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僕の名は先ほどまではマシュー・エイムズでした。
でも今はマシュー・ギランです。
僕の一番大切な人は、旦那様のアダム様。アダム・ギラン様。
それから新しい家族も出来ました。
その人達には、まだ会った事が有りませんが、近い内に会いに行こうとアダム様が約束して下さいました。
それから、親戚までできたんです。
僕のお母様は、アダム様の副官をなさっているジークフリードさんの叔母様だそうです。
だからジークフリードさんは僕の従兄で、従兄の家族は、当然親戚だと言う事なのです。
僕の大事な人がものすごい勢いで増えていきます。
僕は幸せ過ぎて、もうどうしていいか分かりません。
僕は今、アダム様の膝の上で、幸せを噛み締めながら甘えています。
アダム様の胸に頬を擦りつけ、香りを胸いっぱいに吸い込むと、とても落ち着くんです。
『ドクンッ。』
あれ?
急に僕の胸が高鳴った。
アダム様の香りがものすごい勢いで僕の全身を包む。
「ア…ダム…様……。」
「つっ。マシュー!」
「僕…幸せ過ぎて…体が…おかしくなって…し…まったみたい…です。」
「どうしたマシュー!
大丈夫か?これは…この香りは、もしかしてヒートか?
マシュー、ヒートは初めてか!?
と言っても覚えていないか。」
ヒート?ヒートって何っだっけ。聞いた事が有る気がする。
「アダム様とても熱い。……何か体中ざわざわして、変…です……。」
「そ、そうか、お前はからとてもいい匂いがする。」
そう言いながら、僕の首筋に顔を埋めるアダム様。気持ち…いい……。
「少将殿!お気を確かに。気持ちは分かりますが、マシュー君はまだ本調子では有りません。自制して下さい!」
見るとジークフリードさんはハンカチを口に当てて、困ったような顔をしている。
どうかしたのかなぁ?
でも僕は、アダム様に甘える事に忙しいから、それどころじゃないんだ。
火照った体をアダム様に擦り寄せ、アダム様の首筋に顔をうずめ、香りを堪能する。
「だがジーク、手を出せないとなると、一体どうすればいいんだ。マシューが辛そうなんだが。」
「そう、辛いんです。さっきから服が鬱陶しくて、脱ぎたいんです。脱いでもいいですか?」
こんな邪魔な服脱いじゃいたい。そして、アダム様の服も取っちゃいたい。取ってピッタリくっつきたい。
肌と肌がくっついたら、どんな感じがするだろう。とても気持ちよさそう。
「待て、待てマシュー、ここでは駄目だ。すぐ寝室に連れて行ってやる。だから脱いでは駄目だ。」
「やだっ。脱ぎたい。」
「仕方が有りません。この屋敷には、Ωの抑制剤はまだ用意してなかったはず。
私はすぐ、医師の所に行って参ります。
マシュー君の事を楽にしてあげることぐらいは大目に見ますが、くれぐれも盛って無体な事をしないように。
マシュー君は、まだ体力も回復してないのです。
分かっていますよね。ちゃんと我慢をして下さい。」
ジークフリードさんは慌てて部屋から出て行った。
でも、今の僕はアダム様さえいればいいから構わない。
なんか、アダム様って美味しそう。
僕は手を伸ばし、アダム様のシャツのボタンを一つ外し、ペロッと首を舐めてみた。
「美味しい…。」
「ま、待てマシュー。すぐ寝室に連れて行く。」
そう言うとアダム様は僕を抱え上げてくれた。
ふふ、僕お姫様みたい。
うれしくてアダム様に腕を回す。目の前には美味しそうなアダム様の首。
チュツ、チュツ、ってキスしちゃった。
アダム様、真っ赤―。
アダム様は僕をベッドに下ろすと、上から僕を見下ろしている。
「マシュー、言っても分からないかもしれないが、
俺はお前に無理をさせたくないんだ。
できれば協力してもらえれば助かるのだが……、無理だろうな。」
「アダム様、脱がせてぇ。」
何故か体中切ないのです。どうにかなりそうなんです。
僕は両手を差し出し、アダム様にお強請りする。
「すまん、ジーク。」
アダム様はそうつぶやくと、僕のお願いを聞いてくれた。
「あ、あぁ‥‥‥あん、気持ち…い…。」
僕は泣きながらお強請りして、ようやくアダム様にも服を全部脱いでいただいた。
だって、肌をピッタリくっつけてみたかったんだもの。
そして今は、アダム様は僕の足の間に陣取って、僕の一番切なくて熱いところを悪戯している。
「やあぁん、アダム様ぁ。離してくださいー。」
「駄目だよ、こんなにして、辛いだろうに。」
アダム様の息も荒い。
「だから、お願いぃ、離して、出ちゃうから、見ないでぇ―。」
「どうして、俺は見たいな。」
「やだ!恥ずかしいからやだ~。」
僕は半泣きになって訴える。
嫌だって言っているのにやめてくれないアダム様は意地悪だ。
「俺はマシューの恥ずかしいところを全部見たい。でもそんなに嫌なら……。」
キャウッ…ン、ンン。な、何……?
