口が悪くてスミマセン。

osho

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秋の桜海祭編

文化祭ーミス桜海 決勝戦④

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決勝戦の開始時間まで、残りわずかになってきた。





私達は急いで更衣室から教室に戻る。











「「おおー。」」






「「きれーい。」」






私の今の姿にみんなの歓声が出る。










「ほらほら、こっちは準備できたの?」





と、吹雪がみんなに聞く。







私達が更衣室で作業をしている間、こっちのグループは演出などを考えているということだった。












「話し合いで決めたことについては私から説明します。」






そう言って出てきたのは春野ちゃんだった。










「……染井さん、私はいろいろと謝らなければいけないですね。」






「春野ちゃんもいろいろとあったんでしょ。そういうのは後で良いよ。」





私は少し気まずそうな春野ちゃんに優しく話す。








「ありがとうございます染井さん。……では、演出の説明をしますね。」





そう言うと春野ちゃんは、みんなの意見をまとめていたであろうノートを開き説明を始める。









「演出についてですが、まず染井さんは普通に真ん中の道を歩いてもらうだけで大丈夫です。」







「えっ?何もしなくていいの?」





いろいろと練ってあるものだと思ったが案外あっさりとした作戦だった。







「はい、秘策があるので大丈夫です。その間シンデレラになりきって優雅に歩いて下さいね。雰囲気にあった音楽を流したり、スポットライトで照らしたりしますので。」






「わ、分かった。」







秘策とは一体何なのだろうか。






疑問に思いながらもその作戦を了承した。










「その後のステージ上では私は何をしたらいいの?」





私は春野ちゃんに聞く。









「……任せます。」







「え?」







「ステージ上でのことは染井さんに任せます。詳しくは彼が話してくれると思います。」








………彼?






「そろそろいらっしゃると思いますよ染井先輩。」





杏ちゃんは期待した顔で誰かを待っている。








そして、教室のドアは開かれる。









「お待たせ。」





そこには王子様の格好をした松白君が立っていた。





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