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第一部 馴れ初めから結婚まで
恋とはどんなものかしら(2)
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その言葉にまんまと乗せられたルセルは、リリーの言われたとおり足を大きく開いてカウチに座った。
「こ、この体勢じゃないといけないのか・・・・?けっこうその・・・」
「その?」
恥ずかしい、とは恥ずかしくて言えないルセルであった。
「大丈夫ですよ、まかせてください」
リリーはそういってルセルの胸に顔をよせた。
「な、何をしているのだ、そこは・・・・ひっ・・・!!!」
突然胸に舌が這わされ、ルセルは悲鳴を上げた。
「や、やめないかっ・・・余は男だぞ!」
リリーはルセルの桜色の乳首に触れるか触れないかの所で指を止めた。
「男も女も、ここは感じるって聞きましたよ」
「そ、そんな馬鹿なっ・・・あっ・・・」
リリーの息遣いと指先を敏感に感じて、ルセルは身をよじった。
「いいですか、おっぱいっていうのは・・・はぁ・・・こうして、触るんですよっ・・・金庫の鍵みたいにどつきまわしちゃ、だめです・・・」
刺激になれてきたところで、リリーは乳首に舌を当てた。
「ひっ・・・・!!」
そのまま小さな乳首を舐め上げ、ゆっくりと舌でいじった。唇の先で転がすと、ルセルは面白いほど反応した。
「ひっ・・・あっあっ・・・だめっ・・・だめっ・・・やめ・・・やめてぇっ」
「いや?やめてほしい?」
「や、やじゃ、ないっ・・・やじゃないけどっ・・・はあっ・・・い、いったん、いったんやめてっ・・・」
リリーは仕方なく乳首を開放した。そこはさきほどよりも充血して、固くぷっくりと膨れ上がっていた。
「可愛いおっぱいじゃないですか、殿下」
ルセルは真っ赤になって怒った。
「う、うるさいうるさいッ!減らず口叩いてると、もう入れるぞっ!」
「まぁまぁ。じゃ、下を可愛がってあげましょうか」
すでにそこは待ちわびていて、天上を向いている。
「さっきよりも固くなってますよ?殿下のここ」
「わ・・・悪いかっ」
「ぜんぜん。いいんですよ、もっと素直に、何も考えず私の舌を感じてください」
リリーは前触れなく先端を口に含んだ。
「んっ・・・!あ、あ、・・・・!」
自然とくちから唾液がわいてくる。リリーはそれをぬぐいもせず滴らせたまま、ルセルのそれに舌を這わせ、しゃぶった。いやらしい水音が部屋に響いた。
「うっ・・・うううっ・・・・ひ、卑怯だぞっ・・・そうやって・・・あ、ああっ・・・」
ルセルが抗議したので、リリーはそれを口にふくんだまま聞き返した。
「にゃにがれふか?」
「そっ、そうやって、余をいかせてっ・・・また、入れられないではないかっ・・・!」
チッ、気づかれたか。リリーは笑顔で言い返した。
「にゃら、いかにゃいよう、がんばってくだはい。いかにゃかったら、入れられまふよ」
「そっ、そんなのっ・・・・んっ・・・」
ルセルは間に受けて歯を食いしばった。
(い、いかない、いかない、我慢、我慢・・・っあっ!!)
だがリリーも必死であった。舌に加えて、手も使ってそこを愛撫しはじめた。
「あっ・・・やめっ・・・やめろっ、ずるい・・・っ」
ダメだ、我慢、我慢、でも、もういきたい・・・・!
