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【恋の自覚なんてしたくない】
閑話3.※ガヴァム王国にて
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※このお話はリクエストのあったカリン王子のその後のお話なので、興味のない方はブラウザバックしてください。
ちょっと弟君がヤンデレかもしれませんので苦手な方もバックで。
宜しくお願いしますm(_ _)m
****************
「兄上が帰った?」
ブルーグレイ王国への使節団に同行し一か月滞在予定だったはずの兄が急遽問題を起こして帰ってきたと聞き、驚いてしまった。
いつもこちらを馬鹿にしてばかりのあの兄が問題を起こすだなんてちょっと考えられないことだ。
何故ならあの人は外面だけは物凄くよかったから────。
だからこそ不思議だった。
一体何をやらかしたのかと……。
けれど兄を連れて帰ってきた者は酷く口が堅く、こちらの探りにも全く口を割ってはくれない。
事情を知るであろう父もだんまりだ。
兎に角ブルーグレイ王国には逆らうなの一点張り。
そして何故か王太子に指名するとまで言われてしまった。
嬉しくはあったが、これまではあの完璧な兄が王太子だったというのにどういうことなのだろう?
兄に何があったのか?
そう言えば帰ってきてから一度も姿を見てはいない。
食事は部屋で食べているようだが、世話をする者達も揃って口を固く閉ざしているのでその様子を探ることさえできなかった。
そんなある日のこと…。
「あ…あぁっ…あぁんっ……」
庭園を歩いているとどこからかか細い声が聞こえてきて、ふと見上げると兄の部屋の窓が開いていた。
(あそこから聞こえているのか?)
キョロキョロと周囲を見渡すが他に人の姿はない。
だからこれ幸いと窓の近くの木に足をかけ、興味本位で登ってみると……。
「あっあっ…やぁあっ……気持ちいい…足りない…もっと欲しいぃ……」
うつろな目をした兄がベッドの上であられもない格好を晒しながら大人のおもちゃで遊んでいた。
「あ…兄上?」
そんな兄に恐る恐る声をかけるが、兄は俺が誰だか認識できないのか、ひたすら玩具で自慰を繰り返している。
暫くそんな姿を呆然と眺めていたのだが、コンコンという軽いノックの音が聞こえてきたので咄嗟にカーテンの後ろへと身を隠した。
「カリン王子。今日もご機嫌ですね。そろそろお注射のお時間ですよ?今日は何本欲しいですか?」
「あっあっ!太くて長いの、いっぱい、いっぱい欲しいっ!」
入ってきた男の言葉に喜色の眼差しを向け、そんな風にねだり始める姿にゾワッとする。
もしかしてという思いが込み上げて、バクバクと心臓が弾んだ。
そこからは最初の男がひき込んだらしい男達が次々とやってきては兄を犯し始め、兄は嬉しそうにその男根を受け入れ嬌声を上げ続けた。
卑猥な言葉でこれでもかと狂乱に耽る姿はこれまで見てきた兄の姿からは程遠く、最早王太子としては立てないのだと、誰に言われずとも察することができた。
けれど────男達に組み敷かれしどけなく色香を巻き散らすその姿に興奮してしまう自分が止められなくて、男達が全員満足して部屋を去った後、愚かにも俺は兄を抱いてしまった。
男達に何度も犯され白濁に塗れたその姿はどこまでも淫靡でたまらなくそそられて、つい自分もと思ってしまったのだ。
「はぁあぁああっ!いいっいいっ!」
「ははっ…兄上。大嫌いな弟に犯されてもこんなに感じるんですね」
「あぁんっ!はぁっん!」
「可愛い兄上をこんなにしたのは誰なんでしょうね?」
「んぁっ!は…ぁあんっ!いいっ!気持ちいいっ!」
「ほら、締めて。そう。上手ですよ」
「んっんっ、ご褒美っご褒美ちょうだいっ!」
「ご褒美?」
「はぁっ!キス、キスしてっ!乳首弄ってぇっ!」
その言葉にそう言えば男達は上の口と下の口しか使ってなかったなと思い出す。
しかも上の口は強制フェラオンリーだった。
だからそっとその口を優しく塞いでやり、乳首を思い切り虐めてやったのだが……。
「あぁああぁああ────っ!ご主人様────っ!」
兄は至福の蕩ける顔でそう叫ぶとビクビクと痙攣しながら気絶してしまった。
どうやらそんな風に調教されていたらしい。
正直兄にご主人様と呼ばれて、背に快感が駆け抜け、気づけば思い切り中に放ってしまっていた。
それくらい衝撃的だったのだ。
「はぁ…はぁ…兄上。なんて可愛いんでしょうね」
ビクンビクンと身を震わせて白目をむきながら至福の笑みで気絶する兄。
こんなにも可愛く調教されてしまった兄を他の男達の前に放置しておくのは勿体ない。
「兄上…これからは俺が貴方のご主人様になりますからね?」
毎日可愛がってあげますよと嗤い、俺はそのまま手早く衣服を整えると兄の部屋を出た。
目指すは父の元────。
『ねえ父上。あの、精液に塗れた可愛い兄上を…俺が貰っていいですか?』
慰み者にしたいんです。そう言ってやったらどんな顔をするだろうか?
