黒衣の魔道士

オレンジペコ

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第二部番外編 シュバルツ×ロイドの恋模様

9.※切欠(後編)

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「シュバルツ殿。今日はそちらにクレイが行っているはずですが、もしかして何かやらかしましたか?」

第一声がこれなので、きっとまたうっかり何かやったとでも思ったのだろう。
どうやら相変わらずのようだ。

「今日はロックウェルに聞きたいことがあって……」

そうして黒魔道士の行動について話してみたのだが、ロックウェルは包み隠さず心境を語ってくれた。

「黒魔道士の行動は白魔道士の自分達からは全く想定外の物が多いですよ」

どうやら散々クレイも腹立たしいことをやらかしてきたらしい。
全部に付き合っていたら軟禁してやろうかと思うほどに不満が溜まるのだとか。
ロックウェルのドSな行動もどうやらその辺りが原因のようだった。

「まあシュバルツ殿がドSになったら面白いですが、あのロイド相手なら難しいかもしれないので忠告だけはしておきます。自分のペースを崩さず、相手に乗せられないこと。ただそれだけです」

「……自分のペースを崩さない…か」

なるほど。確かに一理あるかもしれない。

「どうせロイドは貴方に随分入れ込んでいるんだし、もっと攻めて強気に出ればいいんですよ。私としてはさっさと落としてこちらに目が向かないくらいに翻弄していただきたいんですが?」
「は?」

ぼんやりどうやってロイドを躱そうかと考えていると、ロックウェルが突然そんなことを言いだしたので思わず聞き間違いかと間抜けな声を上げてしまった。
ロイドを落とすなんて至難の業なのに、もっと強気で攻めろとはこれ如何に?
けれどその真偽を尋ねる前に、後ろからギュッと包み込まれ耳元に囁きを落とされてしまう。

「シュバルツ?目を離した隙にドSなこいつに何を吹き込まれているんだ?」
「え?」
「ロックウェルも……私とシュバルツの遊びに口出しはしないでもらいたいものだな」

そうして挑発するかのようにロックウェルへと笑ったロイドの目がやけに怖い。
どうやら少し怒っているようだ。
しかもそんなロイドを止めるでもなく、背後からクレイが援護する。

「ロックウェル…。黒魔道士の遊びの邪魔をするな。無粋だぞ?」

(無粋?無粋って言った?!)

こちらは遊びではなく真剣なのに酷いと口を開こうとしたのに、ロイドの方が一足先に口を開いてしまう。

「さすがクレイだな。どこかの白魔道士とは大違いだ。黒魔道士の真剣な遊びに水を差すなんて最悪以外の何物でもない」

どうやら先程のロックウェルの言葉は黒魔道士の逆鱗に触れてしまったらしい。
一体どの部分がNGだったのだろうか?

「……私は白魔道士だからな。黒魔道士の理屈など知った事ではない。気を遣うことがあるとしたらクレイにくらいだ」

お前になんか気を遣いたくもないと言い切ったロックウェルに本当にぶれない奴だなと思いながらそっとロイドを見遣ると、ロイドの方はまあ当然だなと言わんばかりに嫣然と微笑んでいた。
そんな表情にまで思わず見惚れてしまう。
どうしてロイドはこんなに色んな顔で自分を魅了してくるのだろう?
そう思ってぼんやり見ていたら、突然の暴挙に出た。

自分を抱きしめながらもクレイの方へと手を伸ばし、グイッと引き寄せたかと思ったらそのまま激しく濃厚な口づけを交わしたのだ。
それにはロックウェルもガタッと椅子から立ちあがる始末。

「ん…はぁ…面倒臭いな。ロックウェル。今日のことはお前が悪いんだから怒るなよ?」

そうしてクレイはいったん身を離すとそのまま瞳の封印を解いて久方ぶりにロイドと魔力交流をし始めた。
それに対してロイドは実に満足げだ。

「はぁ…クレイ。やっぱりお前の魔力は最高だな。久しぶりだと本当に酔いそうだ」

そうして気付けばクレイの腕の中におさまって、うっとりしながらクレイに酔っているロイドがいた。

(むかつく!!)

恋人の目の前でこんなことをするなんて酷過ぎる。
こんな姿を見ると、やっぱりロイドの好きな相手と言うのはクレイなのではないかと思えてくるのだが、違うのだろうか?

「はぁ…。これで午後の魔法開発も快適だな」
「そうだな。さっきのスペルで調整していくつか試行してみよう。俺的には一つ目より三つ目の方が可能性が高いと思うんだが……」

そうしてまたあっという間に二人の妖しい空気は霧散し、開発の話へと話が変わる。
さっきと言い今と言い、本当にわからない二人だ。
自分としては幻影魔法の先でふるふると怒りに震えているロックウェルに目を向けてやってほしいのだが────。

「ロ…ロックウェル?一先ずクレイも悪気はないようだから……」

どうして自分が大嫌いなクレイのフォローまでしてやらねばならないのか…。

「……シュバルツ殿?こういうことがしょっちゅうあるので、自分らしく毅然とした態度をお忘れなく」

そう言ったロックウェルの笑みがどこまでも凄絶で怒りに満ち溢れていたので、きっとこのまま帰ったらお仕置きコースなのだろうなと蒼白になってしまった。




部屋へと戻るとクレイとロイドが魔法の実演をしていたのでさりげなくロックウェルの方はいいのかと尋ねてやったのだが、クレイは気にするなの一点張りだった。

「さっきのはロックウェルが悪いだろう?黒魔道士には黒魔道士のルールがあるんだ。それを勝手に破る方が悪い」
「全くその通りだな。手品の種明かしをするようなものだ。正直無粋すぎて神経を疑う」

どうやらこちらはこちらでちゃんと言い分があるらしい。
そうは言ってもその理屈はロックウェルには通じなさそうだし、酷い目に合うのは明白だ。
大丈夫なのだろうか?
そう尋ねるとロイドが実に楽しそうに口を開いた。

「シュバルツ。お前はわかっていないな。クレイは虐められるのも好きなんだぞ?きっと楽しめるはずだ」
「……俺は別に虐められたくてああ言ったわけじゃないぞ?」
「ああ、無自覚なところが可愛いなクレイ……」
「……ロイド。お前はたまにSっぽくなるな。別にいいが、俺はロックウェル以外に嬲られる趣味はないからな」
「わかっている」

そしてまた二人は開発に勤しみ始めたのだが、なんとなくそんな二人を放っておくことができなくて合間合間にのぞき込んだりコーヒーを淹れてやったりしていると、何故か会話が夜の事になってしまった。

「シュバルツはちゃんとお前を満足させてくれてるのか?」
「まあ普通だな」
「ふぅん?まあやり過ぎよりは控えめな方が好ましいしな。そう言えば短時間で満足と言う点で言えば、イッた後そのままされるのがやっぱり最高だよな」
「……どういうことだ?」

随分赤裸々に話すクレイに、そこでロイドがキラリと目を光らせた。

「…?シュバルツはしてくれないのか?」
「イッた後は大体こちらが落ち着くまで待っててくれるからな」
「なんだ。そうなのか。一回イッた後、動きを止めずにゆっくり攻められると本当に気持ちいいんだぞ?」

そこからまた二回目に突入するのがいいんだとクレイは惚気を含みつつ語ってくる。

「本当にロックウェルと寝るのは最高なんだ」

そうして嬉しそうに語るのはいいが、そんな大好きなロックウェルを怒らせたことなどすっかり忘れているのだろうか?
本当にクレイはどうしようもない奴だなと最早ため息しか出ない。
そんなクレイにロイドも同じくため息を吐いたのを合図にクレイが悪戯っぽく笑った。

「ロイド。一回目の後が狙い目だ。興味が出たら試してみろ」

そんなクレイにロイドはただ考えておくと軽く返しただけだったのだが────。


***


「で?どうしてロイドはそんなにやる気満々なんだ?」

シャワーに行った後ベッドへと押し倒されて、逃がさないとばかりに微笑まれ戸惑うように尋ねてみると、ロイドはわかっているくせにと返してきた。

「もちろん。クレイが教えてくれたことを試したくてな」

話を聞いた時はそれほど気にしていなさそうだったのにどうしてこんなに乗り気になっているのだろうか?

