3 / 48
3.言伝
しおりを挟む
中庭に面した回廊にはいくつかの人影が行き交っている。
巡回警備の騎士、侍従を連れ立つ貴族令嬢、何かしらの荷物を抱えた使用人。年齢も性別もバラバラだ。しかし、「そこのお嬢さん」という呼び掛けは確実にカレンに向けられたものだった。
カレンのような職員が貴族や要職者とすれ違うときには壁際に避けて頭を下げ、道を譲ることが暗黙の了解となっている。現にカレンもその様式で壁に背を向け、床に視線を落としている。けれども視界に映るのはこちらにつま先を向けて立ち止まっている男性の靴。他に足音も人の気配もない。
無視をするわけにもいかず、礼を解いて声の主を確認する。壮年期の後半に差し掛かっているであろうその男性は隙のない身なりをしており、回廊に差し込む陽光を浴びた蜂蜜色の髪を鮮やかに輝かせていた。
「何かご用でしょうか?」
騎士であれば各団に決められた制服を纏っているが、目の前の男性は貴族らしい装いで胸元に朱色の帯が垂れたバッジを付けている。財政部門の文官、それもバッジの作りから見て上の立場の人間だとカレンは察した。
「昼食の配達をしてもらったのだが、席を外していたのでね。礼を伝えておいてもらえるかな」
「はい。承知いたしました」
それだけを言い残した男性は再び一礼するカレンの前を通り過ぎていく。
三角巾を締めたままのカレンだから食堂の使用人だということはすぐに察せられたのだろう。しかし、何故?と疑問が湧いてくる。
先程の男性は昼食の配達をしたのがカレンではないと確信した口ぶりだった。席を外していた、と言ったにも関わらず。
(……考えてもわかるわけがないわね)
金髪の女性が届けてくれた、と誰かが言ったのかもしれない。
男性本人がソフィアに直接頼んだのかもしれない。
いくらでも考えようはあるが、カレンはただ言伝を頼まれただけだ。
(忘れないうちに戻らないと)
たかだか数分の距離で忘れるはずもないけれど、ソフィアに仕事を任せてしまっていることへの申し訳なさがカレンの足を速めた。
戻った食堂はいよいよ人影も少なく、騎士や文官が午後の業務に取り掛かりつつあることを知らしめていた。
「おかえり、カレン」
「ただいま。一人にしてごめんなさい」
カウンター内に戻ったカレンをソフィアが笑顔で迎えてくれる。
バスケットを軽く持ち上げて、控えめの声で会話を続けた。
「医務室の騎士様がひどく感謝されていたわ」
「あら、私が届けたときにも随分喜んでいらしたけど、そんなに?」
「命の恩人になった気分よ」
「律儀な方ね」
くすくすと二人で忍び笑う。
「そうね、改めてお礼をしたいとまで仰っていたくらいだもの」
「それはどういうことでしょうか、カレンさん」
ソフィアのものとは違う、低く通りの良い声が割り込んできた。
調理台を向いて片付けの手を動かしていたため、唐突な声掛けに思わず肩が弾んでしまう。
「詳しく聞かせていただけますか?」
カウンターの前に立っているのは、何がそんなに面白いのかと問いたくなるくらいの笑みを浮かべるレグデンバー。手元のトレーには綺麗に平らげられた食器が鎮座している。医務室と食堂を行き来するだけの時間に食事を終えたのかと目を瞠るカレンに追撃が飛んできた。
「医務室の騎士……フローランが改めてお礼をしたい、と言ったようですが」
詳しくも何もレグデンバーの言葉通りで、それ以上でもそれ以下でもない。
「はい、わざわざ医務室に足を運んでもらったお礼を改めてしたいと仰られて……ただそれだけです」
「それで、カレンさんは何と返事を?」
「『お気遣いなく』とお断りをしました」
それで良かったわよね?と確認の意味を込めてソフィアに視線を送ると、同意するようにコクコクと頷いてくれた。
それをチラリと横目に捉えたレグデンバーの笑みが一層深まる。
「でしたら構いません」
「不要な接触は禁止と言い伝えておくか」
