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しおりを挟むうーん、清書してまとめた物を計画書として出すんだよね?
何枚ぐらいにまとめるのが正しいのかな?
少なすぎても内容が薄くて没になりそうだし、多すぎても要点が分からなくて最後まで読んでもらえるかわからない。
ここはカイル様に聞いてみるのが良いのかな?
今まで秘書が居なかったなら自分でまとめてたんだろうし、本人が一番詳しいよね?
「カイル様」
「何だ?」
「これは何枚ぐらいにまとめるのが良いんですか?」
「そうだな。………多くて30枚ぐらいだな。1番良いのは20枚ぐらいだ」
「了解しました」
これを20枚にまとめるのか。
100枚ぐらいある書類を20枚にするのって、かなり難しそうよね。
でも天才魔術師の秘書になるなら、これぐらい出来ないと釣り合わないかも。
頑張るぞ!!
1番最初に何を作るつもりなのか目的を書く。
ここが一番大事だよね。
1番最初が興味が惹かれる内容だったら、最後まで読んでもらえる可能性があがる。
そういえば、味の改良はするってことで良いのかな?
「味の改良はする流れで良いんですか?」
「飲んで貰えないと意味ないから、味の改良は一番大事だろうな。対策方法はまだ分かってないが味の改良は絶対だ」
「わかりました」
魔法薬が抵抗なく飲めるようになったら、かなりの大発見になりそうね。
助かる命も増えるでしょうしね。
計画書には、身体能力上昇の魔法薬の開発と魔法薬の味の改良で良いかな?
これだけでも興味持ってもらえそう。
魔法薬は500年前から、材料や作り方が一切変わってないみたいだけど何でなんだろう?
効果や味が完璧なら改良されなくても分かるけど、味は絶対に納得いく結果ではないよね?
それだけ難しいのかな?
色々と疑問に思うことがあるけど、今は計画書を作ることに集中する。
❖❖❖❖❖❖
「………ド、……ファード、ミレイヤ•アルファード!!」
「はい!?」
「やっと気が付いたか。お前は集中したら周りが見えなくなるんだな」
「済みません」
ヤバい!?
いつもの癖が出てしまったみたいね。
小さい頃から何かに夢中になると、周りの音とか完全にシャットアウトしてしまうんだよね。
親とかデニス兄様に注意されてきたけど、まさか職場でも同じことをしてしまうなんて……、
故意に無視してるなんて思われたらどうしよう~~~
「そんなに不安そうな顔をするな。デニスからこの事は警告されていたから知ってはいたけど、ここまで集中するとは思ってなかっただけだ」
「デニス兄様から聞いてたんですか?」
「あいつはお前が心配みたいだな。1度集中したら、睡眠や食事を蔑ろにするから、その時は注意してくれとお願いされてる」
何それ
過保護にも程があるでしょ。
確かにデニス兄様の意見は正しかったけど、上司であるカイル様に体調面を気にかけさせるなんて情けない。
「以後気を付けます」
「そうしてくれ、俺も同じような性格だから、2人で没頭したら倒れるかもしれないからな」
………絶対に気を付けないと
今までは親切な友人やデニス兄様が私を気にしてくれてたけど、職場ではそれは無理だよね。
私は秘書なんだから、カイル様の体調面も把握するのが仕事のはず!!
でも無意識の行動だから、どうやって改善すればいいのかな?
目覚ましを持ってくる?
でもうるさい音がしたら、カイル様の集中を切らせてしまうかもしれないよね。
音の代わりに時間を教えてくれるものはないんだよね。
誰かに作ってもらう?
音の代わりに微弱な電流が流れるとか良いかも。
集中してると音に気が付かないことがあるけど、流石に電流なら気が付くはず。
アイデアはあるけど作ってくれる人がいない。
「カイル様の知り合いに魔導具を作ってくれる人って居ますか?」
「何を作りたいんだ?」
「新しい形の目覚まし時計を作りたいんです」
「新しい目覚まし時計?」
カイル様が凄い興味を持ってる。
魔導具とか好きなのかな?
「腕時計で音の代わりに電流が流れるようにしたいんです。電流なら周りに音で迷惑をかけることもないですし、どんなに集中してても、電流が流れたら気が付くはずですから」
「へぇ~、面白いアイデアだな。微弱な電流なら体に支障はないだろうし、職場とかでは役立ちそうだな。時間に厳守の職場とかでは、目覚まし時計を使ってるらしいけど、やっぱり支障を来してるみたいだからな」
複数人で利用してたら、鳴る度に皆が確認しないといけないですし、騒音で集中できなくなりそう。
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