えっ!? そっち!? いや、骨法はそういう意味じゃ……。◇兎オヤジの見聞録◇

たゆんたゆん

文字の大きさ
221 / 333
第5章 公都

第190話 えっ!? ちょっと、待て! 我は、我が名はアドヴェル~あぁんっ!

しおりを挟む
 
 ヒルダは何事もなかったように、血の臭いを纏って・・・・・・・・・・上がって来た。

 お、おい、青い小鳥スピカ喰っちまったのか!? って思ったら、ヒルダの頭の上に乗ってたよ。



 ーーほっ。紛らわしい事してんじゃねえよ。



 気が付いたのは、俺とプラムぐらいだろう。プラムがチラッと俺を見上げてきたから間違いない。にこりとしながら右の人差し指で「シー」のサインを送っておいたから口には出さんと思う。

 マギーがヒルダのそばまで行けばどうかってくらいのレベルだ。婆さんたちやプルシャン、ロサ・マリアも気付かんだろうさ。



 何を喰って、いや、口にして来た?



 後で青い小鳥スピカに確認だな。

 仮面には血糊ちのり血飛沫ちしぶきが付いてないってことは、仮面を外してたんだろう。未だに【状態】が【木乃伊化ミイラか】だからな。何とかしてあのしわくちゃから元に戻してやりたいんだが、さっぱり戻す方法が分からん。

 まあ、生きてるだけで丸儲まるもうけとは言うが、流石にあれは女には辛い仕打ちだ。

 と言っても、初めは骸骨だったからな。それを思えば……と言う思いもあるが、何をどうしたら骸骨から木乃伊に変わったのかさえわかってねえんだからお手上げさ。

 チラッと見たら、婆さんたちのとこでドカッと大きな宝箱のような箱を取り出して見せてるじゃねえか。おうおう、金銀財宝だ。どうするのかね?

 「300年とこれからの事を考えれば全く足らぬと思うが、使ってもらいたい」

 「ええっ!? 神殿になんて勿体もったいなーーん゛ーっ! ん゛ーーっ!!」

 ヒルダの進言にロサ・マリアがかさず口をはさむが、マギーに口を塞がれて引きられて行った。……達者たっしゃでな。

 なる程。ま、ヒルダの家の金だ。使い道まで口を出すかよ。気が済む様にするのが一番さ。

 「これからの旅に必要では?」

 「主君が使いようがないほど貯め込んでいるからな。われには必要のないものだ。それに旅に使えそうなものは先に回収させてもらっているし、何も問題ない」

 婆さんの確認にそう言って肩を揺らすヒルダ。随分リラックスしてるな。

 「そういうことでしたらありがたく頂戴致しましょう。クラリッサ」

 「はい。ありがとうございますヒルデガルド様。神殿の皆を代表して感謝申し上げます」

 「最早もはや家もない身だ。ヒルダで構わないぞ。また訪れた時に参拝させてもらえるだろうか?」

 「勿論もちろんでございます。ハクト様を始め、我が家の様にお使いください。それが農耕神殿の総意・・・でございます」

 クラリッサが下腹部に両手を重ねてお辞儀したのを見てドキリとしちまった。

 Oh……。農耕神殿じゃ、非公式に使徒認定してるってことかよ。勘弁してくれ。

 「主君」

 「おう。ちゃんと墓参りできたかよ?」

 「うむ。主君にはこれを渡しておくぞ」

 そう言って【空間収納】か革の巾着袋きんちゃくぶくろを取り出すと、俺に手渡してくれたのさ。ああ、俺のは【無限収納】だが、ヒルダのは【空間収納】でな。俺よりずっと容量が小さい。おまけに時間の経過があるんだ。俺のはねえがな。

 「開けても?」

 「うむ」

 巾着袋を開けてみると、直径3分の1ペース5cmの色んな宝石がゴロゴロ入ってたよ。後で種類の確認だな。と思ったらぬっとロサ・マリアの頭が巾着袋に被さってきたんだよ。

 「うおっ!?」

 「うわーっ! 属性魔力が宿った宝石ね! よく魔法武器や杖に付いてるけど、宝石だけって珍しいわ! ご主人様、1つもらっん゛ーっ!? ん゛ん゛ーーっ!!」

 エルフって言うのはかなり自由なんだな。いや、こいつが特別騒がしいのか判らんが、巾着袋に手を伸ばしたとこでマギーに御用ごようとなった。……骨は拾ってやる。

 「それと主君。これなのだが、スピカがこれを主君に渡せと言うので持って来たのぞ?」

 「ん? おい、こりゃ……」

 ヒルダの【空間収納】から出てきたのは、俺が競売で競り落としたエメラルドのかたまりと同じ、エメラルドの塊だったのさ。厳密には形が違うものの、あのエメラルドに良く似てる。驚かねえ方が可怪しいだろう。