そう思った瞬間、ルセルはもう我慢できなくなった。
「あ・・・で、出るっ・・・・・・!」
前回より勢い良く精子がほとばしった。リリーは口の中でそれを受け止めた。
(う、うう・・・・これが精子の味、かぁ・・・)
若干辟易とするリリーに、切れ切れにルセルが命令した。
「はぁ・・・・つかれた・・・お前・・・余を介抱・・・しろ」
しゃべれないので仕方なくリリーは精子をのみこんだ。
「ひゃい?」
「ま、前の時みたいに・・・」
「ああ、わかりました、はい」
リリーはルセルの隣に座って、ぎゅっと抱きしめた。ルセルはくたっとリリー腕の中で脱力した。リリーが香水と言ったあの不思議な、いいにおいがする。
(ああ、なんだろう、この感じ・・・安心、する・・・・)
そうだ、出すことより入れることより、自分はずっとこちらの方が好きなのかもしれない、とルセルはぼんやりした頭で思った。
ルセルはずっと、いらない第二王子だった。父も母も召使でさえ、誰も自分を省みず、優秀だった第一王子が死んだおかげでとつぜん表舞台に祭り上げられた。
周りは一時的に賑やかになったが、誰も本当のルセルのことなど見ていない。だがそれも当然のことだ。自分の中身は価値がない。価値があるのは「時期国王」という肩書きだけなのだから・・・・。
こんな風にお世辞も嘘もない言葉を言ってくる人間など、今までいただろうか。
そして、こんな風に誰かに抱きしめられたことなど、今まであっただろうか・・・?
リリーの腕の温かさを感じながら、ルセルは目を閉じた。
どの位たっただろうか。寝息が聞こえてきたので、リリーはそっとルセルを放してカウチから立ち上がった。
だがドアに向かって歩き始めたリリーを、ルセルは気が付いて呼び止めた。
「もう戻るのか」
「はい。私がベッドを抜け出してるの、スノウが気が付いたら困っちゃうから・・・」
「そうか・・・」
その声がとてもさびしそうだったので、リリーは優しく笑っていった。
「そんな顔しないでください、ね、また遊びましょう」
廊下に出たが、今回はリチャードは現れなったのでリリーはほっとした。
歩きながら、足の間に熱く濡れた感触を感じた。
(あー、私まで、すっかり出来上がっちゃった・・・)
ルセルの感じっぷりに、リリーの体も反応してしまったようだ。
(仕方ない、ひさびさに一人でしよっかな)
苦笑いとともに、リリーは廊下を後にした。
「こ、この体勢じゃないといけないのか・・・・?けっこうその・・・」
「その?」
恥ずかしい、とは恥ずかしくて言えないルセルであった。
「大丈夫ですよ、まかせてください」
リリーはそういってルセルの胸に顔をよせた。
「な、何をしているのだ、そこは・・・・ひっ・・・!!!」
突然胸に舌が這わされ、ルセルは悲鳴を上げた。
「や、やめないかっ・・・余は男だぞ!」
リリーはルセルの桜色の乳首に触れるか触れないかの所で指を止めた。
「男も女も、ここは感じるって聞きましたよ」
「そ、そんな馬鹿なっ・・・あっ・・・」
リリーの息遣いと指先を敏感に感じて、ルセルは身をよじった。
「いいですか、おっぱいっていうのは・・・はぁ・・・こうして、触るんですよっ・・・金庫の鍵みたいにどつきまわしちゃ、だめです・・・」
刺激になれてきたところで、リリーは乳首に舌を当てた。
「ひっ・・・・!!」
そのまま小さな乳首を舐め上げ、ゆっくりと舌でいじった。唇の先で転がすと、ルセルは面白いほど反応した。
「ひっ・・・あっあっ・・・だめっ・・・だめっ・・・やめ・・・やめてぇっ」
「いや?やめてほしい?」
「や、やじゃ、ないっ・・・やじゃないけどっ・・・はあっ・・・い、いったん、いったんやめてっ・・・」
リリーは仕方なく乳首を開放した。そこはさきほどよりも充血して、固くぷっくりと膨れ上がっていた。
「可愛いおっぱいじゃないですか、殿下」
ルセルは真っ赤になって怒った。
「う、うるさいうるさいッ!減らず口叩いてると、もう入れるぞっ!」
