えっ!? そっち!? いや、骨法はそういう意味じゃ……。◇兎オヤジの見聞録◇

たゆんたゆん

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第5章 公都

第185話 えっ!? あの茎を食べる山菜か!?

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 「やるぞっ! おらぁっ!」

 「はいっ! 【Գուստグゥスト】!」「逃げるぞっ! 耳ふさげっ!」「きゃわっ!?」

 次の瞬間、地下下水道に白煙が充満したかと思ったと同時に、爆音と爆風が俺たちの背中を蹴飛ばしていたーー。

 「きゃああああああーーーーっ!!?」「どわあああああっ!!?」

 下水道の水路が伸びる前後の空間に向かって、膨張した空気が色んなものを吹き飛ばす。俺たちの方に来た爆風もあれば、あの狂信者どもの方に行ったのもあるだろう。



 あ~……耳がキーンってする。



 ロサ・マリアをお姫様抱っこしてたせいで自分の耳を押さえれなかったのさ。なるだけ進行方向に向けてたんだが、無理だったわ。

 兎人の体じゃなかったら、着地もままならんかっただろう。

 「おい、ロサ・マリアさんや、何かしゃべってみてくれ」

 耳がキーンとしてて、音が聞こえてるのか聞こえてないのかがよく判らん。

 「さ、さっきの爆発は何という魔法ですか?」

 「お? おお、ちゃんと耳が生きてるな。聞こえる聞こえる。まだ耳がキーンとするが、まあそれもしばらくしたら治りそうだな」

 「ご主人様、それよりもさっきの魔法は? うきゃっ!? い、痛いです……」

 頭突きをデコにましてやった。仮面越しだがゴンッて鈍い音がして、エルフの嬢ちゃんが額を押さえて涙目になってるのを見て「ちょっと遣り過ぎたか?」と思ったが、知らんふりをしてやったぜ。

 「お前な。俺の耳を心配せずに、興味を優先させるってどんな奴隷だ!?」

 「だって、そんな風にしろって命令されてませんもの……」

 「お、おう。確かにな……。そりゃ正論だわ。すまんかったな」

 「い、いえ。言われてみれば、そうだなってわたしも思いました。申し訳ありません」

 「で、さっきの爆発だがな」

 「は、はい」

 オデコを右手でさすりながら見上げてくるロサ・マリアから、先に見えてきた階段に視線を移しながら答えを教えてやった。

 「粉塵ふんじん爆発だ」

 「フンジンバクハツですか?」

 「そ、俺も詳しい仕組みは判らんが、一定量の濃い粉塵、さっきの小麦粉こむぎこみたいに目の細かいこなが煙った所に火が付くと一気に火が広がるのさ。それが早過ぎて爆発みたいになっちまうんだと。面白おもしれえよな」

 「あれが、魔法じゃない……」

 「そ、魔法じゃなくてもそれなりに仕組みを知っとけば、あんな事ができるのさ。もっとも。……ぶちまけた小麦粉に火が着いて、さらに爆発するかどうかは完全に運任うんまかせだったがな。一番良い形になってもうけたぜ。よっ、ほっ」

 「運……」

 剣と魔法の社会に科学を持ち込めばこうなるわな。ま、俺もあれ以上詳しいことは知らねえし、他も思いつかんから、勇者の中に科学に特化した奴が居ねえ事を願うばかりだ。

 ロサ・マリアをお姫様抱っこしたまま、階段を2段飛ばしに跳んで上がる。じーっと見られてる気がするが、無視だ無視。

 本当、兎人の脚力すげえよな。

 階段を上がるにつれて、アンモニア臭がきつくなってくる。ああ、確か屎尿捨しにょうすて場に出るって言ってたな。それならこの臭いも仕方ねえか。

 「臭いです……」『目に染みます』

 「我慢しろ。俺の方が鼻が利く分、もっと染みてるんだよ」

 頭の上からスピカの声が聞こえてきて、ホッとした。爆発で目を回わしてたのかもしれんな。

 そんな事を思いながら階段を上がり、屎尿捨て場になっている地下広場を抜け、地上へ繋がる広い階段を上がろうと足を階段に踏み出した時だった。

 「気が付いたか?」

 「は、はい。かなりの人数が上に居ます」

 ロサ・マリアの言うように結構な人数が上に居る。馬の鼻息も聞こえた。つまり、ここから入って来たって事だ。つう事は、ぼやぼやしてると下から挟み撃ちになる。

 流石はエルフ。耳が良い。

 「さっきは上手く逃げれたが、街中だとさっきの方法も魔法も使えん。お前も腹をくくれ」

 「わ、分かりました!」

 「スピカも、落ちるなよ?」

 『分かりました!』

 鰐骨わにほねの仮面は着けたままだが、奴等に素顔を見られるよりかは、このままでいた方が良さげだな。探す事になっても、着けてなけりゃ探しようがねえだろう。

 ゆっくりと階段を上がると、上から複数の油灯カンテラの明かりに照らし出された。これが日本にあった懐中電灯やもっと光の強いサーチライト見たいなもんなら、まぶしくて目が開けられなかっただろうが、カンテラの照らせる範囲は精々直径1パッスス1.5mだ。

 眩しくも何ともねえ。

 「誰だ!?」「猊下げいかではないぞ!?」「何故見知らぬ奴が出てくる!?」「待て、あの仮面。“わにきみ”だぞ!?」「莫迦ばかな!?」「一本道でどうやれば入れ違いになる!?」

 おうおう、蟻みたいに出てくる出てくる。

 「よっと。よお、狂信者諸君しょくんけいらが敬愛する猊下はさっきの爆発で負傷されたようだぞ? 助けに向かった方が良いと思うがね?」

 「……」

 おい、ロサ・マリアさんや。そんなぽけーっと珍しそうに俺の顔を見るんじゃない。相手によって口調くらい変えるだろうが。

 俺の言葉にざわっとカンテラを手に持つ連中が色めき立つ。何人かが階段下へ駆け下りようとしたが、仲間に止められてるのが見えた。う~ん。意外に冷静な奴が多いな。

 チラッと空を見ると、双子月がほぼ真上に来てるのが見えた。深夜か。

 月に向って右側だけが出てる上弦の二連月だ。綺麗なもんだぜ。

 城はこの方向には見えん。一先ず、逃げて城を目指すのが無難だな。

 カンテラだけじゃなく、月明かりもあるお蔭で連中の服装が何となく見える。皆、フード付きの袖あり外套ローブを着てやがる。つまり、中の服は見せたくないってこった。とは言っても、もう律令りつりょう神殿の関係者だってのはバレバレなんだがな。

 そう思っていると、連中をき分けて莫迦でかい両手持ちの大斧ツーハンデッドアックスを肩に担いだガタイの良い男が出て来たじゃねえか。

 こいつは袖あり外套ローブじゃなく、袖なし外套クロークを着てる。肩に斧を担いでるせいで中に着込んでいる鎧も見えるってもんだ。

 飾りっ気のない半鎧ハーフプレートを着てるって事は、斧を自在に振り回せるって言う事だろう。油断は出来ねえな。

 「第3班は、猊下を迎えに行ってこい! 後の班は、こいつを捕まえる。いや、ぶち殺す!」

 『はっ!』

 大男の命令に、10人程が俺たちの横をすり抜けて階段を駆け下っていく。後のもんは、武器を手に俺らの後ろで円陣を組んだ。逃がす気はねえって事か。

 「やれやれ。兎1羽に随分なかこいじゃねえか」

 「猊下に手を出した手前てめえは許さん。鍋にしてやる」

 また鍋かよ。やっぱりこいつもか。

 「なあ、殺られる前にこれだけ聞かせてくれや」

 「何だ? 言ってみろ」

 「お前さん、昔から人の肉を喰ってた口か?」

 「……こっちに来るまでは・・・・・・・・・喰った事はなかったな」

 おいおいおいおい。お前もか。

 「ちっ。お前さんも神殿付きの勇者かよ……」

 「ほうっ」

 俺のつぶやきが聞こえたようだ。殺気が濃くなった気がするぜ。

 「うぇっ!? 勇者!?」

 「ほら、降りとけ。                     俺が勝っても負けても、後ろの連中に【突風】をブチ当てて逃げるぞ。それまで気を抜くな。名前を呼んだら合図だ。あと、スピカを頼む

 驚くロサ・マリアを下ろして素早く耳打ちする。青い小鳥スピカも頭から下ろして、ロサ・マリアの手に載せて頭を一撫ひとなでしておいた。

 「わ、分かりました!」『ハクトさん、気を付けて! はううっ』

 背中に2人の声を聞きながら、斧を持った勇者に近づく。まだ斧の間合いじゃねえだろ。

 「で、お前さんは第何席だ? 下に居た阿呆あほっぽいのは第8席だって言ってたが」

 「それを知ってどうする? 手前てめえには関係ねえだろうが」

 「いや、ノボル・・・より下なら大したことねえだろうなと思ってな」

 「はんっ! あんな猊下の寵愛ちょうあいを受けれん奴と一緒にするな! 俺は第7席斧鬼ふきのゴウ!」

 ノボルは白、と。肌は灰色になっちまったがな。寵愛ねえ。人を辞めちまったって事かよ。

 「えっ!? あのくきを食べる山菜か!?」

 ちょっとあおってみるか。

 「フキはフキでもふき違いだ!」

 蕗は知ってんのか。あの苦味が美味いんだよな。あ~食いたくなったわ。

 「じゃあ腐ってんのか?」

 「腐った鬼じゃねえっ! 斧の鬼だ!」

 頭に血は昇りやすい様だな。鬼……ねえ。

 「案外まともな奴が何でまた人の肉を喰うかね……。同郷のよしみで言っとくが、人の味を覚えたけものは殺すのが決まりだ。お前は見逃さんぞ?」

 「はっ! 毛虫が偉そうに、直ぐはらわたを引きり出してやるよ!」「やってみな」「げえっ!?」

 ひとっ飛びに間合いを詰めて、懐に入る。俺より頭1つは背がたけえな。ま、指さえ届きゃ……。

 「おせえ」「あがっ!? 目が熱いっ!!? 何だ!? 見えねえ!?」



 ーー因幡いなば流古式骨法術・擬宝珠抜ぎぼうしぬ



 「ああ、お前さんの目な? ここにある。まあ、俺の肉の変わりに喰っとけ」「ごえっ!?」

 わめく勇者の口に、たった今抜き取った右目を放り込んでやったぜ。

 籠手を着けてても、上手くできたな。

 無事な方の目と視線が合い、男の右腕から肩にかけての筋肉が盛り上がるのが見えた俺は、胸を蹴って間合いを取る。

 間一髪って訳でもないが、俺の居た場所を、刺がいっぱい着いた鉄球から斧の刃を生え出させた様な両手持ちの斧ツーハンデッドアックスがぶおんと通り過ぎた。

 「当たらねえと、どんだけ良い武器でも意味ねえな、おい」

 「糞がっ。ちょこ、まか、とっ!!」

 流石に莫迦ばかでかい斧を振り回せるだけあって膂力りょりょくすげえ。右に左に休まず振り回せるのは驚愕の一言だな。

 だが、片目がねえせいで距離感がつかめてねえ。使わねえ手はねえだろ。

 「うわあっ!? 来るなっ!! ゴウ様! お止めください!」

 「お前らは俺の血肉にしてやるっ! そいつを取り押さえろっ!」

 「あごばぁーーっ!?」

 「ひぃいっ!!? ゴウさかひゅっ!?」

 「ぎゃああーーっ!?」

 距離感が掴めないのを利用して、囲いの方に誘導し肉の壁になってもらったよ。

 血と糞尿の臭いがぷんと鼻を突く。

 わりいが、仮に律令神殿にまともな人間が残っていたとしても、同じ穴のむじなにしか見えん。遅かれ早かれ毒されるに決まってる。あの女になら喜んで死んだかも知れねえが、斧を振り回す勇者にはそうじゃないらしいな。

 ん!?

 野郎の斧を躱しながら、俺は自分が見た光景に目を疑った。

 あんまりまじまじと見てると斧で真っ二つになっちまうから、チラチラだが、今斧で殺された奴等が可怪しいのよ。体が膨張してきてるのか!? それに、肌の色が白じゃねえ。月明かりに照らされてるのに、黒っぽくなってやがる。

 「余所見よそみしてる暇があんのかよぉっ!!」「ちっ」「おわあっ!!? ごっ!?」

 斧を唐竹割りで上段からまっすぐ振り下ろして来たのを利用して、そのまま石畳に浮落うきおとしの要領で投げ、体重を載せた肘を喉に打ち込む。



 ーー因幡いなば流古式骨法術・朱火あけび



 ずずんと地響きを立てて背中を打ち付けた大柄の勇者。受身も出来ねえのか。とは思ったんだが、違和感がゾクリと背筋を走る。

 確かに喉が潰れた感触は伝わってきたが、何か可怪しい。

 直ぐに起き上がり、間合いを取りながら気になった3つの死体を【無限収納】に放り込んでおく。証拠はこれで良いだろう。

 「や゛っでぐれ゛だな゛……」

 そうさ。喉を潰したんだが、骨がビクともしなかったんだよ。

 潰れた声を出しながら上半身を起こす木偶でくぼう

 今すぐにでも喉なり、目を突きたい衝動に駆られたが、俺の勘が近づくなと五月蝿うるさいくらいに警告してるんだよ。こう言うときはヤベえ時だって相場が決まってる。

 ロサ・マリアの方をチラッと見たが特に襲われてる様子もねえ。

 と言うか、周りはこいつにおびえてる節がある。



 何だ? 何が起きる?



 むくりと立ち上がる勇者ゴウ。そして両手の拳を握り締め月に向けてえやがったのさ。

 「ごろ゛ずっ!! ぶぢごろ゛ずっ!!! があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーっ!!」

 その雄叫びが都の空に響き渡ると同時に、俺たちの前で斧の鬼と名乗った男の体が膨張し、着ていた鎧も衣服も全て破れ、弾け飛び、人非ひとあらざるモノがそこに現れたーー。





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