「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。

キノア9g

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第8章 俺たちは『悲しい話』じゃなくて、『いつもの冒険』がしたい

第59話 花と誓い

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 嵐のような騒動から一夜が明けた。
 王都の空は抜けるように青く、昨夜の絶望が嘘のようだ。

「旦那様、資料の準備が整いました。……昨日の屋敷から観測された規定値超えの魔力放出と、ボヤ騒ぎに関する始末書と、王宮魔法省への釈明に向かわれますよう」
「ううむ……。ルシアンと離れたくない……。なぜ私は、妻と絆を深めた翌朝に、髭面の魔法大臣などと面会せねばならん……」

 玄関ホールで、オルドリンが駄々をこねて柱にしがみついていた。
 昨夜、俺が「死なないで」と泣いたせいで、彼の情緒は完全にバグり散らかしている。「一秒たりとも離れたくない病」が発症中だ。

「行ってこい、オルドリン。すぐ帰ってくるんだろ?」
「ルシアン……ッ! 君の『行ってこい』の破壊力たるや! ああ、その笑顔だけで王宮を消し飛ばしてしまいそうだ!」
「消し飛ばしちゃダメだって。ほら、早く行かないとまずいだろ」

 俺が背中を押すと、彼は名残惜しそうに何度も振り返りながら、ようやく荷物を手に取った。
 転移で姿が見えなくなるまで手を振り、俺はふう、と息をついた。

「……ふふ。旦那様も、本当に丸くなられましたな」

 背後から、穏やかな声がした。
 振り返ると、セバスチャンが立っていた。
 昨日の今日だというのに、彼はいつも通り涼しい顔で、乱れた玄関のマットを直している。

「……セバスチャン」
「はい、奥様」
「ちょっと、いいかな」

 俺は意を決して、彼に向き直った。
 昨日、オルドリンがいる前では聞けなかったことがある。
 あの話を聞いてから、ずっと胸につかえていた疑問だ。

「リビングで……お茶でも淹れてもらっていい?」
「かしこまりました。とっておきの茶葉をご用意いたしましょう」


 ◇◇◇

 リビングには、静かな時間が流れていた。
 昨日の夜、あんなに騒がしかった場所とは思えない。
 セバスチャンが淹れてくれた紅茶は、いつもより少し香りが深かった。

「……あのさ」

 俺はカップを両手で包み込み、言葉を探した。

「昨日の話……クライス家の『呪い』みたいな宿命のこと」
「はい」
「歴代当主は短命で、伴侶も魔力にあてられて死ぬ……ってやつ」
「左様でございます」

 セバスチャンは表情を変えず、ただ静かに俺の言葉を待っている。

「だったら……どうして俺を、オルドリンの相手に選んだんだ?」

 俺は顔を上げ、彼の老獪な瞳を真っ直ぐに見つめた。

「俺は男だ。子供は産めないし、跡継ぎも残せない。血が途絶えるって分かってて……どうしてあの時、俺との縁談を進めたんだ?」

 政略結婚の話が来た時、俺はてっきり「金で買われた」のだと思っていた。
 だが、昨日の話を聞けば、クライス家にとって結婚は「種の存続」に関わる重大事項のはずだ。
 それなのに、なぜ「貧乏子爵家の次男(男)」だったのか。

 セバスチャンは眼鏡のブリッジを中指で押し上げ、ふっと目を細めた。

「……旦那様が在学中、奥様の話をされたことがございます」

 予想外の答えに、俺はきょとんとした。

「ああ、俺の学校での様子見てたって言ってたな」
「はい。まだ学生だった頃、旦那様が一時帰宅された際に。『学園に面白い生徒がいる』と」
「お、面白い……?」
「『いつも図書室の隅で、菓子を食べて幸せそうにしている』。『休み時間は寝てばかりだが、実技の授業だけ妙に勘がいい』。『彼を見ていると……なぜか息がしやすい』と」

 俺の顔が一気に熱くなった。
 なんだそれ。セバスチャンにそんなことまで報告してたのかよ?

「旦那様は幼少から、ご自身の魔力に苦しんでおられました。誰とも関わろうとせず、孤独を選び……そんな方が、唯一興味を持たれたのが、あなた様だったのです」

 セバスチャンは懐かしそうに目を細めた。

「あなた様のことだけは、最初から特別でした。……私には、何かが起こせる気がしたのです。この方とならば、旦那様の凍りついた時間を動かせるのではないかと」

 彼は一度言葉を切り、そして真摯な声で続けた。

「なので、私の一存でそれ以外の全てを無視いたしました」
「……え?」
「家柄も、性別も、世間体も。……子孫を残せないという事実さえも」
「そ、それ無視して大丈夫なのかよ!? 名門貴族だろ!?」

 俺が身を乗り出すと、セバスチャンは困ったように、けれどどこか嬉しそうに微笑んだ。

「もうクライス家に旦那様しかいないのならば……私はお家の存続よりも、旦那様ご自身に幸せになっていただきたかったのです」
「……セバスチャン……」
「私の完全な私情です。……危険なことに巻き込んだのは重々承知しております。本当に申し訳ありませんでした」

 深々と頭を下げる老執事の姿に、俺の胸が熱くなった。
 この人は、ずっとオルドリンのことを守ってきたんだ。
 親代わりとして。たった一人の家族として。

「……そうだったんだ」

 俺は力が抜けて、ソファの背もたれに体を預けた。

「いや、気にしないでよ。むしろありがとう。……旦那様と結婚できたのは、セバスチャンのおかげだったんだな」

 もし彼が常識的な執事だったら、俺たちは出会うこともなく、オルドリンは孤独なまま短命で終わっていたかもしれない。
 そう思うと、この「私情」がどれほどありがたいか。

「最終的に婚姻を希望されたのは旦那様ですが、焚き付けたのは私に他ならないでしょう」
「た、焚き付けた?」
「『この縁談を逃せば、一生後悔しますぞ』と」
「うわぁ……オルドリンの頭を抱える姿が目に浮かぶわ」
「幸せを思えばこそです。私は旦那様至上主義ですので」
「セバスチャンって実は親バカだったんだな」

 俺たちが笑い合うと、セバスチャンはふと真顔に戻り、声を潜めた。

「それに……調べていて思ったのです。あなた様は、この世界にはない『特殊な何か』をお持ちなのだと」

 ――ドキリとした。
 心臓が早鐘を打つ。
 俺が「転生者」であること。前世の記憶を持っていること。
 まさか、そんなことがバレているのか?

 俺が固まっていると、彼は眼鏡の奥で悪戯っぽく片目を閉じてみせた。

「……いえ、これ以上は野暮というものですね。見たこともない美味しい料理や、不思議な服、特殊な知識がどこから来たのか……それが旦那様を救っている事実だけで十分でございます」
「あ……」
「旦那様には報告しておりませんので、ご安心ください。……何かあれば、ぜひこのセバスチャンにお申し付けください」

 彼は深く一礼した。
 その姿は、ただの執事ではなかった。
 俺たちの秘密を共有する「共犯者」であり、最強の味方だった。

「……ありがとう、セバスチャン」

 俺は迷いを捨て、立ち上がった。
 自分の中で、覚悟が決まった気がした。

「よし。……出かける準備をするよ。オルドリンが帰ってきたら、すぐに出発だ」


 ◇◇◇

「ただいまルシアン!! ああ、半日ぶりだ! 会いたかった!!」
「おかえり。お疲れ様」

 空が茜色に染まり始めた頃。
 帰宅したオルドリンは、玄関を開けるなり俺に抱きついてきた。
 相変わらずの勢いで、俺の匂いをスーハーしている。今の俺にはそれすら愛おしい。
 俺は彼の背中をポンポンと叩き、言った。

「これから出かけるぞ。……ご両親に、挨拶に行きたい」
「今からか? だが、もう日が暮れるぞ」
「いいんだ。静かなほうが、ゆっくり話せるだろ」


 ◇◇◇

 王都の大通りにある花屋。
 色とりどりの花が並ぶ店先で、オルドリンは真剣な顔で花を選んでいた。

「ふむ……やはりこれか? 『情熱の赤薔薇100本セット』」
「墓参りだっつってんだろ! なんでプロポーズ仕様なんだよ!」
「ではこちらか? 『永遠の愛を誓う・最高級白薔薇1000本のアーチ』。……墓石をこれで埋め尽くせば、私達の愛が伝わるだろうか」
「埋もれるわ! お供えするスペース考えろ! もっとこう、落ち着いたやつ!」

 店員さんが苦笑いしている中、俺は白と薄紫を基調とした、清楚な花束を選んだ。
 リンドウに似た『静寂草』と、カスミソウのような『星屑花』だ。

「……これがいい。派手じゃないけど、綺麗だろ?」
「ああ……。君が選ぶものは、いつも優しいな」

 オルドリンが柔らかく微笑む。
 俺たちは花束を抱え、王都外れの丘へ向かった。


 ◇◇◇

 クライス家の墓地は、王都を見下ろす小高い丘の上にあった。
 沈みゆく夕日が、白い墓石を淡い黄金色に染めている。
 風が吹き抜け、黄昏時の木々がさらさらと音を立てていた。

 一番奥にある、真新しい墓石。
 そこにオルドリンの両親が眠っている。

「……父上、母上。ご無沙汰しております」

 オルドリンが花束を供え、静かに手を合わせた。
 俺もその隣に並び、膝をついた。

「……初めまして。ルシアンです」

 墓石に刻まれた名前を見つめる。
 彼らもまた、強すぎる魔力に翻弄され、若くして散っていった人たちだ。
 もし俺たちが結婚していなかったら、オルドリンの名もここに並んでいたのかもしれない。

「父上、母上。……これが私の妻です。可愛いでしょう?」

 オルドリンが真顔でノロケ始めた。
 おい、墓前だぞ。

「少し自由奔放で、無茶ばかりしますが……私にとって、かけがえのない光です。彼がいてくれたおかげで、私は生きています」

 オルドリンの声が、風に乗って響く。

「私はもう、孤独ではありません。……この命が尽きるまで、彼と共に生きます。どうか見守っていてください」

 その横顔を見て、俺は胸が詰まった。
 「命が尽きるまで」。
 昨日はその言葉に怯えていた。
 でも今は違う。

 俺は墓前で手を合わせ、心の中で強く誓った。

 (お義父さん、お義母さん)

 風が強く吹いた。

 (息子さんは、俺が守ります。絶対に長生きさせて、しわくちゃになっても一緒に笑って過ごします。俺にはこの世界にはない知識も、セバスチャンという最強の味方もいますから……不幸な連鎖なんて、俺たちの「愛」で上書きしてみせます)

 (だから……安心してください)

 祈りを終え、目を開ける。
 隣を見ると、オルドリンが愛おしそうに俺を見ていた。
 彼は供えた花束に手をかざし、ぶつぶつと言っている。

「……この花、枯れないように『時間停止(タイム・フィックス)』を掛けておこうか?」
「やめろ。お供え物は自然に還るのがいいんだよ。カチコチの造花みたいにすんな」
「そうか……。君が選んだ花が枯れるのは忍びないが、君が言うならそうしよう」

 俺は苦笑しながら立ち上がり、服の土を払った。
 やっぱりこの人は、油断するとすぐに物理法則を無視しようとする。

「帰ろうか、オルドリン」
「ああ」

 差し出された手を握り返す。
 その手は温かく、力強かった。

 俺の中で、一つの計画が固まっていた。
 「ただ一緒にいる」だけじゃ足りない。
 もっと確実に。もっと物理的に。
 俺たちが「二人で一つ」である証が欲しい。

 昨日のオルドリンは、科学を超越した怪しい薬を作ろうとして暴走してたけど……俺はもっと堅実で、確実な方法をとる。

 (……『魔力共有の儀式』。確か、王立図書館に文献があったはずだ)

 冒険(デート)で魔力を抜くのもいいけど、もし俺が怪我で動けなくなったら? もし離れ離れになったら? 
 ……そんな不安要素は、今のうちに全部潰しておく。

 俺は繋いだ手にぎゅっと力を込めた。

「なぁ、オルドリン」
「なんだ?」
「帰ったら、ちょっと調べたいことがあるんだけど」
「調べ物? 次の冒険の計画か?」
「……まあ、そんなとこ。俺たちの『これから』のための、大事な計画だ」

 俺はニッと笑ってみせた。
 冒険はまだ終わらない。
 俺たちの「寿命(時間)への完全勝利」への戦いは、ここからが本番だ。
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