口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーミス桜海1回戦の結果と2回戦目のお題

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一回戦の「自己紹介」が終わり私は今、控え室の椅子に座っている。









「大丈夫ですって先輩、そんなに変じゃなかったですよ。」




側にいる杏ちゃんが私をなぐさめる。








私はステージの中央に行き、自己紹介をするとき自分の名前を言う所で思いっきり噛んだ。




そこから先は何を言ったかは覚えていない。







「人前に立つってこんなに緊張することだったんだね。」




私は杏ちゃんに話す。






「誰でも緊張しますって、私は今でこそあまり緊張はしませんけど最初はひどかったですから。」




と、杏ちゃんは笑いながら話す。






さっきのステージでの自己紹介で緊張せずに、自分のPRか出来た杏ちゃんが心底凄いなと思った。




我ながら自己紹介だけでつまずいているようでは、この先が不安になる。









「はぁ。」





私はため息をついた。
















「ちょっと、あなた。」




私は誰かに声をかけられている事に気付き顔を上げる。






すると、そこには橘先輩が立っていた。








「せっかくの3連覇を飾る大事な日に、あまりレベルの低い物を客に見せないようにしてくれません?」





橘先輩は不機嫌になっていた。










「あははは、すみません。2回戦目の『桜海高校クイズ』は勉強してきたので、今度は大丈夫です。」





そう2回戦目は『桜海高校クイズ』である。





桜海高校に関する問題の、参加者の見た目ではでなく、知識が審査される課題である。






私は2回戦目のためにしっかりと勉強してきたのだ。










それを聞いた橘先輩は今度は笑っていた。




「あははは、そう。それなら良かった。………まぁ、逃げるなら今の内ですわよ。」









「は、はぁ。」





それだけ言うと橘先輩は去っていった。





よほど、クイズに対して自信があるのだろうか?















そしてちょうど招集時間になっていたのに気付き、私は杏ちゃんとステージの側まで向かう。





「あぁ~~、たくさん勉強してきたけど大丈夫かなぁ。」





「大丈夫。杏ちゃんなら3回戦にも行けるよ。」





私は杏ちゃんとリラックスしながら喋る。






さっきの1回戦は、凄い緊張してたけど今度は大丈夫だ。












すると、スピーカーからアナウンスがながれる。





2回戦目の開幕を告げるものだろう。








「お待たせしました。ただいまよりミス桜海高校決定戦2回戦を行います。続いてのお題は…………、え?あれ?」








……ん?





何かトラブルがあったのだろうか。










「し、失礼しました。続いてのお題は『楽器演奏』になります!」











え……?





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