見習いサキュバス学院の転入生【R18】

悠々天使

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1章 欲望の宴

第4話 体育の授業にて Aパート

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 体育の授業は組体操だった。僕はクラスで体操着に着替えて戻ってくると、柔軟がすでに始まっていた。



 それぞれ相手が入れ替わりつつ、柔軟体操を行う。

 体育館倉庫で女子数人によもぎとの行為を見られたばかりで、心臓がバクバクだった。

 あの後、すぐに制服に着替えて、体育館内に戻ったのだが、みんながチラチラと僕を見てくるので本当に気まずかった。教室で体操着に着替えて、10分ほど遅れて授業に参加する。

 すでにみんなは準備体操中だった。両腕を足先へ伸ばす柔軟をしていて、背中を押す子が入れ替わるたびに、さっきのことを聞かれた。

 とは言っても、みんながみんな詳細を知っているというわけではないので、大半は、そもそも何があったのか知らないのだ。

 授業開始してもよもぎが来ないので、先生に言われて数人で探していたのだという。

 体育館倉庫の前で、よもぎが、「この下僕! ヘンタイ!」とか言ってたのが聞こえたので、ゆかとアカリが気付いたのだそうだ。

 それにしても、ゆかにそういうプレイが好きだと思われるのも心外だ。

 ゆかはよもぎと違って攻める感じのタイプではないし、どちらかというと守ってあげたい雰囲気を持っているから、あまり情けない姿は見せたくなかった。

 実際どう思っているんだろう?

 柔軟で背中を押されながら、「さっき、よもぎにおちんちん踏まれてたって本当なの?」とか、「玉元さんって踏まれるのとか興奮するんですか?」とか「男の人って、女の子に苛められたいってみんな思ってるんですか?」とか色々聞かれるので、適当に誤魔化す。

 踏まれるのが好きという変な噂が立つのは、あまり良くない気がする。

 さっきのよもぎの足の裏は気持ちよかったが、そういう性癖の人と思われるのは違う気がした。

 だが、女の子たちの方は、興味津々だ。入れ替わる度に質問攻めだった。

 委員長で、赤いメガネをかけている竜宮文香りゅうぐうあやかが、柔軟体操中に聞いてきた。

「玉元くん、さっきよもぎちゃんに聞いたんだけど、足フェチなんでしょ? 変なこと聞くけど、私の足ってどう思う?」

 すごくまじめな印象の子で、本当に見習いサキュバスなのかと疑うような雰囲気だった。黒髪ストレートで、色白で、温室育ちといった感じだ。真面目だから自分の足の評価が気になるのだろうか。

 すらっとした足、体型は標準で、身長も155くらい、胸は結構あるので、Eカップとかかもしれない。ゆかがIカップで大きすぎるので、相対的に普通のバランスに見えるが、委員長もかなりある方だと思った。

 足は、よもぎほど艶やかな感じではないにしろ、充分健康的で白くて素敵だった。

「うん、竜宮さんの足も綺麗だよ」

「ほんと!? 足フェチさんにそう言ってもらえると嬉しい! 呼び方、あやかで良いよ、玉元くん」

「えっと、じゃあ、あやか、さん」

 完全に足フェチになっている。教室ではよもぎに手フェチと呼ばれてたので、これから何かあるたびにフェチが更新されていきそうで心配だ。

「さんはいらないよ」

「そう? じゃあ、あやかって呼ぶけど、あやかは、足に自信があるの?」

「そういうわけじゃないけど、どうせだったら客観的評価が欲しいと思って。ほら、触ってみてよ」

 ドキッとする。こんな真面目なタイプの子にそんなことを言われると不意打ちだ。切れ長の目が、知的な印象を与える。委員長になるくらいだから、色々と積極的なのだろう。そういや、成績が良い子の方が性的興味も高いって何かの情報サイトで見た気がする。

 エロさという点ではみんな同じなんだろうけど、知的好奇心が高いと、エロさにもバリエーションが増えるということなのだろうか?