話を聞いていたらしいカッツェがガタリと音を立ててカウンターにトレーを置く。二人分の食器は見事に空となっている。またも目を瞠るカレンをよそに騎士たちの会話は続けられた。
「今後、団員の謝意は団長から伝えるという形式を取れば良いのでは?」
「あぁ、そうしよう。面倒がなくて済む」
一介の職員と騎士との接触はよろしくないものなのだろうか。どうやらソフィアも同じ疑問を抱いているらしく、二人して小首を傾げてしまう。
「団長、そろそろ時間です」
「あぁ。ソフィア、カレン。部下のために手間を掛けさせたな」
「ごちそうさまでした。では、また」
時間差で休憩に入った彼らもそろそろ昼の任務に戻るらしい。
先に出入り口へ向かうカッツェとは対照的に、きっちりと挨拶を残していくレグデンバー。去っていくそれぞれの背中はとても広く、騎士団を纏めるにふさわしい威厳を放っている。
「結局何だったのかしらね」と呟く隣の親友を見て、あることを思い出した。
「そうだわ、ソフィア。あなたに伝言」
「なぁに?」
「昼食を配達したでしょう? 医務室じゃない方。お礼を伝えておいて欲しいと仰っていたわ」
「え?」
ありふれた伝言にソフィアの空色の瞳が見開かれる。きらりと光を反射する様が美しいと思った。
「その方が直接仰ったの?」
「その方がどの方か私にはわからないけれど財政部門のバッジを付けてらしたわ」
「そう……」
両手で口元を覆っていてもソフィアが喜びの色を浮かべているのが見て取れる。親友にとって喜ばしい出来事ならば、カレンにとっても嬉しい出来事だ。
それ以上は踏み込まず、トレーを洗い場に運んで後片付けに取り掛かった。
巡回警備の騎士、侍従を連れ立つ貴族令嬢、何かしらの荷物を抱えた使用人。年齢も性別もバラバラだ。しかし、「そこのお嬢さん」という呼び掛けは確実にカレンに向けられたものだった。
カレンのような職員が貴族や要職者とすれ違うときには壁際に避けて頭を下げ、道を譲ることが暗黙の了解となっている。現にカレンもその様式で壁に背を向け、床に視線を落としている。けれども視界に映るのはこちらにつま先を向けて立ち止まっている男性の靴。他に足音も人の気配もない。
無視をするわけにもいかず、礼を解いて声の主を確認する。壮年期の後半に差し掛かっているであろうその男性は隙のない身なりをしており、回廊に差し込む陽光を浴びた蜂蜜色の髪を鮮やかに輝かせていた。
「何かご用でしょうか?」
騎士であれば各団に決められた制服を纏っているが、目の前の男性は貴族らしい装いで胸元に朱色の帯が垂れたバッジを付けている。財政部門の文官、それもバッジの作りから見て上の立場の人間だとカレンは察した。
「昼食の配達をしてもらったのだが、席を外していたのでね。礼を伝えておいてもらえるかな」
「はい。承知いたしました」
それだけを言い残した男性は再び一礼するカレンの前を通り過ぎていく。
三角巾を締めたままのカレンだから食堂の使用人だということはすぐに察せられたのだろう。しかし、何故?と疑問が湧いてくる。
先程の男性は昼食の配達をしたのがカレンではないと確信した口ぶりだった。席を外していた、と言ったにも関わらず。
(……考えてもわかるわけがないわね)
金髪の女性が届けてくれた、と誰かが言ったのかもしれない。
男性本人がソフィアに直接頼んだのかもしれない。
いくらでも考えようはあるが、カレンはただ言伝を頼まれただけだ。
(忘れないうちに戻らないと)
たかだか数分の距離で忘れるはずもないけれど、ソフィアに仕事を任せてしまっていることへの申し訳なさがカレンの足を速めた。
戻った食堂はいよいよ人影も少なく、騎士や文官が午後の業務に取り掛かりつつあることを知らしめていた。
「おかえり、カレン」
「ただいま。一人にしてごめんなさい」
カウンター内に戻ったカレンをソフィアが笑顔で迎えてくれる。
バスケットを軽く持ち上げて、控えめの声で会話を続けた。
「医務室の騎士様がひどく感謝されていたわ」
