猫の王子は最強の竜帝陛下に食べられたくない

muku

文字の大きさ
上 下
2 / 37

2、食べられたくない!

しおりを挟む

 * * *

 かつてこの地上を支配していたのは、純血の人間だったと言われている。人間達は争いを続けて数を減らし、いつしか絶滅の危機に瀕していた。
 そんな人間達を哀れに思った神獣は使役する獣達を人の世に送り、人間達とつがわせて数を増やす手助けをしてやったのだった。

 そうして誕生したのが獣人で、現在は数多の種類の獣人達が存在する。
 それも遠い昔の出来事で、今では言い伝えられている内容以上のことはわかっていない。残っている文献も多くはないので、詳細は不明だった。
 とにかく人間達は獣と血が混ざり、無事に数は増やしたものの、争いごとが地上からなくなることはなかった。

 獣の特徴を持つ獣人達は相変わらず縄張り争いを続け、戦や小競り合いは絶えず、現在に至る。

 ◇

「う、……ん」

 ミカはゆっくりと目を開けると、何度か瞬きをした。
 体を起こしてみると、見知らぬ寝台の上にいる。はて、何故自分はこんなところにいるのだろうかと首を傾げた。

(確か、私は……牢屋に入っていたはずだった、よな?)

 両手を握ったり開いたりしながらそこに目を落とし、また反対側に首を傾げる。
 そうだ。白い猫族の王子である自分は、献上品として鼠族に捧げられたのだった。ミカに言わせると、やらなくてもいいような戦を白い猫族が茶色鼠族に仕掛けたのだ。あんな溝鼠どぶねずみどもは駆逐してくれるわと兄王子達は張り切っていたが、鼠達はとても賢く、こちらは逆に領土を奪われる羽目になってしまった。

 ミカはそもそも自国でほぼ幽閉されていたに等しい、使い物にならない王子であり、身内からも忌み嫌われている存在だったので、鼠達の中に放り込まれた。
 そんな事情を鼠側もある程度知っていて、しかし猫の王子など暇つぶしにいたぶるにはもってこいだと受け取ったようだった。

(そうだ。私は鼠の国でも牢に入れられて、毎日小突かれて、馬鹿にされて……)

 玩具にするのに飽きたら殺されるに違いない。白い猫族側へは病気で死んだとか、いくらでも嘘はつけるのだ。そもそも戦勝国側であるし、びくつく必要はない。
 ミカには助かる道がないでもなかったのだが、それを実行する勇気がなくて、毎日膝を抱えて泣いていたのだった。

 そう。そして、何故か兄が現れて、どこかへ連れていかれて――。
 あの、世にも恐ろしい残忍な笑顔が頭に浮かび、ミカは恐怖で毛を逆立てた。

(いや待て、あれは夢かもしれない。いくらなんでも、天上の竜族が私の前に現れるはずがない)

 と自分に言い聞かせるも、夢を見ていたのだとするとミカはいつもの冷たい牢の床の上で目を覚まさなければならないはずだ。

 ――ここは一体、どこなんだ?

 竜帝とかいう幻のような存在に微笑みかけられたのが現実だとすると、牢の中にいるより怖い。どういう展開なのだかさっぱりわからないのだ。
 周囲に視線を走らせ、自分の置かれている状況を確認しようとする。明らかに高貴な存在にあてがわれるような部屋。一級品の寝台。ミカは汚れた服は着替えさせられており、身も清められていた。

 牢屋より心細い場所があるとは初めて知った。ミカは恐怖に震えながら、己の身を抱きしめる。体はどこも無事であり、耳も尻尾も欠けていない。痛むところもない。
 寝台のそばにある台に何かが置いてあるのに気づいた。どうも手紙であるらしく、見覚えのある第二王子の兄の筆跡でミカへの宛名が記されている。

 何もわからない中、何をするのも恐ろしいが、自分宛ての手紙を読むのはきっと構わないだろう。ミカは封を開けて怖々中に目を通した。それもやはり兄が綴ったものらしく、怒りで筆跡は乱れている。猫族が使う猫文字は丸っこくて愛らしい形が特徴なのだが、兄の綴るそれは刺々しかった。激しい怒りが感じられ、直接怒鳴られたわけではないがミカは怯えてぺたりと耳を倒した。

 手紙には、竜帝がミカの身を預かることとなり、白い猫族の王家と茶色鼠族はそれを了承したこと、ミカ自身には拒否権がないということなどが書かれている。
 竜帝がお前のような落ちこぼれを選ぶ理由がさっぱりわからない、と兄は怒り狂っているが、それはミカも不思議だった。『王子であるくせにまるで売女ばいた』だの『いつ色目をつかった』だの、ミカの知らない言葉がいくつかあったが、非難されているというのはなんとなく理解できた。

 そして最後の方に書かれている文章に目をやり、ミカは息をのむ。

『とにかく、お前は竜帝におとなしく食われる身だ。せいぜい上手くやるのだな。』

 他にも何やら書いてあったが目に入らない。ミカは目の前が真っ暗になるのを感じていた。

(食われる……? 私は、食べ物として竜帝陛下に引き取られたのか……)

 獣人は皆、半分は獣で半分は人間だ。つまり、半人の同種族とも言える。通常、獣人は共食いをしない。しかし中には食べる種族もいると聞くし、遠く離れた天空で暮らす竜族の食事に関して、ミカは何の知識もなかった。
 獣人の中でも最も強い力を持つ竜族だ。その食文化が地上の獣人と同じとは限らない。

(魚は魚を食べるし、鳥の猛禽は小鳥を食べる……。竜が猫を食べたって、別に不思議では、ない……)

 ああ。ということは。
 ついに自分の運命は決定してしまったのだ。

(い、いやだ……。私は、食べられたくなんてない……!)

 ミカは手紙を握りしめたまま、よろよろと部屋の扉の方へと歩き始めた。裸足が毛足の長い絨毯を踏む。
 何か策があったわけではなかった。ただ本能が、生きたいという気持ちがミカの足を動かしていて、頭の中はショックでほとんど空白だった。
 扉の前まで来たところで、その向こうの部屋に誰かが入ってくる物音が聞こえ、ミカは体を強ばらせた。

「ミカ様が失神された理由は当然、あなたのお顔が怖すぎるからですよ……。どうにかなりませんか、その笑い方」

 呆れたような男の声だ。それに他の誰かが返事をする。

「これでも以前よりは柔らかくなった方だ」

 これは聞き覚えがある。竜帝セライナの声だ。ミカは息を詰めた。

「どこがですか。付き合いの長い私だってぞっとしますよ。いきなり竜帝だという男が現れて、強烈な微笑みを向けられたら、そりゃあ気も失いますって。どうして笑うかなぁ」

 竜帝と言えば竜族の頂点に君臨する者のはずだが、その竜帝に対して男はやけに気安い様子で話しかけている。

「いろいろ焦らないでくださいよ? 即位の儀を終えてすぐに地上に降りるなんて、本当にせっかちな方だ」
「私はかなり待ったのだ」
「わかってます、前から聞いております。ですから、落ち着いて順序を踏んで……。でないとミカ様もお気の毒でしょう? くれぐれも、いきなりがっつくようなことはやめてくださいよ」

 がっつく、という言葉を聞いたミカは真っ青になった。
 竜帝が短い沈黙の後に口を開く。

「……味見くらいはいいだろうな?」
「いや、あなたの味見っていうのがどれくらいの行為を指してるのかわかりませんけど……。ほどほどにしてくださいよ。嫌われても知りませんからね」

 間違いなく、自分は竜帝に食べられるために運ばれてきたのだ。ミカは後ずさり、震える手から手紙が落ちた。
 下には絨毯じゅうたんが敷かれているし、音などほとんど立たなかったはずだった。

 だが、隣の部屋での会話は途切れ、次の瞬間、こちらへの扉が開かれた。扉のすぐそばで話をしていたのではなかったはずだが、音を聞きつけてすぐ、竜帝ではない方の男が移動して扉に手をかけたらしい。
 薄暗い部屋に、光が差し込む。
 そこには、純白の長い髪をした美しい男が佇んでいた。

「これは、白い猫族の第五王子、ミカ殿下。お目覚めになられたようですね」

 長身のその男は、優しげな微笑をミカへと向ける。ミカは呆然とその、竜族らしき男を見上げることしかできなかった。

(盗み聞きをしていたのがバレただろうか? 私はこの場で処刑されるのか? 勝手に寝台から離れるべきではなかったのかもしれない。寝たふりでもしていれば……)

 何か言わなければと思うのに、声が出てこない。空っぽの頭からは何の台詞も見つけられない。
 白い長髪の男は言葉を失って立ち尽くすミカの態度を不審に思った様子もなく、「お体の具合は悪くありませんか?」と尋ねてきた。のろのろとミカが頷くと、彼も頷き返す。

「世話係の者を連れてきますので、少々お待ちください」

 そう言い置いて立ち去ろうとする。
 ミカが男の向こうへと目をやると、気絶する前に対面した、あの竜帝が立っていた。白い竜人は部屋から出て行く前に、びしっとひとさし指を竜帝へ向けた。

「笑わないでくださいよ、陛下」

 そんな注意を受けた竜帝セライナは、不服そうに目を細めて男を見送る。
 そして、セライナはゆっくりとミカの方へと歩いてきた。一歩一歩に重みがある。そしてこの威圧感。
 ミカは両目を大きく見開いてセライナを見つめていた。

 腰までの黒い長髪。美しい彫刻のような顔立ち。背は高く体つきはたくましく、小さなミカとはまるきり違う生き物のようであった。
 ミカは一応王族である。どういう理由で連れて来られたにしろ、何かしらの挨拶はするべきだ。

 口を開こうとしたところ、しかし先に声を発したのはセライナの方だった。

「猫はミントが苦手だと聞いた。昔の私は知らなかったが」

 思いの外静かな声で、柔らかく耳に届く。突然植物の名前が出て、ミカは混乱してしまった。確かに猫はミントを嫌っている。四つ足の獣の方の猫もそうであるし、獣人であってもそれは同じだ。

