5 / 37
第1章 危険な夢のはじまり
4話
しおりを挟む
穂積を県警本部まで送ることになった大輔は、桂奈と別れて穂積とエレベーターに乗り直し、地下一階に降りた。
そこで覆面パトカーを手配し、大輔の運転で県警本部に向かうはずだった。が、車には乗らず、穂積と大輔は徒歩で荒間署を出た。地下からコッソリと、人目を忍ぶように――。
そしてなぜか二人は、荒間署から少し離れた場所にある、濃い色の木目調のインテリアで統一された、洒落て落ち着けるカフェに入った。
「⋯⋯じゃあランチセットを二つ。僕は本日のハーブティーで⋯⋯堂本巡査は?」
「あ、じゃあ⋯⋯ブレンドで⋯⋯」
大学生ぐらいのアルバイトの女の子が、穂積に頬を染めながらメニューを下げてキッチンに戻っていく。きっと今頃、キッチンの中はちょっとしたパニックが起きているだろう。
(⋯⋯で、俺はなんでここにいるんだっけ?)
大輔は落ち着いた店内で、ちっとも落ち着かない。
荒間署を出た穂積は、大輔を連れて荒間駅に向かった。そして駅を越え、駅前の商店街を一本裏に入ったこのカフェにやって来た。
ちょっと早いけど、ランチに付き合ってくれない? そう穂積に誘われ、隠れ家風のカフェに入り――今、二人で向かい合って座っている。
ようやく記憶が整理されたが、それでも気分は落ち着かない。捜査一課管理官、なんて大輔にとっては雲の上の存在だからだ。
会話の糸口さえ見つけられないで黙っていると、穂積が水の入ったグラスに手を伸ばし、一口飲んだ。
「ごめんね、無理やり連れてきて。前に荒間署に来た時にこのお店見つけて、いいなぁ入ってみたいなぁと思ったんだけど⋯⋯一人じゃ入りづらくて諦めたんだ」
グラスに口をつけながら、穂積が上目遣いで大輔に打ち明ける。
はにかむような表情に――ドキッとした。
穂積は階級もずっと上であるし、見た目もキリッと格好良くてとても近寄りがたい雰囲気なのに、笑うと急に幼くなった。そのギャップが大輔を一層落ち着かなくし、舞い上がらせた。
「そんなこと気にしなくても、管理官ならお洒落なお店、似合いますよ! お一人でも様になると思います!」
思わず前のめりになってしまった。穂積がビックリして、次に声を立てて笑った。
「ありがとう。無理に連れ出した俺が言うのも変だけど、堂本巡査は物怖じしないんだね」
大輔はハッとした。相手は管理官だったと思い出し、自分の図々しさを猛省して大人しく座り直す。
しかし穂積に怒る様子はなく、変わらず笑顔だった。
「嫌みじゃなくて、嬉しいんだよ。仕事で所轄署に行くと、なんだか煙たがられてる感じがしてね」
ちょっといじけてたんだ。と冗談を言って笑う穂積にまた、ドキドキしてしまう。
大輔は緊張を隠すため、大真面目に言った。
「穂積管理官が格好いいから、きっとみんな緊張しちゃうんですよ!」
「ほんとに? 今度刑事課に行ったら、ふざけて訊いてみようかな」
穂積は大輔がなにを言っても楽しそうだった。その笑顔に、大輔の緊張はどんどん解れていく。
美味しそうなランチセットのクラブハウスサンドが届く頃には、大輔はすっかり打ち解けて、二人の会話は以前からの知り合いのように盛り上がった。
そして浮かれた大輔は、自分から警察官になった理由を明かした。目の前に憧れのタマにソックリな穂積がいて、我慢できなかったのだ。
どうでもよい大輔の話にも、穂積は嬉しそうに笑ってくれた。
「へぇ? 『デカダマ!』ね。⋯⋯俺、あのドラマに出てた、玉木刑事役の俳優に似てるってよく言われたんだよ」
「やっぱり! 俺も今朝の電車で穂積管理官を見てビックリしたんです! タマがいるって!」
浮かれて朝のことを話したが、その後の情けない痴漢騒動も思い出し、落ち込む。
まさか穂積に気づかれてなかったよな? と不安になる大輔を、穂積が優しく呼んだ。
「ねぇ堂本くん?」
いつのまにか、巡査から君付けになった。せっかく緊張しなくなったのに、またドキドキしてしまう。
「は、はい⋯⋯」
緊張の面持ちで視線を上げると、穂積の薄茶の瞳が一瞬、ギラリと妖しく光った。
「今朝の電車で⋯⋯痴漢に遭ってたでしょ?」
「み、見られてたんですか?!」
ショックだった。あの情けない場面を穂積に見られていたなんて。
大輔が落胆すると、穂積のきれいな瞳から妖しい光が消え、また爽やかな笑顔に戻った。
「ちょっと騒ぎになってたから。助けに入ろうかと思ったんだけど⋯⋯」
「最悪ですよ、小野寺さんは! 管理官に助けてもらいたかったです!」
痴漢騒動を課内で言い触らされた大輔は、助けてもらった恩も忘れて晃司に怒り心頭だった。本気で心の底から、助けてくれたのが穂積だったら、と思う。
穂積がニヤリと笑った。
「小野寺巡査部長は、あれでいい警察官なんだけど⋯⋯性格にちょっと問題があるからね」
「ちょっとじゃないですよ! あの人のせいで俺⋯⋯」
童貞刑事――と不名誉な噂を立てられたことは、穂積には絶対に知られたくなくて押し黙る。
そして、ふと気づく。
「あれ? 管理官、小野寺さんのこと知ってるんですか?」
捜査一課管理官の穂積が、刑事課の捜査員ならともかく、生活安全課の警察官を知っていることに少し驚いた。そういえば、穂積は桂奈のことも知っているようだった。エレベーターホールで会った時、桂奈は名乗っていなかったはずなのに。
「うん⋯⋯君の部署、生活安全課保安係はちょっと⋯⋯色々あるから」
苦笑いする穂積に、大輔も納得してしまう。まだ初日だが、どうも曲者揃いな気はしていた。
と、テーブルに置いた大輔の携帯電話がなった。知らない番号だが、異動初日なのでおそらく仕事関連だろう。遠慮がちに穂積を見る。
「管理官⋯⋯」
「うん、どうぞ」
穂積は嫌な顔をせず、そう言ってくれた。大輔は穂積に小さく頭を下げ、「もしもし」と電話に出た。
『こぉら~、新人! 初日からサボってんじゃねぇぞ!』
いきなりの怒号に、思わず耳からスマートホンを離してしまった。もう一度、「こらぁ!」と電話の向こうで怒鳴られ、慌ててスマートホンを顔に寄せる。
「⋯⋯お、小野寺さん?!」
チッ。重く低い舌打ちが聞こえた。しかしそれは電話の向こうからではなく、目の前の穂積のものだった。
穂積を見ると、さっきまでの爽やかな笑顔が嘘のように不機嫌、いや、それ以上の顔つきだった。
(なんで⋯⋯管理官が怒ってるんだ?)
穂積に訊きたかったが、電話の相手が怒鳴ってうるさくてできない。
『お前が穂積といるのはわかってんだ! こっちは仕事山積みなんだよ! とっとと戻ってこい!』
バッカヤロー! と一番大きな声で怒鳴られ、大輔はウンザリと顔を歪めた。それでも電話を切ってしまうわけにはいかず、なぜか怒り狂っている晃司に嫌そうに返事する。
「⋯⋯わかりました。すぐに戻ります!」
まだなにか晃司は怒鳴っていたが、それは気づかない振りをして電話を切ってやった。ハァ、とたまらずため息が出る。
うるさかったから、電話の外にも晃司の声は漏れていたのだろう。穂積がさっきの女性店員を呼んだ。
「すいません、彼の分、包んでもらえますか?」
大輔の楽しいランチタイムは、晃司からの理不尽な電話で突如打ち切られてしまった。
残念がる暇も、穂積に丁寧に詫びる間もなく、大輔はお洒落なカフェを急いで後にした。
穂積が持たせてくれたクラブハウスサンドは、まだ一口も口をつけていなかった。
そこで覆面パトカーを手配し、大輔の運転で県警本部に向かうはずだった。が、車には乗らず、穂積と大輔は徒歩で荒間署を出た。地下からコッソリと、人目を忍ぶように――。
そしてなぜか二人は、荒間署から少し離れた場所にある、濃い色の木目調のインテリアで統一された、洒落て落ち着けるカフェに入った。
「⋯⋯じゃあランチセットを二つ。僕は本日のハーブティーで⋯⋯堂本巡査は?」
「あ、じゃあ⋯⋯ブレンドで⋯⋯」
大学生ぐらいのアルバイトの女の子が、穂積に頬を染めながらメニューを下げてキッチンに戻っていく。きっと今頃、キッチンの中はちょっとしたパニックが起きているだろう。
(⋯⋯で、俺はなんでここにいるんだっけ?)
