16 / 273
第二部:勇者と呼ばれて
国王と謁見の間
しおりを挟む
「勇者様、ご足労をおかけして申し訳ございませんが、謁見の間まで、よろしくお願いいたします」
午前一〇時を回ったところ。俺とエミリアが滞在する迎賓館に宮内省の役人が迎えにきた。俺は謁見用の服に着替えている。キラッキラのステージ衣装みたいなスーツで、ミラーボールと相性が良さそうだ。カラオケの人気者だな。
「分かった」
「エミリア殿も一緒にお願いします」
「分かりました」
さて、これまで迎賓館にずっといたから、他の場所は知らない。日本人なら王宮という建物にはほとんど縁がないだろう。少しワクワクするな。
中庭にある通路を通ってしばらく歩くと、「ああ王宮だ」というような建物が見えた。迎賓館から見えなかったのは、背の高い木で視界を遮っていたからだろう。しかし案内の役人は手と足が同時に出ていた。エミリアは違うから、多分緊張してるんだろう。
俺たちが王宮の建物に入ると、廊下を待機していた人たちが壁際に下がって頭を下げた。時代劇で殿様が通ると庶民が道を空けるのに似ている。もしくは超VIPが来た時の店内だ。ザザッと道ができた。自分がやられると気分が良いのか悪いのか分からないな。畏まられすぎるのも考えものだ。
そのまま廊下を通ってしばらく歩くと、ゴージャスな扉が目の前に現れた。役人が止まってこっちを見た。顔は緊張気味だ。
「簡単に説明いたします」
「頼む」
「謁見の間には赤いカーペットが敷かれています。扉が開いた後、勇者様は二本ある白線のうち、奥の線のところまでお進みください。そこで立ったままお待ちください」
「了解した」
「エミリア殿は手前の線で止まってください。同じく立ったままで結構です」
「はい」
これは立場の違いか。そして国王から声がかかるんだろう。
「しばらくそのままでお待ちください。国王陛下が階を降りて勇者様に跪きます」
……。
…………。
俺への謁見だった。
謁見は目上の者に対して行うものだ。勇者は国王よりもさらに上らしい。つまり俺が一番この場所で地位が高いことになる。そう言われりゃその通りだよな。
たしかに勇者は国王よりも上だと聞いたけど、この後に爵位を貰うんじゃないのか? 正直やりづらいわ。貴族が国王に頭を下げさせてもいいのか?
「勇者シュウジ様と召喚の聖女エミリア殿のご入場です」
役人に質問しようかと思ったら、扉の向こうからそんな声が聞こえて扉が開いた。中の様子がよく見える。今さら振り向いて質問はできないな。
謁見の間の入り口から赤いカーペットが続いていた。奥の少し高い場所にあるのが玉座だろう。遠すぎてよく見えないけど、人が座っているのが見える。
両側にいるのは貴族だろうか。頭の中にあるヨーロッパの貴族じゃないな。男は俺と同じように、スーツをベースにしてゴテゴテと飾りを付けた派手なステージ衣装に近い。女はパーティードレスに近いのか、そこまでスカートは膨らんでないな。
合図に従って荘厳な音楽の演奏が始まると、俺とエミリアは赤いカーペットの上を進む。途中でエミリアは止まり、俺だけさらに五歩ほど前に進む。
王冠と王笏とマントという、おそらく最高の正装をしている国王が玉座から立ち上がって階を降りた。国王は三〇くらいか?
国王は俺の数歩前で王冠と王笏を床に置くと、両膝を床について手を膝に置いた。尻を上げた正座か、正座とお辞儀の中間みたいな姿勢だ。その瞬間に演奏が止まった。
「勇者様、お初にお目にかかります。フレージュ王国国王、アドニスと申します。この名を持つ三代目の国王となります。この度は我々の召喚にお応えいただき、誠に感謝申し上げます。突然のことでさぞご不快に感じられたかと存じますが、何卒ご容赦を」
国王は役者のようによく通る声でそう言うと、俺に向かって深々と頭を下げた。そしてこの段階になって気づいた。俺にどう答えろと?
俺は頭が悪いとは思わない。そうでなければ夜の仕事は無理だ。目の前の女性を喜ばせるためには、とにかく話を合わせる必要があるからだ。
男でも夜の店に飲みに行くことがあるだろう。高級クラブなら女性たちも頭の回転が速く知識も豊富だ。国際関係、政治、経済、歴史、文学、アイドルグループ、どんな話題に対してでもパッと話を合わせることが求められる。
でも今の状況は俺の限度を超えているぞ。何を言えとも教えられてないからな。さっきの係が俺に伝え忘れたんじゃないのか? あいつ緊張してたからな。
とりあえずヘルプ!
(ミレーヌ、こういう時はどれくらいの感じで話せばいい?)
(ええと、腰を落として目線を同じくらいの高さにして手を取ってください。芝居っぽい言い方で「気にしなくても大丈夫だから立つように」って少しだけ上から目線で言えば大丈夫です)
(助かったよ)
よし、片膝をついて目線を合わせるのは以前もやっていた。タバコに火をつけたりおしぼりを渡したりする時にな。たまにホスト座りとか呼ばれることもあったけど、これは立て膝であって座ってるんじゃない。
正直なところ男の手を握りたいとは思わないけど仕方ない。芝居は必要だ。片膝をつき、王の方をじっと見てその手を取る。少し偉そうに芝居がかった感じで周りにも聞こえるようにはっきりと、頭の中で考えた言葉を口にする。
「アドニス王、俺はある女神より話を聞きこちらにやって来た。今回の召喚、驚きはしたが単にそれだけだ。『神は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず』、俺はそう教えられている。勇者と国王、立場的に違いはあるだろうが、神々に生かされているという意味では我々に上下はないはずだ。頭を上げ、立ってもらいたい」
手を取ったままアドニス王を立ち上がらせる。周りから拍手が起きた。これで正解だったようだ。これはこれで懐かしい雰囲気だな。俺は盛り上げる側だったけど。
「勇者様、誠に感謝いたしますぞ。今宵は貴方様を歓迎するパーティーを行います。ぜひ参加していただければと」
「俺のために用意してくれるのなら喜んで参加しよう」
アドニス王は王冠を被って王笏を手に持つと、次はエミリアが召喚を成功させたことを褒めた。エミリアもアドニス王の前で同じようなポーズをした。やっぱりあれが敬意の表し方か。
午前一〇時を回ったところ。俺とエミリアが滞在する迎賓館に宮内省の役人が迎えにきた。俺は謁見用の服に着替えている。キラッキラのステージ衣装みたいなスーツで、ミラーボールと相性が良さそうだ。カラオケの人気者だな。
「分かった」
「エミリア殿も一緒にお願いします」
「分かりました」
さて、これまで迎賓館にずっといたから、他の場所は知らない。日本人なら王宮という建物にはほとんど縁がないだろう。少しワクワクするな。
中庭にある通路を通ってしばらく歩くと、「ああ王宮だ」というような建物が見えた。迎賓館から見えなかったのは、背の高い木で視界を遮っていたからだろう。しかし案内の役人は手と足が同時に出ていた。エミリアは違うから、多分緊張してるんだろう。
俺たちが王宮の建物に入ると、廊下を待機していた人たちが壁際に下がって頭を下げた。時代劇で殿様が通ると庶民が道を空けるのに似ている。もしくは超VIPが来た時の店内だ。ザザッと道ができた。自分がやられると気分が良いのか悪いのか分からないな。畏まられすぎるのも考えものだ。
そのまま廊下を通ってしばらく歩くと、ゴージャスな扉が目の前に現れた。役人が止まってこっちを見た。顔は緊張気味だ。
「簡単に説明いたします」
「頼む」
「謁見の間には赤いカーペットが敷かれています。扉が開いた後、勇者様は二本ある白線のうち、奥の線のところまでお進みください。そこで立ったままお待ちください」
「了解した」
「エミリア殿は手前の線で止まってください。同じく立ったままで結構です」
「はい」
これは立場の違いか。そして国王から声がかかるんだろう。
「しばらくそのままでお待ちください。国王陛下が階を降りて勇者様に跪きます」
……。
…………。
俺への謁見だった。
謁見は目上の者に対して行うものだ。勇者は国王よりもさらに上らしい。つまり俺が一番この場所で地位が高いことになる。そう言われりゃその通りだよな。
たしかに勇者は国王よりも上だと聞いたけど、この後に爵位を貰うんじゃないのか? 正直やりづらいわ。貴族が国王に頭を下げさせてもいいのか?
「勇者シュウジ様と召喚の聖女エミリア殿のご入場です」
役人に質問しようかと思ったら、扉の向こうからそんな声が聞こえて扉が開いた。中の様子がよく見える。今さら振り向いて質問はできないな。
謁見の間の入り口から赤いカーペットが続いていた。奥の少し高い場所にあるのが玉座だろう。遠すぎてよく見えないけど、人が座っているのが見える。
両側にいるのは貴族だろうか。頭の中にあるヨーロッパの貴族じゃないな。男は俺と同じように、スーツをベースにしてゴテゴテと飾りを付けた派手なステージ衣装に近い。女はパーティードレスに近いのか、そこまでスカートは膨らんでないな。
合図に従って荘厳な音楽の演奏が始まると、俺とエミリアは赤いカーペットの上を進む。途中でエミリアは止まり、俺だけさらに五歩ほど前に進む。
王冠と王笏とマントという、おそらく最高の正装をしている国王が玉座から立ち上がって階を降りた。国王は三〇くらいか?
国王は俺の数歩前で王冠と王笏を床に置くと、両膝を床について手を膝に置いた。尻を上げた正座か、正座とお辞儀の中間みたいな姿勢だ。その瞬間に演奏が止まった。
「勇者様、お初にお目にかかります。フレージュ王国国王、アドニスと申します。この名を持つ三代目の国王となります。この度は我々の召喚にお応えいただき、誠に感謝申し上げます。突然のことでさぞご不快に感じられたかと存じますが、何卒ご容赦を」
国王は役者のようによく通る声でそう言うと、俺に向かって深々と頭を下げた。そしてこの段階になって気づいた。俺にどう答えろと?
俺は頭が悪いとは思わない。そうでなければ夜の仕事は無理だ。目の前の女性を喜ばせるためには、とにかく話を合わせる必要があるからだ。
男でも夜の店に飲みに行くことがあるだろう。高級クラブなら女性たちも頭の回転が速く知識も豊富だ。国際関係、政治、経済、歴史、文学、アイドルグループ、どんな話題に対してでもパッと話を合わせることが求められる。
でも今の状況は俺の限度を超えているぞ。何を言えとも教えられてないからな。さっきの係が俺に伝え忘れたんじゃないのか? あいつ緊張してたからな。
とりあえずヘルプ!
(ミレーヌ、こういう時はどれくらいの感じで話せばいい?)
(ええと、腰を落として目線を同じくらいの高さにして手を取ってください。芝居っぽい言い方で「気にしなくても大丈夫だから立つように」って少しだけ上から目線で言えば大丈夫です)
(助かったよ)
よし、片膝をついて目線を合わせるのは以前もやっていた。タバコに火をつけたりおしぼりを渡したりする時にな。たまにホスト座りとか呼ばれることもあったけど、これは立て膝であって座ってるんじゃない。
正直なところ男の手を握りたいとは思わないけど仕方ない。芝居は必要だ。片膝をつき、王の方をじっと見てその手を取る。少し偉そうに芝居がかった感じで周りにも聞こえるようにはっきりと、頭の中で考えた言葉を口にする。
「アドニス王、俺はある女神より話を聞きこちらにやって来た。今回の召喚、驚きはしたが単にそれだけだ。『神は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず』、俺はそう教えられている。勇者と国王、立場的に違いはあるだろうが、神々に生かされているという意味では我々に上下はないはずだ。頭を上げ、立ってもらいたい」
手を取ったままアドニス王を立ち上がらせる。周りから拍手が起きた。これで正解だったようだ。これはこれで懐かしい雰囲気だな。俺は盛り上げる側だったけど。
「勇者様、誠に感謝いたしますぞ。今宵は貴方様を歓迎するパーティーを行います。ぜひ参加していただければと」
「俺のために用意してくれるのなら喜んで参加しよう」
アドニス王は王冠を被って王笏を手に持つと、次はエミリアが召喚を成功させたことを褒めた。エミリアもアドニス王の前で同じようなポーズをした。やっぱりあれが敬意の表し方か。
0
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる