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第十四部:それぞれの思惑
裏
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俺はあの時「手を貸す」とは言ったけど、具体的にどうするかまでは決めていなかった。怪しい貴族がいれば調べるけど、俺は探偵じゃないからな。だから帰ってすぐに適任者に任せることにした。
◆◆◆
「フラン、一肌脱いでほしい」
「このような場所でですの?」
そう言いながらもドレスの裾を摘まんで下着を見せた。もちろん冗談でやってるのは分かる。
「そっちの話じゃない。お前も染まったな」
「私をこのような体にしたのはどなたですか?」
そんなことを言いながら俺にしなだれかかる。そのまま唇を重ねた。
「半分は俺だな。半分は素質だろう」
初心なフランを初心じゃなくしたのは俺だけど、素質は十分だった。
「ふふふ。冗談ですわ。それで、私は何をすればよろしいのですか?」
「ここにある貴族の屋敷を覗いて、何かしらの不正や不穏な行動を調べてほしい」
「まあ、覗きですの?」
「好きだろ?」
「そう言われると少し困りますが」
フランは覗きが好きだし、覗かれるのも好きだ。俺がこの世界にやって来て王宮の迎賓館にいた時、隣の部屋まで来て寝室を魔法で覗いていた。覗いてハーハーしてたらしいからな。それでも俺もミレーヌも気づかなかった。
金髪縦ロールのお嬢様風ドレスを着て覗きが趣味って、属性が多いな。
でも彼女は好き勝手に覗きをしてたわけじゃない。許可のない場所には入らないという縛りを自分に課している。
「で、入れそうか?」
「問題ございません。お金の発生する仕事では許可のない場所には入りませんが、人助けとなれば話は別。年頃の娘の菊門にあるシワの数まで調べてみせますわ」
「それはいらないけど、レアンドル侯爵家、バロワン伯爵家、メグレ子爵家あたりに関する情報が欲しい」
「後で報酬は頂きますわ。よろしいですか?」
「ああ、女神相手におかしな言い方だけど、天国を見せてやろう」
「天国……」
フランがヘラッと口元を歪めた。
「三日お待ちください。それと場合によってはあなた様の名前や姿を使わせていただきます。よろしいですか?」
「ああ、必要があればいつでも使ってくれ」
フランが三日と言えば三日で十分なんだろう。俺は情報が入るのを待つだけだ。
◆◆◆
「このようなものがございました」
俺はフランからファイルを受け取った。
「うん? 日記……と呼ぶには雑多だな内容だな。これが?」
「はい、もちろんそれは複製です。原本がクローディーヌの寝室に。それとこちらのメモは血縁関係を調べたものです」
「なるほどね。それでタイスは無罪か?」
「おそらくは。娘はあなた様の同情を引くために利用されたのではないかと」
「少し胡散臭いと思ったらやっぱりな」
クローディーヌ殿は開明的な女性だとリュシエンヌから聞いていた。身分に関係なく会話のできるお茶会など、これまでになかったことを始めたのはクローディーヌ殿だ。タイスがリュシエンヌと仲良くなったのは偶然だろう。そもそも引きこもる前に仲良くなったわけだから。
エミール殿との間に男児が生まれなかったのも事実のようだ。ただしそれは二人だけで、その二人はすでに嫁いでいる。つまりタイスとミラベルはエミール殿との間にできた娘ではない。
侯爵との間にできた二人、そして他の男との間にできた二人は全て娘だった。その事実を自分の都合がいいように歪め、タイスがリュシエンヌと仲がいいのも利用して俺に近づこうとした。でも少しやりすぎたな。
実家のバロワン伯爵家の持つ商会が手広くやってるのは間違いない。でも手広くやりすぎて少々財政状態が悪化してるのを誤魔化すことはできない。
「こうなると娘たちを嫁がせたのが痛かったな」
「ええ、よりによって自分の血を引かない娘だけが残ってしまったわけですので」
エミール殿としてはいつか息子が生まれると思ったんだろう。だから長女と次女は嫁がせた。でもなかなか息子が生まれない。仕方なくタイスを跡取りに決めたら自分の血を引いていなかった。ミラベルもだ。だから新しい側室を迎え入れることにした。
「それにしてもどうやって血縁関係なんて調べたんだ?」
ステータスをどれだけ調べてもそういう情報はない。
「人のステータスには隠し項目もありますわ。神ならそれも隠されていないのと同じです」
「そんなのは見たことがないぞ。俺にはまだ無理なのか?」
例えばエミリアのステータスを見ても、ジョシュさんとアンナさんの娘だとは分からない。
「神になりたての頃は能力もかなり制限されています。それにあなた様はまだまだ見習いの身」
「そうだな。何でもできるわけじゃないか」
神になったから何でもできるわけじゃない。まだ半人前どころか一万分の一人前ですらないかもしれない。
「とりあえず一通りの情報は集まったと思います。侯爵にも伝えましたわ。それで……」
「ああ、もちろん今からだ。約束通り天国へ招待しよう」
「私も少々特訓をしましたの。これまでの私とは違うことをお見せしますわ」
フラン、それはフラグだぞ。
◆◆◆
「ふひゃ~~~」
フランが体をビクビクさせながら美しいアヘ顔を見せている。これが俺の全力だ。もちろんフランも全力だった。真の美人はアヘ顔も美しいことを妻たちを見て理解できるようになった。
俺たちは二人とも自分自身以外に化身を二体、複体を六体の合計九人用意した。つまりこの大きなベッドの上には先ほどまで俺が九人とフランが九人いた。普通に考えれば一対一が九組できるわけだけど、そこはフランだ。そのまま抱かれるだけじゃなくてら化身の感覚を本体に同期させるあの技を使った。その結果がこれだ。
俺がスキュラたちを相手に五人分を重ねただけで一気に股間が熱くなり、全精力を一気に持っていかれた。あの時に俺が見たものは、たしかに白いマグマと呼んでもおかしくない。そして文字通り腰砕けになったあの技は封印することにした。
フランは俺みたいな神の見習いじゃなくて本当の神だ。だから色々な耐性もある。そう簡単には意識が飛んだりしない。でも限界はあったらしい。
「ホントに大丈夫か?」
「も、もひろんでごらいますわ~。りみったーもありますので、しんだりはいたひまへんの……ひっ」
「そりゃ死なないとは思うけどな」
ようやくビクビクしていた体の動きが落ち着いたみたいだから話しかけたけど、快感が強すぎてまだイッてるみたいだ。触ったらどうなるんだ?
「それ」
「ひゃっ!」
軽く太ももを触ったら腰が跳ねた。
「それそれ」
「あっ、ああっ! やっ、やめっ‼ あっ♡」
あちこち触ってると途中で声が変わってきたからもう少し続けることにした。フランの本体はあまりこっちにいないから、どうせならいつもの化身じゃなくて本体を徹底的に抱きたいというのはある。まだ大丈夫と言ってるしな。
俺はフランの両足を開くと、もう一度腰を沈めた。
◆◆◆
「フラン、一肌脱いでほしい」
「このような場所でですの?」
そう言いながらもドレスの裾を摘まんで下着を見せた。もちろん冗談でやってるのは分かる。
「そっちの話じゃない。お前も染まったな」
「私をこのような体にしたのはどなたですか?」
そんなことを言いながら俺にしなだれかかる。そのまま唇を重ねた。
「半分は俺だな。半分は素質だろう」
初心なフランを初心じゃなくしたのは俺だけど、素質は十分だった。
「ふふふ。冗談ですわ。それで、私は何をすればよろしいのですか?」
「ここにある貴族の屋敷を覗いて、何かしらの不正や不穏な行動を調べてほしい」
「まあ、覗きですの?」
「好きだろ?」
「そう言われると少し困りますが」
フランは覗きが好きだし、覗かれるのも好きだ。俺がこの世界にやって来て王宮の迎賓館にいた時、隣の部屋まで来て寝室を魔法で覗いていた。覗いてハーハーしてたらしいからな。それでも俺もミレーヌも気づかなかった。
金髪縦ロールのお嬢様風ドレスを着て覗きが趣味って、属性が多いな。
でも彼女は好き勝手に覗きをしてたわけじゃない。許可のない場所には入らないという縛りを自分に課している。
「で、入れそうか?」
「問題ございません。お金の発生する仕事では許可のない場所には入りませんが、人助けとなれば話は別。年頃の娘の菊門にあるシワの数まで調べてみせますわ」
「それはいらないけど、レアンドル侯爵家、バロワン伯爵家、メグレ子爵家あたりに関する情報が欲しい」
「後で報酬は頂きますわ。よろしいですか?」
「ああ、女神相手におかしな言い方だけど、天国を見せてやろう」
「天国……」
フランがヘラッと口元を歪めた。
「三日お待ちください。それと場合によってはあなた様の名前や姿を使わせていただきます。よろしいですか?」
「ああ、必要があればいつでも使ってくれ」
フランが三日と言えば三日で十分なんだろう。俺は情報が入るのを待つだけだ。
◆◆◆
「このようなものがございました」
俺はフランからファイルを受け取った。
「うん? 日記……と呼ぶには雑多だな内容だな。これが?」
「はい、もちろんそれは複製です。原本がクローディーヌの寝室に。それとこちらのメモは血縁関係を調べたものです」
「なるほどね。それでタイスは無罪か?」
「おそらくは。娘はあなた様の同情を引くために利用されたのではないかと」
「少し胡散臭いと思ったらやっぱりな」
クローディーヌ殿は開明的な女性だとリュシエンヌから聞いていた。身分に関係なく会話のできるお茶会など、これまでになかったことを始めたのはクローディーヌ殿だ。タイスがリュシエンヌと仲良くなったのは偶然だろう。そもそも引きこもる前に仲良くなったわけだから。
エミール殿との間に男児が生まれなかったのも事実のようだ。ただしそれは二人だけで、その二人はすでに嫁いでいる。つまりタイスとミラベルはエミール殿との間にできた娘ではない。
侯爵との間にできた二人、そして他の男との間にできた二人は全て娘だった。その事実を自分の都合がいいように歪め、タイスがリュシエンヌと仲がいいのも利用して俺に近づこうとした。でも少しやりすぎたな。
実家のバロワン伯爵家の持つ商会が手広くやってるのは間違いない。でも手広くやりすぎて少々財政状態が悪化してるのを誤魔化すことはできない。
「こうなると娘たちを嫁がせたのが痛かったな」
「ええ、よりによって自分の血を引かない娘だけが残ってしまったわけですので」
エミール殿としてはいつか息子が生まれると思ったんだろう。だから長女と次女は嫁がせた。でもなかなか息子が生まれない。仕方なくタイスを跡取りに決めたら自分の血を引いていなかった。ミラベルもだ。だから新しい側室を迎え入れることにした。
「それにしてもどうやって血縁関係なんて調べたんだ?」
ステータスをどれだけ調べてもそういう情報はない。
「人のステータスには隠し項目もありますわ。神ならそれも隠されていないのと同じです」
「そんなのは見たことがないぞ。俺にはまだ無理なのか?」
例えばエミリアのステータスを見ても、ジョシュさんとアンナさんの娘だとは分からない。
「神になりたての頃は能力もかなり制限されています。それにあなた様はまだまだ見習いの身」
「そうだな。何でもできるわけじゃないか」
神になったから何でもできるわけじゃない。まだ半人前どころか一万分の一人前ですらないかもしれない。
「とりあえず一通りの情報は集まったと思います。侯爵にも伝えましたわ。それで……」
「ああ、もちろん今からだ。約束通り天国へ招待しよう」
「私も少々特訓をしましたの。これまでの私とは違うことをお見せしますわ」
フラン、それはフラグだぞ。
◆◆◆
「ふひゃ~~~」
フランが体をビクビクさせながら美しいアヘ顔を見せている。これが俺の全力だ。もちろんフランも全力だった。真の美人はアヘ顔も美しいことを妻たちを見て理解できるようになった。
俺たちは二人とも自分自身以外に化身を二体、複体を六体の合計九人用意した。つまりこの大きなベッドの上には先ほどまで俺が九人とフランが九人いた。普通に考えれば一対一が九組できるわけだけど、そこはフランだ。そのまま抱かれるだけじゃなくてら化身の感覚を本体に同期させるあの技を使った。その結果がこれだ。
俺がスキュラたちを相手に五人分を重ねただけで一気に股間が熱くなり、全精力を一気に持っていかれた。あの時に俺が見たものは、たしかに白いマグマと呼んでもおかしくない。そして文字通り腰砕けになったあの技は封印することにした。
フランは俺みたいな神の見習いじゃなくて本当の神だ。だから色々な耐性もある。そう簡単には意識が飛んだりしない。でも限界はあったらしい。
「ホントに大丈夫か?」
「も、もひろんでごらいますわ~。りみったーもありますので、しんだりはいたひまへんの……ひっ」
「そりゃ死なないとは思うけどな」
ようやくビクビクしていた体の動きが落ち着いたみたいだから話しかけたけど、快感が強すぎてまだイッてるみたいだ。触ったらどうなるんだ?
「それ」
「ひゃっ!」
軽く太ももを触ったら腰が跳ねた。
「それそれ」
「あっ、ああっ! やっ、やめっ‼ あっ♡」
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