大輔は落ち着いた店内で、ちっとも落ち着かない。
荒間署を出た穂積は、大輔を連れて荒間駅に向かった。そして駅を越え、駅前の商店街を一本裏に入ったこのカフェにやって来た。
ちょっと早いけど、ランチに付き合ってくれない? そう穂積に誘われ、隠れ家風のカフェに入り――今、二人で向かい合って座っている。
ようやく記憶が整理されたが、それでも気分は落ち着かない。捜査一課管理官、なんて大輔にとっては雲の上の存在だからだ。
会話の糸口さえ見つけられないで黙っていると、穂積が水の入ったグラスに手を伸ばし、一口飲んだ。
「ごめんね、無理やり連れてきて。前に荒間署に来た時にこのお店見つけて、いいなぁ入ってみたいなぁと思ったんだけど⋯⋯一人じゃ入りづらくて諦めたんだ」
グラスに口をつけながら、穂積が上目遣いで大輔に打ち明ける。
はにかむような表情に――ドキッとした。
穂積は階級もずっと上であるし、見た目もキリッと格好良くてとても近寄りがたい雰囲気なのに、笑うと急に幼くなった。そのギャップが大輔を一層落ち着かなくし、舞い上がらせた。
「そんなこと気にしなくても、管理官ならお洒落なお店、似合いますよ! お一人でも様になると思います!」
思わず前のめりになってしまった。穂積がビックリして、次に声を立てて笑った。
「ありがとう。無理に連れ出した俺が言うのも変だけど、堂本巡査は物怖じしないんだね」
大輔はハッとした。相手は管理官だったと思い出し、自分の図々しさを猛省して大人しく座り直す。
しかし穂積に怒る様子はなく、変わらず笑顔だった。
「嫌みじゃなくて、嬉しいんだよ。仕事で所轄署に行くと、なんだか煙たがられてる感じがしてね」
ちょっといじけてたんだ。と冗談を言って笑う穂積にまた、ドキドキしてしまう。
大輔は緊張を隠すため、大真面目に言った。
「穂積管理官が格好いいから、きっとみんな緊張しちゃうんですよ!」
「ほんとに? 今度刑事課に行ったら、ふざけて訊いてみようかな」
穂積は大輔がなにを言っても楽しそうだった。その笑顔に、大輔の緊張はどんどん解れていく。
美味しそうなランチセットのクラブハウスサンドが届く頃には、大輔はすっかり打ち解けて、二人の会話は以前からの知り合いのように盛り上がった。
そして浮かれた大輔は、自分から警察官になった理由を明かした。目の前に憧れのタマにソックリな穂積がいて、我慢できなかったのだ。
どうでもよい大輔の話にも、穂積は嬉しそうに笑ってくれた。
「へぇ? 『デカダマ!』ね。⋯⋯俺、あのドラマに出てた、玉木刑事役の俳優に似てるってよく言われたんだよ」
「やっぱり! 俺も今朝の電車で穂積管理官を見てビックリしたんです! タマがいるって!」
浮かれて朝のことを話したが、その後の情けない痴漢騒動も思い出し、落ち込む。
まさか穂積に気づかれてなかったよな? と不安になる大輔を、穂積が優しく呼んだ。
「ねぇ堂本くん?」
いつのまにか、巡査から君付けになった。せっかく緊張しなくなったのに、またドキドキしてしまう。
「は、はい⋯⋯」
緊張の面持ちで視線を上げると、穂積の薄茶の瞳が一瞬、ギラリと妖しく光った。
「今朝の電車で⋯⋯痴漢に遭ってたでしょ?」
「み、見られてたんですか?!」
ショックだった。あの情けない場面を穂積に見られていたなんて。
大輔が落胆すると、穂積のきれいな瞳から妖しい光が消え、また爽やかな笑顔に戻った。
「ちょっと騒ぎになってたから。助けに入ろうかと思ったんだけど⋯⋯」
「最悪ですよ、小野寺さんは! 管理官に助けてもらいたかったです!」
痴漢騒動を課内で言い触らされた大輔は、助けてもらった恩も忘れて晃司に怒り心頭だった。本気で心の底から、助けてくれたのが穂積だったら、と思う。
穂積がニヤリと笑った。
「小野寺巡査部長は、あれでいい警察官なんだけど⋯⋯性格にちょっと問題があるからね」
「ちょっとじゃないですよ! あの人のせいで俺⋯⋯」
童貞刑事――と不名誉な噂を立てられたことは、穂積には絶対に知られたくなくて押し黙る。
そして、ふと気づく。
「あれ? 管理官、小野寺さんのこと知ってるんですか?」
捜査一課管理官の穂積が、刑事課の捜査員ならともかく、生活安全課の警察官を知っていることに少し驚いた。そういえば、穂積は桂奈のことも知っているようだった。エレベーターホールで会った時、桂奈は名乗っていなかったはずなのに。
「うん⋯⋯君の部署、生活安全課保安係はちょっと⋯⋯色々あるから」
苦笑いする穂積に、大輔も納得してしまう。まだ初日だが、どうも曲者揃いな気はしていた。
と、テーブルに置いた大輔の携帯電話がなった。知らない番号だが、異動初日なのでおそらく仕事関連だろう。遠慮がちに穂積を見る。
「管理官⋯⋯」
「うん、どうぞ」
穂積は嫌な顔をせず、そう言ってくれた。大輔は穂積に小さく頭を下げ、「もしもし」と電話に出た。
『こぉら~、新人! 初日からサボってんじゃねぇぞ!』
いきなりの怒号に、思わず耳からスマートホンを離してしまった。もう一度、「こらぁ!」と電話の向こうで怒鳴られ、慌ててスマートホンを顔に寄せる。
「⋯⋯お、小野寺さん?!」
チッ。重く低い舌打ちが聞こえた。しかしそれは電話の向こうからではなく、目の前の穂積のものだった。
穂積を見ると、さっきまでの爽やかな笑顔が嘘のように不機嫌、いや、それ以上の顔つきだった。
(なんで⋯⋯管理官が怒ってるんだ?)
穂積に訊きたかったが、電話の相手が怒鳴ってうるさくてできない。
『お前が穂積といるのはわかってんだ! こっちは仕事山積みなんだよ! とっとと戻ってこい!』
バッカヤロー! と一番大きな声で怒鳴られ、大輔はウンザリと顔を歪めた。それでも電話を切ってしまうわけにはいかず、なぜか怒り狂っている晃司に嫌そうに返事する。
「⋯⋯わかりました。すぐに戻ります!」
まだなにか晃司は怒鳴っていたが、それは気づかない振りをして電話を切ってやった。ハァ、とたまらずため息が出る。
うるさかったから、電話の外にも晃司の声は漏れていたのだろう。穂積がさっきの女性店員を呼んだ。
「すいません、彼の分、包んでもらえますか?」
大輔の楽しいランチタイムは、晃司からの理不尽な電話で突如打ち切られてしまった。
残念がる暇も、穂積に丁寧に詫びる間もなく、大輔はお洒落なカフェを急いで後にした。
穂積が持たせてくれたクラブハウスサンドは、まだ一口も口をつけていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる