227 / 273
第十五部:勇者の活躍
再び町へ戻る
しおりを挟む
「お帰りなさいませ」
「ご無事で何よりです」
異空間経由でセレンの近くに移動した。そして城門で兵士たちの挨拶を受ける。このあたりの魚介類はもう片付いていた。
「シュウジ様のおかげでしばらく食事が豪華になりそうです」
周りにいる兵士たちはそれを聞いて頷いている。
「今まではどうだったんだ? 頻繁に暴走が起きてたんだろ?」
「ほとんどが召し上げられましたので」
「ああ、そうだったな」
ここの代官だったオラースが私財を蓄えるのに使われたんだろう。
「あれからディディエ殿が宴会を企画してくださり、しばらくは素材も安値で放出されるそうです」
「あれだけあればそうなるだろうなあ」
第一ダンジョンの方も第二ダンジョンの方も、それぞれ軽く一万匹は出てきていた。そのほとんどが有効に利用できるはずだ。ほとんどは【石の玉】を使って倒したから穴すら空いていない。ただエビやカニやホタテは割れたかもしれないな。
以前なら暴走が落ち着くまでにはかなりの時間がかかり、魚介類は多くが傷んでしまったそうだ。残ったものも代官に持っていかれたと。
「そのあたりは俺は関わっていないから、ディディエがいいと言えばいいだろう。とりあえず第二ダンジョンの方も一番底まで潜った。これでしばらくは大丈夫なはずだ」
兵士たちに最低限のことを伝えると、俺たちは代官邸に向かうことにした。
◆◆◆
「シュウジシュウジ」
「どうした?」
代官邸に戻るとトゥーリアが嬉しそうに寄ってきた。珍しいな。
「我のステータスを見てくれ。何もいじっておらん」
「ステータスって……あ、これか?」
「そうじゃ。我もシュウジの従魔になったようじゃのう」
注記として【愛の男神シュウジの従魔】があった。
「それっていいのか?」
聖獣を従魔にしてもいいのかどうか。
「むふー。いいに決まっておろう」
なぜかトゥーリアは得意そうだ。
「それと我も名前付きの髪飾りが欲しいのじゃが」
それが言いたかったのか。ドラゴンでも女の子だな。
「作ってもいいけど、どこに付ける?」
「角はどうじゃ?」
「角か……」
それならリボンか? でも飛んでしまいそうだな。それならバレッタか? しっかりと固定して、こんな感じでどうだ?
「むふー。本格的なものはまた頼むぞ」
「ああ、帰ったら作ろう」
とりあえず満足してくれたようだ。本格的なものは帰ってから作ろう。サイズが普通じゃないからな。センチ単位じゃなくてメートル単位になる。
そんなこんなで代官邸の入り口で時間を使ったけど、あらためて代官邸に入って報告する。
「シュウジ様、お疲れ様です」
「疲れたのは疲れたが、想定内だ。収穫もあったからな」
セイレーンたちを従魔にしたことだ。なかなかダンジョン探索に連れていくのは難しいだろうけど、歌を使った【魅了】には効き目があった。とりあえず魚介類相手には。子ダコたちはどうするかだな。マスコットか?
「第二ダンジョンでは第二陣はあまり出てこないはずだな?」
「はい。第一ダンジョンは第二陣まで出ますが、第二ダンジョンは第一陣でほぼ終わりだということです。ゼロではないそうですが」
どういう理屈かは分からないけど、第二ダンジョンは暴走で魔物がどっと出た後の第二陣は少ないそうだ。そこを俺が潜って狩ってきたから余計に少なくなるはずだ。階層ごとに風景が変わるようなダンジョンはそういう傾向があるらしい。それでも全部がそうじゃないあたりがこの世界のダンジョンが一つ一つ全く別のようだと思われている理由だ。実際に全く同じダンジョンは二つとないらしいからな。
「とりあえず第二ダンジョンの一番下まで潜った。これで俺の仕事はこれでほとんど終わりだな。数日したら王都に戻ることにする。少々慌ただしいが」
サン=フォアの時とは違って第二陣が完全に収まるまで待つ必要はない。
「ありがとうございました。ではそれまでに報告書を用意しますので、陛下にお渡しいただけますか?」
「もちろんだ。また顔を出す。ああ、その前に、一つ頼みがある」
「何でしょうか?」
「大したことじゃない。ダンジョンでセイレーンたちが従魔になった。水がないと生きていけないから、端のところにある池を借りてもいいか?」
敷地の端に池があった。あれが好きに使えればありがたい。
「どうぞご自由にお使いください。掃除などで人手が必要でしたら募集をかけますので」
「いや、数日だからそこまで大がかりなことはしない。それと素材は明日以降でいいか?」
「そういえば止まっていましたね」
