【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

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番外編その五 狙われた真槍ちゃんVS覚醒した虎熊童子!

第五十三話 オレの超必殺技炸裂!

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オレは、あと二回の行動ができる状態で『ケルベロス』二体を奪い取った。
これも逆転の為に計算し尽くしてできた状況なのだ。
ここから、一気に残りのプレーヤーを攻撃し、一気に勝負を決めてやる。
オレには、僅かな詰めの甘さもない。

「ふふふ、神童宗谷と夕景ゆたか、お前達にオレの必殺技を見せてやる!
今まで味わった事のない破壊力をその身に刻み、絶望しながら果てて行くがいいわ!
喰らえ、必殺の三連コンボ『洗脳』をして、最強の幻獣『ケルベロス』を奪い、更に『広範囲攻撃』と『マジギレ』のコンボだ!

これで、貴様らのフィールドのほとんどのカードを奪い去る!
神童宗谷から七天童子のカード二枚を、夕景ゆたかからは最愛の『ウララン』の同色カードをな!
これで、オレの勝ちだ!」

「くうう、バカな……。
攻撃力十六万ドルだと?
こんな攻撃を受けたら、マモルに私の全てを捧げる他ない。
払えなかったら、もう自らの体で一生払って行くしかないよ!
まあ、カードゲームだし、払わないけど……。
『異次元エスケープ』で攻撃を回避する!
これにより、『ウララン』は無傷だ!」

「四枚目のカードはお前が持っていたのか!」

ゆたかは、全ての行動をキャンセルできる絶対防御のカードで危機的状況を回避した。
まあ、神童宗谷に攻撃できれば、ゆたかのカードなど必要なく勝てる!
すでに、この攻撃を受ける前にお金のない丸裸の真槍ちゃんだけは、一切お金を返済する事が不可能な為に、お金を払う必要がないのだ。

「ごめんね、アタシだけは払わなくて良いみたいで♡」

真槍ちゃんは、笑顔でそう言ってきた。

(うん、体で払って♡)

そう言いたかったが、そう言ったら最後、真槍ちゃんの鉄拳で払わされる事になるだろう。
せっかくのオレの勝利が、気絶による棄権という形でなくなってしまうのだ。
オレは自制し、なんとか誘惑に耐えきった。
後は、神童宗谷が無残に敗北するのを確認するだけだ。

「うおおおお、まだだ、勝利だけは……。
七天童子だけは揃えさせるわけにはいかないんだ!
なんとか、現金(キャッシュ)と雑魚モンスターで耐え切るしかない。
ゆたかちゃんを諦める事だけはしたくないんだ……」

神童宗谷は、なんとかオレの攻撃による敗北だけは耐え切った。
近くで鼻くそをほじっている女の子のどこが良いのかわからないが、その覚悟は賞賛に値する。
だが、現実は残酷だ。

「やっぱりあの攻撃が勝敗を分けたね。
もうマモルのワンマンゲームだよ。
つまんなくなっちゃった。
『ウララン』も取られそうだし……」

「ちょっと、鼻くそをほじるの辞めなさいよ。
汚いわよ、カードをその手で触るんじゃないわよ!
もう、ちょっとこれで拭いてあげるわ。
全く!」

ゆたかの妨害を真槍ちゃんが止めてくれて、オレの勝利が決まった。
たかがカードゲームに負けただけだが、神童宗谷は敗北を認めきれず泣いてた。
二回連続の連敗が相当堪えていたらしい。
オレ達は、神童宗谷の用意したベッドでグッスリ眠り、万全な状態で最終決戦に臨む。

逆に、神童宗谷は一晩眠る事ができず、自分の修行不足を痛感し、新たな場所で修行すると決意したようだ。
翌朝になって、ゆたかにこう告げて去って行く。
ゆたかには勿体無いくらいの相手だが、勝負に負けた以上去って行くしかない。

「うう、僕はまだゆたかちゃんを愛する資格がないという事か。
なら、僕はマモル君に追い付く為に、イギリスへ留学に行く。
そこで、もっと色々学び、将来ゆたかちゃんを迎えに来るよ。
いずれ、また連絡するよ。
その時まで、サヨナラ、ゆたかちゃん!」

朝日を背に、ケルベロスに乗って去って行く。
ゆたかは、ボーッと彼を見送っていた。
神童宗谷、オレに匹敵する力を身に付けて帰って来い。
その時は、また全力で相手をしてやろう!
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