEW)……オークのなめし皮1+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:7
オークアームアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
——————
また一気に増えたもんだな。
丁度明日は鉱山跡地ダンジョンへ行こうと思っていたから、ちょうどいいかもしれない。
予定通りにオーク装備へと切り替えよう。
それから俺はガラス炉を確認し、溶けたガラスを元にビーカーとガラス管を作成していった。
とりあえず、明日は何事もないことを祈ろう……
——————
基本情報(変更分)
名前:カイト=イシダテ
年齢:25
性別:男性
種族:ヒューマン
職業:なんでも屋
称号:転移者
ステータス
HP :210/210(70UP)
MP : 40/ 40(10UP)
SP : 73/ 73(21UP)
体力 : 41(10UP)(+8)
力 : 86(8UP)(+5)
知力 : 30(3UP)
魔力 : 37(2UP)
素早さ:121(15UP)(-5)
魅力 : 5
幸運 : 53(2UP)
自然回復量
HP :2/分
MP :1/分
SP :2/分(1UP)
技能 :DIY レベル2……低級アイテムの作成
▼防具(NEW)
オークチェストアーマー(NEW)……オークのなめし皮3+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:13
オークレッグアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークウエストアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークヘルム(NEW)……オークのなめし皮1+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:7
オークアームアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
▼素材(NEW)
オークのなめし皮(NEW)……オークの外皮1で作成。中間素材。SP:1※作業台がない場合は追加SP:6
ステップイン レベル4(2UP)……低い姿勢から相手の懐に入り込む。レベル上昇で距離延長。レベル×1m。SP:1
土木作業 レベル2(1UP)……土木作業の効率化。土木作業速度上昇。レベル×1%。効果時間レベル×5分。SP:4
アイテムボックス レベル3(1UP)……収納魔法。収納量上昇レベル×5枠。収納個数レベル×10。重さ無制限※箱に梱包した場合は1個とみなす。
解体 レベル10(10UP)(NEW)……解体作業の効率化。解体種類の増加。レベル1以上動物。レベル10以上低級モンスター。レベル30以上中級モンスター。レベル50以上上級モンスター。効率上昇レベル×1%。※解体作業中はモンスターが消滅しない。SP:1/分
やはり大量の砂がそこら中に有り、俺からしたら素材の宝庫だった。
俺はその砂を順序良く回収し、アイテムボックスで分別していった。
今回もまた、石英と砂鉄が大量に集めることができた。
砂や砂利、その他不純物は今回は不要なんでその場に排出。
必要量が集まったので、その場を後にした。
取り合えず何事も無くてほっとしたのは言うまでもない。
おそらくあいつらはダンジョンにでも行ったんだろうか?
ま、これ以上関わり合いが無いことを祈ろう。
自宅に戻ると、エルダが心配そうに出迎えてくれた。
ポールから経緯を聞いており、とても心配していた。
ありがたいな。
「おかえりカイト。いろいろあって大変だったわね。」
「ただいま。ほんと勘弁してほしいよ。」
「でも、二度あることは三度あるっていうし……」
「否定できないかな……」
ため息とともにどっと疲れが襲ってきた。
「あ、おかえりカイト。ご飯できてるよ~」
デイジーがいつも通り出迎えてくれる。
俺は食事前に軽く浴室で汗と埃を落とすことにした。
風呂から上がると夕食の準備が終わっていた。
ポールも手伝ってくれたようで、三人ともすでに席についていた。
今日もデイジーが食事の準備を手伝っていたようで、だいぶ豪勢になっていた。
食事をしながら、今日の出来事についての話になった。
【勇者】の捜索をしていく上で、絶対にまた【勇者モドキ】にあうことになる。
とりあえず、今は関わると碌な目に合わないから、無視するのが一番良いだろうと、全員一致の意見となった。
一応シャバズのおっちゃんには、今回の騒動の中心である【勇者モドキ】であることは伝えたほうが良いだろうということになった。
明日ギルドに寄ってその話をしよう。
食事が終わると俺はすぐに素材作成に向かった。
今回はガラスからのビーカーとガラス管の制作だ。
ガラス炉でガラスを溶かそうと思っていたら、レシピが増えていることに気が付いた。
——————
技能 :DIY レベル2……低級アイテムの作成
▼素材
オークのなめし皮……オークの外皮1で作成。中間素材。SP:3※作業台がない場合は追加SP:6
——————
お、これはまたオーク装備の基本素材だろうか。
とりあえずガラス関連を作ってから、手を付けよう。
