【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

文字の大きさ
268 / 302
番外編その四 神童宗谷VS光宮マモル アンドロイド対決による死闘!

第三十九話 傷付いたユッキーと冷菓!

しおりを挟む
ゆたかごとユッキーを焼き殺す様な一撃が、彼女らを包み込んだ。
かすり傷一つでも、無事では済まない。
神童宗谷は、ゆたかとの結婚を諦め、自分のプライドを守る事にした様だ。
辺りに、溶岩の海と化したマグマオーシャンが広がり始めていた。

「さすがに、やり過ぎたのかな?
ユッキーならば、自分を犠牲にしてでもゆたかちゃんを守ると踏んだのだが……。
あまりの威力に、ゆたかちゃんも消えてしまったのかな?
まあ、それならばその程度の実力の子だったというだけの話だ。
僕の隣に並び立つほどではないな!」

神童宗谷は、自分を納得させるためにそう言った。
確かに、この状況では、ゆたかの生存は絶望的だろう。
ユッキーと同調している冷菓も無事では済むまい。
水蒸気の煙が無くなると、ユッキー達の影が見え始めた。

「ほーう、あの攻撃を耐え切るとは、さすがは光宮冷菓さんと言ったところですね。
驚嘆に値しますよ、本当に……」

「はあ、はあ、なんとか間に合いましたね……。
異次元空間を氷と爆発で無理矢理こじ開け、ようやく到達する事ができました。
ユッキーでは、さすがにこれほどの攻撃に耐え切るだけの能力はありませんでしたからね。
見よう見まねで異次元空間を突破する能力まで到達しましたが、さすがに燃費は最悪ですね。

この空間に留まるのは、せいぜい五分がやっと……。
つまり、神童宗谷、あなたを倒して終了というところです。
マモル君には会いたいですが、今回はすれ違いになってしまいそうですね。
まあ、仕方ありません。
近くにいる事は確かです、座標を確認して……」

「ふん、僕の一番の攻撃を受け切ったからといって、油断しないでくださいよ。
まあ、愛するマモル君とゆたかちゃんを見て気が緩んだんでしょうけどね!」

神童宗谷は、ケルベロスに密かに命令して、ユッキーに小さな『トリプル・ギミック・ボルケーノ』で攻撃して来た。
冷菓は、どちらの動きにも警戒していたが、すでに仕掛けられていたトラップ攻撃だった。
ユッキーの顔だけを狙った緻密な攻撃に、冷菓も意表を突かれる。

「くっくっく、最初から狙いはこれだったのさ!
大技を受け切った後は、意外に小技が活きてくる。
ユッキーだけをピンポイントで狙った合わせ技だ。
喰らえば、やはり冷菓も無事ではいまい?」

「きゃああああああ、防御が間に合わない!」

ユッキーは吹っ飛び、冷菓は自分の顔を押さえていた。
どうやら顔にダメージを負ってしまったらしい。

「ふふ、顔が焼け爛れ、二目と見れない顔になってしまったかな?
美しい顔が台無しになってしまったのは残念だが、僕とゆたかちゃんを引き裂こうとした罰だ。
ゆっくりと後悔してくれて構わないよ」

冷菓は、顔を押さえて立ち止まっていた。
鏡で自分の顔を確認し、落胆の表情を浮かべる。

「神童宗谷、許しません!
見なさい、この顔を!
岩石が目に当たってアザになっています!
なんかブチ犬みたいになっているじゃないですか!

火炎と爆発とマグマは、なんとか冷却で追い付きましたが、岩石その物の攻撃を防ぎ切れませんでした。
結果、殴られた後の様に、アザが残ってしまいました。
これでは、二、三日は、マモル君と再会できませんね」

冷菓は、自分の能力で高温度と火炎からは身を守れたが、岩石による直撃は防ぎ切れなかった。
黒い炭の様なアザがまざまざと残されていたのだ。
さながらパンダやブチ犬の様に……。

神童宗谷がプっと笑ったのを確認すると、冷菓の怒りが込み上げて来たようだ。
冷静でいながらも、相手の心をへし折る攻撃方法だ。
相手の今までの努力など無駄だったと思わせる様な、ドSな攻撃方法だった。
冷菓は、銃を構えてゆっくりと神童宗谷に近づいて行く。

「ふん、あなただけならば、最早容赦など必要ない!
ケルベロスの全力を受けて消えるが良い!
喰らえ、『トリプル・ギミック・ボルケーノ』!」

神童宗谷が最大級の火炎技を使うが、冷菓は微動だにしない。
冷静に銃を構えたまま動かない。
一瞬、雷鳴が轟いたかと思うと、ケロベロスの攻撃を貫通して、冷菓の銃弾がケルベロスの頭を破壊していた。
火炎技は、冷菓の氷の防御によって容易く捕らえられた。

「バカな……、ケルベロスが一瞬にしてやられた?
それに、ボルケーノも爆発して推進力を発揮していない。
これはいったい?」

「全て私の技を駆使した結果ですよ。
まず、開発したレールガンで、あなたのボルケーノを貫通させて、ケルベロスの頭を破壊しました。
そして、ボルケーノ内部の火薬を先に爆発させて貫通力を無くし、氷の壁で絡め取ったのです。
可愛いユッキーを虐めて良い気になっていた様ですが、これが私の本当の実力です。
アンドロイド対決なので神童宗谷を傷付ける気はありませんでしたが、あなたが望むというのであればトドメをさしますよ♡」

冷菓は、二発の弾を発射し、ケルベロスの残りの頭も破壊していた。
攻撃方法があまりにも速すぎて、防御さえも取れなかった様だ。

「ふふ、生きたい?
それとも逝きたい?
好きな方を選んで良いよ?」

「生きて、ゆたかちゃんに告白して結婚したいです!
ごめんなさい、許して下さい!」

神童宗谷は、冷菓に勝てない事を悟り、土下座をしてあっさりと謝った。
冷菓は、ふっと笑ってゆたかのいる方へ行く様に指示を出す。
どうやら起こして告白しろと言う気らしい。
神童宗谷は、それを悟り、ゆたかを起こす。

「ゆたかちゃん、起きて!」

「うんー、神童宗谷?
どうしたのだ?」

ゆたかは寝ぼけた目をこすり、目の前にある光景を分析し始めた。
果たして、神童宗谷の告白は成功するのだろうか?
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...