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第十五部:勇者の活躍
エコ
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エコことアイコと俺が一緒にいたのは半年もない。店を辞めて転がり込んだ俺の面倒を見てくれたのがアイコだった。彼女には金があった。でも生活能力がなかった。
例えば洗濯。白いシャツと色物を一緒に洗う。それで色移りしてしまえば買い替えた。それができる金があったからだ。おしゃれ着洗いをしろとまでは言わないけど、せめて色物は分けろと教えた。「そんな洗い方があるなんて!」と驚いてたけど、それくらいは男でもするよな? 洗剤の容器にも書いてあったぞ。まあ俺はその時点で洗濯歴十数年だったけど。
例えば食事。まず料理をしない。ロクな調理器具もなかった。あったのは電子レンジと電気ケトルくらいだったか? だからまな板や包丁など、最低限のものを買い揃えて料理を教えた。でも最初の頃はド素人の包丁の使い方に怖くて汗が噴き出た。まずは軽くピーラーで皮を剥いたキュウリを切らせようとした。そしたら右手に包丁を持ち、左手でキュウリを押さえず、右手にそのまま力を入れてガツンとやった。思いっきりやるからその音が大きくて自分でビックリしてしまい、振り上げた包丁を手放して、飛んだ包丁がキッチンの壁に刺さるという冗談みたいな漫画みたいなことがあった。初めてアイコが一人でカレーを作れるようになった時には俺は泣いた。
俺は体がボロボロだったから出歩くことはあまりしなかったけど、そうやってアイコに色々と教えた。そうしなければいずれ困るだろうと言って。
彼女は祖父と親からかなりの資産を受け継いだ。いい家の出らしく、聞いたところではかなり甘やかされて育ったそうだ。その金を元にビジネスをしていた。それが上手くいっている間はいいだろう。実際に上手くいっていた。だからうちの店に来たわけだ。理由は分からないけど俺を指名してくれたから、売り上げがかなり上がった。
そういう環境だから炊事洗濯掃除なんかは家政婦を雇えば済む。でもビジネスがずっと上手くいくとは限らない。銀行だって潰れる時代だ。個人が作った会社なんて雨後の筍のようにできては潰れていく。ちょっと羽振りのいい客が最近は来なくなったとホステスたちが口にするのはいつものことだ。だからせめてそれなりの家事ができるようにと頑張って仕込んだ。
「シュウさんがふらっといなくなったと思ったら新聞に載っていて、それで亡くなったことを知りました」
「悪かったな」
俺は涙ぐむエコの手を取った。あの頃の俺はワンコに荷物を送ったり、終活をしてた時だ。そうだった、出かけたまま外で死んだんだったか。
「しかしエコが来てくれるとなると正室問題が片付くな」
「揉めていたのですか?」
「なりたいから揉めるんじなくて譲り合ってしまってなあ」
俺はミレーヌを正室にするつもりで彼女もそのつもりでいた。ミレーヌも最初はそうだった。屋敷に来たフランから色々とアドバイスを受け、その結果として正室は自分じゃない方がいいのではないかと思うようになった。神(俺)と神(ミレーヌ)の間に生まれた子供は神になるだろう。ステータスを自分で書き換えられるようになるまで、種族が神のままだ。ちょっと問題になりそうだと思った。
そうやって地上での生活が長いフランからアドバイスされ、正室でない方がいいかもしれないと思い、その代わりに俺と付き合いが長いワンコが正室にいいんじゃないかと言った。でもワンコは公爵の正室に平民というのもどうかと言い、自分よりも伯爵家令嬢のリュシエンヌを正室にしてみてはどうかと言った。
そのリュシエンヌも貴族ならベラでもオレリーでもいいんじゃないかと言った。そのベラはやはり子供の種族を心配し、オレリーは自分は使用人だったからと辞退してエミリアが適任だろうと言った。
エミリアは平民だけど一〇〇年ぶりに勇者の召喚に成功した功労者だからだ。でもエミリアは今この国で一番有名な俺の正室はちょっとと腰が引けていた。自分たちに話を振られそうになったシュザンヌとジゼルとアネットとオリエは首が千切れそうなほど横に振った。
結婚というイベントが近づくにつれ、今さらそんな問題が起きていた。神だの何だのという繊細な部分には触れなかったけど、そうやって譲り合いが起きていることをアイコとアドニス王には伝えた。
「アドニス殿、正室はエコにするつもりだと思っておいてくれ」
「そうか。それならそのつもりで準備を進めることにしよう」
なかなか正室が決まらないので段取りが中途半端なところで止まっていた。俺の場合はまとめて結婚式をすることになるからな。
◆◆◆
そして午後、俺は謁見の間にいた。あれから俺はずっと王宮にいた。これまで何をしていたか。もちろんエコと一緒だった。でもまだ何もしてないぞ。いや、何もしてないってのは違うな。抱きしめてキスをしたくらいだ。そして二人で食事をしたりお茶を飲んだり、まあ初々しい若い恋人同士のようだった。正直こういうほうが気恥ずかしいな。お姫様抱っこでベッドに連れていく方がよっぽど気楽だ。
昼過ぎまではそうやって過ごし、そして謁見の間の準備が整ったので再びここでアドニス王と対面している。
「シュウジ殿、この度はルニエ子爵領の件で大変迷惑をかけた」
「いや、国に仕える貴族としてできることをしたまでだ。アドニス殿が頭を下げることではないだろう」
「それでも本来は貴殿とは直接関係のないダンジョンの暴走を三度続けて対処してもらったわけだ。それに報いるために、貴殿にはそれなりの恩賞を渡すことにした。今回の不祥事で領主不在となったルニエ子爵領、そして我が娘エコを貴殿に贈ることとする」
お互いに最初から決めていたセリフを口にする。茶番だな。それでもこういう式典はしなければならない。日報紙の記者たちがこっそりと撮影しているだろうからな。
例えば洗濯。白いシャツと色物を一緒に洗う。それで色移りしてしまえば買い替えた。それができる金があったからだ。おしゃれ着洗いをしろとまでは言わないけど、せめて色物は分けろと教えた。「そんな洗い方があるなんて!」と驚いてたけど、それくらいは男でもするよな? 洗剤の容器にも書いてあったぞ。まあ俺はその時点で洗濯歴十数年だったけど。
例えば食事。まず料理をしない。ロクな調理器具もなかった。あったのは電子レンジと電気ケトルくらいだったか? だからまな板や包丁など、最低限のものを買い揃えて料理を教えた。でも最初の頃はド素人の包丁の使い方に怖くて汗が噴き出た。まずは軽くピーラーで皮を剥いたキュウリを切らせようとした。そしたら右手に包丁を持ち、左手でキュウリを押さえず、右手にそのまま力を入れてガツンとやった。思いっきりやるからその音が大きくて自分でビックリしてしまい、振り上げた包丁を手放して、飛んだ包丁がキッチンの壁に刺さるという冗談みたいな漫画みたいなことがあった。初めてアイコが一人でカレーを作れるようになった時には俺は泣いた。
俺は体がボロボロだったから出歩くことはあまりしなかったけど、そうやってアイコに色々と教えた。そうしなければいずれ困るだろうと言って。
彼女は祖父と親からかなりの資産を受け継いだ。いい家の出らしく、聞いたところではかなり甘やかされて育ったそうだ。その金を元にビジネスをしていた。それが上手くいっている間はいいだろう。実際に上手くいっていた。だからうちの店に来たわけだ。理由は分からないけど俺を指名してくれたから、売り上げがかなり上がった。
そういう環境だから炊事洗濯掃除なんかは家政婦を雇えば済む。でもビジネスがずっと上手くいくとは限らない。銀行だって潰れる時代だ。個人が作った会社なんて雨後の筍のようにできては潰れていく。ちょっと羽振りのいい客が最近は来なくなったとホステスたちが口にするのはいつものことだ。だからせめてそれなりの家事ができるようにと頑張って仕込んだ。
「シュウさんがふらっといなくなったと思ったら新聞に載っていて、それで亡くなったことを知りました」
「悪かったな」
俺は涙ぐむエコの手を取った。あの頃の俺はワンコに荷物を送ったり、終活をしてた時だ。そうだった、出かけたまま外で死んだんだったか。
「しかしエコが来てくれるとなると正室問題が片付くな」
「揉めていたのですか?」
「なりたいから揉めるんじなくて譲り合ってしまってなあ」
俺はミレーヌを正室にするつもりで彼女もそのつもりでいた。ミレーヌも最初はそうだった。屋敷に来たフランから色々とアドバイスを受け、その結果として正室は自分じゃない方がいいのではないかと思うようになった。神(俺)と神(ミレーヌ)の間に生まれた子供は神になるだろう。ステータスを自分で書き換えられるようになるまで、種族が神のままだ。ちょっと問題になりそうだと思った。
そうやって地上での生活が長いフランからアドバイスされ、正室でない方がいいかもしれないと思い、その代わりに俺と付き合いが長いワンコが正室にいいんじゃないかと言った。でもワンコは公爵の正室に平民というのもどうかと言い、自分よりも伯爵家令嬢のリュシエンヌを正室にしてみてはどうかと言った。
そのリュシエンヌも貴族ならベラでもオレリーでもいいんじゃないかと言った。そのベラはやはり子供の種族を心配し、オレリーは自分は使用人だったからと辞退してエミリアが適任だろうと言った。
エミリアは平民だけど一〇〇年ぶりに勇者の召喚に成功した功労者だからだ。でもエミリアは今この国で一番有名な俺の正室はちょっとと腰が引けていた。自分たちに話を振られそうになったシュザンヌとジゼルとアネットとオリエは首が千切れそうなほど横に振った。
結婚というイベントが近づくにつれ、今さらそんな問題が起きていた。神だの何だのという繊細な部分には触れなかったけど、そうやって譲り合いが起きていることをアイコとアドニス王には伝えた。
「アドニス殿、正室はエコにするつもりだと思っておいてくれ」
「そうか。それならそのつもりで準備を進めることにしよう」
なかなか正室が決まらないので段取りが中途半端なところで止まっていた。俺の場合はまとめて結婚式をすることになるからな。
◆◆◆
そして午後、俺は謁見の間にいた。あれから俺はずっと王宮にいた。これまで何をしていたか。もちろんエコと一緒だった。でもまだ何もしてないぞ。いや、何もしてないってのは違うな。抱きしめてキスをしたくらいだ。そして二人で食事をしたりお茶を飲んだり、まあ初々しい若い恋人同士のようだった。正直こういうほうが気恥ずかしいな。お姫様抱っこでベッドに連れていく方がよっぽど気楽だ。
昼過ぎまではそうやって過ごし、そして謁見の間の準備が整ったので再びここでアドニス王と対面している。
「シュウジ殿、この度はルニエ子爵領の件で大変迷惑をかけた」
「いや、国に仕える貴族としてできることをしたまでだ。アドニス殿が頭を下げることではないだろう」
「それでも本来は貴殿とは直接関係のないダンジョンの暴走を三度続けて対処してもらったわけだ。それに報いるために、貴殿にはそれなりの恩賞を渡すことにした。今回の不祥事で領主不在となったルニエ子爵領、そして我が娘エコを貴殿に贈ることとする」
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