絶望の表情で俺を見ながら「好きにしろ」とその口で言わせたかった。
これまでずっと兄を褒めそやし、俺をスペアとしか思ってこなかったあの男に。
これからは毎日俺の手で壊れた兄を可愛がり、父の罪悪感を刺激しながら日々を過ごしてやろう。
それが────それこそが、俺のこれまでの仕打ちに対する復讐なのだから…。
ちょっと弟君がヤンデレかもしれませんので苦手な方もバックで。
宜しくお願いしますm(_ _)m
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「兄上が帰った?」
ブルーグレイ王国への使節団に同行し一か月滞在予定だったはずの兄が急遽問題を起こして帰ってきたと聞き、驚いてしまった。
いつもこちらを馬鹿にしてばかりのあの兄が問題を起こすだなんてちょっと考えられないことだ。
何故ならあの人は外面だけは物凄くよかったから────。
だからこそ不思議だった。
一体何をやらかしたのかと……。
けれど兄を連れて帰ってきた者は酷く口が堅く、こちらの探りにも全く口を割ってはくれない。
事情を知るであろう父もだんまりだ。
兎に角ブルーグレイ王国には逆らうなの一点張り。
そして何故か王太子に指名するとまで言われてしまった。
嬉しくはあったが、これまではあの完璧な兄が王太子だったというのにどういうことなのだろう?
兄に何があったのか?
そう言えば帰ってきてから一度も姿を見てはいない。
食事は部屋で食べているようだが、世話をする者達も揃って口を固く閉ざしているのでその様子を探ることさえできなかった。
そんなある日のこと…。
「あ…あぁっ…あぁんっ……」
庭園を歩いているとどこからかか細い声が聞こえてきて、ふと見上げると兄の部屋の窓が開いていた。
(あそこから聞こえているのか?)
キョロキョロと周囲を見渡すが他に人の姿はない。
だからこれ幸いと窓の近くの木に足をかけ、興味本位で登ってみると……。
「あっあっ…やぁあっ……気持ちいい…足りない…もっと欲しいぃ……」
うつろな目をした兄がベッドの上であられもない格好を晒しながら大人のおもちゃで遊んでいた。
「あ…兄上?」
そんな兄に恐る恐る声をかけるが、兄は俺が誰だか認識できないのか、ひたすら玩具で自慰を繰り返している。
暫くそんな姿を呆然と眺めていたのだが、コンコンという軽いノックの音が聞こえてきたので咄嗟にカーテンの後ろへと身を隠した。
「カリン王子。今日もご機嫌ですね。そろそろお注射のお時間ですよ?今日は何本欲しいですか?」
「あっあっ!太くて長いの、いっぱい、いっぱい欲しいっ!」
入ってきた男の言葉に喜色の眼差しを向け、そんな風にねだり始める姿にゾワッとする。
もしかしてという思いが込み上げて、バクバクと心臓が弾んだ。
そこからは最初の男がひき込んだらしい男達が次々とやってきては兄を犯し始め、兄は嬉しそうにその男根を受け入れ嬌声を上げ続けた。
卑猥な言葉でこれでもかと狂乱に耽る姿はこれまで見てきた兄の姿からは程遠く、最早王太子としては立てないのだと、誰に言われずとも察することができた。
けれど────男達に組み敷かれしどけなく色香を巻き散らすその姿に興奮してしまう自分が止められなくて、男達が全員満足して部屋を去った後、愚かにも俺は兄を抱いてしまった。
男達に何度も犯され白濁に塗れたその姿はどこまでも淫靡でたまらなくそそられて、つい自分もと思ってしまったのだ。
「はぁあぁああっ!いいっいいっ!」
「ははっ…兄上。大嫌いな弟に犯されてもこんなに感じるんですね」
「あぁんっ!はぁっん!」
「可愛い兄上をこんなにしたのは誰なんでしょうね?」
「んぁっ!は…ぁあんっ!いいっ!気持ちいいっ!」
「ほら、締めて。そう。上手ですよ」
「んっんっ、ご褒美っご褒美ちょうだいっ!」
「ご褒美?」
「はぁっ!キス、キスしてっ!乳首弄ってぇっ!」
その言葉にそう言えば男達は上の口と下の口しか使ってなかったなと思い出す。
しかも上の口は強制フェラオンリーだった。
だからそっとその口を優しく塞いでやり、乳首を思い切り虐めてやったのだが……。
「あぁああぁああ────っ!ご主人様────っ!」
兄は至福の蕩ける顔でそう叫ぶとビクビクと痙攣しながら気絶してしまった。
どうやらそんな風に調教されていたらしい。
正直兄にご主人様と呼ばれて、背に快感が駆け抜け、気づけば思い切り中に放ってしまっていた。
それくらい衝撃的だったのだ。
「はぁ…はぁ…兄上。なんて可愛いんでしょうね」
ビクンビクンと身を震わせて白目をむきながら至福の笑みで気絶する兄。
こんなにも可愛く調教されてしまった兄を他の男達の前に放置しておくのは勿体ない。
「兄上…これからは俺が貴方のご主人様になりますからね?」
毎日可愛がってあげますよと嗤い、俺はそのまま手早く衣服を整えると兄の部屋を出た。
目指すは父の元────。
『ねえ父上。あの、精液に塗れた可愛い兄上を…俺が貰っていいですか?』
慰み者にしたいんです。そう言ってやったらどんな顔をするだろうか?
絶望の表情で俺を見ながら「好きにしろ」とその口で言わせたかった。
これまでずっと兄を褒めそやし、俺をスペアとしか思ってこなかったあの男に。
これからは毎日俺の手で壊れた兄を可愛がり、父の罪悪感を刺激しながら日々を過ごしてやろう。
それが────それこそが、俺のこれまでの仕打ちに対する復讐なのだから…。
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