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残念なイケメン王子様
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すごく良いことを思いついたと思い行動した瞬間に頭に衝撃を受けて床に倒れた。頭を押さえて見上げるとルカが息を切らせ鬼のような顔で僕を見ている。
何が悪かったのかいまいちわかなかった。
「…」
息を切らし怖い顔で睨まれると感情を掻き立てられ、自分の顔が赤くなるのを感じた。
「なんで?」
しかし、殴られる意味がわからず聞くとルカは目を大きくして暗い顔をした。
「大丈夫。僕はルカになら何してもいいよ。」
第一王子であり兄である僕を殴った事で何か罰を受けると感じて暗い顔しているのだと思った。だから、ルカが安心でいるように大丈夫だと伝えた。しかし、僕の言葉を聞いたとたん眉を下げ悲しそうな顔している。
ルカの気持ちがさっぱりわからなかった。
「叩いた事や罵倒したことを罰していいよ。」
「しないって。今後どんな事されても有り得ないし、僕はずっとルカが好きだよ。」
ルカの言葉に自暴自棄になったのかと慌ててた。そんな状態になる理由が分からない。
確かハリー・ナイトの事は進展ないが魔法陣は確実に前に進んでいる。
「そうですか。」
なんで敬語?
「ルイは私の行動が気になるから魔法陣貼ったんだよね?」
「そうだよ。」
大きなため息をつきながら話すのが気になったが敬語がなくなり安心した。けども、ルカの言ってある意図が分からない。ルカが気なるからずっと見ていたと思うのは普通だと思う。
「なら魔法陣の紙かして。」
倒れたままでいる僕の手から魔法陣の紙をとると扉を開け閉まる所に貼り付けた。
それではルカの入隊室しかわかない。
しっかりと魔法陣が貼れたのを確認すると、僕のもとに戻る。僕の顔の位置までくるとしゃがんで顔見てくれる。だから、僕も座りルカと向かい合わせになる。
「これで私が部屋にいることわかるよね。いつでも遊びにきていから。」
満面の笑顔で会いに来ていいと言うルカに対してあつい気持ちが込み上げてくる。ルカに触れたくて手をのばすがルカが立ち上がったため届かなかった。
「ご飯食べようか。」
そう言って立ち上がったルカはサイドテーブルにあった食事をおぼんごと持った。それをさっき魔法陣を発動したテーブルに置くと僕を呼びながら椅子に座った。呼ばれたのが嬉しく、すぐに立ち上がりルカの元へいく。
普段はあまり量を食べないが凄くお腹すいた感覚があった。さっき、ルカと分と共に自分の食事を受け取ったがその時は食欲はなく全てルカにあげるつもりであったのに不思議に思う。
席に着くと、映像魔法の方は発動したまま丁寧にたたみポケットに閉まった。それをルカじっと見ている。
「映像魔法だけ発動とめて、再度発動してらどうなるだろう。」
「確かに」
実験してみたいと思った。しかし、お腹が空いて目の前の食事に手をつけたかった。こんな感覚ははじめてで自分でも驚いている。
「食べてからでいい?」
ルカに人事告げると返事を待たずに食べ始めた。僕の食欲にルカも驚いて、“食べかけだけど”とルカが自分の分をくれた。僕は遠慮する事なく全て食べた。それでも満腹感が感じられない。
目の前のルカの表情が険しくなり、突然ルカ立ち上がり、僕そばに来るとポケットから魔法陣の紙を取り出した。そして、その上に手をかざすが変化はない。ルカは口を固く結ぶ。
嫌な予感がした。
ビリビリ
魔法陣の紙は音を立てて破れた。破れると同時に魔法陣の発動はとまり今まで映像を映していた魔法陣が消えただの紙になった。
その事でルカの殴られた頭よりも強い衝撃をうけた。
何が悪かったのかいまいちわかなかった。
「…」
息を切らし怖い顔で睨まれると感情を掻き立てられ、自分の顔が赤くなるのを感じた。
「なんで?」
しかし、殴られる意味がわからず聞くとルカは目を大きくして暗い顔をした。
「大丈夫。僕はルカになら何してもいいよ。」
第一王子であり兄である僕を殴った事で何か罰を受けると感じて暗い顔しているのだと思った。だから、ルカが安心でいるように大丈夫だと伝えた。しかし、僕の言葉を聞いたとたん眉を下げ悲しそうな顔している。
ルカの気持ちがさっぱりわからなかった。
「叩いた事や罵倒したことを罰していいよ。」
「しないって。今後どんな事されても有り得ないし、僕はずっとルカが好きだよ。」
ルカの言葉に自暴自棄になったのかと慌ててた。そんな状態になる理由が分からない。
確かハリー・ナイトの事は進展ないが魔法陣は確実に前に進んでいる。
「そうですか。」
なんで敬語?
「ルイは私の行動が気になるから魔法陣貼ったんだよね?」
「そうだよ。」
大きなため息をつきながら話すのが気になったが敬語がなくなり安心した。けども、ルカの言ってある意図が分からない。ルカが気なるからずっと見ていたと思うのは普通だと思う。
「なら魔法陣の紙かして。」
倒れたままでいる僕の手から魔法陣の紙をとると扉を開け閉まる所に貼り付けた。
それではルカの入隊室しかわかない。
しっかりと魔法陣が貼れたのを確認すると、僕のもとに戻る。僕の顔の位置までくるとしゃがんで顔見てくれる。だから、僕も座りルカと向かい合わせになる。
「これで私が部屋にいることわかるよね。いつでも遊びにきていから。」
満面の笑顔で会いに来ていいと言うルカに対してあつい気持ちが込み上げてくる。ルカに触れたくて手をのばすがルカが立ち上がったため届かなかった。
「ご飯食べようか。」
そう言って立ち上がったルカはサイドテーブルにあった食事をおぼんごと持った。それをさっき魔法陣を発動したテーブルに置くと僕を呼びながら椅子に座った。呼ばれたのが嬉しく、すぐに立ち上がりルカの元へいく。
普段はあまり量を食べないが凄くお腹すいた感覚があった。さっき、ルカと分と共に自分の食事を受け取ったがその時は食欲はなく全てルカにあげるつもりであったのに不思議に思う。
席に着くと、映像魔法の方は発動したまま丁寧にたたみポケットに閉まった。それをルカじっと見ている。
「映像魔法だけ発動とめて、再度発動してらどうなるだろう。」
「確かに」
実験してみたいと思った。しかし、お腹が空いて目の前の食事に手をつけたかった。こんな感覚ははじめてで自分でも驚いている。
「食べてからでいい?」
ルカに人事告げると返事を待たずに食べ始めた。僕の食欲にルカも驚いて、“食べかけだけど”とルカが自分の分をくれた。僕は遠慮する事なく全て食べた。それでも満腹感が感じられない。
目の前のルカの表情が険しくなり、突然ルカ立ち上がり、僕そばに来るとポケットから魔法陣の紙を取り出した。そして、その上に手をかざすが変化はない。ルカは口を固く結ぶ。
嫌な予感がした。
ビリビリ
魔法陣の紙は音を立てて破れた。破れると同時に魔法陣の発動はとまり今まで映像を映していた魔法陣が消えただの紙になった。
その事でルカの殴られた頭よりも強い衝撃をうけた。
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