「ミント……ですか?」
「ああ。お前は兄弟達に、群生するミントの中へ放り込まれたりしたのだろう? 他にもたくさん、酷い仕打ちを受けたと聞いている」

 幼い頃の記憶は曖昧な部分が多いのだが、ミカは昔から兄弟達には特に邪険にされ、いじめられてきた。ミント畑に放置されたり、ミントの香油を上からぶちまけられて始終その香りを漂わせて皆に避けられたり。
 おかげでミントの香りには慣れてしまって、自分は平気になったのだが。

「私は、醜い猫ですから……。仕方ありません。王族の中にこのような者が生まれて、疎まれるのは当然です」

 ミカがうつむくと、長い前髪が目にかかる。眼帯をつけるのは苦手なのだが、誰かに用意してもらえばよかったと後悔する。
 すると、セライナがミカの顎をつかんで上を向かせた。

「お前は醜くなどない」

 セライナはミカの前髪を払って黄金の目をあらわにさせた。とっさに身を引こうとしたが、考えてみればセライナの瞳は黒だ。今まで、周りと違う者は異様な存在で差別されるものだと思いこんでいたのだが、ここにいるのは竜人ばかり。ミカの片目の色が皆と同じ青でないことを嫌悪されたりはしないのかもしれない。

「お前は、世界で一番可愛い――愛らしい猫だ」

 セライナはミカの頬に手をそえたまま、顔を近づけてきた。

(あ……えっ……? 食べられる……?!)

 ミカの頭に唇を押しつけたセライナは、呆然とするミカをしばらく見つめ――ニイッと、控えめな微笑を浮かべた。
 前の時よりかなりおさえた表情ではあったものの、やはり恐ろしいのは変わらない。獲物をしとめる直前だとか、好物を前にした時に浮かべるような笑みなのだ。だからだろうか、本能的に敗北を悟って体から力が抜けてしまう。

 ミカがその場で崩れ落ちそうになるのを、すぐにセライナが支えた。

「どうした」
「その……、こっ、腰が……」

 卒倒こそしないで済んだが、ミカは無様にも竜帝の前で腰を抜かしてしまったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

完結·助けた犬は騎士団長でした

BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。 ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。 しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。 強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ…… ※完結まで毎日投稿します

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

異世界転生した俺の婚約相手が、王太子殿下(♂)なんて嘘だろう?! 〜全力で婚約破棄を目指した結果。

みこと。
BL
気づいたら、知らないイケメンから心配されていた──。 事故から目覚めた俺は、なんと侯爵家の次男に異世界転生していた。 婚約者がいると聞き喜んだら、相手は王太子殿下だという。 いくら同性婚ありの国とはいえ、なんでどうしてそうなってんの? このままじゃ俺が嫁入りすることに? 速やかな婚約解消を目指し、可愛い女の子を求めたのに、ご令嬢から貰ったクッキーは仕込みありで、とんでも案件を引き起こす! てんやわんやな未来や、いかに!? 明るく仕上げた短編です。気軽に楽しんで貰えたら嬉しいです♪ ※同タイトルを「小説家になろう」様でも掲載しています。

獣人将軍のヒモ

kouta
BL
巻き込まれて異世界移転した高校生が異世界でお金持ちの獣人に飼われて幸せになるお話 ※ムーンライトノベルにも投稿しています

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

僕だけの番

五珠 izumi
BL
人族、魔人族、獣人族が住む世界。 その中の獣人族にだけ存在する番。 でも、番には滅多に出会うことはないと言われていた。 僕は鳥の獣人で、いつの日か番に出会うことを夢見ていた。だから、これまで誰も好きにならず恋もしてこなかった。 それほどまでに求めていた番に、バイト中めぐり逢えたんだけれど。 出会った番は同性で『番』を認知できない人族だった。 そのうえ、彼には恋人もいて……。 後半、少し百合要素も含みます。苦手な方はお気をつけ下さい。

異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。

やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。 昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと? 前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。 *ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。 *フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。 *男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。

気づいたら周りの皆が僕を溺愛していた

しののめ
BL
クーレル侯爵家に末っ子として生まれたノエル・クーレルがなんだかんだあって、兄×2や学園の友達etc…に溺愛される??? 家庭環境複雑だけれど、皆に愛されながら毎日を必死に生きる、ノエルの物語です。 R表現の際には※をつけさせて頂きます。当分は無い予定です。 現在文章の大工事中です。複数表現を改める、大きくシーンの描写を改める箇所があると思います。時間が取れず以降の投稿が出来ませんでしたが、現在まで多くの方に閲覧頂いている為、改稿が終わり次第完結までの展開を書き進めようと思っております。話の追加には相当な時間を要すると思いますが、宜しければお付き合いください。 (第1章の改稿が完了しました。2024/11/17) (第2章の改稿が完了しました。2024/12/18)

処理中です...