転生10歳の織田信長

砂町銀座

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第1章・転生~尾張統一編

18​ 織田信長、その名は第六天魔王!

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1548年(天文17年)


(​轟く雷鳴、震える美濃のマムシ)

​犬山城、そして楽田城。
二つの城が信長の開発した炸裂砲弾という圧倒的な力によって、跡形もなく消滅したという情報は、瞬く間に尾張国を駆け巡った。

それはまるで雷鳴のような轟音と、城を瞬時に瓦礫に変える恐るべき力を持つ、新たな武将の出現を告げるものだった。

​この報せは、隣国美濃にいる斎藤道三の元にもすぐに届く。


「犬山城が…たった2分で跡形もなく…?」


​道三は信長が使用したという移動式大砲の話を聞き、驚愕を隠せない。

堺から手に入れた火縄銃を、すでに幾つか目にしてはいたが、それとは別次元!城を消滅させるほどの威力を持つ、炸裂砲弾等の大砲は想像もしていなかった。


​「織田信長とは…何者なのだ?あの尾張の大うつけと呼ばれていた男が、なぜこの様な恐るべき物を製造する力を知識を持つ…」


​道三は信長が持つ未知の力に恐怖した。彼は今川義元との約束を破棄し、信長との和睦を模索せざるを得なかった。

娘の帰蝶を信長に嫁がせることで、美濃国の安泰と信長の力を手に入れようとしたのだ。

それは道三にとって、この恐るべき(魔王)を味方につける唯一の道だった。




(​今川義元の焦り)

​一方この情報は、駿河の今川義元の元にも届いた。


​「ば、馬鹿な!城が…一瞬にして滅んだと申すのか…?岡部が言っていたのは本当だったというのか!」


義元は伊勢湾海戦で岡部が報告した、信長の操る(海の怪物)の話を、半信半疑で聞いていた。

しかし犬山城と楽田城の消滅という事実は、岡部の言葉が真実だったことを証明していた。


​「太原雪斎師匠……あなたの予感は……あの小わっぱは、日ノ本に災いをもたらす魔王だったのか!」


​義元は信長が持つ力を過小評価していたことを後悔した。彼は信長を討つために、大軍を編成することを決意する。

しかし、その顔には怒りではなく、信長への恐怖と、どうすればあの力に対抗できるのかという、焦りの色が浮かんでいた。




(​広忠の苦悩と竹千代の成長)

​三河の岡崎城では、松平広忠がこの報に苦悩していた。


​「信長殿は…まさか、これほどの力を持っていたとは…」


​広忠は息子の竹千代が、信長のもとに人質として預けられていることに、恐怖と安堵の両方を感じていた。

信長は、この恐るべき力で、いつか三河にも攻め入るかもしれない。

しかし竹千代は、その(魔王)のそばで何を学んでいるのだろうか。


​一方、那古野城にいる竹千代は、この報を聞いても動揺しなかった。彼は信長の恐るべき力を間近で見ていたからだ。

彼は信長が、未来の日本を創るために、この力を使っていることを知っていた。


​「信長様は、やはり…すごいお方だ…」


​竹千代は信長への畏怖と尊敬の念を抱いていた。彼は信長が、この力を使って何をするのか、そして自分に何を教えようとしているのかを、理解しようとしていた。

​この日から織田信長は、周辺の大名たちから「非凡なる才を持つ奇才」ではなく

「第六天魔王」として恐れられるようになる。その名は日ノ本全土に広まり、信長の天下統一への道は、さらに加速していくのである。

─────

【第1章・転生~尾張統一編】無事終了です。

明日から【第2章・富国強兵基礎編】始まります。

引き続き
宜しくお願いします。

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