「あら、私が届けたときにも随分喜んでいらしたけど、そんなに?」
「命の恩人になった気分よ」
「律儀な方ね」
くすくすと二人で忍び笑う。
「そうね、改めてお礼をしたいとまで仰っていたくらいだもの」
「それはどういうことでしょうか、カレンさん」
ソフィアのものとは違う、低く通りの良い声が割り込んできた。
調理台を向いて片付けの手を動かしていたため、唐突な声掛けに思わず肩が弾んでしまう。
「詳しく聞かせていただけますか?」
カウンターの前に立っているのは、何がそんなに面白いのかと問いたくなるくらいの笑みを浮かべるレグデンバー。手元のトレーには綺麗に平らげられた食器が鎮座している。医務室と食堂を行き来するだけの時間に食事を終えたのかと目を瞠るカレンに追撃が飛んできた。
「医務室の騎士……フローランが改めてお礼をしたい、と言ったようですが」
詳しくも何もレグデンバーの言葉通りで、それ以上でもそれ以下でもない。
「はい、わざわざ医務室に足を運んでもらったお礼を改めてしたいと仰られて……ただそれだけです」
「それで、カレンさんは何と返事を?」
「『お気遣いなく』とお断りをしました」
それで良かったわよね?と確認の意味を込めてソフィアに視線を送ると、同意するようにコクコクと頷いてくれた。
それをチラリと横目に捉えたレグデンバーの笑みが一層深まる。
「でしたら構いません」
「不要な接触は禁止と言い伝えておくか」
話を聞いていたらしいカッツェがガタリと音を立ててカウンターにトレーを置く。二人分の食器は見事に空となっている。またも目を瞠るカレンをよそに騎士たちの会話は続けられた。
「今後、団員の謝意は団長から伝えるという形式を取れば良いのでは?」
「あぁ、そうしよう。面倒がなくて済む」
一介の職員と騎士との接触はよろしくないものなのだろうか。どうやらソフィアも同じ疑問を抱いているらしく、二人して小首を傾げてしまう。
「団長、そろそろ時間です」
「あぁ。ソフィア、カレン。部下のために手間を掛けさせたな」
「ごちそうさまでした。では、また」
時間差で休憩に入った彼らもそろそろ昼の任務に戻るらしい。
先に出入り口へ向かうカッツェとは対照的に、きっちりと挨拶を残していくレグデンバー。去っていくそれぞれの背中はとても広く、騎士団を纏めるにふさわしい威厳を放っている。
「結局何だったのかしらね」と呟く隣の親友を見て、あることを思い出した。
「そうだわ、ソフィア。あなたに伝言」
「なぁに?」
「昼食を配達したでしょう? 医務室じゃない方。お礼を伝えておいて欲しいと仰っていたわ」
「え?」
ありふれた伝言にソフィアの空色の瞳が見開かれる。きらりと光を反射する様が美しいと思った。
「その方が直接仰ったの?」
「その方がどの方か私にはわからないけれど財政部門のバッジを付けてらしたわ」
「そう……」
両手で口元を覆っていてもソフィアが喜びの色を浮かべているのが見て取れる。親友にとって喜ばしい出来事ならば、カレンにとっても嬉しい出来事だ。
それ以上は踏み込まず、トレーを洗い場に運んで後片付けに取り掛かった。
149
あなたにおすすめの小説
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
あなたの重すぎる愛は私が受け止めます
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のクリスティーヌは、ある日自分が、前世で大好きだった漫画のヒロインに転生している事に気が付く。
だが、彼女が転生したヒロインは、前世で大好きだった悪役令息、アルフレッドを死に追いやった大嫌いなキャラクターだったのだ。自分の顔を見るだけで、殺意が湧くほど憎らしい。
でも…
“私は前世で大好きだったアルフレッド様が心から愛した相手。という事は、これからは私が愛するアルフレッド様を全力で愛し抜けばいいのでは?
