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第8章 俺たちは『悲しい話』じゃなくて、『いつもの冒険』がしたい
第60話 魔力共有の儀式・前編
しおりを挟む王立中央図書館の奥深く。
一般人は立ち入り禁止の『魔法医学・禁書エリア』に、俺はいた。
特別許可証(オルドリンの私物からこっそり拝借した)を見せたら、司書さんが震え上がって最深部まで案内してくれたのだ。権力って便利だな。
「……あった。『魂の結合と魔力回路の共有について』」
分厚い埃をかぶった古書を手に取る。
ページをめくると、難解な魔法陣と人体図が描かれていた。
俺が探していたのはこれだ。
――『魔力共有(パス)』。
伴侶や契約者同士で魔力回路を接続し、互いの魔力を循環させる高等魔術。
通常は、主従契約を結んだ使い魔と主人の間で行われるものだが、稀に夫婦間で行うケースもあるという。
「……『魔力の高い方から低い方へ、奔流となって流れ込む』。『受け手の回路が脆弱な場合、精神崩壊のリスクあり』……か」
脅し文句のような注意書きが並んでいる。
要するに、ダムの水を細いホースに流すようなものだ。ホースが破裂するか、ダムの水圧に耐えきれず弾け飛ぶか。
「でも、これしかない」
俺は本を閉じ、決意を固めた。
オルドリンの体内で渦巻く、行き場のない膨大な魔力。
それを俺が半分引き受ければ、彼の負担は軽くなる。寿命を削るリスクも減るはずだ。
そして何より――俺たちは「物理的に」繋がれる。
約束やペンダントだけじゃない。魂のレベルで、俺たちは離れられなくなる。
「君、本気かね?」
図書館を出て向かった先、王都の路地裏にある古びた診療所。
魔法医療の権威だが、偏屈で有名な老医師・ガレウス先生は、俺の話を聞くなり呆れたように鼻を鳴らした。
「クライス伯爵の魔力量は、人の形をした天災だぞ? あれと回路を繋ぐなど、煮え滾るマグマを桶で受け止めるようなものだ。君の華奢な体では、一瞬で消し炭になるのがオチじゃ」
先生はカルテを書きながら、俺を見向きもしない。
「分かってます。でも、可能性はゼロじゃないでしょう?」
「ゼロではないが……限りなくゼロに近い。適合率が低ければ、君は廃人だ。伯爵がそれを許すはずがない」
「オルドリンには内緒で準備を進めたいんです。……先生、俺には勝算があります」
俺は一歩前に出た。
「俺は、『特殊な耐性』を持っています。……先生もご存じでしょう? あの“氷の伯爵”が、唯一心を許している相手が誰か」
俺はニヤリと笑って見せた。
「俺は彼と寝食を共にし、毎晩抱きしめられて眠っていますが、指先一つ凍傷になったことはありません。……俺の魂の強度は、この世界の常識とは少し違うんですよ」
セバスチャンの言葉を借りたハッタリではない。
前世の記憶。異世界からの転生者というイレギュラーな精神構造(アドバンテージ)。
何より、俺には「オルドリンの運命」を捻じ曲げてきた実績がある。
この世界の魔法法則に縛られない俺の魂なら、オルドリンの規格外の魔力も受け止められる気がしたのだ。
ガレウス先生の手が止まった。
ゆっくりと顔を上げ、俺をじろりと観察する。
「……ふん。確かに、お前の魔力波長は奇妙だ。空っぽのようでいて、底が見えん」
彼はニヤリと笑い、引き出しから一枚の誓約書を取り出した。
「面白い。実験台……いや、協力してやろう。ただし、伯爵が暴れて診療所を破壊した場合の修繕費は、全額請求するぞ」
「ありがとうございます!」
俺は力強く頷き、誓約書にサインした。
これで外堀は埋まった。
診療所を出ると、路地の影に控えていたセバスチャンが静かに一礼してくる。俺たちは無言で頷き合った。
あとは、一番の難関である「彼」を説得するだけだ。
◇◇◇
その日の夜。
夕食後のデザートタイム。
セバスチャン特製のベリータルトを食べながら、俺はオルドリンの様子を窺っていた。
彼は上機嫌で、切り分けたタルトを俺の口元に運んでくる。
「はい、あーん。今日のタルトは絶品だぞ、ルシアン。君の唇のように甘酸っぱい」
「……んぐ。うん、美味い」
甘い。タルトも、この空気も。
これを壊すのは心が痛むが、言わなければ始まらない。
俺は紅茶を一口飲み、心を落ち着かせた。
「なぁ、オルドリン」
「なんだ? おかわりか? 私の分も食べていいぞ」
「違うよ。……真面目な話があるんだ」
俺の声のトーンが変わったのを察知し、オルドリンの手が止まった。
彼はゆっくりとフォークを置き、居住まいを正した。
「……改まってどうした? まさか、先日の墓参りで、やはり私が重すぎると感じたとか……離婚の切り出しとかでは……」
「違うってば。……逆だよ」
「逆?」
「もっと、近づきたいって話」
俺は真っ直ぐに彼の瞳を見た。
アイスブルーの瞳が、不安げに揺れている。
「『魔力共有(パス)』の儀式。……俺たちで、それをやりたい」
カチャン。
オルドリンの手がカップに当たり、ソーサーが微かな音を立てた。
会話が途切れる。
オルドリンの瞳から、すうっと感情の色が消え失せた。張り詰めた静寂が食卓を支配する。
「……今、なんと?」
「魔力共有だ。アンタと俺の魔力回路を繋げて、アンタの魔力を俺にも流してほしい」
俺は怯まずに続けた。
「アンタの魔力は強すぎて、一人で抱えるには負担が大きすぎる。歴代当主がそれで命を縮めてきたんなら、俺も半分持つ」
「…………」
「俺にも背負わせてくれ。二人で分け合えば、アンタはもっと楽になるし、俺だって――」
「――ふざけるなッ!!」
バンッ!!
オルドリンが立ち上がると同時に、見えない衝撃波が部屋を揺らした。
部屋の温度が急激に下がる。
彼の手は机に触れていない。なのに、キキキ……と嫌な音を立てて、テーブルの脚が床にめり込み、表面が一瞬で白く凍りついた。
「君は何を言っているのか分かっているのか!? 魔力共有だと!? 自殺志願者にでもなったつもりか!?」
「自殺じゃない! 俺たちのためだ!」
「私の魔力がどれほど汚れていて、どれほど暴力的か、一番知っているのは君だろう! それを体内に流し込むなど……正気の沙汰ではない!」
彼の周りに氷の結晶が舞い始めた。
怒りではない。これは恐怖だ。
俺を失うことへの、原初的な恐怖。
「君の魔力回路は、私のものとは比較にならないほど細くて繊細なんだ! もし繋げば、君の中身はぐちゃぐちゃになる! 精神が焼き切れ、二度と目覚めなくなるかもしれないんだぞ!?」
オルドリンは頭を抱え、苦悶の声を漏らした。
「私の……この呪われた血のせいで、君を壊すなんて……そんな悪夢、耐えられるわけがないだろう!!」
彼の悲痛な叫びが部屋に響く。
窓ガラスには霜が張り付き、観葉植物は一瞬で枯れて凍りついた。
セバスチャンが静かに部屋の隅へ退避し、結界を張っているのが見えた。
俺は立ち上がった。
震える足で、彼に近づく。
冷気が肌を刺す。普通の人間なら、この距離に近づくだけで心臓が麻痺するだろう。
でも、俺は平気だ。
だってこれは、オルドリンの一部だから。
「……俺を見くびるなよ」
「今近寄らないでくれ! 凍ってしまう!」
「凍らない! アンタの氷は、俺には温かいって知ってるだろ!」
俺は彼の手首を掴んだ。
冷たい。氷のように冷たい手だ。
でも、俺が掴むと、その震えが少しだけ収まった。
「オルドリン、俺を見て」
「……嫌だ。君を危険に晒す提案には、絶対に頷かない」
「俺を見ろってば!」
俺は彼の手を強引に引き寄せ、自分の胸に当てさせた。
ドクン、ドクンと、俺の心臓の音が伝わるはずだ。
「俺は弱いか?」
「……君は、儚い。すぐに壊れてしまいそうなほど……」
「違う。俺は、アンタの『相棒』だ」
俺は真っ直ぐに彼の瞳を見つめた。
「俺は、魔王と呼ばれるアンタとパーティーを組んで冒険している男だぞ? アンタが魔脈で無茶した時、誰がそばにいた? アンタが星渡りで暴走しかけた時、誰が止めた? 俺だろ」
「……ルシアン」
「俺はタフなんだよ。心も、体も。アンタが思ってるよりずっと図太いし、頑丈なんだ」
セバスチャンの言葉を思い出す。
『あなた様には特殊な何かがある』。
その言葉が、俺の背中を押してくれる。
「それにさ、これは自己犠牲とかじゃないんだ。俺の欲だよ」
「……欲?」
「アンタとずっと一緒にいたいっていう、俺のわがままだ」
俺は彼の手を両手で包み込み、ギュッと握りしめた。
「俺を信じてくれ、オルドリン。俺はアンタの一部になりたいんだ」
その言葉に、オルドリンの瞳が揺れた。
拒絶の色が薄れ、縋るような、泣き出しそうな色が浮かんでくる。
「……もし失敗したら? 君が、私の名前さえ呼べなくなったら?」
「ならないよ。俺の魂は、きっとアンタの名前を呼ぶためにこの世界にあるんだから」
俺は彼の首に腕を回し、耳元で囁いた。
彼が一番弱くて、一番喜ぶはずの言葉を。
「おじいちゃんになっても、杖ついて冒険するんだろ? 約束したじゃん」
その瞬間、オルドリンの体から力が抜けた。
張り詰めていた冷気が霧散し、彼は崩れ落ちるように俺を抱きしめ返した。
「……ずるいぞ、ルシアン……」
彼の顔が俺の肩に埋められる。
温かい雫が、俺の服に染み込んでいくのが分かった。
「そんなことを言われて……断れるわけがないだろう……」
「へへ。俺の勝ちだな」
「……ああ、完敗だ。君には一生勝てる気がしない」
オルドリンは顔を上げ、濡れた瞳で俺を見つめた。
そこにはもう迷いはなかった。
あるのは、覚悟を決めた男の、狂おしいほどの愛だけだ。
「分かった。儀式を行おう。……ただし、条件がある」
「条件?」
「最高の医師達を用意する。万が一、君に少しでも異常が見られたら、即座に中断する。そして……もし君が壊れるようなことがあれば」
彼の瞳の奥に、暗く重い炎が宿った。
「私はこの世界を凍らせて、時を止める。君が目覚めるまで、永遠にだ」
「……はいはい。魔王様の発言は規模がでかいね」
俺は苦笑して、彼のおでこにコツンと自分のおでこをぶつけた。
「大丈夫だよ。アンタの魔力が俺を傷つけるはずないって知ってるし」
俺はわざと悪巧みをする子供のような顔をして見せた。
シリアスな空気はここでおしまいだ。
「それにさ、半分もらったら俺も『氷の伯爵』の力をド派手に使えるようになるじゃん? 洗濯物を一瞬で凍らせて乾燥させたり、暑い日には家全体をキンキンに冷やしたり……便利そうだろ?」
「……君の言う『ド派手』の基準は、私の想像とは随分違うな……。私はてっきり、気に入らない国の一つでも氷漬けにしたいのかと……」
「しねーよ! 平和利用だよ!」
俺の軽口に、オルドリンがようやく小さく笑った。
空気が緩む。凍りついていた観葉植物から、パラパラと氷が落ちた。
「お得だろ? アンタは健康になれるし、俺はパワーアップできる。一石二鳥じゃん」
「……そんな、簡単な話ではないのだが……まあいい。君が笑っているなら、それが一番だ」
オルドリンが穏やかな顔に戻ったのを確認して、俺はパンと手を叩いた。
「よし! じゃあ決まりだ! 儀式は明後日! 王立魔法医療研究所を予約するぞ! セバスチャン、頼めるか?」
「既に手配済みでございます。ガレウス医師とも連携は取れております」
「さすが!」
「なっ、いつの間に!?」
オルドリンが驚愕の表情でセバスチャンを見る。
俺とセバスチャンは、密かに目配せをして笑った。
昼間の外出時、彼に根回しを頼んでおいたのは正解だったようだ。
こうして、俺たちの運命を賭けた『魔力共有の儀式』が決行されることになった。
それは、クライス家の歴史を変える、最初で最後の挑戦だった。
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