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第六章 水の底から襲い来る死神
第十七話 男らしいカタナちゃん
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オレがショックで気絶し、ピンチになっていると、カタナちゃんがオレの剣を使って戦ってくれる。
元々は、カタナちゃんの私物だけど、オレが今まで預かっていた。
オレの武器がないから仕方ない。
カタナちゃんは、アンデットモンスターに切り付ける。
一撃でモンスターを倒す事ができた。
どうやら倒し方を前から知っていたようだ。
「ダンジョンを占領している犯人が分かったよ。マモル君、今回は僕が君を守る!」
カタナちゃんがそう決意していると、次々と光子先生の姿をしたアンデットモンスターが襲いかかって来る。
動きもスピードも大したことは無いが、アンデット化する腐食かグYとかが妙にリアルだった。
それは、医者でなければ気絶してしまうほどのクオリティー(質)だ。
腐食化した肉がとろけて、髑髏がむき出しになったりする。
「僕はこいつらと戦った事があるから良いけど、マモル君にはきついだろうな。
匂いは無いはずだけど、気分が悪くなるよね……」
カタナちゃんはそう言いながら、あらかたモンスターを倒した。
「姫野剣冴(カタナちゃんの本名)君、私を探していましたか?」
アンデットモンスターではなく、本物の光子先生と合流した。
どうやらゆたかが連れて来てくれたらしい。
「あれ? 光子先生、髪型を変えたんですね。似あっていますよ」
カタナちゃんがそう言う様に、光子先生は長い金髪を切り、ショートカットにしていた。
「うん、教師をしていると、長い髪の手入れとか面倒くさいからね。
マモル君の記憶がない事も分かったし、思い切って短くして見たの」
カタナちゃんと光子先生が話していると、ゆたかは気絶しているオレを発見する。
光子先生も見ていたが、寝ているだけだと思っていたようだ。
「ダーリン、どうしたの? まさか、アンデットモンスターに襲われて……」
カタナちゃんは、心配しているゆたかに、オレが倒れた経緯を説明する。
「うん、外傷はないけど、精神的ショックで倒れちゃったみたい。
何せ、光子先生に化けていたからね。ゆたかちゃんの方は、大丈夫だったの?」
「ああ、一匹襲って来たけど撃退したよ、ほら!」
ゆたかが持っているモンスターの死骸は、顔が無残に潰されていた。
「あははは、ダーリンの元カノかと思って、衝動的に倒したらこうなっていたよ。
光子先生もショートカットにしてなかったらやばかったね!
一瞬躊躇したから良かったけど……」
「私、命の危険に遭遇していたんだ……」
カタナちゃんは、光子先生を心配してこう言う。
「光子先生、ゆたかちゃんとは二人っきりになっちゃ駄目だ! 危険過ぎる!」
「注意しておくわ。ありがとう……」
二人はふに落ちない顔をしていたが、この場はこれで終わった。
ゆたかはオレに近付き、安否を確認する。
頬を叩き、起こそうと試みていた。
「ゆたかちゃん、マモル君は寝かせていた方が良いと思うよ」
カタナちゃんの警告も虚しく、ゆたかはオレを無理矢理に起こす。
オレの状況を理解していないのだろうか?
「うわあああ!」
光子先生の姿を見て、オレはゆたかに抱き付く。
恐怖はまだ消えていない。
「あん、幸せ! マモル君が私に抱き付いて来た。
はあ、はあ、大丈夫だよ。私が守ってあげるからね、一生……」
ゆたかの姿を見て、光子先生はゆたかの危険を改めて認識する。
オレが恐怖し、恐がるのを見越して起こしたのだ。
まさに、鬼畜の所業だろう。
「この子、クレイジー(危険)だわ……」
光子先生は、ゆたかに脅威を込めてそう言った。
雰囲気的に、ゆたかがオレを守ってくれたような感じになっている。
それが、カタナちゃんの心に火を付けたようだ。
「僕が、マモル君を守るよ!」
そう男らしく、ゆたかに挑戦する。
オレをめぐって、二人の戦いが始まった。
オレ達四人は、ダンジョンの入り口に移動し、小型潜水艦エロスケに乗り込む。
光子先生は、中央の操縦席に座り、オレとカタナちゃん、ゆたかの三人は、後ろの席に座る。
透明ガラスから見える外の景色が、アンデット達に埋め尽くされていてとても怖い。
中に入ってしまえば、オレ達に攻撃できない物の、ガラスにぴったりと張り付き、こちらを窺っている。
「あわわわわ、恐い……」
怖がって、オレはゆたかに抱き付いていた。
普段なら絶対しないのに、恐るべき状況だ。
