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しおりを挟むパーティー当日が来た。
今日、着るドレスやアクセサリーはアレンが用意してくれた。
アレンの瞳は緑色なので緑色のドレスを用意してくれた。
これで誰が見ても、私とアレンが特別な関係だと分かる
アレンには、私の瞳は青なので青い宝石が付いたラペルピンを贈った。
お互いにお互いの色を身に付けてるので、なんだか照れくさい
アレンにエスコートされながらパーティー会場に入った
アレンと会場に入ると、先に会場入りしてた人たちが私達を見てざわついた
まだ私とリオン様が婚約破棄をしたのを知らない人ばかりなので、リオン様の兄であるアレンと私が一緒に入場したのをみて混乱してるみたいだ。
さすがに直接理由を聞いてくる人は居ない
陛下とお父様に呼ぶまでは、自由にしてて良いと言われたけどどうしようかしら?
「凄い注目されてるな、気になって仕方ないって分かりやすいな」
「仕方ないはリオン様と婚約破棄したこと知らない人ばかりだもの。リオン様と仲悪いのは皆知ってるから、私は1人で入ってくると思ってたんじゃないかしら?」
「普通は仲悪くてもエスコートしないなんてあり得ないんだけどな、母上がどんなに厳しく躾ても、弟を傀儡にしたい奴らが甘やかすんだよな。そのせいで、まぁ元々の資質もあっただろうけど、年々問題児に育っていったよ」
「そんな碌でもないこと考える人は他にも問題行動ばかりしてるんだから、陛下が今のうちに廃除するんじゃないかしら?」
アレンと2人で話していると、リオン様とサリーさんが会場に入ってきた。
サリーさんのドレスはピンク色でリボンやレースがふんだんに使われて、宝石も大量に付いているのでとても趣味が悪い
着ていて恥ずかしくないのかしら?
リオン様は私達に気づき睨んできた
何故睨まれないといけないのかしら?
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