僕の中心が、急に暖かくしっとりとしたものに包まれた。
そして、何かが這い回り、吸われる。
それがとてつもなく気持ちいい。
「あ、アダム様…、何をしているんで…あ‥あぁ――――。」
ジュプ、ジュプと言う水音と共に上下に擦られる。
「や、やだ、おかしくなっちゃうぅ――――。」
出ちゃう、出ちゃうよ。恥ずかしいから嫌っ、アダム様離してして。
でも、いくら抵抗してもアダム様は離してくれない。
何故か、お腹の真ん中が、ズクズクと疼いてくる。
僕は、足をバタバタと動かし、抵抗したいけど、アダム様に掴まれて動けない。
「やだ!いやいやいや。汚いの出ちゃう。お願いアダム様放して、見ないで、何処かに行って~。」
「酷いな。そんな事を言う悪い子にはお仕置きだ。」
そう言うと、一層僕のを吸い上げる。
気持ちいい、いいの…。もういい、気持ちいいから。どうでもいい…、
あぁ…あぁぁ――――。
……………。
僕、我慢できなくて出してしまいました。多分アダム様の口の中に…。
それからアダム様は、ようやく離してくれたけど、最後にまた、僕の先っぽをぺろりと舐める。
「ふふ、美味しかったよ。」
僕は肌掛けを引っ張り上げて顔を隠そうとしたけれど、アダム様はそれを許してくれない。
悔しいから顔をぷんっと背けた。
「嫌って言った。どうしてやめて下さらなかったんですか?僕凄く恥ずかしかったのに。」
「恥ずかしがるマシューがかわいすぎて、止められなかった。」
そう言ってまたキスをする。
コンコンとドアをノックする音。
「ちょっと待っていてくれ。すぐ戻るから。」
そう言ってアダム様はガウンを羽織りながら、ベッドを降りていかれた。
平静に戻ってみると、自分のした事や言ったことが恥ずかしすぎる。
アダム様はああ言って笑っていらっしゃるけど、
本当はこんな変な僕に凄く呆れている筈だ。
僕は羞恥のあまり肌掛けをかぶって、ベッドの上をゴロンゴロンと転がった。
すると、ベッドの向こう側にずるずると落ちてしまう。
ちょうどいいや、恥ずかしいから、このままここに隠れてしまおう。
そう思って、そこで身を小さくし丸まった。
「あれっ?」
せっかく収まったのに、再び体の芯に熱が灯る。
「や…やだ……っ。」
だんだん体が熱くなる。
アダム様を求め、切なくなってくる。
でも、またあんな事をしたら、アダム様に呆れられてしまう。
手を煩わせてしまう。それだけは駄目。
でも、どんどん熱は高くなり、体の芯が耐えられないほどに疼いてくる。
「あ…あぁ……。」
ベッドの上に戻ろうとするけれど、思うように体が動かない。
た…すけて‥‥アダ…ム様…。
そう呼ぼうと思っても、大きな声が出せない。
パタンとドアが閉まる音がした。
「マシュー、喉が渇いただろう。冷たい水を……、マシュー?」
アダム様、僕は此処。
「マシュー!どこだマシュー‼」
バタンバタンと扉を開ける音、アダム様の走る足音、僕を呼ぶ声。
僕は必死になって答えようとするけれど、アダム様には届かない。
体は確実におかしくなっていく。
どうしよう。
お願いアダム様、僕を見つけて。助けて。
熱い、体が燃えるようだ。
やはり僕は変になってしまったんだ。
どうしよう、どうしよう、アダム様。
でも今はマシュー・ギランです。
僕の一番大切な人は、旦那様のアダム様。アダム・ギラン様。
それから新しい家族も出来ました。
その人達には、まだ会った事が有りませんが、近い内に会いに行こうとアダム様が約束して下さいました。
それから、親戚までできたんです。
僕のお母様は、アダム様の副官をなさっているジークフリードさんの叔母様だそうです。
だからジークフリードさんは僕の従兄で、従兄の家族は、当然親戚だと言う事なのです。
僕の大事な人がものすごい勢いで増えていきます。
僕は幸せ過ぎて、もうどうしていいか分かりません。
僕は今、アダム様の膝の上で、幸せを噛み締めながら甘えています。
アダム様の胸に頬を擦りつけ、香りを胸いっぱいに吸い込むと、とても落ち着くんです。
『ドクンッ。』
あれ?
急に僕の胸が高鳴った。
アダム様の香りがものすごい勢いで僕の全身を包む。
「ア…ダム…様……。」
「つっ。マシュー!」
「僕…幸せ過ぎて…体が…おかしくなって…し…まったみたい…です。」
「どうしたマシュー!
大丈夫か?これは…この香りは、もしかしてヒートか?
マシュー、ヒートは初めてか!?
と言っても覚えていないか。」
ヒート?ヒートって何っだっけ。聞いた事が有る気がする。
「アダム様とても熱い。……何か体中ざわざわして、変…です……。」
「そ、そうか、お前はからとてもいい匂いがする。」
そう言いながら、僕の首筋に顔を埋めるアダム様。気持ち…いい……。
「少将殿!お気を確かに。気持ちは分かりますが、マシュー君はまだ本調子では有りません。自制して下さい!」
見るとジークフリードさんはハンカチを口に当てて、困ったような顔をしている。
どうかしたのかなぁ?
でも僕は、アダム様に甘える事に忙しいから、それどころじゃないんだ。
火照った体をアダム様に擦り寄せ、アダム様の首筋に顔をうずめ、香りを堪能する。
「だがジーク、手を出せないとなると、一体どうすればいいんだ。マシューが辛そうなんだが。」
「そう、辛いんです。さっきから服が鬱陶しくて、脱ぎたいんです。脱いでもいいですか?」
こんな邪魔な服脱いじゃいたい。そして、アダム様の服も取っちゃいたい。取ってピッタリくっつきたい。
肌と肌がくっついたら、どんな感じがするだろう。とても気持ちよさそう。
「待て、待てマシュー、ここでは駄目だ。すぐ寝室に連れて行ってやる。だから脱いでは駄目だ。」
「やだっ。脱ぎたい。」
「仕方が有りません。この屋敷には、Ωの抑制剤はまだ用意してなかったはず。
私はすぐ、医師の所に行って参ります。
マシュー君の事を楽にしてあげることぐらいは大目に見ますが、くれぐれも盛って無体な事をしないように。
マシュー君は、まだ体力も回復してないのです。
分かっていますよね。ちゃんと我慢をして下さい。」
ジークフリードさんは慌てて部屋から出て行った。
でも、今の僕はアダム様さえいればいいから構わない。
なんか、アダム様って美味しそう。
僕は手を伸ばし、アダム様のシャツのボタンを一つ外し、ペロッと首を舐めてみた。
「美味しい…。」
「ま、待てマシュー。すぐ寝室に連れて行く。」
そう言うとアダム様は僕を抱え上げてくれた。
ふふ、僕お姫様みたい。
うれしくてアダム様に腕を回す。目の前には美味しそうなアダム様の首。
チュツ、チュツ、ってキスしちゃった。
アダム様、真っ赤―。
アダム様は僕をベッドに下ろすと、上から僕を見下ろしている。
「マシュー、言っても分からないかもしれないが、
俺はお前に無理をさせたくないんだ。
できれば協力してもらえれば助かるのだが……、無理だろうな。」
「アダム様、脱がせてぇ。」
何故か体中切ないのです。どうにかなりそうなんです。
僕は両手を差し出し、アダム様にお強請りする。
「すまん、ジーク。」
アダム様はそうつぶやくと、僕のお願いを聞いてくれた。
「あ、あぁ‥‥‥あん、気持ち…い…。」
僕は泣きながらお強請りして、ようやくアダム様にも服を全部脱いでいただいた。
だって、肌をピッタリくっつけてみたかったんだもの。
そして今は、アダム様は僕の足の間に陣取って、僕の一番切なくて熱いところを悪戯している。
「やあぁん、アダム様ぁ。離してくださいー。」
「駄目だよ、こんなにして、辛いだろうに。」
アダム様の息も荒い。
「だから、お願いぃ、離して、出ちゃうから、見ないでぇ―。」
「どうして、俺は見たいな。」
「やだ!恥ずかしいからやだ~。」
僕は半泣きになって訴える。
嫌だって言っているのにやめてくれないアダム様は意地悪だ。
「俺はマシューの恥ずかしいところを全部見たい。でもそんなに嫌なら……。」
キャウッ…ン、ンン。な、何……?
僕の中心が、急に暖かくしっとりとしたものに包まれた。
そして、何かが這い回り、吸われる。
それがとてつもなく気持ちいい。
「あ、アダム様…、何をしているんで…あ‥あぁ――――。」
ジュプ、ジュプと言う水音と共に上下に擦られる。
「や、やだ、おかしくなっちゃうぅ――――。」
出ちゃう、出ちゃうよ。恥ずかしいから嫌っ、アダム様離してして。
でも、いくら抵抗してもアダム様は離してくれない。
何故か、お腹の真ん中が、ズクズクと疼いてくる。
僕は、足をバタバタと動かし、抵抗したいけど、アダム様に掴まれて動けない。
「やだ!いやいやいや。汚いの出ちゃう。お願いアダム様放して、見ないで、何処かに行って~。」
「酷いな。そんな事を言う悪い子にはお仕置きだ。」
そう言うと、一層僕のを吸い上げる。
気持ちいい、いいの…。もういい、気持ちいいから。どうでもいい…、
あぁ…あぁぁ――――。
……………。
僕、我慢できなくて出してしまいました。多分アダム様の口の中に…。
それからアダム様は、ようやく離してくれたけど、最後にまた、僕の先っぽをぺろりと舐める。
「ふふ、美味しかったよ。」
僕は肌掛けを引っ張り上げて顔を隠そうとしたけれど、アダム様はそれを許してくれない。
悔しいから顔をぷんっと背けた。
「嫌って言った。どうしてやめて下さらなかったんですか?僕凄く恥ずかしかったのに。」
「恥ずかしがるマシューがかわいすぎて、止められなかった。」
そう言ってまたキスをする。
コンコンとドアをノックする音。
「ちょっと待っていてくれ。すぐ戻るから。」
そう言ってアダム様はガウンを羽織りながら、ベッドを降りていかれた。
平静に戻ってみると、自分のした事や言ったことが恥ずかしすぎる。
アダム様はああ言って笑っていらっしゃるけど、
本当はこんな変な僕に凄く呆れている筈だ。
僕は羞恥のあまり肌掛けをかぶって、ベッドの上をゴロンゴロンと転がった。
すると、ベッドの向こう側にずるずると落ちてしまう。
ちょうどいいや、恥ずかしいから、このままここに隠れてしまおう。
そう思って、そこで身を小さくし丸まった。
「あれっ?」
せっかく収まったのに、再び体の芯に熱が灯る。
「や…やだ……っ。」
だんだん体が熱くなる。
アダム様を求め、切なくなってくる。
でも、またあんな事をしたら、アダム様に呆れられてしまう。
手を煩わせてしまう。それだけは駄目。
でも、どんどん熱は高くなり、体の芯が耐えられないほどに疼いてくる。
「あ…あぁ……。」
ベッドの上に戻ろうとするけれど、思うように体が動かない。
た…すけて‥‥アダ…ム様…。
そう呼ぼうと思っても、大きな声が出せない。
パタンとドアが閉まる音がした。
「マシュー、喉が渇いただろう。冷たい水を……、マシュー?」
アダム様、僕は此処。
「マシュー!どこだマシュー‼」
バタンバタンと扉を開ける音、アダム様の走る足音、僕を呼ぶ声。
僕は必死になって答えようとするけれど、アダム様には届かない。
体は確実におかしくなっていく。
どうしよう。
お願いアダム様、僕を見つけて。助けて。
熱い、体が燃えるようだ。
やはり僕は変になってしまったんだ。
どうしよう、どうしよう、アダム様。
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