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42.何かしてしまったのだろうか?―宰相視点―
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最近やっと山のようにあった仕事の方が落ち着いてきた。
それもこれも各地から来てくれた優秀な者達のお陰だ。
支えてくれる彼等には感謝してもしきれない。
氷が解けて以降あれこれと王宮内はバタバタしていたが、それもひと月も立てば落ち着いてきていた。
幸い今のところ他に大きな問題も発生しておらず、魔物被害の報告なども特に寄せられてはいない。
その為行方不明者の捜索などにも着手することが出来てはいるが、こちらは思うように調査は進んでいなかった。
中でも一番気になる王太子の行方だが、こちらもジフリート主導で積極的に捜索に当たってもらってはいるものの全く何の手掛かりもつかめず徒労に終わっていた。
意気消沈しながら報告をしてくるジフリートには申し訳ないが、王太子の行方は何としてでも把握しておくべき案件だ。
もう少し手勢を掛けてもいいので頑張って指揮を取り探してほしいと頼んでおいた。
これで見つかってくれるといいのだが……。
そうして今日も仕事を終え、定時に立ち上がる。
もうすぐここ最近楽しみにしている夕餉の時刻だ。
実はマナが夕餉を作ってくれるようになってからずっと食事が楽しいと思えるようになってきていた。
毎回真新しい視点で作られた料理が並ぶ食卓は興味深い。
しかも味も素晴らしいので勇者トモもハイジも毎回一緒に食べる始末だ。
ちなみにハイジとの婚約関係は無事に破棄することはでき、今後の話し合いも無事に終わっている。
自領に戻っても構わないとは言ったのだが、自分に対して申し訳ない気持ちが大きいので償いとして暫く護衛として傍に置いてほしいと言われ現在に至る。
彼女なりに反省しての言葉だと思うので、マナ達にも相談してから改めて護衛として傍に置くことになった。
一見護衛に見えないのがいいのではないかとのことで、服装は侍女と同じようなお仕着せを着て貰っている。
それで護衛として自分の傍にいるのも別に構わないし、食事を共にするのも別に構わないとは思う。
けれど最近気になっていることがあった。
それはマナのことだ。
これまで自分に優しくしてくれていたマナが、何故か視線を合わせなくなってきたのだ。
ずっとあの優しい目で自分を真っ直ぐに見てくれていたのに、ここ最近仕事中だけではなく食事中でさえ視線を合わせてくれなくなった。
自分は何かしてしまったのだろうか?
彼にはこれまで感謝の気持ちを真っ直ぐに伝えてきたつもりだし、不誠実なこともしていないはずだ。
多少頼り過ぎていた感はあるが、常に笑顔で接してきたし関係は悪くないはずなのに、ここにきての態度に戸惑いを隠せない。
「イシュカ…最近マナが私を避けているような気がするのだが、気のせいだろうか?」
思わず休憩中にそんな風に傍にいるイシュカに相談してみたこともあったが、その時は気のせいではないですかと返されてしまった。
なので勇者トモにも尋ねてみたものの、返ってきた答えは『宰相が好きすぎて困ってるだけでしょう』というよくわからない返答だった。
こんな時に冗談を言うなんて本当に冷たいと思う。
もう少し真剣に相談に乗ってくれればいいのに……。
ちなみにハイジにも尋ねたが彼女の返答は勇者と大差ないものだった。
そして今日もまた美味しい食事に舌鼓を打ちながらそっとマナの方へと視線を向けるが、マナはあからさまにこちらを避けるようにトモとハイジの方に視線を向けながら会話を楽しんでいた。
気を利かせた二人がこちらに話を振ってくれるので自分も一緒に話はしているのだが、マナはこちらを向いても目を合わせてはくれずどちらかと言えば肩口あたりを見ているような気がしてならない。
そんな態度に妙にモヤモヤしてしまう。
以前のように自然にこちらを見て欲しいと思うのは間違っているだろうか?
あの穏やかな空気に包まれた時間がなくなってしまったことが悲しくて、無性に胸が痛む気がした。
そんな風に日々を送っていたところで、とある魔道士と回廊で行き会った。
(彼は確か勇者一行として同行していた者だな)
確か勇者トモが厳選し旅に同行させた魔道士だったはずだ。
そんな彼が笑顔でこちらに礼を取ってくる。
「宰相。ご機嫌麗しく」
「ああ。もしやこれから勇者様のところへ向かう所か?」
「はい。今日は新しい魔法をお教えする日なので。そう言えばここ最近はたまに賢者様もご一緒されるのですよ」
「そうか」
そうして普通に話していたところまでは良かった。
けれど次いで紡がれた言葉に大きな衝撃を受けることになった。
「正直勇者様と賢者様の熱愛ぶりを鑑みて、どこまでの接触が許されるのかとハラハラしながらお教えしているのです」
少し困ったように苦笑しながら紡がれたその言葉に、後ろから殴られたかのような衝撃を受けたのだ。
(熱…愛…?)
誰と誰が?
勇者と…賢者?
それはつまり勇者トモと賢者マナの二人が恋人同士と言うことを指しているのだろうか?
言葉だけが何故かグルグルと頭の中を意味なく回り、受け入れたくないとでもいうように思考が停止するのを感じた。
あの二人は確かに普段から仲が良いし、同じ異世界人同士話も弾んでいる。
スキンシップも多いし、ふざけ合って笑い合っていることも多い。
けれどそれは友人関係のようなものだと認識していたし、これまでそれを気にしたことは一度もなかった。
けれど─────。
今の言葉を受けてこれまで何故だろうと思っていたことが妙に腑に落ちるような気がした。
仲も良くてスキンシップが多いのは気心が知れるほど二人の距離が近いから。
自分と少し距離を置いたのは勇者に誤解されないため。
こちらに目を向けるよりも勇者と目を合わせるように話すのは二人が付き合っているから。
よく考えると二人は最初から愛称のようなもので呼び合っていたようにも思う。
慣れない異世界で仲良くしているうちに二人がくっついたとしても何らおかしなことはない。
こちらでは基本的に異性同士の結婚が多いが同性での結婚もなくはないし、異世界の常識がこちらと違うことだってあるだろう。
そう考えると全て説明がつくではないか。
正直その後どう魔道士と別れ、どう足を進めたのか記憶にない。
ただショックを受けたようにふらふらと歩いていたような気がする。
何故こんなに自分がショックを受けているのかよくわからなかった。
マナを束縛する権利は自分にはないし、彼は自分の所有物でもなんでもないのに…。
ただただ胸が痛い────。
そこまで考えが辿り着いて、やっと自覚したことがある。
まさか…とは思ったが、どう考えてもそれは恋心というものではないかというものだった。
そしてそれを自覚したところでふと顔を上げると、そこは自分がマナと初めて二人で話した図書室の前で、何となく気持ちを落ち着かせるために中へと足を踏み込んだ。
中に入ると少数ながら人はいたが、そこには変わらぬ静かな空間が広がっていた。
(こっちの方…だったな)
何となくあの時の席を思い出しながらそっとそちらの方へと視線を向けると、そこには今一番頭の中を占める相手の姿があって驚いてしまった。
「マナ?」
思わずその名を口にしてしまったが、ふと見た彼が手にしていた本のタイトルが目に入ったところでドクンと鼓動が跳ねた。
そこにあったのは野営に関する本で……。
(行ってしまうのか…?)
また…以前のように勇者と共に旅に出ようと思っているのだろうか?
自分から離れて…手の届かないところに行こうとしているのだろうか?
自分に向けられるあの優しい声や眼差しも全て勇者のものになってしまうのだろうか?
そんな考えに襲われて胸がキリキリと激しく締めつけられる気がした。
「宰相。どうかしましたか?」
そうして掛けられた声は、自分が望んでいた優しい声音と真っ直ぐに自分へと向けられた笑顔だった。
自分だけの…自分にだけ向けられたそれがどうしようもなく自分を満たしていく。
その姿を見て唐突に誰にも取られたくないという衝動に襲われて────気づけば腕の中にマナを閉じ込めている自分がいた。
それもこれも各地から来てくれた優秀な者達のお陰だ。
支えてくれる彼等には感謝してもしきれない。
氷が解けて以降あれこれと王宮内はバタバタしていたが、それもひと月も立てば落ち着いてきていた。
幸い今のところ他に大きな問題も発生しておらず、魔物被害の報告なども特に寄せられてはいない。
その為行方不明者の捜索などにも着手することが出来てはいるが、こちらは思うように調査は進んでいなかった。
中でも一番気になる王太子の行方だが、こちらもジフリート主導で積極的に捜索に当たってもらってはいるものの全く何の手掛かりもつかめず徒労に終わっていた。
意気消沈しながら報告をしてくるジフリートには申し訳ないが、王太子の行方は何としてでも把握しておくべき案件だ。
もう少し手勢を掛けてもいいので頑張って指揮を取り探してほしいと頼んでおいた。
これで見つかってくれるといいのだが……。
そうして今日も仕事を終え、定時に立ち上がる。
もうすぐここ最近楽しみにしている夕餉の時刻だ。
実はマナが夕餉を作ってくれるようになってからずっと食事が楽しいと思えるようになってきていた。
毎回真新しい視点で作られた料理が並ぶ食卓は興味深い。
しかも味も素晴らしいので勇者トモもハイジも毎回一緒に食べる始末だ。
ちなみにハイジとの婚約関係は無事に破棄することはでき、今後の話し合いも無事に終わっている。
自領に戻っても構わないとは言ったのだが、自分に対して申し訳ない気持ちが大きいので償いとして暫く護衛として傍に置いてほしいと言われ現在に至る。
彼女なりに反省しての言葉だと思うので、マナ達にも相談してから改めて護衛として傍に置くことになった。
一見護衛に見えないのがいいのではないかとのことで、服装は侍女と同じようなお仕着せを着て貰っている。
それで護衛として自分の傍にいるのも別に構わないし、食事を共にするのも別に構わないとは思う。
けれど最近気になっていることがあった。
それはマナのことだ。
これまで自分に優しくしてくれていたマナが、何故か視線を合わせなくなってきたのだ。
ずっとあの優しい目で自分を真っ直ぐに見てくれていたのに、ここ最近仕事中だけではなく食事中でさえ視線を合わせてくれなくなった。
自分は何かしてしまったのだろうか?
彼にはこれまで感謝の気持ちを真っ直ぐに伝えてきたつもりだし、不誠実なこともしていないはずだ。
多少頼り過ぎていた感はあるが、常に笑顔で接してきたし関係は悪くないはずなのに、ここにきての態度に戸惑いを隠せない。
「イシュカ…最近マナが私を避けているような気がするのだが、気のせいだろうか?」
思わず休憩中にそんな風に傍にいるイシュカに相談してみたこともあったが、その時は気のせいではないですかと返されてしまった。
なので勇者トモにも尋ねてみたものの、返ってきた答えは『宰相が好きすぎて困ってるだけでしょう』というよくわからない返答だった。
こんな時に冗談を言うなんて本当に冷たいと思う。
もう少し真剣に相談に乗ってくれればいいのに……。
ちなみにハイジにも尋ねたが彼女の返答は勇者と大差ないものだった。
そして今日もまた美味しい食事に舌鼓を打ちながらそっとマナの方へと視線を向けるが、マナはあからさまにこちらを避けるようにトモとハイジの方に視線を向けながら会話を楽しんでいた。
気を利かせた二人がこちらに話を振ってくれるので自分も一緒に話はしているのだが、マナはこちらを向いても目を合わせてはくれずどちらかと言えば肩口あたりを見ているような気がしてならない。
そんな態度に妙にモヤモヤしてしまう。
以前のように自然にこちらを見て欲しいと思うのは間違っているだろうか?
あの穏やかな空気に包まれた時間がなくなってしまったことが悲しくて、無性に胸が痛む気がした。
そんな風に日々を送っていたところで、とある魔道士と回廊で行き会った。
(彼は確か勇者一行として同行していた者だな)
確か勇者トモが厳選し旅に同行させた魔道士だったはずだ。
そんな彼が笑顔でこちらに礼を取ってくる。
「宰相。ご機嫌麗しく」
「ああ。もしやこれから勇者様のところへ向かう所か?」
「はい。今日は新しい魔法をお教えする日なので。そう言えばここ最近はたまに賢者様もご一緒されるのですよ」
「そうか」
そうして普通に話していたところまでは良かった。
けれど次いで紡がれた言葉に大きな衝撃を受けることになった。
「正直勇者様と賢者様の熱愛ぶりを鑑みて、どこまでの接触が許されるのかとハラハラしながらお教えしているのです」
少し困ったように苦笑しながら紡がれたその言葉に、後ろから殴られたかのような衝撃を受けたのだ。
(熱…愛…?)
誰と誰が?
勇者と…賢者?
それはつまり勇者トモと賢者マナの二人が恋人同士と言うことを指しているのだろうか?
言葉だけが何故かグルグルと頭の中を意味なく回り、受け入れたくないとでもいうように思考が停止するのを感じた。
あの二人は確かに普段から仲が良いし、同じ異世界人同士話も弾んでいる。
スキンシップも多いし、ふざけ合って笑い合っていることも多い。
けれどそれは友人関係のようなものだと認識していたし、これまでそれを気にしたことは一度もなかった。
けれど─────。
今の言葉を受けてこれまで何故だろうと思っていたことが妙に腑に落ちるような気がした。
仲も良くてスキンシップが多いのは気心が知れるほど二人の距離が近いから。
自分と少し距離を置いたのは勇者に誤解されないため。
こちらに目を向けるよりも勇者と目を合わせるように話すのは二人が付き合っているから。
よく考えると二人は最初から愛称のようなもので呼び合っていたようにも思う。
慣れない異世界で仲良くしているうちに二人がくっついたとしても何らおかしなことはない。
こちらでは基本的に異性同士の結婚が多いが同性での結婚もなくはないし、異世界の常識がこちらと違うことだってあるだろう。
そう考えると全て説明がつくではないか。
正直その後どう魔道士と別れ、どう足を進めたのか記憶にない。
ただショックを受けたようにふらふらと歩いていたような気がする。
何故こんなに自分がショックを受けているのかよくわからなかった。
マナを束縛する権利は自分にはないし、彼は自分の所有物でもなんでもないのに…。
ただただ胸が痛い────。
そこまで考えが辿り着いて、やっと自覚したことがある。
まさか…とは思ったが、どう考えてもそれは恋心というものではないかというものだった。
そしてそれを自覚したところでふと顔を上げると、そこは自分がマナと初めて二人で話した図書室の前で、何となく気持ちを落ち着かせるために中へと足を踏み込んだ。
中に入ると少数ながら人はいたが、そこには変わらぬ静かな空間が広がっていた。
(こっちの方…だったな)
何となくあの時の席を思い出しながらそっとそちらの方へと視線を向けると、そこには今一番頭の中を占める相手の姿があって驚いてしまった。
「マナ?」
思わずその名を口にしてしまったが、ふと見た彼が手にしていた本のタイトルが目に入ったところでドクンと鼓動が跳ねた。
そこにあったのは野営に関する本で……。
(行ってしまうのか…?)
また…以前のように勇者と共に旅に出ようと思っているのだろうか?
自分から離れて…手の届かないところに行こうとしているのだろうか?
自分に向けられるあの優しい声や眼差しも全て勇者のものになってしまうのだろうか?
そんな考えに襲われて胸がキリキリと激しく締めつけられる気がした。
「宰相。どうかしましたか?」
そうして掛けられた声は、自分が望んでいた優しい声音と真っ直ぐに自分へと向けられた笑顔だった。
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