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web版あらすじ 書籍に無いシーン✽がつきます。
WEB版あらすじ4 嵐の日の惨劇とルイスの拒絶
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第四話 (書籍に類似シーンがあります。書籍版もよろしくお願いします)
~7年前のローヴェル邸~
ルイスの母はでかけていたはずだった。
アリシティアとルイスは「取り替え姫と世界樹の守護者」という本を読んでいた。
この物語はこの国のお伽噺であるとともに、亡国リネス国の実話。
世界樹に守護者として選ばれ、望まぬ永遠を手に入れてしまった青年と、何度生まれ変わっても必ず18歳で死ぬ少女の悲恋。
図書室に侍女が走り込んできて、その異様な態度にルイスは何があったのかを聞く。侍女はルイスの母が父を殺して、その後自害したと説明し、ルイスは走り出す。アリシティアは後に続く。
だが、部屋の近くまできて、アリシティアはルイスを止める。
廊下まで血まみれで、その先が地獄のような光景であることを前世この世界の小説を読んだアリシティアは知っていた。
医者を呼ぼうとした執事に、アリシティアは医者を呼ばせず、かわりに王弟を呼ぶように言う。
ルイスは医者を呼んでと叫び、両親のところへ行こうとするが、アリシティアがルイスを押さえつけ、何も見せないようにする。
小説の中のルイスは、血まみれの部屋で、壮絶な状態の両親の遺体と、寝台で震える自分に似た裸の少年を目の当たりにする。
その光景は、この先毎夜彼を悪夢として苛むことになることを、アリシティアは知っている。
ルイスが泣き叫びながら離してと叫ぶが、アリシティアは必死にルイスの心を守ろうとする。
王弟が到着。
両親はもう死んでいると言い、ルイスは絶望し、アリシティアに憎しみと怒りをぶつける。
そして彼女を拒絶し、「君が父上と母上を殺した、一生許さない、二度と顔も見たくない」と叫ぶ。
アリシティアはとてつもなく傷つき、そして同時に、自分が少年のルイスに恋していた事を自覚する。
アリシティアは全てに絶望して、泣きながら嵐の中家に帰る。
その後、アリシティアの母親が亡くなる。
父はアリシティアを置いて領地に行ってしまう。
数カ月後、小説の通り、ルイスは王女の勉強相手となる。11歳のルイスは王女に恋をしたようにアリシティアには見えた。
そしてアリシティアは、ルイスから完全にいないものとして扱われるようになる。
アリシティアは絶望のままに泣いて、努力しても何もできないなら、すべてを諦めたいと思う。でもそれはできない。
アリシティアは大切なものを守るために自分の手を血で汚し、暗殺者にでも娼婦にでもなると誓ったのだから。
過去を思い出したアリシティアは、夜明けの空を見上げる。
アリシティアは夏至を無事に超えたら、ルイスとの婚約を解消すると決めていた。
そもそも、小説のアリシティアはその頃には多分死んでいる。
アリシティアは、よくある転生物語のように、自分が生き残る努力をする気はない。自分が生きることに執着はなかった。
それよりも、決して口に出すことはできない実の兄である王太子アルフレードと第二王子エリアス、そしてルイスを助けなければならない。
そしてもうひとつ、アリシティアは過去の事件を追うこと(消えた双子を探すこと)で手一杯だった。
────────────
第五話あらすじに続きます。
~7年前のローヴェル邸~
ルイスの母はでかけていたはずだった。
アリシティアとルイスは「取り替え姫と世界樹の守護者」という本を読んでいた。
この物語はこの国のお伽噺であるとともに、亡国リネス国の実話。
世界樹に守護者として選ばれ、望まぬ永遠を手に入れてしまった青年と、何度生まれ変わっても必ず18歳で死ぬ少女の悲恋。
図書室に侍女が走り込んできて、その異様な態度にルイスは何があったのかを聞く。侍女はルイスの母が父を殺して、その後自害したと説明し、ルイスは走り出す。アリシティアは後に続く。
だが、部屋の近くまできて、アリシティアはルイスを止める。
廊下まで血まみれで、その先が地獄のような光景であることを前世この世界の小説を読んだアリシティアは知っていた。
医者を呼ぼうとした執事に、アリシティアは医者を呼ばせず、かわりに王弟を呼ぶように言う。
ルイスは医者を呼んでと叫び、両親のところへ行こうとするが、アリシティアがルイスを押さえつけ、何も見せないようにする。
小説の中のルイスは、血まみれの部屋で、壮絶な状態の両親の遺体と、寝台で震える自分に似た裸の少年を目の当たりにする。
その光景は、この先毎夜彼を悪夢として苛むことになることを、アリシティアは知っている。
ルイスが泣き叫びながら離してと叫ぶが、アリシティアは必死にルイスの心を守ろうとする。
王弟が到着。
両親はもう死んでいると言い、ルイスは絶望し、アリシティアに憎しみと怒りをぶつける。
そして彼女を拒絶し、「君が父上と母上を殺した、一生許さない、二度と顔も見たくない」と叫ぶ。
アリシティアはとてつもなく傷つき、そして同時に、自分が少年のルイスに恋していた事を自覚する。
アリシティアは全てに絶望して、泣きながら嵐の中家に帰る。
その後、アリシティアの母親が亡くなる。
父はアリシティアを置いて領地に行ってしまう。
数カ月後、小説の通り、ルイスは王女の勉強相手となる。11歳のルイスは王女に恋をしたようにアリシティアには見えた。
そしてアリシティアは、ルイスから完全にいないものとして扱われるようになる。
アリシティアは絶望のままに泣いて、努力しても何もできないなら、すべてを諦めたいと思う。でもそれはできない。
アリシティアは大切なものを守るために自分の手を血で汚し、暗殺者にでも娼婦にでもなると誓ったのだから。
過去を思い出したアリシティアは、夜明けの空を見上げる。
アリシティアは夏至を無事に超えたら、ルイスとの婚約を解消すると決めていた。
そもそも、小説のアリシティアはその頃には多分死んでいる。
アリシティアは、よくある転生物語のように、自分が生き残る努力をする気はない。自分が生きることに執着はなかった。
それよりも、決して口に出すことはできない実の兄である王太子アルフレードと第二王子エリアス、そしてルイスを助けなければならない。
そしてもうひとつ、アリシティアは過去の事件を追うこと(消えた双子を探すこと)で手一杯だった。
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第五話あらすじに続きます。
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