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web版あらすじ 書籍に無いシーン✽がつきます。
web版あらすじ1. 闇オークションとリーベンデイルの生きた人形
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【アルファポリスさんの本作品WEBページにて、書籍版冒頭シーンを読むことが出来ます。書籍版は冒頭シーン以外はほぼ書き下ろし、ハッピーエンドとなっております。未読の方はぜひともよろしくお願いいたします】
第一話
深夜の闇オークション会場にて。
目隠しをされた美しい少女が、リーベンデイルの生きた人形「宵闇の少女」として、闇オークションの競売にかけられる。
リーベンデイルとは100年ほど前、まるで生きているような美しい人形を作った伝説の人形師の名前だ。
だが、その人形に「愛と美の女神が命の息吹を吹き込んだ」と続けば、それはとても美しい違法な愛玩奴隷を示す言葉になる。
仮面をかぶった観客たちが、銀の髪と夜明け色の瞳を持つ美しい少女を競り合っている最中、銀狐の仮面の白金色の髪に、青にも紫にも見える瞳を持つ青年がオークションに飛び入り参加する。彼は競売にかけられた少女を落札した。
競売にかけられた少女は、17歳のアリヴェイル伯爵令嬢、アリシティア・リッテンドール。
彼女を落札したのは、ルイス・エル・ラ=ローヴェル。
ルイスは神の最高傑作と言われる美貌を持つ、18歳の若き侯爵。そして、アリシティアの最愛で最悪の婚約者だ。
王宮内の庭園で初めてであった時の二人の会話が、アリシティアの脳裏によぎる。
だが、幼い二人の幸せな時間は長くは続かない。ルイスが11歳、アリシティアが10歳の嵐の日。
ローヴェル邸(ルイスの屋敷)で惨劇が起き、二人の関係はあっけなく崩れた。
その後六年間、ルイスの世界から、予定通りアリシティアの存在は完全に消し去られた。
※書籍版では八年になっております
オークションが終了し、ルイスは薬で身体が動かないアリシティアを控室に連れていき、アリシティアを寝台に転がす。
ルイスは自分が落札しなければ、アリシティアはオークションに参加していた男、チューダー伯爵に落札されていたと口を滑らせる。チューダー伯爵には猟奇的な趣味があるとの噂がある。
説教されて不機嫌なアリシティアと話しながら、ルイスはアリシティアのスカートを捲る。アリシティアの太ももには、数十枚の書類と暗器が巻き付いている。
実はアリシティアはわざと人身売買組織に誘拐され、オークション会場から重要な書類を盗み出していた。
そして、書類を見つけたあとも逃げ出さずに、あえて体の自由を奪う薬を飲まされ、自ら競売にかけられた。
そんな無謀すぎるアリシティアに、ルイスは何がしたかったのかを聞く。だが、アリシティアはまともに答えない。
実はアリシティアは表と裏、二つの顔を持つ王家の影。そして、ルイスは王家の影を束ねる王弟の後継者候補でもある。
王弟がつけた影としての二人の偽名は、アリシティアがドール(名字リッテンドール)、ルイスはヴェル(名字ラローヴェル)。
ルイスはアリシティアをドールと呼ぶが、実はアリシティアはドールと呼ばれる事で、婚約者であるアリシティア本人は拒絶されているように感じていた。
ルイスは今回の件が噂になれば、伯爵令嬢であるアリシティアとその婚約者であるルイスの家の醜聞にもなるので、もっと考えて行動するようにと、アリシティアに嫌味をいう。
反論しようとした時、廊下が騒がしくなり、治安部隊である第三騎士団が闇オークション組織を摘発しに来たと知る。
ルイスはやって来た騎士に、アリシティアが手に入れた書類を渡し、扉に鍵をする。
アリシティアはルイスに怒られ内心で逆ギレしている。
現在ルイスには、王女の恋人候補という噂が広まっている。それも本来であれば立派な醜聞。だが、婚約者であるアリシティアの存在感が皆無であるために、醜聞になってないだけだろうと、アリシティアは怒られながら内心毒づく。
アリシティアの存在感のない理由の一端はルイス。
ルイスは11歳の時から6年間、アリシティアを存在しないものとして扱って来た。会話もなく視線すら合わせない。
そんな二人の関係性が変わったのは、アリシティアが16歳になった時。アリシティアはルイスに呼び出され、二人は六年ぶりに対面する。ルイスは王家の影として色ごとを扱うことになるアリシティアの指南役として、彼女に会いに来たのだった。
その日以降、影として動く時や周囲に人がいないときだけ、ルイスはアリシティアと話をするようになった。
過去を思い出し不機嫌になったアリシティアは、闇オークションにかけられるまでの経緯を話しだす。
アリシティアはルイスの恋人候補と噂されるこの国の王女の指示で、彼女の取り巻きに夜の庭園に誘導された。だが、そこには誘拐犯がいた。
ルイスはそれを聞き、王女が主犯だと言っているように聞こえると言い、その言葉にアリシティアは、ルイスがお姫様をかばっているようだと感じる。
ルイスにとっての王女は、とても特別な存在であるように、アリシティアの目には映る。
ルイスがアリシティアを拒絶した11歳から、ルイスは王女を見かけると甘く微笑み、王女が近くにいるときは王女を見つめている。ルイスの視界にアリシティアはいない。
二人の関係性が変わった16歳以降ですら、王女が近くにいると、ルイスはアリシティアを見ることはない。
アリシティアはそんなルイスに自分からは近寄れなかった。
この世界では、ルイスの婚約者という存在は完全に世間から忘れられていて、世間はルイスと王女の恋愛事情に注目している。
それはアリシティアが前世で読んだ、小説の内容そのものだった。
アリシティアの前世は日本人。前世で読んだ小説【青い蝶が見る夢】に類似した世界に転生した。
小説はトラブルメーカーであるヒロインの王女と、三人のヒーローの話。
王女エヴァンジェリン、公爵家子息で隣国の王姪を母に持つレオナルド、この国の王太后を祖母に持ち、王妹を母に持つルイス、宰相の養子ウィルキウス。
エヴァンジェリンをヒロインにした、いわゆる逆ハー物だ。
だが、小説のウィルキウスは、何故か現実には最初から存在しない。
小説のクライマックス、王太子暗殺事件では主要人物の一人が死ぬ。それがルイス。
ちなみに、アリシティアは小説本編には存在しない。アリシティアの名前が出てくるのは第二王子エリアスが主役の番外編だけ。しかも番外編に名前が出たときには、すでに死んでいるモブ中のモブだった。
ルイスの婚約者は、実は小説には一切出てこない。ただ、設定集に10歳から婚約者がいると書かれているだけ。
小説のルイスは19歳で死ぬ。婚約者は名前すら出てこないし、小説ではルイス本人からも存在すら忘れられている。きっと、作者も設定を考えたものの、途中で婚約者の存在を忘れたのだろう。
幼い頃に前世を思い出したアリシティアは考えた。
そんな婚約者になら誰がなっても同じだろうと。
そして、アリシティアはルイスと婚約した。
存在さえ忘れられた婚約者になっても、婚約者という立場があれば、ルイスの残酷な未来を変えられるのではないかと、アリシティアはあえてルイスの名無しの婚約者の立場に自分が成り代わる。
物語の残酷な結末さえ回避できれば、ルイスは小説のヒロインと結ばれるなりなんなりして、幸せに生きてほしいと願う。
18歳まで生きた前世の記憶を持つ8歳のアリシティアは、この先小説のように幼いルイスが王女に恋をしても問題ないと思っていた。
ルイスが王女に恋しても、予定調和と割り切れる、ただ、この物語の残酷な結末を回避できれば良いと。
しかし、結果的にはアリシティアの精神年齢は身体年齢に引っ張られ、18歳の記憶があるだけの子供になり、誰よりも優しくて甘い幼いルイスに恋してしまった。
そしてそのまま、嫌われても憎まれても、その恋心は消えなかった。
アリシティアは物語の強制力について考える。
ルイスが11歳の、ある嵐の日をアリシティアは忘れない。
「僕は君を許さない、もう二度と君の顔なんて見たくない、今すぐ僕の前から消えて」