「まぁまぁ。じゃ、下を可愛がってあげましょうか」
すでにそこは待ちわびていて、天上を向いている。
「さっきよりも固くなってますよ?殿下のここ」
「わ・・・悪いかっ」
「ぜんぜん。いいんですよ、もっと素直に、何も考えず私の舌を感じてください」
リリーは前触れなく先端を口に含んだ。
「んっ・・・!あ、あ、・・・・!」
自然とくちから唾液がわいてくる。リリーはそれをぬぐいもせず滴らせたまま、ルセルのそれに舌を這わせ、しゃぶった。いやらしい水音が部屋に響いた。
「うっ・・・うううっ・・・・ひ、卑怯だぞっ・・・そうやって・・・あ、ああっ・・・」
ルセルが抗議したので、リリーはそれを口にふくんだまま聞き返した。
「にゃにがれふか?」
「そっ、そうやって、余をいかせてっ・・・また、入れられないではないかっ・・・!」
チッ、気づかれたか。リリーは笑顔で言い返した。
「にゃら、いかにゃいよう、がんばってくだはい。いかにゃかったら、入れられまふよ」
「そっ、そんなのっ・・・・んっ・・・」
ルセルは間に受けて歯を食いしばった。
(い、いかない、いかない、我慢、我慢・・・っあっ!!)
だがリリーも必死であった。舌に加えて、手も使ってそこを愛撫しはじめた。
「あっ・・・やめっ・・・やめろっ、ずるい・・・っ」
ダメだ、我慢、我慢、でも、もういきたい・・・・!
そう思った瞬間、ルセルはもう我慢できなくなった。
「あ・・・で、出るっ・・・・・・!」
前回より勢い良く精子がほとばしった。リリーは口の中でそれを受け止めた。
(う、うう・・・・これが精子の味、かぁ・・・)
若干辟易とするリリーに、切れ切れにルセルが命令した。
「はぁ・・・・つかれた・・・お前・・・余を介抱・・・しろ」
しゃべれないので仕方なくリリーは精子をのみこんだ。
「ひゃい?」
「ま、前の時みたいに・・・」
「ああ、わかりました、はい」
リリーはルセルの隣に座って、ぎゅっと抱きしめた。ルセルはくたっとリリー腕の中で脱力した。リリーが香水と言ったあの不思議な、いいにおいがする。
(ああ、なんだろう、この感じ・・・安心、する・・・・)
そうだ、出すことより入れることより、自分はずっとこちらの方が好きなのかもしれない、とルセルはぼんやりした頭で思った。
ルセルはずっと、いらない第二王子だった。父も母も召使でさえ、誰も自分を省みず、優秀だった第一王子が死んだおかげでとつぜん表舞台に祭り上げられた。
周りは一時的に賑やかになったが、誰も本当のルセルのことなど見ていない。だがそれも当然のことだ。自分の中身は価値がない。価値があるのは「時期国王」という肩書きだけなのだから・・・・。
こんな風にお世辞も嘘もない言葉を言ってくる人間など、今までいただろうか。
そして、こんな風に誰かに抱きしめられたことなど、今まであっただろうか・・・?
リリーの腕の温かさを感じながら、ルセルは目を閉じた。
どの位たっただろうか。寝息が聞こえてきたので、リリーはそっとルセルを放してカウチから立ち上がった。
だがドアに向かって歩き始めたリリーを、ルセルは気が付いて呼び止めた。
「もう戻るのか」
「はい。私がベッドを抜け出してるの、スノウが気が付いたら困っちゃうから・・・」
「そうか・・・」
その声がとてもさびしそうだったので、リリーは優しく笑っていった。
「そんな顔しないでください、ね、また遊びましょう」
廊下に出たが、今回はリチャードは現れなったのでリリーはほっとした。
歩きながら、足の間に熱く濡れた感触を感じた。
(あー、私まで、すっかり出来上がっちゃった・・・)
ルセルの感じっぷりに、リリーの体も反応してしまったようだ。
(仕方ない、ひさびさに一人でしよっかな)
苦笑いとともに、リリーは廊下を後にした。
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