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しおりを挟む普通の感覚なんでしょうけど、エミリーの話をすればするほど、生徒会の人達はエミリーを嫌っていくのよね。
特に兄に悩まされてるカヴィル様の拒絶感が酷い。
「それでリオンはメアリーの妹から何か他にも言われてるんじゃないか?お前がそこまであの女を拒絶するんだから、生徒会に入れろって話だけなわけないよな?」
「それだけでも厚かましくないかしら?何の努力もしてない者が家族が入ってるからって、生徒会に一緒に入ろうなんて馬鹿馬鹿しいですわ」
確かにかなり厚かましいわよね。
でも他に居ないわけではない。
実際にカヴィル様が生徒会に選ばれたときに、カヴィル家の長男が文句を言っていた。
流石にリオン王子に直接直談判することはなかったですけど、生徒会顧問の先生に抗議をしたと先生から報告があったのよね。
私達もカヴィル家の長男を気をつけるようにって、直談判しても自分の評価が下がるだけなのに、愚かとしか言いようがないわ。
自分を客観視出来てないって評価されるだけですのに
「レオンの言う通りだよ。自分も入れろって話だけならたまに居るからな。新しく生徒会役員になった者の兄弟やその親戚とかがな」
親戚でそんな事を言う人が現れるんですね。
でも確かに居そうですわよね。
年齢の近い従兄弟とかで、従兄弟が自分より下の爵位だったら余計にかしら?
貴族はプライドが高いですからね。
「エミリーは何を言ってたんですか?私のことは気にしないで話してください。あの子にボロクソ言われるのは慣れてますから、あの子は自分が好かれるためなら、私を悪者にするのはよくあるので、大体が嘘ですけど」
学園に入ってからは私の味方をしてくれる人も増えましたけど、学園に入る前の私にはあまり味方が居なかったのよね。
親がエミリーに味方をしてたのと、お茶会で数時間会うだけでは、周りもどちらが正しいの判断が難しかったせい。
親に気に入られてたのはエミリーだったから、エミリーの味方をする人が多かったですけどね。
我が家が参加するお茶会は、男爵家と子爵家が参加するものでしたから、我が家より下か同等の者しか居ないから、子爵夫人であるお母様を敵に回す人は居なかった。
もしもあの場に伯爵家の者が居たら、少しは私の状況は変わってたかしら?
「メアリー嬢がそう言うなら話すけど、自慢話や不幸話が多かったかな?同情を誘おうとしてたんだろうけど、話がお粗末すぎで相手にもしなかったから、あまり内容を覚えてないんだよ」
あの子のお得意なネタですわね。
あの子は可哀想な自分を演出するのが上手いですから、それに騙される人もたまにいるのよね。
「それなら私も言われましたわ。家でメアリーに虐められてるとか、親はメアリーを特別扱いして、自分は親から冷遇されてるとか泣いてましたわね。全く信じてませんでしたけどね。メアリーと仲良くなる前から、その話が嘘だってわかりましたわ」
勘の良い人は分かりますわよね。
あの子は演技は上手いですけど、肝心なところで詰めが甘いのよね。
「それはあの子の服装を見てですか?」
「そうですわね。親から冷遇されてるって言うのに、身に付けてるものは全て高級品でしょ?しかも全てが公爵家や侯爵家が買うようなお店のものばかり。あんなのを見たら嘘だって分かりますわよ」
「だろうな。親に優遇されてるってメアリーは華美な物を一切身に付けないで、親から冷遇されてる妹が、子爵家では簡単に買えないようなものだから身につけてたらな~」
矛盾してますわよね。
あの子はそのことに気が付いてないのよね。
不自然に思った人もそこを突っ込まないから、あの子が自分で気がつく必要がある。
私も絶対に忠告しませんしね。
あのおかげであの子の話を信じる人が減ってるのに、親切に教えるわけがありませんわ。
「他にも自分を生徒会に入れないなら、メアリー嬢も辞めさせろって言ってたな?姉が生徒会に選ばれたことを何で素直に喜べないんだろうな?」
「あの子は努力をするのが嫌いなくせに、自分が私に劣ってるのが嫌いなんですよ。自分が1番じゃないと許せない性格なんです」
私達にお祖父様達が生きてたらどうなってたのかしら?
お祖父様達もエミリーを優先してた?
それとも跡取りである私を優先した?
もしもお祖父様達が私を優先してくれてたら、あの子もここまで捻くれてなかったかしら?
あの子の今の性格はお父様達のせいでもあるわよね。
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