ガラス関連はいつも通りなので、順番に作成していく。
とりあえず、頼まれた簡易薬物作業台と精製水蒸留装置で必要な素材はっと……
ビーカー40個とガラス管が40個。
って言うことはビーカーでガラス2個とガラス管でガラス3個。
合計でガラスが200ってところかな。
回収した素材も……うん足りている。
石英が200以上回収できてた。
これで作れそうだ。
俺は石英と魔石をガラス炉にセットして、ガラスが出来上がるのを待つことにした。
ついでだからその間に、オークのなめし皮を作ってみることにした。
とりあえず試しに10枚ほどなめしてみるか。
1枚SP:3消費だから、10枚でSP:30か……
一気に処理しても問題ないだろう。
素材を持って作業台に手を当てると、透明な板が目の前に現れる。
「オークのなめし皮」×10
素材が光に包まれで透明な板に吸い込まれていく。
ディスプレイには既にオークのなめし皮が出来上がっていた。
本当に不思議な感覚だよな。
俺は正直何もしていない。
これを職人と言って良いのかって言われると、俺は違うと答える。
これを職人って言ったら、一流の職人に失礼すぎる。
出来上がったオークのなめし皮を鑑定してみた。
——————
・オークのなめし皮:オークの外皮から作られたなめし皮。弾性に優れている。
——————
ピコン
『スキル:DIYのレシピが増えました。』
お、また増えた。
これはきっと装備関連だと思う。
まずは確認してみよう。
——————
技能 :DIY レベル2……低級アイテムの作成
▼防具(NEW)
オークチェストアーマー(NEW)……オークのなめし皮3+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:13
オークレッグアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークウエストアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークヘルム(NEW)……オークのなめし皮1+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:7
オークアームアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
——————
また一気に増えたもんだな。
丁度明日は鉱山跡地ダンジョンへ行こうと思っていたから、ちょうどいいかもしれない。
予定通りにオーク装備へと切り替えよう。
それから俺はガラス炉を確認し、溶けたガラスを元にビーカーとガラス管を作成していった。
とりあえず、明日は何事もないことを祈ろう……
——————
基本情報(変更分)
名前:カイト=イシダテ
年齢:25
性別:男性
種族:ヒューマン
職業:なんでも屋
称号:転移者
ステータス
HP :210/210(70UP)
MP : 40/ 40(10UP)
SP : 73/ 73(21UP)
体力 : 41(10UP)(+8)
力 : 86(8UP)(+5)
知力 : 30(3UP)
魔力 : 37(2UP)
素早さ:121(15UP)(-5)
魅力 : 5
幸運 : 53(2UP)
自然回復量
HP :2/分
MP :1/分
SP :2/分(1UP)
技能 :DIY レベル2……低級アイテムの作成
▼防具(NEW)
オークチェストアーマー(NEW)……オークのなめし皮3+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:13
オークレッグアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークウエストアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
オークヘルム(NEW)……オークのなめし皮1+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:7
オークアームアーマー(NEW)……オークのなめし皮2+鉄の鎖1+鉄インゴット1で作成。軽量防具 レベル3。SP:10
▼素材(NEW)
オークのなめし皮(NEW)……オークの外皮1で作成。中間素材。SP:1※作業台がない場合は追加SP:6
ステップイン レベル4(2UP)……低い姿勢から相手の懐に入り込む。レベル上昇で距離延長。レベル×1m。SP:1
土木作業 レベル2(1UP)……土木作業の効率化。土木作業速度上昇。レベル×1%。効果時間レベル×5分。SP:4
アイテムボックス レベル3(1UP)……収納魔法。収納量上昇レベル×5枠。収納個数レベル×10。重さ無制限※箱に梱包した場合は1個とみなす。
解体 レベル10(10UP)(NEW)……解体作業の効率化。解体種類の増加。レベル1以上動物。レベル10以上低級モンスター。レベル30以上中級モンスター。レベル50以上上級モンスター。効率上昇レベル×1%。※解体作業中はモンスターが消滅しない。SP:1/分
応援ありがとうございます!
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