魔物の素材を提供しようと思ったら第二ダンジョンが暴走を起こした。まだ冒険者がいるから解体の人手は集まるだろう」
「すでに町外れの広場で魚介類の解体をしています。明日以降でかまいませんので、そこに追加していただければ」
「それなら明日にでもそこに顔を出す」
「よろしくお願いします」
代官邸を出るとそのまま借りている家の方に移動する。家ではアラクネたちが針仕事をしているはずだ。
「ただいま」
「「「お帰りなさいませ」」」
「「「ただいま帰りました」」」
「「「アラクネさんだ!」」」
色々な挨拶が飛ぶ。賑やかなことだ。
「マスター、お仲間がかなり増えたようですね」
「ああ、セイレーンたちはお前たちと同じようにボス部屋にいた。このマダコの子供たちは岩場にあった卵から孵った」
セイレーンたちも子ダコたちも頷く。
「とりあえずみんな俺の従魔になった」
「ということは名前もいただけたんですね」
「ああ、それはまだだ。お前たちはダンジョン内で名前を与えたけどな」
スキュラたちは屋敷に帰ってから名前を与えた。アラクネたちはダンジョンの一番下で名前を与えた。いつ与えたかについては俺は気にしていないけど、従魔にとっては大事なのか? それなら早めに名前を付けた方がいいな。
「それじゃ、まずはセイレーンたちの名前だ」
もう定番のABCDEだ。どうせ元がABCDEで呼び合っていた仲だからそっちの方がいいだろう。
「セイレーンAはアミタリア、セイレーンBはベリトリア、セイレーンCはコルネリア、セイレーンDはダルセリア、セイレーンEはエスタリア」
「「「カッコいい!」」」
気に入ってくれたか。とりあえず五人分まとめて考えるのは大変なんだ。語感を揃えることで間違えないようにしている。
「次は子ダコたちだけど、名前は欲しいか?」
「「「(コクコク)」」」
頷かれれば付けざるを得ない。名前がある方が呼ぶ時に楽だからな。ちなみに子ダコたちは雌だった。あの親ダコは娘を送り出す父親の気分だったんだろう。そういえば少し大きくなって、頭のサイズが大豆からピーナッツくらいに大きくなった。父親の大きさがあれだから、そのうちどこで育てるかを考えないとな。
「それじゃこっちから順に、アシュリー、ベッキー、シェリー、ダーシー、エラリーでどうだ?」
「「「(コクコク)」」」
名前を付けると嬉しかったのか、グレーがかった赤から真っ赤になった。茹だってないよな? ああ、すぐに戻ったか。
「ご無事で何よりです」
異空間経由でセレンの近くに移動した。そして城門で兵士たちの挨拶を受ける。このあたりの魚介類はもう片付いていた。
「シュウジ様のおかげでしばらく食事が豪華になりそうです」
周りにいる兵士たちはそれを聞いて頷いている。
「今まではどうだったんだ? 頻繁に暴走が起きてたんだろ?」
「ほとんどが召し上げられましたので」
「ああ、そうだったな」
ここの代官だったオラースが私財を蓄えるのに使われたんだろう。
「あれからディディエ殿が宴会を企画してくださり、しばらくは素材も安値で放出されるそうです」
「あれだけあればそうなるだろうなあ」
第一ダンジョンの方も第二ダンジョンの方も、それぞれ軽く一万匹は出てきていた。そのほとんどが有効に利用できるはずだ。ほとんどは【石の玉】を使って倒したから穴すら空いていない。ただエビやカニやホタテは割れたかもしれないな。
以前なら暴走が落ち着くまでにはかなりの時間がかかり、魚介類は多くが傷んでしまったそうだ。残ったものも代官に持っていかれたと。
「そのあたりは俺は関わっていないから、ディディエがいいと言えばいいだろう。とりあえず第二ダンジョンの方も一番底まで潜った。これでしばらくは大丈夫なはずだ」
兵士たちに最低限のことを伝えると、俺たちは代官邸に向かうことにした。
◆◆◆
「シュウジシュウジ」
「どうした?」
代官邸に戻るとトゥーリアが嬉しそうに寄ってきた。珍しいな。
「我のステータスを見てくれ。何もいじっておらん」
「ステータスって……あ、これか?」
「そうじゃ。我もシュウジの従魔になったようじゃのう」
注記として【愛の男神シュウジの従魔】があった。
「それっていいのか?」
聖獣を従魔にしてもいいのかどうか。
「むふー。いいに決まっておろう」
なぜかトゥーリアは得意そうだ。
「それと我も名前付きの髪飾りが欲しいのじゃが」
それが言いたかったのか。ドラゴンでも女の子だな。
「作ってもいいけど、どこに付ける?」
「角はどうじゃ?」
「角か……」
それならリボンか? でも飛んでしまいそうだな。それならバレッタか? しっかりと固定して、こんな感じでどうだ?
「むふー。本格的なものはまた頼むぞ」
「ああ、帰ったら作ろう」
とりあえず満足してくれたようだ。本格的なものは帰ってから作ろう。サイズが普通じゃないからな。センチ単位じゃなくてメートル単位になる。
そんなこんなで代官邸の入り口で時間を使ったけど、あらためて代官邸に入って報告する。
「シュウジ様、お疲れ様です」
「疲れたのは疲れたが、想定内だ。収穫もあったからな」
セイレーンたちを従魔にしたことだ。なかなかダンジョン探索に連れていくのは難しいだろうけど、歌を使った【魅了】には効き目があった。とりあえず魚介類相手には。子ダコたちはどうするかだな。マスコットか?
「第二ダンジョンでは第二陣はあまり出てこないはずだな?」
「はい。第一ダンジョンは第二陣まで出ますが、第二ダンジョンは第一陣でほぼ終わりだということです。ゼロではないそうですが」
どういう理屈かは分からないけど、第二ダンジョンは暴走で魔物がどっと出た後の第二陣は少ないそうだ。そこを俺が潜って狩ってきたから余計に少なくなるはずだ。階層ごとに風景が変わるようなダンジョンはそういう傾向があるらしい。それでも全部がそうじゃないあたりがこの世界のダンジョンが一つ一つ全く別のようだと思われている理由だ。実際に全く同じダンジョンは二つとないらしいからな。
「とりあえず第二ダンジョンの一番下まで潜った。これで俺の仕事はこれでほとんど終わりだな。数日したら王都に戻ることにする。少々慌ただしいが」
サン=フォアの時とは違って第二陣が完全に収まるまで待つ必要はない。
「ありがとうございました。ではそれまでに報告書を用意しますので、陛下にお渡しいただけますか?」
「もちろんだ。また顔を出す。ああ、その前に、一つ頼みがある」
「何でしょうか?」
「大したことじゃない。ダンジョンでセイレーンたちが従魔になった。水がないと生きていけないから、端のところにある池を借りてもいいか?」
敷地の端に池があった。あれが好きに使えればありがたい。
「どうぞご自由にお使いください。掃除などで人手が必要でしたら募集をかけますので」
「いや、数日だからそこまで大がかりなことはしない。それと素材は明日以降でいいか?」
「そういえば止まっていましたね」
魔物の素材を提供しようと思ったら第二ダンジョンが暴走を起こした。まだ冒険者がいるから解体の人手は集まるだろう」
「すでに町外れの広場で魚介類の解体をしています。明日以降でかまいませんので、そこに追加していただければ」
「それなら明日にでもそこに顔を出す」
「よろしくお願いします」
代官邸を出るとそのまま借りている家の方に移動する。家ではアラクネたちが針仕事をしているはずだ。
「ただいま」
「「「お帰りなさいませ」」」
「「「ただいま帰りました」」」
「「「アラクネさんだ!」」」
色々な挨拶が飛ぶ。賑やかなことだ。
「マスター、お仲間がかなり増えたようですね」
「ああ、セイレーンたちはお前たちと同じようにボス部屋にいた。このマダコの子供たちは岩場にあった卵から孵った」
セイレーンたちも子ダコたちも頷く。
「とりあえずみんな俺の従魔になった」
「ということは名前もいただけたんですね」
「ああ、それはまだだ。お前たちはダンジョン内で名前を与えたけどな」
スキュラたちは屋敷に帰ってから名前を与えた。アラクネたちはダンジョンの一番下で名前を与えた。いつ与えたかについては俺は気にしていないけど、従魔にとっては大事なのか? それなら早めに名前を付けた方がいいな。
「それじゃ、まずはセイレーンたちの名前だ」
もう定番のABCDEだ。どうせ元がABCDEで呼び合っていた仲だからそっちの方がいいだろう。
「セイレーンAはアミタリア、セイレーンBはベリトリア、セイレーンCはコルネリア、セイレーンDはダルセリア、セイレーンEはエスタリア」
「「「カッコいい!」」」
気に入ってくれたか。とりあえず五人分まとめて考えるのは大変なんだ。語感を揃えることで間違えないようにしている。
「次は子ダコたちだけど、名前は欲しいか?」
「「「(コクコク)」」」
頷かれれば付けざるを得ない。名前がある方が呼ぶ時に楽だからな。ちなみに子ダコたちは雌だった。あの親ダコは娘を送り出す父親の気分だったんだろう。そういえば少し大きくなって、頭のサイズが大豆からピーナッツくらいに大きくなった。父親の大きさがあれだから、そのうちどこで育てるかを考えないとな。
「それじゃこっちから順に、アシュリー、ベッキー、シェリー、ダーシー、エラリーでどうだ?」
「「「(コクコク)」」」
名前を付けると嬉しかったのか、グレーがかった赤から真っ赤になった。茹だってないよな? ああ、すぐに戻ったか。
0
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる