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秋の桜海祭編
体育祭ーブロック別対抗リレー前に③
しおりを挟む松白君の姿が見えたのはいいが、いろんな人に取り囲まれているせいで全く近づけない。
一年生から三年生いろんな人達が松白君に応援しにきている。
多すぎる気もするが今日の体育祭の主役の一人だから、仕方ないか………。
私は諦めてテントに戻ることにした……。
……って、ダメダメ!何しにきたんだ私は。
近寄れなくても松白君なら遠くからでも気づいてくれるはずだ!………そんな気がする。
私は集まっている人達の後方からジャンプして松白君にアピールする。
(………………っ!?)
今確かに目があった。
私はすぐにガッツポーズをして頑張れという意味でエールを送った。
すると松白君は笑顔でこっちにグッドサインをしてくれた。
そして私もグッドサインで返す。
とりあえず松白君と話すことはできなかったが、なんとか最後に応援のサインを送ることができたので良かった。
私は満足してテントに戻ることにした。
この後も最後まで応援して、頑張ろ。
「さくら~っ!どこに行ってたの?」
テントに戻ると吹雪が少し怒っていた。
どうやら急にいなくなって心配していたようだ。
「ちょ、ちょっとトイレに行っていただけだよ。」
「ぜぇーったい嘘だ!嘘の臭いしかしない。」
一瞬で私の嘘が見抜かれる。
どうして私はこんなにも嘘がばれやすいのか……。
「ほ、ほら吹雪!最後のリレーが始まるよ。」
「………さくら、松白君にちゃんと『頑張って』って伝えてきた?」
「………うん。」
「そっか。それなら良かった。……よーし!じゃあ私達も最後の応援頑張らないとね!」
「うんっ!」
そして桜海高校体育祭最後の大一番『ブロック別対抗リレー』が始まる。
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