口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

体育祭ーパン食い競争と借り物競争

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「おりゃああああああ!」






凄まじい勢いで、ぶら下がっているパンを口でとる少女がいた。









「凄いですね、吹雪さん。」






横にいた星宮ちゃんも思わず笑っている。









そう、吹雪がパン食い競争に出場しているのだ。






話によればパン食い競争でしか食べれないパンがあるとかでそれを狙いで出たらしい。







他の子と勢いが違いすぎる。








そして吹雪は当然のごとく、一位をかっさらって行った。













「一位おめでとう、吹雪。」







「ありがとーさくら。」






そういう吹雪の顔はどこか満足気だった。












パン食い競争が終わったと思うと次の種目の借り物競争が始まる。







この競技には松白君が出場している。








勢也君との勝負内容には含まれてはいないが、白軍の引っ張りだこである松白君はたくさんの種目にエントリーしているのだ。








「頑張れー、松白君!」







「ファイトー、松白君!」







どうやら私達の声援が届いたらしく、こっちに手を振ってくれた。







そして、レースの順番がまわり松白君の番になる。










「よーい……………。」










パンッ!






その音でスタートすると松白君は最後の『借りるものの書いてあるカード』がある所を目指して走っていく。









レース自体は『障害物競争』と『借り物競争』が合わさったルールみたいだ。







松白君は、『百メートル走』ほどの走りでは無いとはいえ速いスピードで次々と設置してある関門を越えていく。








そして、いよいよ最後の借り物カードの所にトップで到着した。









松白君はカードをめくりに入る。








何がかいてあるのか気になるな………。













(………って、あれ?)






私は松白君が何を引いたかワクワクしているとあることに気づく。







松白君が走ってこっちに来ていた。





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