「触って良いの?」

「うん、あ、優しくね」

 僕はあやかの白い太ももに優しく触れる。

「あっ、んっ」
 あやかが小さく喘ぐ。

 外気に触れている分触るとヒヤっとするが、すぐ体温を感じて温かくなる。柔らかい。ぷにぷにしている。そういえば、よもぎのようにスポーツをやってそうではないから、肉付きが良いのかもしれない。

 ムニムニと太ももの肉をつまんで揉みしだく。太ももの裏が特にぽよぽよしていて揉みごたえがあった。

「あんっ、あんっ、うんっ、そこダメ、裏はダメ、あんっ。くすぐったい」

 揉むたびに小さく喘いで反応してくれるので、興奮してくる。

 さっき出したのに、また勃起してきた。太ももの裏から下にスライドして、ひかがみ(ひざ裏)の部分を触る。

「あっ、そこ、くすぐったい」

 強く反応するあやか。

「やめた方が良い?」

「ううん、だいじょうぶ。そんなとこ、初めて人に触られた。でも気持ちいい、もっと触っていいよ」

 指でさわさわすると、足が震える。熱くなって汗ばんできた。

 このひざ裏にこの勃起したモノを挟んでもらうと気持ちいいんだろうなと想像した。

 そう思ったら、さらに勃起する。

 あやかの顔を見る。あやかの視線は、僕の股間を直視している。体操着で生地が薄くなっている分、勃起が分かりやすい。

 さすがに、ここで脱ぐわけにはいかない。

 だが、すこしだけ服の上から挟んでもいいかな?

 僕は周囲を確認すると、組体操の準備で、二人が腰を掴んで柔軟しているのが見えた。アレだ!

