【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

文字の大きさ
178 / 302
第十章 引き離されたオレと冷菓!

第六十九話 冷菓のノート

しおりを挟む
 オレが真槍ちゃんから離れ、部屋の電気を付ける。
真槍ちゃんの方を見ると、真槍ちゃんが自分の唇を押さえてボーっとしていた。
さすがに、感触と息でキスした事が分かったらしい。

しかし、これは思わぬ事故だと言う事が薄々分かっていたらしい。
その後は、何も言わず、当初の目的通りに冷菓の荷物を調べ始める。

冷菓の荷物はそれなりに多いが、いつも持ち歩いている鞄に入っていると予測して探す。
しばらくすると、冷菓の持っていたノートを発見した。

「これだ、間違いない。
ちゃんと、ここにも『マモルさんと私の秘密♡』と書いてある。
これを読めば、オレも記憶を取り戻す事が出来るんだな?」

オレは、ノートをパラパラっと開いて見た。
すると、そこには予測しなかった内容が書かれていたのだ。

「これは……、料理のレシピ? ノートを間違えたか?」

オレがそう言うと、真槍ちゃんは容赦なく冷菓の荷物を漁り始めた。
服や下着など、容赦なく探っていく。

「ほう、ブルーのパンティに、黒のブラジャーか。おっ、これはセットだな。
ちょっとセクシーな下着まである。どれもかなり手が込んでいるな。男物とは大違いだ!」

オレが、冷菓のパンティーとブラジャーを見ていると、真槍ちゃんは、すぐにそれらを回収し始めた。顔を赤くして言う。

「マジマジと見過ぎ!」

真槍ちゃんは、パンティ―とブラジャーを派手にひっくり返したのは自分なのに、なぜかオレを攻め始めた。オレは、悪くない。

思春期の男子の前に、こんなカラフルな下着を出すのが悪いのだ。
興味を持って当然の年頃だ。

デパートやスーパーの売り場なんかでも、下着を付けた女性の写真を悪いとは思っても見てしまう。それほど敏感な年頃なのだ。

若い巨乳のお姉さんとかは、思春期の男子に配慮して下着を干してね。
そういう油断から犯罪に手を染め始める可能性もあるのだから。

ちなみに、イケメンの男子も下着を取られる危険があるから、洗濯は慎重にしよう。
下着を頻繁に盗まれて、犯人が隣の住人だと分かった場合、引っ越すしか方法が無くなるからね。

まあ、運良く美少女なら付き合い始める可能性もあるけど、だいたいが結婚してないオタク系の三十代だからね。妄想をふくらまして、パンツを盗んで行くんだ。
現場を見たら、強い追及はせずに、ひっそりと引っ越しましょうね。

冷菓の荷物を全て見たが、オレの記憶に関係したノートは、このレシピ本だけだった。
オレ達はこのノートだけを回収する。

「錬金術というのは、料理に例えられる。
たとえ、中身がただのレシピ本でも、錬金術を極めた者には、錬金術の本だと分かるのだ」

「確かに、そういう本もあるのでしょうけど、これはどう見てもバッカップルの食事記録よ。

まあ、味を再現して、記憶を呼び戻す気かもしれないけど……。
これは、アタシが保管しておきます」

真槍ちゃんは、自分の鞄にレシピの書いてあるノートを詰め込んだ。
オレの記憶が戻るには、冷菓に直接訊く必要がある。
何とか、茨木童子に遭わずに、冷菓と接触しなければならない。

オレ達は冷菓の部屋を出て、遊園地へ戻る。
学園の宿舎から徒歩一時間ほどで遊園地に辿り着く距離だった。
おそらく経営者が学校の関係者なのだろう。比較的近くて助かった。

オレ達はだいたい昼頃に、遊園地へ辿り着く。
オレの子狐丸は修復されているのだろうか?
もう一日ほど時間がかかる予定だが、なるべく早く冷菓達の捜索をしたい。

オレは、急く気持ちを押さえ、遊園地のお土産屋に向かった。
オレが扉を開けると、完成したばかりの子狐丸が目に飛び込んで来る。
神々しいまでに光り輝いていた。

「やあ、修復は一日ほどでできたよ。
元々ギンロウ先生が作り上げた刀で、他の刀のパーツと組み合わせたらすぐに修復できたよ。

時間が余って仕方ないから、ある程度のバージョンアップはしておいた。
それでも時間があったから、真槍ちゃんと撮影する為に、金箔を貼って見ました。
どう、神々しいでしょ?」

余計なオプションも付けられているが、とにかく修復されていて良かった。
オレが子狐丸を持とうとすると、店員に止められる。

「ダメダメ、真槍ちゃんと撮影する為に鍛えたんだから。
とりあえず、最初に持つのは真槍ちゃんで……。
撮影が終わった後なら、真槍ちゃん以外の誰がどう戦って死んでも良いけど……」