ルイスがアリシティアを拒絶したその日から6年間、ルイスはアリシティアの存在を彼の中から消した。
ルイスに嫌われ拒絶され、その後6年間アリシティアはルイスに存在そのものを無視される。
そして、アリシティア自身が設定集の中にしか出てこない、忘れ去られた名無しの婚約者になる。
その後11歳のルイスは、小説と同じく王女に恋をした。(とアリシティアは思っている)
ルイスはアリシティアに、”リーベンデイルの生きた人形”を追うのを辞めるように言うが、アリシティアは拒否する。
その後、ルイスは闇オークションの控室で、動けないアリシティアに解毒剤を飲ませる。
ルイスはベアトリーチェ(アリシティアの友達のオネェな魔女)に渡されたピンクの解毒薬を、口移しでアリシティアに飲ませる。
薬を飲ませたルイスは動けないアリシティアを放置して控室を出ていく。
アリシティアは、ルイスが王女を心配して会いに行ったのだと思う。
アリシティアは捨てられない切ない恋心と、心の痛みに蓋をして、まだ大丈夫だと自分に言い聞かせる。
控室を出たルイスは王家の影である黒髪の少年ノル(レナート・ディノルフィーノ)を呼ぶ。
ノルにアリシティアのいる部屋の扉を守らせ、無理やり入ろうとするやつは殺せと命令する。
ルイスは後始末に王宮に向かう。
────────────
第二話あらすじに続きます
現在、書籍化により削除されたWEB版ストーリー、1話から10話、13話のあらすじを順次公開しています。
よろしくお願いいたします。
あらすじの掲載場所は、後で第1章への移動しますが、ご了承くださいませ。
(担当編集者様からは、WEB版あらすじの掲載を許可していただいています)
書籍版と削除された部分のストーリが大きく違うため、削除された部分のあらすじを希望していただいていましたので、少しずつまとめて行きたいと思っています、
書籍版からこちらのページに来てくださった皆様も、よろしければWEB版あらすじをご一読いただければと思います。
書籍版未読の方は、書籍版もよろしくお願いいたします。(web版とは、大きくストーリーが違っています)
すれ違いラブに、ハラハラドキドキの展開、スペシャルな糖度マシマシストーリー、しかもハッピーエンドとなっております。
是非ともお楽しみ頂けたらと思います。
第一話
深夜の闇オークション会場にて。
目隠しをされた美しい少女が、リーベンデイルの生きた人形「宵闇の少女」として、闇オークションの競売にかけられる。
リーベンデイルとは100年ほど前、まるで生きているような美しい人形を作った伝説の人形師の名前だ。
だが、その人形に「愛と美の女神が命の息吹を吹き込んだ」と続けば、それはとても美しい違法な愛玩奴隷を示す言葉になる。
仮面をかぶった観客たちが、銀の髪と夜明け色の瞳を持つ美しい少女を競り合っている最中、銀狐の仮面の白金色の髪に、青にも紫にも見える瞳を持つ青年がオークションに飛び入り参加する。彼は競売にかけられた少女を落札した。
競売にかけられた少女は、17歳のアリヴェイル伯爵令嬢、アリシティア・リッテンドール。
彼女を落札したのは、ルイス・エル・ラ=ローヴェル。
ルイスは神の最高傑作と言われる美貌を持つ、18歳の若き侯爵。そして、アリシティアの最愛で最悪の婚約者だ。
王宮内の庭園で初めてであった時の二人の会話が、アリシティアの脳裏によぎる。
だが、幼い二人の幸せな時間は長くは続かない。ルイスが11歳、アリシティアが10歳の嵐の日。
ローヴェル邸(ルイスの屋敷)で惨劇が起き、二人の関係はあっけなく崩れた。
その後六年間、ルイスの世界から、予定通りアリシティアの存在は完全に消し去られた。
※書籍版では八年になっております
オークションが終了し、ルイスは薬で身体が動かないアリシティアを控室に連れていき、アリシティアを寝台に転がす。
ルイスは自分が落札しなければ、アリシティアはオークションに参加していた男、チューダー伯爵に落札されていたと口を滑らせる。チューダー伯爵には猟奇的な趣味があるとの噂がある。
説教されて不機嫌なアリシティアと話しながら、ルイスはアリシティアのスカートを捲る。アリシティアの太ももには、数十枚の書類と暗器が巻き付いている。
実はアリシティアはわざと人身売買組織に誘拐され、オークション会場から重要な書類を盗み出していた。
そして、書類を見つけたあとも逃げ出さずに、あえて体の自由を奪う薬を飲まされ、自ら競売にかけられた。
そんな無謀すぎるアリシティアに、ルイスは何がしたかったのかを聞く。だが、アリシティアはまともに答えない。
実はアリシティアは表と裏、二つの顔を持つ王家の影。そして、ルイスは王家の影を束ねる王弟の後継者候補でもある。
王弟がつけた影としての二人の偽名は、アリシティアがドール(名字リッテンドール)、ルイスはヴェル(名字ラローヴェル)。
ルイスはアリシティアをドールと呼ぶが、実はアリシティアはドールと呼ばれる事で、婚約者であるアリシティア本人は拒絶されているように感じていた。
ルイスは今回の件が噂になれば、伯爵令嬢であるアリシティアとその婚約者であるルイスの家の醜聞にもなるので、もっと考えて行動するようにと、アリシティアに嫌味をいう。
反論しようとした時、廊下が騒がしくなり、治安部隊である第三騎士団が闇オークション組織を摘発しに来たと知る。
ルイスはやって来た騎士に、アリシティアが手に入れた書類を渡し、扉に鍵をする。
アリシティアはルイスに怒られ内心で逆ギレしている。
現在ルイスには、王女の恋人候補という噂が広まっている。それも本来であれば立派な醜聞。だが、婚約者であるアリシティアの存在感が皆無であるために、醜聞になってないだけだろうと、アリシティアは怒られながら内心毒づく。
アリシティアの存在感のない理由の一端はルイス。
ルイスは11歳の時から6年間、アリシティアを存在しないものとして扱って来た。会話もなく視線すら合わせない。
そんな二人の関係性が変わったのは、アリシティアが16歳になった時。アリシティアはルイスに呼び出され、二人は六年ぶりに対面する。ルイスは王家の影として色ごとを扱うことになるアリシティアの指南役として、彼女に会いに来たのだった。
その日以降、影として動く時や周囲に人がいないときだけ、ルイスはアリシティアと話をするようになった。
過去を思い出し不機嫌になったアリシティアは、闇オークションにかけられるまでの経緯を話しだす。
アリシティアはルイスの恋人候補と噂されるこの国の王女の指示で、彼女の取り巻きに夜の庭園に誘導された。だが、そこには誘拐犯がいた。
ルイスはそれを聞き、王女が主犯だと言っているように聞こえると言い、その言葉にアリシティアは、ルイスがお姫様をかばっているようだと感じる。
ルイスにとっての王女は、とても特別な存在であるように、アリシティアの目には映る。
ルイスがアリシティアを拒絶した11歳から、ルイスは王女を見かけると甘く微笑み、王女が近くにいるときは王女を見つめている。ルイスの視界にアリシティアはいない。
二人の関係性が変わった16歳以降ですら、王女が近くにいると、ルイスはアリシティアを見ることはない。
アリシティアはそんなルイスに自分からは近寄れなかった。
この世界では、ルイスの婚約者という存在は完全に世間から忘れられていて、世間はルイスと王女の恋愛事情に注目している。
それはアリシティアが前世で読んだ、小説の内容そのものだった。
アリシティアの前世は日本人。前世で読んだ小説【青い蝶が見る夢】に類似した世界に転生した。
小説はトラブルメーカーであるヒロインの王女と、三人のヒーローの話。
王女エヴァンジェリン、公爵家子息で隣国の王姪を母に持つレオナルド、この国の王太后を祖母に持ち、王妹を母に持つルイス、宰相の養子ウィルキウス。
エヴァンジェリンをヒロインにした、いわゆる逆ハー物だ。
だが、小説のウィルキウスは、何故か現実には最初から存在しない。
小説のクライマックス、王太子暗殺事件では主要人物の一人が死ぬ。それがルイス。
ちなみに、アリシティアは小説本編には存在しない。アリシティアの名前が出てくるのは第二王子エリアスが主役の番外編だけ。しかも番外編に名前が出たときには、すでに死んでいるモブ中のモブだった。
ルイスの婚約者は、実は小説には一切出てこない。ただ、設定集に10歳から婚約者がいると書かれているだけ。
小説のルイスは19歳で死ぬ。婚約者は名前すら出てこないし、小説ではルイス本人からも存在すら忘れられている。きっと、作者も設定を考えたものの、途中で婚約者の存在を忘れたのだろう。
幼い頃に前世を思い出したアリシティアは考えた。
そんな婚約者になら誰がなっても同じだろうと。
そして、アリシティアはルイスと婚約した。
存在さえ忘れられた婚約者になっても、婚約者という立場があれば、ルイスの残酷な未来を変えられるのではないかと、アリシティアはあえてルイスの名無しの婚約者の立場に自分が成り代わる。
物語の残酷な結末さえ回避できれば、ルイスは小説のヒロインと結ばれるなりなんなりして、幸せに生きてほしいと願う。
18歳まで生きた前世の記憶を持つ8歳のアリシティアは、この先小説のように幼いルイスが王女に恋をしても問題ないと思っていた。
ルイスが王女に恋しても、予定調和と割り切れる、ただ、この物語の残酷な結末を回避できれば良いと。
しかし、結果的にはアリシティアの精神年齢は身体年齢に引っ張られ、18歳の記憶があるだけの子供になり、誰よりも優しくて甘い幼いルイスに恋してしまった。
そしてそのまま、嫌われても憎まれても、その恋心は消えなかった。
アリシティアは物語の強制力について考える。
ルイスが11歳の、ある嵐の日をアリシティアは忘れない。
「僕は君を許さない、もう二度と君の顔なんて見たくない、今すぐ僕の前から消えて」
ルイスがアリシティアを拒絶したその日から6年間、ルイスはアリシティアの存在を彼の中から消した。
ルイスに嫌われ拒絶され、その後6年間アリシティアはルイスに存在そのものを無視される。
そして、アリシティア自身が設定集の中にしか出てこない、忘れ去られた名無しの婚約者になる。
その後11歳のルイスは、小説と同じく王女に恋をした。(とアリシティアは思っている)
ルイスはアリシティアに、”リーベンデイルの生きた人形”を追うのを辞めるように言うが、アリシティアは拒否する。
その後、ルイスは闇オークションの控室で、動けないアリシティアに解毒剤を飲ませる。
ルイスはベアトリーチェ(アリシティアの友達のオネェな魔女)に渡されたピンクの解毒薬を、口移しでアリシティアに飲ませる。
薬を飲ませたルイスは動けないアリシティアを放置して控室を出ていく。
アリシティアは、ルイスが王女を心配して会いに行ったのだと思う。
アリシティアは捨てられない切ない恋心と、心の痛みに蓋をして、まだ大丈夫だと自分に言い聞かせる。
控室を出たルイスは王家の影である黒髪の少年ノル(レナート・ディノルフィーノ)を呼ぶ。
ノルにアリシティアのいる部屋の扉を守らせ、無理やり入ろうとするやつは殺せと命令する。
ルイスは後始末に王宮に向かう。
────────────
第二話あらすじに続きます
現在、書籍化により削除されたWEB版ストーリー、1話から10話、13話のあらすじを順次公開しています。
よろしくお願いいたします。
あらすじの掲載場所は、後で第1章への移動しますが、ご了承くださいませ。
(担当編集者様からは、WEB版あらすじの掲載を許可していただいています)
書籍版と削除された部分のストーリが大きく違うため、削除された部分のあらすじを希望していただいていましたので、少しずつまとめて行きたいと思っています、
書籍版からこちらのページに来てくださった皆様も、よろしければWEB版あらすじをご一読いただければと思います。
書籍版未読の方は、書籍版もよろしくお願いいたします。(web版とは、大きくストーリーが違っています)
すれ違いラブに、ハラハラドキドキの展開、スペシャルな糖度マシマシストーリー、しかもハッピーエンドとなっております。
是非ともお楽しみ頂けたらと思います。
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