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第三章 七人の赤い悪魔
第60話 アビナVSレッドキャップ(ハンマー)
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オレはオーガとアビナを捜す。
太刀を持った魔物も危険だが、オーガの棍棒とオノを持った赤い魔物もオーガとアビナを追い詰めていた。
太刀を持った魔物とは別の場所から激しい戦闘音が聞こえる。
とにかくオレは、オーガとアビナと合流し、強敵である太刀を持った魔物に対応しなければならない。
太刀に対抗しようとしている嵐山は接近戦が得意であり、サポートのキーリアは遠距攻撃ができる。太刀でもそう簡単に倒せないはずだ。
彼らが太刀を足止めしている間に、オレはオーガ達と合流し、残りの魔物を一気に倒そうと考えていた。
別々で戦えば、個人の実力差で負けてしまうが、五人そろえば、連携で対応できる。
赤い魔物の腕力も脅威だが、オーガが加われば力で足止めや対応も出来る。
オレや嵐山の実力なら、一瞬でも足止めできれば魔物を倒す事ができる。
オレはそう考えて二人を探していた。
オーガとアビナはオレが走り回っている頃、棍棒を持った魔物とオノを持った魔物に攻撃されていた。
オノを持った魔物は中距離の攻撃が危険のため、狭い部屋の中で戦おうと逃げ込むが、棍棒を持った魔物によって壁を壊され、逆に追い込まれてしまう。
オーガがオノを素手で受け止めて、魔物の動きを止めているが、その間に棍棒を持った魔物がアビナを攻撃していた。
アビナには武器がなく、初期の火炎魔法しか使えない。
赤い魔物はそこを狙い、アビナを狭い部屋へと追い込んでいく。
棍棒を持った魔物にはアビナの火炎攻撃は通用していない。
棍棒を盾にされ、剛腕によって壁を壊され逃げ道を塞がれる。
うまく避け続けているアビナだったが、徐々に体力も無くなっていき追い詰められていた。
たとえ一撃でも棍棒の攻撃をくらえば、致命傷になってしまう。
それほどの力の差があった。
確かに、このまま攻め続けられれば、いずれは攻撃が当たり、アビナの負けだろう。
しかし、アビナも対策を考えていた。
強い魔法が使えなくなった場合も、自分の火炎魔法をいろいろ強化する方法を知っていた。アビナは近くの部屋に逃げ込み、赤い魔物を誘い込む。
そこにはガスボンベが落ちていた。アビナは赤い魔物の隙を付き、出口の方へと近付いた。
丁度、魔物と入れ替わるようにして出口を出る。そして、火炎魔法を放ちながら言う。
「火炎系は他の魔法と違って、魔法が弱くても威力を高める事が容易なんだよ!
これで終わりだ!」
火炎が部屋の中に入ったと思った瞬間、扉を閉める。
まるで、ガスボンベを銃で撃ち抜いた時のように、部屋ごと破壊するほどの大爆発が起きた。
アビナは部屋の扉ごと吹き飛ばされるものの、意識を保ち、爆風から受け身をしていた。
アビナは完全に破壊した部屋を見て、魔物が死んだ事を確認し安堵した。
大量の煙が出ているが、風通しが良いのか、すぐに煙が無くなっていく。
すると、煙の向こうから赤い影が姿を顕わした。
赤い魔物は、かなりのダメージを負っているが、棍棒を持ち、まだ戦えるようだ。
アビナは、赤い魔物が無事なのを驚嘆すると同時に、どうして無事なのかを分析していた。
本来ならば、部屋の中であの爆発の直撃を受けていれば即死なのだ。アビナは部屋の痕跡を見て、赤い魔物が取った行動を分析する。
「まさか……、爆発する前に部屋の壁をぶち破り、隣の部屋に逃げていたのか?