店員は、真槍ちゃんに衣装を渡し、着替える様に勧める。
撮影のテーマは、日本らしい。
十二単の着物が用意されていた。

「これに着替えて、日本の城をバックに撮影するよ。子狐丸は、その時のオプション!」

オレ達は、遊園地の日本を舞台にした場所に移動し、撮影を開始する。
真槍ちゃんに着物を着せ、子狐丸を持たせる。
背景は、桜が舞い散る広場で、城が遠くに見える位置だ。

どうやら姫様がお忍びで抜け出して来たというイメージだろう。
安全に護られている事に飽きた姫様が、危険を冒して抜け出して来た。
そんな不安と申し訳なさの中に、自由を得た喜びが表現されていた。

「いやー、良いね。こんなお姫様を見かけたら、思わず押し倒して襲っちゃうよね!」

「えっ」

店員は、真槍ちゃんを緊張させるも、何とか無事に撮影を終える。
しかし、彼女の趣味は、まだ終わっていない。

「じゃあ、次は、城の中で武士の格好になってもらおうか? 
子狐丸を素早く抜くイメージで……」

店員にこう言われ、オレ達は城の中へ移動する。ピンクの甲冑が用意されていた。
真槍ちゃんは、それに着替え、子狐丸を構える。

「良いね、良いね。その決死の表情だよ! 
いやー、こんな武士がいたら、戦いそっちのけで、みんなで襲い始めちゃうだろうね。

戦国時代ってさ、女性が襲われる事なんて日常茶飯事だったらしいし……。
イケメンだってね……」

店員は、獲物を狙う目で真槍ちゃんを見る。
ただならぬ緊張感が真槍ちゃんを襲う。
隙を見せれば、一瞬でやられるかもしれない空気を感じ取っていた。

この店員も、ある意味で戦力になり得るんじゃ……。
ただし真槍ちゃんに対してのみの強さだろう。
真槍ちゃんに脅威が及ぶのは、オレが許せない。

 オレ達は、夕方になるまで撮影をし、夜の七時頃にゆたかの居る街を目指す。

「ご飯を奢ってもらったのは良いけど、ねっとりと見られたわ。
これが、トップアイドルのいつも耐えている視線なのね。何とか、慣れなければ……」

真槍ちゃんは、そう言って強がっているが、震えていた。
良いんだ、無理しなくったって。

オレ達がしばらくステルスに乗って飛んでいると、巨大な都市が見えて来た。
高いビル群の立ち並ぶ、近未来的な街だ。

この街に、ゆたかが情報を収集して待っているのだ。
オレ達は、ゆたかと連絡を取り、合流した。

ゆたかは、落ち込んだ様に静かであり、いつもの元気が無い。
まさか、かなり危険な街で、襲われたりしたのだろうか?

「おい、元気が無いけど大丈夫か? まさか、相当治安の悪い街か? 
襲われたりとか、何かされたか?」

オレは、ゆたかに真剣に訊く。場合によっては、真槍ちゃんにも危険が及びかねない。
オレのFカップが誰かに弄ばれるなど、想像するだけで耐えがたい事だ。
オレがそう訊くと、ゆたかは一筋の涙を流し始めた。

レイプされた者に見られる特有の症状だ。
最初は強がって悲しみに耐えているが、次第に泣き始めるのだ。
まさか、ゆたかが襲われるとは思わなかった。

エロさが仇となり、大勢に襲われたのだろう。
それを思うと、オレも辛く感じる。

「一人で寂しかったよ! 二人とも、もう帰って来ないと思った。あの時みたいに……」

ゆたかはオレのシャツで鼻をかみ、涙を手で払う。
別に襲われたわけではなく、ただ俺達がいなくて寂しかったようだ。

たった一日いなかっただけなんだ。そんな大げさに泣くな。
真槍ちゃんは、ゆたかを子供の様にあやし、泣き止ませる。

「よしよし、知らない街で一人は怖かったわよね。ごめんね。
泣き止んだら、七天童の事について詳しく教えてくれる?」

「うん、キスしてハグしてくれたら教えてあげる」

泣きながらも、ゆたかはエロい要求をして来た。
対象は、おそらく真槍ちゃんだろう。
真槍ちゃんは、一瞬真顔になるが、仕方なく了承する。

「はい、ほっぺにキスと……」

真槍ちゃんは、目をつぶるゆたかにそう言って、頬にキスをする。

「なっ、唇! 甘い香りが口一杯に広がるキスがしたい!」

「ハグは、ちゃんとするからこれで許してよ」

ゆたかは駄々をこねるが、仕方なく了承する。
真槍ちゃんは、約束通りゆたかを軽く抱きしめた。
ゆたかは、真槍ちゃんの腕の中に包まれ興奮する。

「うお、これが真槍の匂い。そして、これが真槍の槍乳か!」

ゆたかは、真槍ちゃんのオッパイを思いっ切りタプタプする。
恐るべき弾力がオレの目に飛び込んできた。

「ちょっと、何するのよ!」

真槍ちゃんは、ずれたブラを手で直し、ゆたかから離れる。
おのれゆたか、オレのFカップを……。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...