「あーん、し・あ・わ・せ・♡ しっかり抱きしめてなきゃ駄目よ、ダーリン♡」
「いや、僕がマモル君を守る! 約束したんだ!」
カタナちゃんは、ゆたかに負けじと、オレを抱きしめてくれた。
それが、ゆたかには気に入らないらしい。
「うっさい! カタナは、光子先生を抱きしめていろよ。不安で震えているんだから!」
「気絶しているように動かないから、必要ないよ。
それよりマモル君の方が重傷だ。心の傷になり得る光景だよ!」
静かに座っている光子先生だったが、別に恐怖で気絶しているわけではなかった。
少しは医療関係にも精通している(旦那が医者である)ので、ギリギリ耐える事が出来ていた。
人工知能のエロスケは、最初は大人しくしていたが、入口から遠くなるごとに光子先生に嫌らしいセクハラをし始める。
まず、操縦席自身がCTスキャン画像を写せるようになっており、その診断によって年齢や性別、バスト、ヒップ、ウエストなどを分析する。
そして、診断結果をエロ観点で告げる。
「自己診断では、二十二歳という事ですが、肌の張りから見ると、十八歳くらいに見えますね。確かに、間違いなくオイラ好みの美女です!」
「どうもありがとう。外が意外にやばい状況なのに、あなたがいるから恐怖も半減するわ」
「それでは、診断を続けます」
油断している光子先生だったが、本当の恐怖はここから開始されるのだ。
「昨日は、異世界から出て、旦那さんと一緒にいたようですね。
お互い仕事の都合で、別居状態が続いているようですね。
しかし、愛情はお互いに持っている。
そして、長い髪を切る前日という事もあり、昨夜は激しく愛し合った様ですね♡」
「嫌、なんでそんなことまで知っているの!」
「なーに、簡単な推理ですよ。
若い夫婦が、仕事でなかなか会えない以上、久し振りに会ったらそういう展開になるのは目に見えています。
さらに、愛しかった妻がイメージチェンジをする予定。
ご主人としては、良く知っている風貌の妻との最後夜。
激しく愛し合わないはずがありません!」
怖れおののく光子先生に、ゆたかが真顔で告げる。
恐怖を際立たせるかのように同じ事を告げる。
「実に簡単な推理ですよ!」
光子先生の恐怖はまだ終わっていない。
えげつない攻撃が繰り広げられる。
「ほーう、光子先生が学校のセーラー服を着て、旦那さんが教師役のプレイをされたようですね。
先生、先生と叫ばれて、激しく興奮していたようで……」
「嫌あああ、私のプライバシーが暴露された!」
「まあ、愛し合う夫婦とは貴重な物です。
私は、夫婦間のセックス推進派なので、とても良い事と考えます。
どんどんマニアックなプレイをして、愛を深め合ってください。
実際、今の日本は夫婦間が冷え切っていますからね。
原因の一つに、満足なセックスができないという点にあると思いました。
自論ですが、夫婦は週五(一週間に五回くらい)で愛し合うべきだと思っております。
光子先生のセックスライフは、とても良い物だと思います。
不満を言えば、一ヶ月に数回しかご主人と会えない点でしょうか。
徐々に改善して行ってください!」
黙っている光子先生に、ゆたかは語りかける。
「とても良いセックスライフです。
私も光子先生達を目指して、マモル君と頑張って行きます!」
光子先生は、ゆたかの満面の笑みを見ながら、震える様な恐怖を感じていた。
どこで知った情報か分からないが、光子先生の私生活は丸裸にされていたのだ。
これは怖い!
オレ達が順調にダンジョン進撃を進めて行くと、ボスも焦りを感じたのか、潜水艦エロスケを破壊しに乗り出した。
アンデットモンスターはか弱いので、エロスケを破壊する事は出来ない。
そこで、巨大イカの姿をしたモンスターでエロスケを攻撃する。
巨大なイカの脚に捕らえられ、エロスケが徐々に破壊されていく。
透明なガラス部分が割れ、水が浸水して来ると、エロスケは救助装置を発動させる。
「俺好みの美女が死ぬのは、男として許せねえ!
救助カプセルを用意する。これで水面まで脱出してくれ!
他のガキは、自力で脱出してくれ!」
光子先生は、救助カプセルに包まれ、潜水艦エロスケから無事に脱出した。
オレ達三人は、浸水して来る潜水艇の中で焦っていた。
好みの操縦者だけを優先的に助け、他は見捨てるという素晴らしい装置。
その装置のおかげで、オレは恐怖心を克服し、必死に脱出方法を考え始めていた。
もうアンデットモンスターなんて怖くない。
死への恐怖心が増し、アンデットモンスターがうようよ漂っていようが脱出を決意する。果たして、無事に地上に出られるのだろうか?