 「ああ。ありがとさん。似たような物を持ってるからな。一緒にしとけば、その内何か判るだろさ。で、お前は大丈夫か?」

 「……問題ないと言いたいが、いささか疲れたようだ。先に部屋に戻っても良いだろうか?」

 「おう。そうしろ。俺も後で顔を出す。マギー、皆と一緒に部屋に戻ってくれるか? プルシャン、ヒルダを頼む。俺は婆さんと少し明日の事を詰めてから部屋に戻る」

 「畏まりました」「うん、分かったよ!」「あ゛~ひどい目にったわ……」

 ロサ・マリアのつぶやきが聞こえたが無視だ。本当、りねえ奴だよ。この際、しっかりマギーに鍛えてもらえ。プラムと一緒にな。

 ゾロゾロと階段を上がっていく女たちの後ろ姿を見送って、俺は婆さんたちに向き直った。スピカは俺の頭の上に戻って来て毛繕けづくろいを始めてる。

 「このエメラルドの塊なんだが、これに似たもんを競り落としたせいで猊下げいかと呼ばれてる女に襲われた。恐らくだが律令神殿の関係者だろうと俺はにらんでるがね。まあ、それは良い。このエメラルドについて何か知らねえか? こんな図ったかの様に、俺の手元へ集まるのがどうも気持ち悪くてな」

 「わたしは分かりません。始めてみました。お母様はどうですか?」

 「……南方正教会で良く似た物を見た記憶が。……何十年も昔の話ですから、今もそこにあるかどうかは保証できません。何か目を引くエメラルドであることはいなめませんが、これが何なのかは皆目見当かいもくけんとうが付きませんね」

 クラリッサはダメ。婆さんは少し希望あり。

 どの道、南方正教会へ行かねえと判らんと言うことだな。

 「ま、少しでも情報があればありがたい。明日は同行者を拾って行くのか?」

 律令神殿のを除く8つの神殿から、爺さん婆さんがお伊勢参いせまいりならぬ南方正教会参りに出ると聞いた。俺らはそのお守りだ。他の神殿からどれだけ人数が来るのか分からん。

 聞いてた話では最小人数で、と言うことだがこういうもんはふたを開けてみんと判らんもんさ。

 「いえ、昼の鐘が鳴るまでに東門の外へ出ます。そこで待ち合わせております」

 昼迄はのんびりできるって事だ。

 「そうか。ま、俺たちは荷をまとめんでもそのまま出れる。準備ができたら呼びに来てくれや」

 2人にそう言い残し、クルッと背を向けて肩越しにヒラヒラと左手を振る。

 さっきかすかに臭った血の残りのことを思いながら、俺はヒルダたちの後を追って階段にゆっくりと足を掛けるのだったーー。



                 ◆◇◆



 「なあスピカさんや」

 部屋に戻る廊下を歩きながら、頭の上でまだ毛繕けづくろいを続けている青い小鳥スピカに声を掛ける。

 『ん? 何ですか、ハクトさん』

 「お前さん、ヒルダと一緒に墓にりただろ?」

 『はい。目星めぼしい物はヒルダさんが全部持って上がりましたからね。後は先祖代々のお墓ばかりでしたよ?』

 「そこだ。何か喰うなり、飲んでなかったか?」

 『そういえば、1本抱け赤黒い液体・・・・・・・・・の入った瓶を飲んでましたね。容量は1セクスタリウスくらいでしょうか?』

 「待て待て。その言葉は初めて聞いたぞ。1せくりたりうす? 何だそりゃ?」

 『液体の容量の単位ですよ。そうですね~。ハクトさんの居た地球の単位で言えば、約550ccでしょうか。細かく言えばもう少し少ないんですが、計算しやすいでしょ?』

 「ま、まあな。1セクリタリウスが550ccな。で、その赤黒い液体は何だったんだ?」

 『さあ?』

 「さあって、お前……」

 『だって、大分ここの人たちが祈りを捧げてくれるようになって力が戻って来たんですが、人や物をのぞき見れる程じゃないんですもの。判らない物は判らないんです!』

 「あ~、そりゃ悪かったな。でも、それだけ分かればおんの字さ。ありがとな?」

 ま、血らしき物を飲んだのが分かっただけでも良しとするか。300年も前のもんだろ!? まさか腹壊して、便所に行きたかったのか!? ……有り得るのがこええな。

 『えへへへ。そうですか? 頭を撫でてふあああぁぁっ』

 スピカが全部言い切る前に、頭を撫でてやった。相変わらず、効果覿面てきめんだ。

 そんなことをしていると、いつの間にか部屋の前に戻っていた。

 出発前夜だからといって自重する面々じゃないのは、ここ数ヶ月で実感してる。今夜も、今夜とて直ぐには寝させてくれんだろう。前の夜の分まで搾り取られるに決まってる。

 終われば、夢の中で正妻スピカとにゃんにゃんだ。

 同行者が居る旅じゃまともに出来んからと、色んな意味で……寝かせてもらえんだろう。

 こんなただれた生活してて良いのかと思う俺も居れば、求められる内が華だぞ、とささやく俺も居る。結果欲望に流されちまうんだが、皆が納得してればそれで良いかと思うことにしたよ。

 こんこん

 「おう、帰ったぞ」

 ノックはマナーだからな。最低限のことはして扉を開ける。ノックして数拍間を取って開けるのがポイントだ。

 「は? 誰?」

 部屋に入ると直ぐ前に食事もできる円卓があり、その奥に大きめのベッドが隅の壁に沿って置いてあるだがよ。知らねえ姉ちゃんが全裸でふにゃとアヒル座りをしてこっちを見てるんだ。

 周りを見ると、マギーもプルシャンも、プラムもロサ・マリアも居るが、一様に顔が引きってるじゃねえか。ヒルダが居ねえ。一緒に帰ったんじゃなかったのかよ。



 やっぱりあれか、変なもん飲んで腹壊したか?



 「ヒルダが居ねえが? それにこの素っ裸の綺麗な姉ちゃん誰だ?」

 問い掛けてそれぞれを見るんだが、俺と目を合わせた途端、4人が4人ともベッドの方に視線を流すじゃねえか。



 どういうこった?



 改めてベッドの上に座ってる姉ちゃんを、まじまじと見る。

 白肌に、燃えるような緋色ひいろの髪を背中までサラリと伸ばした美女が、二重の奥にうるむ金色の瞳で俺を見詰め返してる。マギーやプルシャンの物に比べれば確かに見劣みおとりするが、それを差し引いても存在感のある白い膨らみが呼吸に合わせて静かに揺れてるのが見えた。



 ヒルダは居ねえ。で、「ヒルダは?」って聞くとこの姉ちゃんを見る。



 ……この姉ちゃんを見る。



 ……この姉ちゃん。



 「はああああっ!? この姉ちゃんがヒルダあああっ!?」『えええっ!? 人に戻ってる!?』

 俺の叫びに4人の頭が上下に動くのが見えた。青い小鳥スピカも驚いてるってことは知らねえ作用が出たって事だ。スピカが飲んでるのを見たって言う血の所為せいか!?

 どちらにせよ、骸骨がいこつ木乃伊ミイラ→人になれたって事だ。【ステータス】を見れば呪いが解けてるって出てるはずだろう。

 「ヒルダ……なのか?」

 その言葉にコクリとうなずくヒルダ。

 その姿を見て俺の中でなにかがプツリと音を立てて切れた。

 「……そうだとも、そうでないとも言える。われはきゃあっ!!?」『「「「「あっ!?」」」」』「良かったなあっ!! どうやれば元に戻るかって心配してたんだよっ! ん~~ぱあっ!!」

 ヒルダが何か言おうとしてるが良く分からん。飛びついた勢いでベッドに倒し、口を塞いだ。

 「んぱっ! ちょ、ちょっと待て。我の話をあんっ!」「いいや、待たんね。これまでずっとお預けだっただろ? プルシャンやマギーにしてやった分しっかりしてやるからな!」

 むんずと胸を握ると、心地良い張りが俺のてのひらを押し返して来た。

 いかんいかん。落ち着け。落ち着いてヒルダをリードするんだ。

 優しく肌を扱わねえとな。

 ついばむように柔らかい肌に鼻の先を当てると、ひげくすぐったいのか身をよじるヒルダ。

 段々と丘陵地帯を味わいながら抜け、髪と同じ色の赤い草むらに隠れるつぼみを探す。

 「えっ!? ちょっと、待て! 我は、我が名はアドウ゛ェル~あぁんっ! ヒルダでありあぁあん! んふっ! ちょ、くふぅんっ。あ、そこわぁっ! 待っひんっ! だ、ダメッ。 舐めちゃきゃふぅん。 あ、ぁ、あ、ぁ、あぁああぁぁぁーーーーーーっ!!!」

 十日余とうかあまりの双子月の光がカーテンの隙間から優しく差し込む割り振られた部屋で、出立しゅったつ前夜、俺は兎の皮を被った狼になったーー。






 第3幕 了
しおりを挟む
感想 138

あなたにおすすめの小説

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活

仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」  ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。  彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...