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外伝)娘が貴方を追いかけて
2.池での出会い
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母から「忘れないで」と書かれた物をそろえ「入口」の神社に向かう。
基本的に家の防災グッズと同じだったので寝袋とお菓子を買い足した。
ホント変なの。
登山でもするのかな?
スニーカーにジーパン、Tシャツにしておいたけど、良かったのかなぁ?
神社は背の高い木が生い茂り、石畳は所々コケむしている。
キョロキョロと辺りを見回しながら歩く。
鳥の鳴き声しかしない。。。
本当にここ?
地図は確かにこの先の鳥居と示してある。
なんでこんな人通りのない所なの?
怖くなってきて急ぎ足で鳥居まで進む。
かけっこのゴールのように、
「ああっ、やっと着いた!」
と勢いよく鳥居をくぐる。
すると、突然、真っ暗になり自分の方向感覚がおかしくなる。
前に進んでいるのか右なのか左なのかわからない。
キャー!
何?何?
何なの?
暗くて怖くてどちらに進んでいいか解らず、思わずその場でジャンプしてみた。
すると突然、明るくなり風を感じる。
ドボン!
水しぶきが跳ねる。池に落ちたのだ。
服を着ているので上手く泳げない。
「深い、、、誰か、助けて、、、」
「なんだ?何事だ!」
鴨に餌をやっていたワミサンの目の前に女の子が空から降って来た。
上着と靴を脱ぎ飛び込む。
「もう大丈夫だ。」
「ゴホッゴホッ、ハァーハァー、酷い目にあったわ。」
「ウワァ~!」
彼が叫び、慌てて後ろを向く。
一体、どうしたんだろう?と首を傾げる。
Tシャツが濡れて透けて身体に張り付いていたのだ。
すると彼はあっちの方向を向いたまま上着を手渡した。
「ありがとう。ちよっと向こう向いたままでいてね。着替えるから。」
「!!!(ここで?着替える?)」
彼は、ドキドキして目を腕で覆った。
「ありがとう。命の恩人ね。
それで、、ここはどこ?」
「王都の隣のナカトヨ街でガダール寺院の池だ。」
「へっ?ガダール寺院?」
「大丈夫かい?
空から突然現れたように見えたけど、そんなことないよな。
いったい何処から来たのさ?」
「日本」
「日本?聞いた事ないなぁ」
「連れは何処だ?」
私は一人旅だと言い、カバンから地図を出す。
防水のカバンだったので中は大丈夫だった。
「ふーん。イビキ池?で、こっちは王都か。」
「護衛はもう雇ったのか?」
「護衛なんていないわ。危険って?食料と水ならもってきてるわ。」
「ハァー、とんだお嬢様だな。街から一歩出れば盗賊に獣、魔物もいる。そんな事もしらないのか?」
「魔物?何それ?」
「魔物も知らない?!頭いて。
家出じゃないだろうな。
家まで送ってやるから帰りなさい。」
「家出じゃないわ。ほら見て!
ちゃんと来ていいよって家までの地図もあるでしょう?絶対に会いに行かないと行けないの。人生最大のピンチなの」
ワミサンは、あっ~と言いながらオデコに手を当て悩んでいる。
ヴーンと唸ると諦めたように言った。
「私はワミサンだ。明後日、王都へ旅立つんだ。剣が使えるから護衛代わりになるよ。一緒に行くかい?」
「信用できるの?」
私は胡散臭くない?って目で撫ぜるように見た。
「おいおい、さっき助けたばかりだろ?」
「そーだった!じゃーお願いします!あっ、でもお金が足りるかな?」
ワミサンは、大きくため息を吐いた。
「仕方ない。面倒みるよ。一緒にきて。泊まる所を紹介しよう。」
ラッキーな事にワミサンと同じ寺院の一室に無料で泊めてもらえた。
「じゃー明後日の朝食後に出発な。
あんた、名前は?」
「サエよ。よろしくね!」
勢いで家を出たけど、、
私、変テコな事になってるよね?
町の様子も日本と違うし、さっきのワミサンも髪の色が赤くて目も赤くなかった?
お母さんの指示通り動いたのに、、
変てこな事になってるよね?
何としてもお母さんに会わないと!