水はどんどん浸水し、オレ達の胸のあたりまで来ていた。
元々は、カタナちゃんの私物だけど、オレが今まで預かっていた。
オレの武器がないから仕方ない。
カタナちゃんは、アンデットモンスターに切り付ける。
一撃でモンスターを倒す事ができた。
どうやら倒し方を前から知っていたようだ。
「ダンジョンを占領している犯人が分かったよ。マモル君、今回は僕が君を守る!」
カタナちゃんがそう決意していると、次々と光子先生の姿をしたアンデットモンスターが襲いかかって来る。
動きもスピードも大したことは無いが、アンデット化する腐食かグYとかが妙にリアルだった。
それは、医者でなければ気絶してしまうほどのクオリティー(質)だ。
腐食化した肉がとろけて、髑髏がむき出しになったりする。
「僕はこいつらと戦った事があるから良いけど、マモル君にはきついだろうな。
匂いは無いはずだけど、気分が悪くなるよね……」
カタナちゃんはそう言いながら、あらかたモンスターを倒した。
「姫野剣冴(カタナちゃんの本名)君、私を探していましたか?」
アンデットモンスターではなく、本物の光子先生と合流した。
どうやらゆたかが連れて来てくれたらしい。
「あれ? 光子先生、髪型を変えたんですね。似あっていますよ」
カタナちゃんがそう言う様に、光子先生は長い金髪を切り、ショートカットにしていた。
「うん、教師をしていると、長い髪の手入れとか面倒くさいからね。
マモル君の記憶がない事も分かったし、思い切って短くして見たの」
カタナちゃんと光子先生が話していると、ゆたかは気絶しているオレを発見する。
光子先生も見ていたが、寝ているだけだと思っていたようだ。
「ダーリン、どうしたの? まさか、アンデットモンスターに襲われて……」
カタナちゃんは、心配しているゆたかに、オレが倒れた経緯を説明する。
「うん、外傷はないけど、精神的ショックで倒れちゃったみたい。
何せ、光子先生に化けていたからね。ゆたかちゃんの方は、大丈夫だったの?」
「ああ、一匹襲って来たけど撃退したよ、ほら!」
ゆたかが持っているモンスターの死骸は、顔が無残に潰されていた。
「あははは、ダーリンの元カノかと思って、衝動的に倒したらこうなっていたよ。
光子先生もショートカットにしてなかったらやばかったね!
一瞬躊躇したから良かったけど……」
「私、命の危険に遭遇していたんだ……」
カタナちゃんは、光子先生を心配してこう言う。
「光子先生、ゆたかちゃんとは二人っきりになっちゃ駄目だ! 危険過ぎる!」
「注意しておくわ。ありがとう……」
二人はふに落ちない顔をしていたが、この場はこれで終わった。
ゆたかはオレに近付き、安否を確認する。
頬を叩き、起こそうと試みていた。
「ゆたかちゃん、マモル君は寝かせていた方が良いと思うよ」
カタナちゃんの警告も虚しく、ゆたかはオレを無理矢理に起こす。
オレの状況を理解していないのだろうか?
「うわあああ!」
光子先生の姿を見て、オレはゆたかに抱き付く。
恐怖はまだ消えていない。
「あん、幸せ! マモル君が私に抱き付いて来た。
はあ、はあ、大丈夫だよ。私が守ってあげるからね、一生……」
ゆたかの姿を見て、光子先生はゆたかの危険を改めて認識する。
オレが恐怖し、恐がるのを見越して起こしたのだ。
まさに、鬼畜の所業だろう。
「この子、クレイジー(危険)だわ……」
光子先生は、ゆたかに脅威を込めてそう言った。
雰囲気的に、ゆたかがオレを守ってくれたような感じになっている。
それが、カタナちゃんの心に火を付けたようだ。
「僕が、マモル君を守るよ!」
そう男らしく、ゆたかに挑戦する。
オレをめぐって、二人の戦いが始まった。
オレ達四人は、ダンジョンの入り口に移動し、小型潜水艦エロスケに乗り込む。
光子先生は、中央の操縦席に座り、オレとカタナちゃん、ゆたかの三人は、後ろの席に座る。
透明ガラスから見える外の景色が、アンデット達に埋め尽くされていてとても怖い。
中に入ってしまえば、オレ達に攻撃できない物の、ガラスにぴったりと張り付き、こちらを窺っている。
「あわわわわ、恐い……」
怖がって、オレはゆたかに抱き付いていた。
普段なら絶対しないのに、恐るべき状況だ。
「あーん、し・あ・わ・せ・♡ しっかり抱きしめてなきゃ駄目よ、ダーリン♡」
「いや、僕がマモル君を守る! 約束したんだ!」
カタナちゃんは、ゆたかに負けじと、オレを抱きしめてくれた。
それが、ゆたかには気に入らないらしい。