それなら、部屋の壁と棍棒が防壁になって、爆発は防げる。あの一瞬で判断できたのか?」
赤い魔物は静かに頷いた。
「くっそ! だが、弱っている今なら勝てるはず……」
アビナは魔物から離れ、遠距離から火炎魔法を当てて攻撃する。
アビナよりも早く魔物は移動し、無情な棍棒の一撃がアビナを叩き潰そうとする。
「く、きゃあああ!」
アビナは赤い魔物の攻撃を悟り、目を閉じて叫んだ。
肉と床を叩くような鈍い音が部屋の中で響いた。
太刀を持った魔物も危険だが、オーガの棍棒とオノを持った赤い魔物もオーガとアビナを追い詰めていた。
太刀を持った魔物とは別の場所から激しい戦闘音が聞こえる。
とにかくオレは、オーガとアビナと合流し、強敵である太刀を持った魔物に対応しなければならない。
太刀に対抗しようとしている嵐山は接近戦が得意であり、サポートのキーリアは遠距攻撃ができる。太刀でもそう簡単に倒せないはずだ。
彼らが太刀を足止めしている間に、オレはオーガ達と合流し、残りの魔物を一気に倒そうと考えていた。
別々で戦えば、個人の実力差で負けてしまうが、五人そろえば、連携で対応できる。
赤い魔物の腕力も脅威だが、オーガが加われば力で足止めや対応も出来る。
オレや嵐山の実力なら、一瞬でも足止めできれば魔物を倒す事ができる。
オレはそう考えて二人を探していた。
オーガとアビナはオレが走り回っている頃、棍棒を持った魔物とオノを持った魔物に攻撃されていた。
オノを持った魔物は中距離の攻撃が危険のため、狭い部屋の中で戦おうと逃げ込むが、棍棒を持った魔物によって壁を壊され、逆に追い込まれてしまう。
オーガがオノを素手で受け止めて、魔物の動きを止めているが、その間に棍棒を持った魔物がアビナを攻撃していた。
アビナには武器がなく、初期の火炎魔法しか使えない。
赤い魔物はそこを狙い、アビナを狭い部屋へと追い込んでいく。
棍棒を持った魔物にはアビナの火炎攻撃は通用していない。
棍棒を盾にされ、剛腕によって壁を壊され逃げ道を塞がれる。
うまく避け続けているアビナだったが、徐々に体力も無くなっていき追い詰められていた。
たとえ一撃でも棍棒の攻撃をくらえば、致命傷になってしまう。
それほどの力の差があった。
確かに、このまま攻め続けられれば、いずれは攻撃が当たり、アビナの負けだろう。
しかし、アビナも対策を考えていた。
強い魔法が使えなくなった場合も、自分の火炎魔法をいろいろ強化する方法を知っていた。アビナは近くの部屋に逃げ込み、赤い魔物を誘い込む。
そこにはガスボンベが落ちていた。アビナは赤い魔物の隙を付き、出口の方へと近付いた。
丁度、魔物と入れ替わるようにして出口を出る。そして、火炎魔法を放ちながら言う。
「火炎系は他の魔法と違って、魔法が弱くても威力を高める事が容易なんだよ!
これで終わりだ!」
火炎が部屋の中に入ったと思った瞬間、扉を閉める。
まるで、ガスボンベを銃で撃ち抜いた時のように、部屋ごと破壊するほどの大爆発が起きた。
アビナは部屋の扉ごと吹き飛ばされるものの、意識を保ち、爆風から受け身をしていた。
アビナは完全に破壊した部屋を見て、魔物が死んだ事を確認し安堵した。
大量の煙が出ているが、風通しが良いのか、すぐに煙が無くなっていく。
すると、煙の向こうから赤い影が姿を顕わした。
赤い魔物は、かなりのダメージを負っているが、棍棒を持ち、まだ戦えるようだ。
アビナは、赤い魔物が無事なのを驚嘆すると同時に、どうして無事なのかを分析していた。
本来ならば、部屋の中であの爆発の直撃を受けていれば即死なのだ。アビナは部屋の痕跡を見て、赤い魔物が取った行動を分析する。
「まさか……、爆発する前に部屋の壁をぶち破り、隣の部屋に逃げていたのか?
それなら、部屋の壁と棍棒が防壁になって、爆発は防げる。あの一瞬で判断できたのか?」
赤い魔物は静かに頷いた。
「くっそ! だが、弱っている今なら勝てるはず……」
アビナは魔物から離れ、遠距離から火炎魔法を当てて攻撃する。
アビナよりも早く魔物は移動し、無情な棍棒の一撃がアビナを叩き潰そうとする。
「く、きゃあああ!」
アビナは赤い魔物の攻撃を悟り、目を閉じて叫んだ。
肉と床を叩くような鈍い音が部屋の中で響いた。
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