【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

文字の大きさ
269 / 302
番外編その四 神童宗谷VS光宮マモル アンドロイド対決による死闘!

第四十話 すれ違うマモルと冷菓 再開ならず!

しおりを挟む
神童宗谷は、ゆたかを起こして告白しようとする。
後ろには、怒りに満ちた冷菓が銃を突き付けていた。
死角から、ゆたかにはそれが見えない。
すると、ゆたかが冷菓の存在に気がついた。

「あ、無いパイ、無事だったんだね?
目にアザがあるけどどうしたの?」

「ゆたかちゃん、とりあえず僕と話をしようか?
あまりこの人を刺激しない様に、今は本当にヤバイ状態みたいだからね。
実は、冷菓さんの登場で勝負がうやむやになって終わったんだけど、まあ引き分けで良いかな?

マモル君は、解放してあげるし、ゆたかちゃんは自分の意思で僕と付き合うかどうかを決める事ができる。
その条件を踏まえた上で、正式に申し込むよ。
僕と付き合ってくれませんか?」

必死でそう告げる神童宗谷だったが、ゆたかは無言のまま言葉を発しない。
じっと見つめ合い、何を考えているのかわからない。
ようやく質問が思い付いたのか、喋り始めた。

「料理とか作ってくれる?」

「うん、神獣達にやらせるよ!
あいつら、いくつもの料理を覚えているから、腕はプロ級なんだ。
材料さえあれば、萌え萌えオムレツでも、ラブラブチョコパフェでも作ってくれるよ!」

「じゃあ、一緒にお風呂に入って、背中を洗いっこしてくれる?」

「ああ、良いよ。
神獣達に頼めば、ソープ嬢並みのテクニックで体を全身くまなく洗ってあげるよ。
お望みとあれば、どんなタイプの女の子にだってなれる。
そこの巨乳の女の子だって良いし、冷菓さんだって可能だ。
マモル君でも真似できるよ!」

「じゃあ、掃除とかしてくれる?
私達の愛の巣を作れる?」

「ああ、できるよ!
あいつらセンスも抜群に良いからね。
世界中のインターネットにアクセスして、最適なお部屋をリホームしてくれるんだ。
お金は腐るほどあるし、何の心配もないよ!」

「そっか、じゃあヤダ!
神童宗谷となんて付き合いたくないよ!」

「ええ、何で?
僕は、何でもできるんだよ!
家だって、兵器だって、ロケットだって持っているんだ。
何が不満なの?」

神童宗谷は、何が何だかわからないと言う表情をした。
確かに、優良物件だが、女性の心を捉えていなかった。
ただの発明に頼るクソ野郎である事が暴露されたのである。
冷菓はその事を悟り、神童宗谷に言う。

「うーん、何でもできると言っても、それだけに頼る様じゃあ、女の子の心をゲットすることはできないんですよ。
彼女の為に特別な努力を払っている、これが女性の心を掴むのに必要なことですね。
例えば、あなたの言った方法は、別にゆたかちゃんじゃなくても、お金を渡して依頼されれば誰にでもしてくれますよね?」

「そりゃあね、お金を渡して依頼されれば、お客様だからね。
無下にすることはできないよ。
ちゃんとお金に見合った働きをさせてあげるよ!
発明家としては当然のことでしょう?
いや、ビジネスマンの常識だよ!」

「その常識が、女の子と付き合うという行為においては通用しないのです。
実際、あなたの回答を聞いてもドキドキしませんでしたからね。
これでは、女の子をときめかせる事はできませんよ。
まあ、後数年後にまた告白したら良いくらいのレベルですね。
お友達として付き合って、女心が分かったらまた告白しなさい!

これがマモル君だったら、上手く回答してくれると思うんですけどね。
また、起きたら相談してみて下さいよ。
じゃあ、私は顔を見られたくないので失礼します!
またお会いしましょうね!
あ、マモル君と真槍ちゃんには秘密ですよ?」

冷菓は、異次元空間にいる時間が無くなっていくのを感じ、そそくさと移動を開始した。
オレ達が目覚めるよりも早くに、ここを離れる気らしい。
すると、ユッキーの様子がおかしい事に気がついた。
今にも死にそうな表情をしている。

「あら、私の分身であるユッキーの様子がおかしいわ。
何か、異常でもあるのかしら?
まさか、ケルベロスとの戦いで致命的な傷を負ったとか?
唯一の連絡経路になるはずだったのに……」

「ユッキー、大丈夫?
どこか悪いの?」

死にそうなユッキーは、冷菓の声で喋り出した。
まるで自分が死にかけている様で、冷菓は複雑な表情をしている。

「はあ、はあ、はあ、私はもうダメです。
もう、意識を保っているのも限界の様です。
ゆたか、マモル君と真槍ちゃんをお願いしますよ。
私は、ここまでの様です……」

「いや、ユッキー死なないでよ!
折角扱いにも慣れてきたというのに……」

「さようなら……」

ユッキーは、頭を垂れ、機能を停止させた。
冷菓とゆたかは、ユッキーが全く動かなくなるのを黙って見ているしかできなかった。
泣きじゃくるゆたかを、冷菓が必死で慰める。

「うう、ユッキー……」

「ゆたかちゃん、ユッキーは幸せだったわ。
最後にあなたを守り切ったんだもの……」

すると、機械音が鳴り響き、こう喋り出した。

「ピー、電池が切れました。
なるべく早めに充電して下さい!」

冷菓とゆたかはしばらく黙っていた。
神童宗谷が、二人の言いたい事を代弁する。

「どうやら電池が切れただけだったみたいだね。
なんか、紛らわしいアンドロイドだね。
ゆたかちゃんも気が付かなかったの?」

「こいつら、全員死んだフリして生きてる事もあるからね。
爆発したり、死亡ブラフを立てても大概は生き残っているよ!」

「それは、凄い耐久力だね。
じゃあ、充電しに行こうか。
マモル君と真槍ちゃんも疲れている様だし、僕の部屋で休憩してくれよ」

「おお、マモル君と真槍をお持ち帰りですな。
今夜は楽しい夜になりますな!
眠らせなくて、一晩中激しいプレイが予想されますよ」

「別に、真槍ちゃんには何もしないよ。
普通に休んでもらうだけさ!
冷菓さんは、どうする?」

「私は、やっぱり自分の部屋へ帰ります。
今のところ危険は無いし、茨木童子が良く世話をしてくれますから。
まあ、マモル君がピンチになったら駆けつけますけど……。
今日は、このアザがありますからね……」

「ごめんなさい!」

「大した怪我では無いので、大丈夫ですよ」

神童宗谷を許し、冷菓は囚われているであろう部屋へ戻っていった。
意外と自由で、生活には不自由していないらしい。
実は、強敵に襲われない為に匿われている身なのだ。
しばらくは、茨木童子によって安全に守られている。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...