会えば解決するはず。
お母さん、早く会いたいよー。
基本的に家の防災グッズと同じだったので寝袋とお菓子を買い足した。
ホント変なの。
登山でもするのかな?
スニーカーにジーパン、Tシャツにしておいたけど、良かったのかなぁ?
神社は背の高い木が生い茂り、石畳は所々コケむしている。
キョロキョロと辺りを見回しながら歩く。
鳥の鳴き声しかしない。。。
本当にここ?
地図は確かにこの先の鳥居と示してある。
なんでこんな人通りのない所なの?
怖くなってきて急ぎ足で鳥居まで進む。
かけっこのゴールのように、
「ああっ、やっと着いた!」
と勢いよく鳥居をくぐる。
すると、突然、真っ暗になり自分の方向感覚がおかしくなる。
前に進んでいるのか右なのか左なのかわからない。
キャー!
何?何?
何なの?
暗くて怖くてどちらに進んでいいか解らず、思わずその場でジャンプしてみた。
すると突然、明るくなり風を感じる。
ドボン!
水しぶきが跳ねる。池に落ちたのだ。
服を着ているので上手く泳げない。
「深い、、、誰か、助けて、、、」
「なんだ?何事だ!」
鴨に餌をやっていたワミサンの目の前に女の子が空から降って来た。
上着と靴を脱ぎ飛び込む。
「もう大丈夫だ。」
「ゴホッゴホッ、ハァーハァー、酷い目にあったわ。」
「ウワァ~!」
彼が叫び、慌てて後ろを向く。
一体、どうしたんだろう?と首を傾げる。
Tシャツが濡れて透けて身体に張り付いていたのだ。
すると彼はあっちの方向を向いたまま上着を手渡した。
「ありがとう。ちよっと向こう向いたままでいてね。着替えるから。」
「!!!(ここで?着替える?)」
彼は、ドキドキして目を腕で覆った。
「ありがとう。命の恩人ね。
それで、、ここはどこ?」
「王都の隣のナカトヨ街でガダール寺院の池だ。」
「へっ?ガダール寺院?」
「大丈夫かい?
空から突然現れたように見えたけど、そんなことないよな。
いったい何処から来たのさ?」
「日本」
「日本?聞いた事ないなぁ」
「連れは何処だ?」
私は一人旅だと言い、カバンから地図を出す。
防水のカバンだったので中は大丈夫だった。
「ふーん。イビキ池?で、こっちは王都か。」
「護衛はもう雇ったのか?」
「護衛なんていないわ。危険って?食料と水ならもってきてるわ。」
「ハァー、とんだお嬢様だな。街から一歩出れば盗賊に獣、魔物もいる。そんな事もしらないのか?」
「魔物?何それ?」
「魔物も知らない?!頭いて。
家出じゃないだろうな。
家まで送ってやるから帰りなさい。」
「家出じゃないわ。ほら見て!
ちゃんと来ていいよって家までの地図もあるでしょう?絶対に会いに行かないと行けないの。人生最大のピンチなの」
ワミサンは、あっ~と言いながらオデコに手を当て悩んでいる。
ヴーンと唸ると諦めたように言った。
「私はワミサンだ。明後日、王都へ旅立つんだ。剣が使えるから護衛代わりになるよ。一緒に行くかい?」
「信用できるの?」
私は胡散臭くない?って目で撫ぜるように見た。
「おいおい、さっき助けたばかりだろ?」
「そーだった!じゃーお願いします!あっ、でもお金が足りるかな?」
ワミサンは、大きくため息を吐いた。
「仕方ない。面倒みるよ。一緒にきて。泊まる所を紹介しよう。」
ラッキーな事にワミサンと同じ寺院の一室に無料で泊めてもらえた。
「じゃー明後日の朝食後に出発な。
あんた、名前は?」
「サエよ。よろしくね!」
勢いで家を出たけど、、
私、変テコな事になってるよね?
町の様子も日本と違うし、さっきのワミサンも髪の色が赤くて目も赤くなかった?
お母さんの指示通り動いたのに、、
変てこな事になってるよね?
何としてもお母さんに会わないと!
会えば解決するはず。
お母さん、早く会いたいよー。
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