あなたは僕の運命の番 出会えた奇跡に祝福を

羽兎里

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初めての… 2 ※

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どのくらい時間が経ったか分からない。
ほんの少しだったか、それとも長い時間が経ってしまったのか……。
僕を覆っていた物が、ザッと剥がされ光があふれる。

アダム様…。
あぁ、僕はまたあなたに、そんな顔をさせてしまった。

そこには息を切らし、怒ったような、でも泣きそうな顔をしたアダム様が立っていた。
ごめんなさい、僕はあなたを困らせてばかりいる。

「マシュー!俺を置いて、どこかへ行ってしまったのかと思った……。」

そう言いながらギュッと僕を抱き締めてくれた。

熱くなった僕の体に負けないぐらい、熱いアダム様の体。
僕は力の入らない腕で、一生懸命アダム様に縋り付く。

ごめんなさいアダム様…。 熱い、熱いんです…。 体が切ないんです。お願い触って…。 ごめんなさい…。 あぁ…愛しています…。 
自分が何を言っているのか分からないまま、アダム様の体に口づける。

「マシュー、お前は俺を翻弄させてばかりいる…。」

そう言いながら僕を持ち上げ、ベッドに戻してくれた。
アダム様は僕に覆いかぶさり、沢山キスをして下さるけれど、それだけじゃ足りない。
僕はアダム様のガウンの胸元をこじ開け、手を差し込み、素肌をまさぐる。
何て厭らしい人間になってしまったんだろう。こんな僕はきっとアダム様に嫌われてしまう。
そう思いながらも、僕は震える手で、アダム様のガウンの紐の結び目を、何とか解こうとする。

「マシュー、何を泣く?泣かないでくれ。お前に泣かれると俺はどうしたらいいのか分からない……。」

そう言いながら僕の涙をそっと拭ってくれる。

「僕が変になっちゃったから、厭らしくなっちゃったから。きっとアダム様に嫌われちゃう。
でも、こうせずにはいられないんです。
僕…僕は変になってしまったんだ。」

僕はぐずぐず泣きながらも、アダム様を触る手を止められない。
さっきまであんなに怠かった体なのに、今はアダム様を求めてこんなに動く。

「アダム様は、こんな僕は、お嫌いですよね?」

そう言いながら、涙を浮かべた目でアダム様を見つめる。
きっとアダム様は肯定する。
こんな事、聞かなければよかった。
聞かなければ、アダム様は僕を嫌いだって、言わなかったかも知れないのに。

「マシュー……。」

お願い、何も言わないで、嫌いでもいいから僕を抱いて。
違う、嫌いにならないで、僕を愛して。

「マシュー、マシュー、落ち着いて、と言っても無理か。
とにかく俺はお前を何よりも愛してるよ。
その気持ちは一生変わらない。よく覚えておいてくれ。
もっとも何回でも言うから、忘れる暇はないと思うがな。」

それから、いったん体を起こしたアダム様はあっさりガウンの紐を解き、床に脱ぎ捨てた。

「俺は今、ものすごい忍耐力でマシューを抱きたいのを我慢してるんだが。
マシューに煽られすぎてもう限界なんだ、どうする?」

「アダム様、我慢なんてしないで!
好き、大好き!僕もアダム様の事を愛してます。
僕の事を一生傍に置いて下さい。」

「当たり前だ!
マシューこそ、俺から離れないでくれ。
マシューがいないと俺の心臓は潰れそうになってしまう。
マシューは俺の一生の番だ。唯一無二の存在だ。
愛している。愛しているんだ。」

嬉しい。僕は一生アダム様の傍に居てもいいんだ。
僕を愛しているって言ってくれた。
あぁ、アダム様、好き。もっとキスして、僕に触って、

「もっとメチャクチャにして。」

「マシュー、マシュー。」

「気持ちいいの。アダム様の触るところが全部気持ちいいの。どうして?」

アダム様の爪に刺激される胸の先が、体中強く吸われる、その僅かな痛みすら気持ちいい。
アダム様の体に光る汗がとても綺麗。
気が付くと、僕は夢中になってアダム様の体に舌を這わせていた。

「ああ、マシュー、なんて気持ちがいいんだ…。」

アダム様の吐息が聞こえる。嬉しい、僕がアダム様を気持ち良くしているんだ。
すると、またアダム様が僕の物を舐めようとする。

「やだ!ダメ、汚いからそんな事しないで!」

僕はそんな事されたくなくて、アダム様から逃げようとした。

「マシュー、落ち着いて、ここは汚くなんてない。
俺にとっては神聖なものだ。」

そう言いながら、僕の頬をそっと撫でる。

「マシュー正直に答えてくれ、此処を触られて、俺に舐められて、気持ち悪かったか?」

「そんな事ない、気持ちいいです。
でも汚いです。恥ずかしいんです。
だからお願いそんな事しないでぇ。」

「マシュー、いいんだ。番はみんなしている事なんだよ。
当たり前のことなんだ。」

本当に?皆しているの?

「あぁ、している。だから俺にもさせてくれ。
だが俺だけだ。肌を合わせる事は、俺以外とはしてはいけない。
分かっているな?」

「分かっています。僕はアダム様以外の人とこんな事したくない。」

そんな事、考えたくも無い。
だからお願い、僕を抱いて下さい。

だけど僕は、抱かれると言う本当の意味を分かっていなかった。
まさか、あんなことをするなんて……。

アダム様は、僕の体中触ってくれて、キスしてくれて、
もうクタクタになるくらい、気持ち良くしてくれた。
一体何をしているのか、されているのかさえ訳が分らないくらい。
すると急に僕の後ろに何かが入ってきた。

「やっ!何…?」

「マシュー、大丈夫だ。大丈夫。」

そう言ってアダム様は優しくキスしてくれる。
でも一向にそれは出ていかない。
それどころか、どんどん奥に入って来てる。
やだ、やだ、やだ。

「大丈夫、マシュー、番ならみんなしている。最初は違和感があるかもしれないが、じき良くなる。」

「本当に?皆しているの?気持ちよくなるの?」

「あぁ、嘘はつかない。」

それなら頑張る。
僕は苦しいのを我慢して、アダム様に身を任せた。

それはアダム様の指だったみたいだ。
何度も何度も出たり入れたりされて、指の数もだんだん増えていった。



「あ、ああっ、いやぁぁ……。」

入れられた指も、増えた本数も、結局この為だったんだ。
今、僕は足をアダム様に抱え上げられて、充分解されたそこは、アダム様と繋がっている。
とても大きくて熱いものと。

「あぁ、マシューなんて幸せなんだ。運命の番と繋がると言う事とは、こんなにも素晴らしい事なのか。」

「アダム様、ダメェ。おかしくなるぅ。」

もう僕は何回イッちゃったか分からない。
幸せで、気持ちよすぎて、狂いそうだ。でもアダム様はまだまだ許してくれない。

「はっ、はっ、狂ってしまえ。俺はとうにお前に狂っている。」

大きなアダム様はまだまだ僕の中で暴れまくっている。
既に僕の中に、何回も吐き出した事は確かなんだけど……。

「ア、アダムさ…ま……。き、きもち…い………。」
 
でも、僕はその後の事を、よく覚えていません。
次に目が覚めた時は、何故かアダム様がジーク兄様に叱られていました。
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