口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

カフェの準備③

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誰もいなくなったところでようやく私も着替え始める。








結果的にみんなに見せなくてはいけないのだろうが、せめて着替えてる所は誰にも見られたくなかった。













着替え始めて数分………。











「あああ、やっぱり変な感じがするー。」







誰もいない中、私は一人叫ぶ。











私はメイド服という特殊な服の違和感を拭えずにいた。







フリルの着いた服なんて普段着たことがなく、すごくおかしな感じがするのだ。










(吹雪ならメイド服も似合ってたんだろうな…………。)










こうしている間にも時間が過ぎていく。








(みんなに迷惑かけるわけにもいかないし、早く教室に戻るか……。)













『ガチャッ』









教室に戻る準備をしていた時、更衣室のドアを誰かが開ける。










「さーくらっ!」







ドアを開けたのは吹雪だった。










「吹雪!どうしたの?」









吹雪は破れて着れないお姫様の服と、男子の余ってた服を手に持っていた。









「さくらが困ってるだろうから私が似合うようにコーディネートしてあげようと思ってさ。」








そういうと吹雪はこっちにやって来る。










「とりあえずこのフリルのついた部分はいらないね。さくら、とりあえずこのお姫様の服を着てみて。」






「あっ!この男子の服のアクセサリー使えそうだな。」










こうして吹雪によるコーディネートが始まった。















そして数分後……。







余ってた服のそれぞれ良いところを組み合わせることによって、素敵な衣装になった。








ベースは破れてたお姫様の服だが、破れてた部分は上から別の物を着てカバーする。








いらない物を省いたり、アクセサリーなどを足すことによって全体がバランス良くまとまった。










吹雪のアイディアのおかげでここまで可愛く変えることができるとは。




「吹雪、本当にありがとう。」








「いいよ気にしなくて。本当は、髪型もいじりたいけど今日は試着会だし、このままで良いか。」







私はその後何度もお礼を言った。









そして私の着替えが終わり、吹雪と一緒に教室に戻る。














「「わー!可愛い。」」








どうやら教室のみんなからも好評なようだ。










(良かった………。)







吹雪のファッションのアイディアのおかげで無事に済ませることができた。









そして試着会が終わり、より一層みんなの本番へのワクワクが高まる。









本番での役割や物の配置も決まり、後は当日を待つのみになった。






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