「シュバルツ……わかっていないな。黒魔道士が興味深い話を聞いてそのまま放っておくはずがないだろう?」

どうやら黒魔道士は閨事に関しては特に好奇心旺盛らしい。
マンネリ解消にもなるしいいだろうと誘うように言われたら、断るという選択肢などなかった。



「ん……っ」

ゆっくりと交わされる甘い口づけが合図になり、そのままバスローブを剥がれて肌を重ねられる。

「ロイド……」
「いいから任せておけ」

チュッチュッと口づけを落とされながら肌を色づかせていくロイドに身悶えさせられ、たまには自分にもさせてほしいと訴えるが「また今度すればいい」と返されて居た堪れなくなる。
自分の方が抱く側なのに主導権をなかなか奪えないのがもどかしい。
これでは甘えてもらう事がいつまで経ってもできそうにない。
そうこうしている内に自分で後ろを慣らしたロイドが嬉しそうにゆっくりと腰を落とし始めた。

「は……ぁ……ッ」

恍惚としたその表情をこうして下から見上げるのも実は好きなのだが、今日に限っては好きに遊ばれているようで少し寂しい気がした。
今日のクレイとのやり取りを聞いたから余計なのかもしれない。
だから…ここからはいつもは好きにさせるところを、今日は少しだけ口出しさせてもらった。

「ロイド。クレイは一回目の後って言ってただろう?正常位でやったほうがその後がスムーズじゃないか?」

その言葉にロイドは『そう言えばそうだな』とあっさりと頷いてくれる。

「まあお前に乗られるのも好きだし、たまには好きにしてくれて構わないぞ?」

そんな不意打ちの言葉に下半身が刺激されてしまった。

(ロイド…!そんなこといつもは言ってくれないのに…!)

正直『乗られるのも好き』なんて初めて聞いたのだが……。
思わず悶絶してしまうほどの嬉しい言葉をもらえるなんて、考えたことすらなかった。

「んぁッ!シュバルツ?!」

だから突然大きくなったものに驚いているロイドに構わずそのまま体位を変えて押し倒す。

「はっ…ぁ…ロイド……」

すっかり欲情してしまった自分にロイドがクスリと笑うがそんなもの、今は関係なかった。
思わず舌なめずりをしたくなってしまうほど、ロイドを好きに犯したくて仕方がない。

「ああ…いいな。お前のそんな顔も好みだ」

そう言って魔力交流までしてもらえたので理性が完全に飛びそうになった。
けれどここでそんなことをしてしまってはクレイの言葉を実行に移せなくなってロイドの不興を買ってしまうだろう。

(落ち着け…落ち着け…)

ここ最近でかなり精神力は鍛えられているのだ。一回目くらいは乗り切れるはず。

「ロイド…あまり私を煽らないでくれ……」

一応そう牽制だけはして、ゆっくりと腰を動かしロイドが好きなところを擦り上げる。

「ん…んんッ……」

声を殺しはするが頬が染まっていくのを見て気持ちいいんだなと嬉しくなり、もっともっとと責め立ててやりたくなった。

「はっ…あッあッ…!」

嬉しそうに綻んでいく顔を見るのが好き。

「シュバルツ…シュバルツ…っ!」

他の誰でもない、自分の名前を呼んでくれるのが好きだ。

「あっ…そこ、気持ちいいッ!」

時折溢される本音が嬉しすぎてたまらない。

「ふぁッ……!」

ビクビクと身を震わせて幸せそうにイクところを見るのが好き過ぎる。

だからいつもそこで余韻に浸ってしまうのもあるのだが、今日はそんな気持ちを抑えてここからが本番だと気持ちを切り替えた。

(えっと…?このまま動いていいんだったよ…な?)

うっとりとしているロイドに確認するのも悪くて、そのままゆっくりと腰を動かすとロイドの反応がすぐに変わった。

「あっあっあっ…やぁっ…!」

ビクビクと更に身体を痙攣させながら敷き布を握りしめる。

(あれ?これって……)

よく見るとドライでイきっぱなしになる時と似ているような気がする。
そう思いながら更に加速しながら追い上げていくと、思った通りロイドはそこからドライで何度も駆け上がり始めた。

「あっ…あぁ…んんッ!はぁ…ぅ…ッ!」

甘い声がどこまでも耳を擽って思わずその心地良さに酔いそうになる。
ロイドを見ると蕩けるような表情でただただ自分を受け入れてくれていた。

「シュバ…ルツ…シュバル…ツ……」

そうしてごく自然に伸ばされた腕がゆっくりと自分へと回される。

「あ…凄く気持ちいい…もっと激しくして…くれ」

そんな可愛い声で初めて素直に甘えられて……嬉しくないわけがない。
思わずギュッと強く抱きこんでそのまま求められるままに激しくロイドを突き上げると、ロイドが腕の中で歓喜の叫びをあげた。

「ひあっ…あぁッ!!」

そうしてしがみついてくるロイドの腰を持ち上げて、奥まで抉るように突き上げると更に嬌声が上がる。

「あぁっ!シュバルツ!いいッ!」
「ロイド…ロイド…ッ!」

込み上げる愛しさをぶつけるように何度も揺さ振るが、ロイドはそんな自分をも受け止め、嬉しそうに溺れてくれた。




「はぁ……。最高だったな」

二人で駆け上がって荒い息を吐いていると、ポツリとロイドがそんな言葉を溢してくる。

「さすがクレイ。良いことを教えてくれたものだ」

物凄く満足げにしているロイドにそっと口づけを落とすと、ロイドがこちらへと甘い視線を向けてきた。

「お前も気持ち良かったか?」

気持ち良かったかと訊かれたら確かに気持ち良かった。
けれど今回のこれはどちらかと言うと心の充実感が半端なかった。
ロイドが初めて夢ではなく現実で甘えてくれて、ロイドの好きな激しいセックスに自然と移行できて、そんな自分をロイドも自然に受け入れてくれて…こちらが顔色を窺う気持ちにならぬほど安心しながら二人で駆け上がれたのだ。

「最高だった……」

だから素直に本音を溢したのだが、それに対してロイドもそうかと笑ってくれた。


***


「ダート…なんだか希望が見えてきた気がする」

翌日仕事へとロイドを送り出した後、昨夜の事を思い出しながらポツリとそんな言葉を口にしたのだが、それに対しダートはそれは良かったと非常に満足げだった。

【独断でクレイ様に縋った甲斐があったな】
「え?」

それは一体どういうことなのだろう?
そうして首を傾げているとダートはにやりと笑いながら、先日ロイドがクレイにコンタクトをとった後に、『二人の仲を進展させるために良いアドバイスをさり気なくしてやってほしい』と頼んだのだと白状した。

【さすがはクレイ様。あのロイド様を自然に甘えさせるなど、あの方以外にはできないことだな。気づいていたか?ロイド様はお前に甘えたなどとは全くご自分ではお気づきではなかっただろう?】
「~~~~~っ!」

言われてみれば確かにそうかもしれない。
その証拠にロイドの態度は全くこれまでと変わらないのだから……。

【さすがは優秀な黒魔道士。本当に惚れ惚れする手際の良さだ】

そんなべた褒めなダートに思わずふるふると身を震わせてしまう。

「やっぱりクレイなんて大嫌いだ────!!」

一瞬でも世間話的に良いことを教えてもらえてよかったと感謝した自分が甘かった。
クレイが本気になったらロイドなんて掌でコロコロと転がせられるんだと思うと悔しくて仕方がない。

「うぅううぅ……」
【…?全く…何をそんなに嘆く必要がある?】
「……ッ!今の流れでそれを言うのか?!」

ダートの不思議そうな声に苛立たしげにそう答えるが、ダートはなんということもないように口を開く。

【確かにクレイ様の案でロイド様を満足させるに至りはしたが、それを実行に移しロイド様をその身で喜ばせたのはお前だろう?】

それとも逆の方が嬉しいかと尋ねられ、言われて初めて置き換えてみて『今の方が当然嬉しい』と答えると、そうだろうと頷かれた。

【ロイド様は昨夜お前に乗られるのも嬉しいと仰っていたし、攻めるお前の顔も好みだと仰っていた。閨で名を呼ぶのもお前の名だけだし、事後に最高だったと言うのもお前だけ。お前がもっと昨夜のように顔色を窺ったりせず、自信を持って挑めばいいだけの話だ】

ではなと言ってダートはそのまま影へと帰ってしまったが、ダートからの言葉を反芻し、思わず顔が真っ赤になってしまった。

(そうだった……)

昨夜はいつもは言ってもらえない言葉を沢山もらえたのだ。
あんなに嬉しいことはない。
それならばそれで今は良しとすべきだろう。

「またあんな風に自然に愛し合えるといいな……」

色々思うことは勿論あるけれど、焦らず自分なりに経験を積んで、少しずつでもロイドとの関係を自然なものに変えていこうと思った出来事だった。



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