そうよ、私がアルフレッド様を幸せにすればいいのよ!
私を悪役ヒロイン、クリスティーヌに転生させてくれてありがとう!私、絶対にアルフレッド様を幸せにして見せるわ!“
そう心に誓ったクリスティーヌだったが、現実はそう甘くはなくて…
前世の記憶を取り戻したクリスティーヌが、アルフレッドからの重い愛を全力で受け入れつつ、彼を守るため奮闘するお話しです。
ご都合主義全開ですが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
他サイトでも同時連載しています。
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
王女殿下のモラトリアム
あとさん♪
恋愛
「君は彼の気持ちを弄んで、どういうつもりなんだ?!この悪女が!」
突然、怒鳴られたの。
見知らぬ男子生徒から。
それが余りにも突然で反応できなかったの。
この方、まさかと思うけど、わたくしに言ってるの?
わたくし、アンネローゼ・フォン・ローリンゲン。花も恥じらう16歳。この国の王女よ。
先日、学園内で突然無礼者に絡まれたの。
お義姉様が仰るに、学園には色んな人が来るから、何が起こるか分からないんですって!
婚約者も居ない、この先どうなるのか未定の王女などつまらないと思っていたけれど、それ以来、俄然楽しみが増したわ♪
お義姉様が仰るにはピンクブロンドのライバルが現れるそうなのだけど。
え? 違うの?
ライバルって縦ロールなの?
世間というものは、なかなか複雑で一筋縄ではいかない物なのですね。
わたくしの婚約者も学園で捕まえる事が出来るかしら?
この話は、自分は平凡な人間だと思っている王女が、自分のしたい事や好きな人を見つける迄のお話。
※設定はゆるんゆるん
※ざまぁは無いけど、水戸○門的なモノはある。
※明るいラブコメが書きたくて。
※シャティエル王国シリーズ3作目!
※過去拙作『相互理解は難しい(略)』の12年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の10年後の話になります。
上記未読でも話は分かるとは思いますが、お読みいただくともっと面白いかも。
※ちょいちょい修正が入ると思います。誤字撲滅!
※小説家になろうにも投稿しました。
病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで
あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。
怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。
……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。
***
『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』
【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜
まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。
ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。
父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。
それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。
両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。
そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。
そんなお話。
☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。
☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。
☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。
楽しんでいただけると幸いです。
【完】隣国に売られるように渡った王女
まるねこ
恋愛
幼いころから王妃の命令で勉強ばかりしていたリヴィア。乳母に支えられながら成長し、ある日、父である国王陛下から呼び出しがあった。
「リヴィア、お前は長年王女として過ごしているが未だ婚約者がいなかったな。良い嫁ぎ先を選んでおいた」と。
リヴィアの不遇はいつまで続くのか。
Copyright©︎2024-まるねこ
追放聖女35歳、拾われ王妃になりました
真曽木トウル
恋愛
王女ルイーズは、両親と王太子だった兄を亡くした20歳から15年間、祖国を“聖女”として統治した。
自分は結婚も即位もすることなく、愛する兄の娘が女王として即位するまで国を守るために……。
ところが兄の娘メアリーと宰相たちの裏切りに遭い、自分が追放されることになってしまう。
とりあえず亡き母の母国に身を寄せようと考えたルイーズだったが、なぜか大学の学友だった他国の王ウィルフレッドが「うちに来い」と迎えに来る。
彼はルイーズが15年前に求婚を断った相手。
聖職者が必要なのかと思いきや、なぜかもう一回求婚されて??
大人なようで素直じゃない2人の両片想い婚。
●他作品とは特に世界観のつながりはありません。
●『小説家になろう』に先行して掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる