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番外編2

リリーの恋・38

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 柔らかな髪が落ちて、私の体に触れる。くすぐったくて気持ちがいい。すべすべとした肌がぴたりと寄り添えば、温もりが伝わる。
「しゃいちゃ…んん…」
 首筋を覆う彼の頭が何度も上下移動して、たくさんの印をつけていく。まるで、さっき私がしたことを繰り返すようだ。
「リリー…あなた、自分の体を性的に触ったことある?」
「ふえ?」
 とろんと夢見心地だから、すぐに意味が分からなかった。
「こうして、気持ちいいことしたことあるの?」
 かぷっと胸の頂点を口に含まれて、声が漏れる。もう片方は、指先が優しく捏ねてきた。
「ひゃあっ…あっ…噛んじゃや…」
 ちゅうと強く吸い付かれて、お腹の奥が反応する。
「今は全然してなっ…いけど…んっ…学生の時は、ちょっとしてた…ああんっ!」
「そう…んむ…じゃあ、やっぱり時間をかけて慣らさないと…んちゅっ…」
「んんんっ、喋りながら舐めちゃやだあっ!」
 歯や舌が予想外の動きをして、翻弄されてしまう。
「ねえ、リリー。私のって遺伝的な問題で大きいのよ。だから、初めてだときっと痛いと思うの。でもね、入れる前にたくさん気持ちよくなっておくと、結構あっさり受け入れられるようになるから。」
 百戦錬磨の美丈夫が、唇を舐めて微笑んだ。
「何回か、いっときましょうね!」
「こ、怖い…」
 未知なる恐怖で体が硬くなると、大きな手が肩や腕をゆっくりと撫でてくれる。
「怖くないわ。気持ち良くて、ふわふわするわよ?それに…好きな人と一つに繋がるのに、痛かったり辛かったら、悲しいじゃない。」
「好きな人…」
 胸が高鳴った。
 彼が、何気なく気持ちを言葉にしてくれたことが、嬉しい。
 恥ずかしくなったのか、彼の視線がそらされる。
「えへへ、好きな人だってー。えへへー。」
 ゆるんだ頬をつままれて、横に伸ばされても、痛くない。
「もう!そうやって…!泣いて許してって言っても、絶対にやめてあげないんだからね。」
 両膝裏に手を入れて、私の下半身を持ち上げると、大きく開けた口で恥丘を食べた。
「きゃあっ!」
「真面目で貞操硬くても、ちゃんとツルツルにしてるのよね。さすが我が国民だわ。」
「言わなくていいよー!んにゃっ!」
「ふふふ、むにむにで柔らかくて美味しいわあ。ここはまだ小さくて隠れてるから、たくさん舐めて大きくしましょうね。」
 舌が恥丘に埋もれた突起を探し当て、下から上に舐め上げ、先でコリコリと押してくる。
「あっ、やっ…しゃいちゃあん!」
「とりあえず、一回ここでいきましょうね。」
 柔らかな唇であむあむと食まれ、舌で舐められ、歯で甘噛みされた。少しずつ強くなる刺激に腰が反り、嬌声が止まらない。
「んあっ、ひゃっ、やっやっ、変になっちゃう…!」
「んんっ…いいのよ、そのまま気持ちいいことだけで頭をいっぱいにして…ほら、大きくなってきたわ。女の子のおちんちんよ。」
「んやあああっ、やっ、やら、らめっらめらめー!」
 強く強く吸い上げられて、つま先まで力が入る。あと少し、というところで止められて、また吸われ、止められる。
「やあっ、やー!たくさんしないで!」
「ふふふ、可愛いわあ。もっとちゅくちゅくしましょうね。」
 ゾクゾクと体が震えるのが止められない。

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