「うっさい! カタナは、光子先生を抱きしめていろよ。不安で震えているんだから!」
「気絶しているように動かないから、必要ないよ。
それよりマモル君の方が重傷だ。心の傷になり得る光景だよ!」
静かに座っている光子先生だったが、別に恐怖で気絶しているわけではなかった。
少しは医療関係にも精通している(旦那が医者である)ので、ギリギリ耐える事が出来ていた。
人工知能のエロスケは、最初は大人しくしていたが、入口から遠くなるごとに光子先生に嫌らしいセクハラをし始める。
まず、操縦席自身がCTスキャン画像を写せるようになっており、その診断によって年齢や性別、バスト、ヒップ、ウエストなどを分析する。
そして、診断結果をエロ観点で告げる。
「自己診断では、二十二歳という事ですが、肌の張りから見ると、十八歳くらいに見えますね。確かに、間違いなくオイラ好みの美女です!」
「どうもありがとう。外が意外にやばい状況なのに、あなたがいるから恐怖も半減するわ」
「それでは、診断を続けます」
油断している光子先生だったが、本当の恐怖はここから開始されるのだ。
「昨日は、異世界から出て、旦那さんと一緒にいたようですね。
お互い仕事の都合で、別居状態が続いているようですね。
しかし、愛情はお互いに持っている。
そして、長い髪を切る前日という事もあり、昨夜は激しく愛し合った様ですね♡」
「嫌、なんでそんなことまで知っているの!」
「なーに、簡単な推理ですよ。
若い夫婦が、仕事でなかなか会えない以上、久し振りに会ったらそういう展開になるのは目に見えています。
さらに、愛しかった妻がイメージチェンジをする予定。
ご主人としては、良く知っている風貌の妻との最後夜。
激しく愛し合わないはずがありません!」
怖れおののく光子先生に、ゆたかが真顔で告げる。
恐怖を際立たせるかのように同じ事を告げる。
「実に簡単な推理ですよ!」
光子先生の恐怖はまだ終わっていない。
えげつない攻撃が繰り広げられる。
「ほーう、光子先生が学校のセーラー服を着て、旦那さんが教師役のプレイをされたようですね。
先生、先生と叫ばれて、激しく興奮していたようで……」
「嫌あああ、私のプライバシーが暴露された!」
「まあ、愛し合う夫婦とは貴重な物です。
私は、夫婦間のセックス推進派なので、とても良い事と考えます。
どんどんマニアックなプレイをして、愛を深め合ってください。
実際、今の日本は夫婦間が冷え切っていますからね。
原因の一つに、満足なセックスができないという点にあると思いました。
自論ですが、夫婦は週五(一週間に五回くらい)で愛し合うべきだと思っております。
光子先生のセックスライフは、とても良い物だと思います。
不満を言えば、一ヶ月に数回しかご主人と会えない点でしょうか。
徐々に改善して行ってください!」
黙っている光子先生に、ゆたかは語りかける。
「とても良いセックスライフです。
私も光子先生達を目指して、マモル君と頑張って行きます!」
光子先生は、ゆたかの満面の笑みを見ながら、震える様な恐怖を感じていた。
どこで知った情報か分からないが、光子先生の私生活は丸裸にされていたのだ。
これは怖い!
オレ達が順調にダンジョン進撃を進めて行くと、ボスも焦りを感じたのか、潜水艦エロスケを破壊しに乗り出した。
アンデットモンスターはか弱いので、エロスケを破壊する事は出来ない。
そこで、巨大イカの姿をしたモンスターでエロスケを攻撃する。
巨大なイカの脚に捕らえられ、エロスケが徐々に破壊されていく。
透明なガラス部分が割れ、水が浸水して来ると、エロスケは救助装置を発動させる。
「俺好みの美女が死ぬのは、男として許せねえ!
救助カプセルを用意する。これで水面まで脱出してくれ!
他のガキは、自力で脱出してくれ!」
光子先生は、救助カプセルに包まれ、潜水艦エロスケから無事に脱出した。
オレ達三人は、浸水して来る潜水艇の中で焦っていた。
好みの操縦者だけを優先的に助け、他は見捨てるという素晴らしい装置。
その装置のおかげで、オレは恐怖心を克服し、必死に脱出方法を考え始めていた。
もうアンデットモンスターなんて怖くない。
死への恐怖心が増し、アンデットモンスターがうようよ漂っていようが脱出を決意する。果たして、無事に地上に出られるのだろうか?
水はどんどん浸水し、オレ達の胸のあたりまで来ていた。
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