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2章 東日本県大会編
第21話 スプリングフィールド1
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グンマ 鳴上エリア 草壁小学校
午後1時になったころ、バスが学校前に止まる。
今日の試合を行う学校までとうちゃくした。
県大会第1回目、本格的な水行事が始まる。
せすじをのばして見直すと。
「学校のかべが緑!?」
校舎の色が緑色にそまっていた。
それどころかへいも植物を植えられてコンクリートの
ブロックじゃない。
なんというか、自然を表しているような所だ。
タケルが目を大きくしながら言う。
「山の学校なんか・・・?」
「どうだろう・・・」
たしかにまわりには山があるけど、学校そのものが
そんなはずもない。ただ・・・色がそうなだけ。
校舎の緑は植物でなく、ふつうのかべだと思う。
でも、ぼくもあまりこれといった感想がない。
さっそくおりて門へ入ろうとしたとき。
「ワハハハハハハハ!」
「え?」
すごくかん高いわらい声がきこえた。
でも、目の前にいない。発したとされる場所へ
目を向けると、なんと門の横にあるへいの上にいた。
サスケが指をさしてさけぶ。
「あそこに女がいるぞ!?」
金色のかみをしたボブカットの頭をした子。
こしに手を当てて立っていた。
声からして女だと分かるが、なぜそこにいるのか
不明を通りこして危なかった。
清青一同が上を向いたままたたずむ。
だまって見続けるとまた大きく言い始めた。
「グンマへようこそ!
あたしはマリサ、ここ草壁ウオバト部の部長を
やってる。今日はよろしくね!」
という言葉を同じ所から発声。
分かりきったのは対戦だけ、それ以外の行動が
まったく分からないだけだ。
目前に部員たちがゆっくり歩いてきて小言。
「「マリサ、またあそこに上ってる・・・」」
「危ないからやめろって先月言われたのに、
ホントこりないんだから」
なんというか、テンションも高低差があるようで
こちらの立場も少しドンヨリしそうになる。
そこへ大人どうしがあいさつ。
「清青小学校です、今日はよろしくおねがいします!」
「あらためて草壁小学校です、よろしくおねがいします」
向こうのコーチもやってきて顔合わせをした。
ここはいつもと同じ形式、やりとりはふつうだ。
「こちらはすでに準備しております、ではどうぞ」
とばかりにグラウンドまで歩いていく。
生徒どうしもおたがい話をしない。
ヒッソリとコトミが聞く。
「「うまくやれそう?」」
「「たぶん」」
返答もろくに言えない。
陸上にすぐれた学校、それだけでウオバトの
強さがよくつかめるわけでもなし。
今日はどうなるのか、先行きみえない足取り。
着いたら、ぼくたちの足がいっせいに止まった。
「なんだ・・・ここ?」
異常な緑色の物体が長く立っている。
そこはとても高低差があるコートがそびえていた。
午後1時になったころ、バスが学校前に止まる。
今日の試合を行う学校までとうちゃくした。
県大会第1回目、本格的な水行事が始まる。
せすじをのばして見直すと。
「学校のかべが緑!?」
校舎の色が緑色にそまっていた。
それどころかへいも植物を植えられてコンクリートの
ブロックじゃない。
なんというか、自然を表しているような所だ。
タケルが目を大きくしながら言う。
「山の学校なんか・・・?」
「どうだろう・・・」
たしかにまわりには山があるけど、学校そのものが
そんなはずもない。ただ・・・色がそうなだけ。
校舎の緑は植物でなく、ふつうのかべだと思う。
でも、ぼくもあまりこれといった感想がない。
さっそくおりて門へ入ろうとしたとき。
「ワハハハハハハハ!」
「え?」
すごくかん高いわらい声がきこえた。
でも、目の前にいない。発したとされる場所へ
目を向けると、なんと門の横にあるへいの上にいた。
サスケが指をさしてさけぶ。
「あそこに女がいるぞ!?」
金色のかみをしたボブカットの頭をした子。
こしに手を当てて立っていた。
声からして女だと分かるが、なぜそこにいるのか
不明を通りこして危なかった。
清青一同が上を向いたままたたずむ。
だまって見続けるとまた大きく言い始めた。
「グンマへようこそ!
あたしはマリサ、ここ草壁ウオバト部の部長を
やってる。今日はよろしくね!」
という言葉を同じ所から発声。
分かりきったのは対戦だけ、それ以外の行動が
まったく分からないだけだ。
目前に部員たちがゆっくり歩いてきて小言。
「「マリサ、またあそこに上ってる・・・」」
「危ないからやめろって先月言われたのに、
ホントこりないんだから」
なんというか、テンションも高低差があるようで
こちらの立場も少しドンヨリしそうになる。
そこへ大人どうしがあいさつ。
「清青小学校です、今日はよろしくおねがいします!」
「あらためて草壁小学校です、よろしくおねがいします」
向こうのコーチもやってきて顔合わせをした。
ここはいつもと同じ形式、やりとりはふつうだ。
「こちらはすでに準備しております、ではどうぞ」
とばかりにグラウンドまで歩いていく。
生徒どうしもおたがい話をしない。
ヒッソリとコトミが聞く。
「「うまくやれそう?」」
「「たぶん」」
返答もろくに言えない。
陸上にすぐれた学校、それだけでウオバトの
強さがよくつかめるわけでもなし。
今日はどうなるのか、先行きみえない足取り。
着いたら、ぼくたちの足がいっせいに止まった。
「なんだ・・・ここ?」
異常な緑色の物体が長く立っている。
そこはとても高低差があるコートがそびえていた。
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