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第8章 俺たちは『悲しい話』じゃなくて、『いつもの冒険』がしたい
第62話 密着指導と、制御不能の愛
しおりを挟む週末。
俺とオルドリンは、王都から馬車なら三時間ほどの距離にある『さえずりの森』に来ていた。
ここは中級モンスターが生息する野良ダンジョンで、常に地形が変化するその特異性から、冒険者たちのデートスポット……もとい、狩り場として人気がある場所だ。
「空気が美味いな! 絶好の冒険日和だ!」
俺は大きく伸びをした。
体が軽い。
羽が生えたように……いや、重力が半分になったかのように軽いのだ。
一昨日の儀式以来、俺の体には常にオルドリンの魔力が巡っている。
そのおかげで身体能力も底上げされ、五感も鋭くなっていた。
「ああ、素晴らしい天気だ。だが、太陽よりも君の笑顔の方が眩しいよ、ルシアン」
オルドリンが優雅に降り立ち、自然な動作で俺の腰に手を回す。
森の入り口だというのに、彼の周りだけキラキラとしたエフェクトが見えるようだ。
「今日は久しぶりの実戦だ。無理はしないようにな」
「分かってるって。……でもさ、早く試してみたいんだよ。この新しい力を」
俺は自分の手のひらを握ったり開いたりした。
指先まで漲る魔力。
今までの俺は、魔法を使うたびに魔力貯蔵量の残りを気にしなければならなかった。
ガス欠を恐れてチマチマと節約し、ここぞという時だけ大技を使う。それが俺のスタイルだった。
だが、今は違う。
背中にあるパイプラインから、無限に燃料が供給されているような感覚だ。
これなら、今まで撃てなかった連続魔法も、高等魔術も使い放題なんじゃないか?
「よし、行こうぜオルドリン! 今日の俺は一味違うぞ!」
「ふふ。頼もしいな。では、私は君の護衛に徹するとしよう」
俺たちは意気揚々と森の中へと足を踏み入れた。
それが、この森の生態系を脅かす大災害の幕開けだとも知らずに。
◇◇◇
森に入って数分。
さっそく、茂みの奥から魔物が現れた。
体長二メートルほどの『フォレストウルフ』だ。
鋭い牙と俊敏な動きが特徴だが、中級冒険者なら苦戦はしない相手だ。
「グルルッ……!」
「おっと、いきなりお出ましか」
俺は杖を構えた。
いつもなら、オルドリンが氷で動きを封じてから、俺が攻撃するパターンだ。
だが今日は、俺一人でやってみたい。
「俺がやる。……見ててくれよ、オルドリン」
「ああ。君の勇姿を、目に焼き付けておくよ」
俺はウルフに向き直り、魔力を練った。
イメージするのは、風の刃。
カマイタチのように鋭く、素早く敵を切り裂く俺の得意魔法『風刃(ウィンド・カッター)』だ。
(魔力充填……よし、通りがいい。いや、良すぎる。指先から勝手に漏れ出しそうだ)
念のため呪文を紡ぐ。
「――風よ、刃となりて敵を討て。『風刃』!」
俺は軽く杖を振った。
ヒュッ、という風切り音と共に、真空の刃が飛んでいく――はずだった。
ドォォォォォォォォンッ!!!!!
俺の杖の先から放たれたのは、刃(カッター)ではなかった。
それは、全てを飲み込む巨大な『竜巻』だった。
「は……?」
俺が呆然とする目の前で、直径十メートルはあろうかという暴風の塊が、唸りを上げて爆走していく。
フォレストウルフ?
そんなものは一瞬で空の彼方へ吹き飛ばされた。
それだけではない。
樹齢数百年はありそうな大木が、まるでマッチ棒のようにバキバキとへし折られ、根こそぎ引っこ抜かれて舞い上がる。
地面が抉れ、草花が消滅し、鬱蒼とした森の中に定規で引いたような一直線の『道路』が開通していた。
ズドォォォォ……ン。
遥か彼方で、竜巻が消滅する音が聞こえた。
あとには、綺麗に整地された新しい道と、パラパラと落ちてくる葉っぱだけが残された。
「…………」
俺は開いた口が塞がらなかった。
杖を持つ手が震えている。
なんだこれ。
俺はただ、ちょっと風を起こしただけだぞ?
なんで局地的な台風が発生するんだよ!?
「す……すごい……」
隣で、オルドリンが感嘆の声を漏らした。
彼はうっとりとした表情で、更地になった森を見つめている。
「素晴らしいぞ、ルシアン! 今の魔法はなんだ!? 『風刃』の詠唱で、地形を変えるほどの『極大暴風圏(サイクロン・カタストロフィ)』を発動させるとは!」
「ち、違う! 俺はただの風刃を撃ったつもりで……!」
「なんて芸術的な破壊力だ! あの一撃で、森の通気性が格段に良くなった! これなら迷うことなく進めるな!」
「ポジティブすぎるだろ!!」
俺はツッコミを入れたが、事態は深刻だ。
どうやら、俺の魔力制御が完全にイカれているらしい。
「出力がおかしいんだよ……! 小川の水をすくおうとしたら、堤防が決壊したみたいな……!」
「ふむ。なるほど」
オルドリンは顎に手を当て、納得したように頷いた。
「パスが繋がったことで、私の魔力が常時君に流れ込んでいる状態だ。君の体という器は頑丈だが、出し入れする『水門』の方が、その奔流に慣れていないのだろう」
「奔流ってレベルじゃねーよ! 大瀑布だよ!」
俺が叫んだ、その時だった。
森の埃を吸い込んだのか、鼻がムズムズした。
「――っ、へくしゅっ!!」
大きなくしゃみが出た。
瞬間。
ヒュン!!
俺の口から、氷球が飛び出した。
「うわあああっ!?」
「おっと」
オルドリンが瞬時に氷の盾を展開し、氷球を防ぐ。
「あ、あぶねぇ……! ごめん、大丈夫か!?」
「平気だ。……しかし、くしゃみ一つで中級氷魔法を放つとは。君は本当に筋がいい」
「いや、褒められたことじゃないから!」
俺は頭を抱えた。
これじゃ冒険どころじゃない。
歩くたびに地震を起こし、くしゃみで近隣破壊を起こす危険人物だ。
これなら、以前の「F級ポンコツ冒険者」の方が良かったかもしれない。
「どうしよう、オルドリン。俺、怖くて魔法使えないよ……」
「心配するな」
オルドリンが優しく俺の肩を抱いた。
「制御できないなら、覚えればいいだけのこと。……私が教えよう。魔力の『絞り方』を」
「助かる! けど、『絞り方』なんてどうやって?」
俺が顔を上げると、彼は妖艶な笑みを浮かべた。
なんだろう。すごく嫌な予感がする。
「まあ、任せておけ。……密着するぞ」
オルドリンはそう言うと、俺の背後に回り込んだ。
そして、俺の腰を両手でガシッと掴み、自分の体に引き寄せた。
「ひゃあっ!?」
『力を抜け、ルシアン。……もっと私に身を委ねるんだ』
パスから頭に直接囁かれる甘い声。
背中に感じる彼の胸板の厚み。
首筋にかかる吐息がくすぐったくて、俺は思わず身をよじった。
『ちょ、オルドリン!? これ、魔法の指導だよな!? なんか前の時の指導より濃厚密着してないか!?』
『魔力共有(パス)を通じている以上、極限まで身体を合わせるのが最も効率的な伝達手段だ』
彼はもっともらしいことを言いながら、片手を俺の腹部――丹田のあたりに這わせた。
『ここだ。ここに魔力の源を感じるだろう?』
『う、うん……』
『そこにある『弁』を意識しろ。今は全開になっている。それを、私の指の動きに合わせて……ゆっくりと閉じていくイメージだ』
彼の大きな手が、俺のお腹をゆっくりと撫でる。
いやらしい手つきではない。……ないはずだが、どうしても意識してしまう。
「……ふあッ」
「そうだ。いい声だ」
「声は関係ないだろ!」
『ふふ。……さあ、イメージして。君の中を流れる奔流を、細い糸にするように……』
彼の魔力が、接触している部分から直接流れ込んでくる。
それは冷たくて、でも甘やかで、俺の暴れ回る魔力を優しく押さえ込んでいくようだった。
まるで、荒ぶる馬を熟練の騎手がなだめるように。
『……そう。上手だ、ルシアン』
オルドリンが俺の耳朶を甘噛みした。
ビクッと肩が跳ねる。
「今だ。その感覚のまま、小さな『水球』を作ってみてくれ」
「う、うん……水よ、集いて……球となれ……!」
俺は彼の体温に包まれながら、必死に集中して杖を振った。
ポンッ。
杖の先に、バスケットボール大の水球が現れた。
「……できた!」
さっきの災害級の魔法に比べれば、劇的な進歩だ。
まあ、本来の『水球』はビー玉サイズなのだが、今はこれで十分だろう。
「やった! できたぞオルドリン!」
「ああ、素晴らしい。完璧な球体だ。君の愛らしさを凝縮したようだ」
オルドリンは俺のこめかみにキスを落とし、さらに強く抱きしめた。
「だが、まだ油断は禁物だ。完全に定着するまでは、こうして私が補助(サポート)を続けなければな」
「え? まさかダンジョンをずっとこの体勢で?」
「当然だ。君が暴走して森を消滅させないための、安全措置だ」
彼は絶対離さないと言わんばかりに、腕に力を込めた。
……嘘だ。
絶対、楽しんでるだろ。
ニヤニヤしてる気配が背中から伝わってくるんだよ!
「歩きにくい……」
「私が抱き上げて歩くから問題ない。さあ、次は実践だ」
こうして。
背後から旦那様に羽交い締めにされ、耳元で甘い指導(囁き)を受けながらダンジョンを進むという、異様なパーティが爆誕した。
◇◇◇
それからの道のりは、まさに混沌(カオス)だった。
キラービーの群れが現れた時。
『ルシアン、集中だ。……ふっ、耳が赤いぞ』
「あんたがパスで喋りながら、耳元に吐息を吹きかけてくるからだろ! くすぐったくて照準がブレるんだよ!」
『照れる君も可愛い。さあ、そのまま撃て』
「うおおお! もうどうにでもなれッ! ……『氷矢』!」
ズドォォン!!
俺が放った氷矢は、空中で分裂してホーミングミサイルのようにハチを殲滅し、ついでに隣の崖を崩落させた。
「素晴らしい! 殲滅力と整地能力を兼ね備えた一撃だ!」
「褒めるな! 道がなくなっただろ!」
オークが現れた時。
「『氷壁』で足止めを!」
「『氷壁』ッ!」
ゴゴゴゴゴ……!!
地面から砦の城壁のような巨大な壁がせり上がり、オークごと天井に突き刺さった。
「素晴らしい! これなら魔王軍の侵攻も防げるぞ!」
「防ぐっていうか、もう圧殺してるじゃねーか!」
壁のシミになったオークを見て、俺は乾いた笑いを漏らすしかなかった。
俺が失敗(オーバーキル)するたびに、オルドリンは「さすが私の妻だ」「破壊神の才能がある」と全肯定してくる。
だが、原因は明白だ。
戦闘中も「もっと身を任せて」「そう、その調子だ」と、密着指導を続けてくる彼のスキンシップが過剰すぎて、俺が魔法に集中できないからだ。
すれ違った他の冒険者パーティが、何事かとこちらを凝視し――
「……おい、あれ見ろよ」
「氷の伯爵だ……すげぇイチャついてる……」
「逃げろ! 巻き込まれるぞ!」
そんな悲鳴を残して、脱兎のごとく逃げ出していった。
断片的に聞こえた「バカップル」という単語に、俺は顔を覆いたくなった。
ごめん、みんな。
俺たち、今ちょっと制御不能なんだ。
「はぁ……はぁ……。疲れた……」
数時間後。
俺たちはどうにか、ダンジョンの最深部手前まで到達していた。
俺のMPは満タンのままだが、精神的な疲労がすごい。
力の加減をするというのが、これほど難しいとは。
「よく頑張ったな、ルシアン。飲み込みが早いぞ」
「アンタの指導がねちっこいおかげだよ……」
俺が文句を言うと、彼は嬉しそうに笑った。
「さて。この先はボス部屋だ」
目の前には、巨大な扉がそびえ立っている。
中から漂ってくるのは、これまでの雑魚とは違う、強烈な威圧感。
このダンジョンの主、『キメラ・ロード』だ。
「……なぁ、オルドリン」
「なんだ?」
「ボス戦も、この体勢でやるのか?」
俺は背後の旦那様を見上げた。
彼はキョトンとして、それから真顔で答えた。
「もちろん。……君と二人で『愛の共同作業』をするのだろう?」
結婚披露宴のケーキ入刀かよ!
俺はため息をつき、杖を握り直した。
「分かったよ。……派手にぶっ飛ばして、さっさと帰って飯にしようぜ」
「ああ。君との合体魔法、楽しみにしているよ」
俺たちは頷き合い、巨大な扉を押し開けた。
中で待ち受けるボスが、まさか俺たちの「特訓」の犠牲者第一号になるとは、まだ誰も知らなかった。
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