「あやか、ちょっと倒すよ」

「え? あ、うん、横向きに寝転べばいいの?」

 あやかはちょっと動揺する。僕が何をしようとしているか分からないからびっくりしているのだろう。

 僕から見て、左向きで横に寝てもらうと、彼女の左足が目の下へ来る。

 そのまま彼女の腰を抑え、柔軟体操っぽい雰囲気を作りながら覆いかぶさる。

「力を抜いて」

 あやかの左耳に囁く。びくっと震え、彼女の耳は真っ赤になる。凄く恥ずかしそうだった。

「……はい」

 ちょっと泣きそうな声で返事をするあやか。受け入れたのか、腰の力が抜けて柔らかくなる。

 呼吸のたびに身体が静かに上下する。あやかも興奮しているのだろうか。

 あやかの左足のひざ裏に僕の勃起したモノを押し付けると、彼女の左ふくらはぎから足首の部分を掴んで挟んだ。

 気持ちいい。柔らかい感触と生足の太ももと、ふくらはぎの体温が半ズボンの布地を通して伝わった。

「あやかのひざ裏と太もも、とっても気持ち良いよ」

 あやかに囁く。彼女の耳はこれ以上ないくらい赤くなっている。

 僕は腰をぐりぐりと回しながら、あやかの足首を掴んでモノを強く挟んだり緩めたりしながらその感触を楽しんだ。

 彼女の耳が赤くなって、息も荒くなっているので、もっと反応を見たくなった。

「あやか、可愛いよ」

 耳元で囁くと、彼女の身体がビクンと跳ねる。

「白くてぷにぷにして綺麗な足だから、僕のコレが、こんなになってる。あやかのせいだよ。あやかが可愛いから、こんなに大きくなっちゃったんだよ」

 少し責めるように囁く。あやかはコクコクと素早く頷いている。恥ずかしそうだ。

「あやか、どう?」

「……なにが」

 ふり絞るように喋る彼女。

「何がって、体操だよ」

「体操?」

「そう、今何してるか分からないの?」

「……え、……えっ」

 反応に困っている。

「僕たちは何をしているか分かる?」

「…………わ、わかんない!」

 声が裏返るあやか。

「分かるでしょ」

「わかんない」

 目を閉じ、小さく首を横に振るあやか。顔が真っ赤だ。

「僕らって何してるんだと思う?」

「わかんないよぉ……、何してるの私たち、授業中なのに……」

「本当にわかんないの? 本当はわかってる?」

「……本当はわかってる」

 あやかが諦めたように応える。

「そうだよね、分かってるよねあやかも。なにしてるのか聞いていい?」

「ダメ」

「どうして?」

「ダメだから」

 返答が早い。

「ダメじゃないでしょ」

「ダメ、ぜったいダメだもん」

「そうかな? 普通だと思うけどな」

「普通なわけないじゃん。何言ってんのバカじゃないの」

 小声だが、少し怒ってる感じだ。やり過ぎたかもしれない。

「じゃあ、僕が教えてあげるよ」

「言わなくていい」

「なんで?」

「なんでも」

「そんな答えある?」

「ある」
 即答するあやか。

「じゃあ言うけど」

「なんで!」

「何を心配してるの」

「みんなにバレるじゃん」

「きみにだけ囁くから大丈夫だよ」

「……やめてぇ」

 なんだか切実な感じだ。でもなぜこんな反応になるんだろう。ちょっと違和感がある。

「あやかも、サキュバスでしょ? そんな恥ずかしがったりする? 淫魔でしょ確か」

「私は違うわよ、『聖天使女学院』っていう名前が可愛いから入学しただけよ」

「へ?」

 正直驚いた。そんな子もいるのか。というか一般入試なんだ。普通に入れるんだ。

「……ほんとに?」

「ほんとよ。本物のサキュバスとか見たことないもん。何言ってんのって感じ」

 今まで思っていたことがひっくり返されたような衝撃を受けた。

「朝と夕方に、精子と同じような成分のミルクが届くんでしょ? それは飲んでないの?」

「飲んでる」

「あ、飲んでるんだ、……味はどう?」

 純粋にどんな感想なのか気になった。

「初めは苦いんだけど、口の中に入るとしょっぱい感じで、ちょっと甘みもある何かへんな味」

「……無理に飲まなくていいんじゃない?」

「そうだけど、なんかもったいないじゃん。栄養価が高いって言うし」

 栄養価。そうなのか。でも人工精液ってことを考えると、健康食品と同じなのかもしれない。

「粘り気とかってどうなの? どろどろ?」

「クリーミーな感じって言うか、ミルクシェイク飲んでる感じ。とろーんってなる」

「飲みにくそうだね」

「そんなことないよ、けっこう楽しみにしてる。美味しいってわけじゃないんだけど、なんかクセになるっていうか」

 別にサキュバスでなくても飲めるものなんだと思った。

 でもそうなると、サキュバスとそうじゃない子って、どうやって見分けるんだろう。

「あやかって普通の家庭の子なの?」

「みんな普通の家庭よ。初めに聞いた時は、サキュバスって、そういう感じの症状か何かだと思ってた。でも先生が言うには、本当なのよね。えっちな子が多いのは知ってる」

「そう、なんだ」

 自覚がない子がいると院長から聞いている。でも一般入試で入ってるって言ってるし、何となくあやかはサキュバスじゃないような気もする。委員長になるくらいだから、やっぱり真面目なんだろうな。

「腰、振らないの? 振っていいよ」

「あ、うん、急に変なこと聞いてごめんね」

 再びモノをひざ裏に擦り始める。なんだか急に罪悪感が湧いてきた。良かったのだろうか。

「べつにいいよ、でも、みんなに言わないでね」

「何を?」

「私とえっちなことしてるって」

「ん? してないじゃん」
 とぼけて見せる。

「え? 何言ってんの? 私の足でこんなに大きくしてるのに」

「あやかが誤解してるだけだって」

「コレが誤解だって言うの? えいっ えいっ」

 えいっ という小さい掛け声と共に足を動かして僕のモノに刺激を与えるあやか。

 ダメだ、気持ちいい。もし、ほんとにサキュバスじゃないとしたら、どういう気持ちでしているのか気になる。

「あぁ、太もも、凄い、良い感じだよ。もっと強くても良いかも」

「そんなこと言っていいのかな? 潰しちゃうよー、えいっ どーだ、私の足わ」

 あやかが思いっきり挟んで今度はぐりぐりと押さえてくる。

 かなりの刺激だ。もし体操着をきていなかったら果てていたかもしれない。

「すごい、あやか、圧迫感が良い」

「ほら、これでも、私たちがえっちなことしてないって言うの?」

「……これは、足の柔軟体操だよ」

「柔軟体操!?どこが!?」

 あやかが非難するように言う。

「そうそう、自分一人では、しっかり足先まで柔軟出来ないからね。こうやってサポートしてるんだよ。周りを見てみてよ」

 あやかは素直に周囲を見渡す。

 みんな同じような体勢で腰を持って足の柔軟をしている。思った以上にこちらに注目している子はいなかった。

 ちょっと気にしている様子なのは、よもぎと、ゆかくらいだった。アカリも見つけたが、柔軟体操に夢中なのか、こっちは見ていないようだった。

「ね、気付いてないでしょ」

 僕は眼鏡越しのあやかの目を見つめる。

 綺麗な目だ。意志が強く、主張がハッキリしている、そんな印象だ。

 スッと通った鼻筋に、わずかに開いた柔らかそうな唇。

 僕はその、みずみずしい唇を見つめると何かが耐えきれなくなり、吸い寄せられるようにキスをした。

「んん?」

 あやかは身体をよじる。正面を向くあやか。足が移動し、体勢が変わる。僕のテントは彼女の股間のハーフパンツの下へ突っ込まれる。あやかの両肩を持ち、股に僕のモノを布地越しに押し付けながら、口の中へ舌を侵入させる。

『くちゅくちゅ、レロレロ、ちゅぱちゅぱ、くちゅくちゅくちゅ、ちゅぱちゅぱちゅぱ』

 舌で口の中を味わう。音を立てて舌を吸いながら、腰をあやかの大事なところに押し付けた。

「んっ」

 押し付けた時に彼女の声が漏れる。あやかは左右に開かれた両足のひざを立てた。

 あやかの口の中はサウナにでも入っているかのように熱い。

「はふぅっ」とあやかが口から吐息と鼻息を僕に吹きかける。

 驚きの表情と上気した真っ赤な顔。鼻息が荒く、興奮するあやか。

 あやかの舌に思い切り僕の舌を絡ませる。舌が触れ合う感触が気持ちいい。

 軟体動物のように動き回るあやかの舌を捕まえ、彼女の唾液を吸った。

 小刻みに震える彼女。逃げようとするあやかの頭を押さえ、さらに奥まで舌を絡ませた。

「あんっ……だめ、あっ」

 あやかの力が全身から抜ける。

 緊張が解け、脱力し、すべてを受け入れる彼女。

 あやかの舌が積極的に僕の口の中へ入ってくる。彼女の舌を吸い、唾液を飲む。

 しばらく腰をぐりぐりと動かしながら、キスに集中した。特に味があるというわけでもないのに、彼女の舌の感触と唾液と、熱い吐息で興奮は最高潮だった。

 あやかの口の中をむさぼっていると、あやかが喘ぎ始める。

「あっ、んっ……、うんっ、……はぁう、んう」

 力なく首をイヤイヤと振るが、あやかの頭を左手で押さえ、強引に口内を舌で思いっきり蹂躙した。

 全身を震わせ、腰を浮かせるあやか。僕のモノに熱い股間を強く密着させる彼女。

 僕は右手で彼女の左手首を掴む。

 力なく開いたあやかの手の平は、ビショビショに汗ばんで熱くなっている。

 彼女の、細くもないが太くもない指。女の子では標準的なサイズ感の、ぷにぷにした手の平の感触を右手に感じながら、徐々に手の平を合わせ、指と指を絡ませる。彼女の指も絡ませた指に応じて強く握られる。

 あやかの股間に僕のモノを押し付ける。あやかの股間は熱くなっている。ズボンを脱ぎたいが、ここで脱ぐわけにはいかない。

 仕方ないので、ひたすらぐりぐりと彼女の股間を布越しに犯した。柔らかい肉感が心地よく、体操着越しに体温を感じる。

 あやかの柔らかくて熱い舌から口を離すと、だらしなく口を開いて僕の目を見つめる彼女の顔があった。

 可愛い。インテリっぽい雰囲気のあやかが、顔を上気させ、汗ばんで息を荒げている姿はとてもなまめかしく感じる。

「ハァ……、ハァ……」と彼女の生暖かい吐息が僕の顔に掛かり、さらに興奮したが、ここで気が付いた。

 周囲が静かになっている。

 視線を上げると、周辺の女子達が僕らをガン見していた。

 さすがにあからさま過ぎた。

「ば、ばかぁ……」
 あやかが、力なく呟く。

 完全に僕が欲情してあやかを襲っているという構図になっている。しかも授業中に。

 そんなつもりはなかったのだが、そうなってしまっているのでどうしようもない。


 よもぎが僕の方へ向かってボソッと言った。

「やっぱ変態じゃんセイシ」


 さすがに否定できないと思った。



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