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第2章・富国強兵基礎編
41 尾張の大うつけ、二国の大名へ
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1550年12月24日
尾張国・末森城
今川義元を打ち破り、三河国を松平竹千代に返還させた織田信長。
遠江を織田家領土として今川から奪い取り、駿河の武装解除にも成功。実質、旧今川家領土を全て従えた事となる。
その報告のため柴田勝家と末森城に到着すると、織田家当主・信秀の元へ向かった。
信秀は嫡男信長の偉業を称えるため、織田家重臣達を呼び出し、左右に並ばせている。
そして信長の顔を見ると、安堵と喜びの入り混じった表情を浮かべた。
「三郎…いや、信長よくぞ戻った!!今川を打ち破り太守義元を捕縛したと聞いたぞ!まことに見事!天晴れである!」
「はっ、親父殿!お褒めいただき、ありがとう御座います。今川義元を捕らえ遠江を奪い、駿河を従えた。今川家は此れより、実質織田家の家臣となりまする!」
信長の言葉に信秀は、感極まり涙を流した。
「ああ…信長…長年の宿敵、今川家を相手によくぞ…よくぞやってくれた……!!」
信秀は息子を抱きしめ、その背中を力強く叩いた。
「実は親父殿…もう一つ御報告が…」
信長は濃姫が子を宿したことを報告した。信秀はその言葉に狂喜乱舞する!
「何と!!あああぁぁぁ~~信長~~まことか!!この信秀、ついに嫡孫の顔が見られるのか!!」
よほど嬉しかったのだろう、尾張の虎と周辺諸国から恐れられている信秀は、信長を立たせ、その両手を握ると飛び上がりながら、力強く言った。
「信長!!生まれてくる我が孫の為にも日ノ本を、日ノ本を一つにするぞ!!」
信長は父の言葉に頷く。
『まだ男かどうか?分からないけどな(笑)』
だが、続いて嫌な報告をしなければならない。
信秀もそれに気付き
一転上座へ戻り座り直す。
重臣達も喜びから神妙な表情となり、静寂が支配するなか信長が口を開く。
「父上……日ノ本を統一する上で、身内の謀反は何よりも厄介で御座いますれば……」
信長が信秀の呼び方を、親父殿から父上に変えた。信秀もそれを理解し続きを促す。
「……構わぬ、一部始終を申せ」
「はっ!今川義元と結託し織田家への反逆を働いた謀反人織田勘十郎信行!儂が、この手で討ち果たしました。首級の検分を!」
収納遠隔操作で神の倉庫から首桶の中に転移させる。
塩漬けにされた我が子の変わり果てた首級を見る。
「……うつけ……信行、お前こそ本当の尾張の大うつけ、いや、大たわけじゃ……」
謀反人とは言え実の息子。それを成敗したのも、また息子…居並ぶ家臣団も父親信秀の心情を察し、沈黙を守っている…
報告を続ける信長
「勘十郎の遺体は、儂が火葬にて葬りました。今川との戦闘継続中の状況で、遺体腐敗防止に貴重な軍需物資の塩を、首級以外に使うことは許されませぬ。骨壺に納めております故どうか御理解下さい。」
「うむ、当然の行動じゃ。戦時中であり、当家の八千、三河衆も五千いたと聞く。
その上、今川の圧政で貧困にあえぎ苦しむ三河の民衆。貴重な塩を……謀反人の遺体に使う事!あってはならぬ!」
「はっ!次に勘十郎の謀反に加担し、三河・岡崎に攻め込んだ者たちの処遇!儂にお任せ頂きたく。
降伏した者達の無益な殺生は好みませぬが、見過ごす積もりも無い!」
そう言うと信長は立ち上がり、左右にいる重臣達をぐるりと一睨みした。
「各々がた、儂の甲賀忍軍は知っておるな?もう調べは付いておる。速やかに差し出せ!下手に庇い立てすれば……権六!!」
「はっ!!」
柴田勝家は重臣の名前と、その家中に在籍する謀反に参加し、尾張に逃げ帰った人数を読み上げる。
重臣達も
薄々感じていた者、まったく知らなかった者とに別れているが、皆が信長の命令に従い、直ぐに謀反人を捕らえる行動を起こす為、その場を辞する。
「父上の拠点、末森城をお騒がせして申し訳ありませんでした。」
恭しく頭を下げる信長に
「何を言うか、お前は今川義元からこの尾張を救った英雄では無いか!これからは軽々しく人前で頭を下げてはならぬ!」
「はっ!…これからとは?」
信秀は上座の席から立ち上がると
「残っておる皆の者も聞け!織田三郎信長!本日より那古野城下はそのまま、そちの領地として据え置き、新たに此度切り取った遠江国、管理下に置いた駿河国、この2国を我に代わり、織田信長直轄領地として治めよ!」
「へ?!!」
あまりの事に間抜けなw言葉が口から出たノッブ。
重臣達も驚愕している。
「正式な文書も既に用意しておる。駿河国は名目上・今川家の所領安堵となってはいるが、軍事に関して全て織田信長の管理下だ!
今日からお前は遠江・駿河、二国を治める大名となる!ん?我より上だな?ふっはっははははは!励めよ!三郎!」
「お!親父殿!畏れ入りましたーーー」
こればかりは想定外だった信長。何はともあれ若干16歳にして二か国の大名となった様です。
忙しくなるぞーー過労死注意!
尾張国・末森城
今川義元を打ち破り、三河国を松平竹千代に返還させた織田信長。
遠江を織田家領土として今川から奪い取り、駿河の武装解除にも成功。実質、旧今川家領土を全て従えた事となる。
その報告のため柴田勝家と末森城に到着すると、織田家当主・信秀の元へ向かった。
信秀は嫡男信長の偉業を称えるため、織田家重臣達を呼び出し、左右に並ばせている。
そして信長の顔を見ると、安堵と喜びの入り混じった表情を浮かべた。
「三郎…いや、信長よくぞ戻った!!今川を打ち破り太守義元を捕縛したと聞いたぞ!まことに見事!天晴れである!」
「はっ、親父殿!お褒めいただき、ありがとう御座います。今川義元を捕らえ遠江を奪い、駿河を従えた。今川家は此れより、実質織田家の家臣となりまする!」
信長の言葉に信秀は、感極まり涙を流した。
「ああ…信長…長年の宿敵、今川家を相手によくぞ…よくぞやってくれた……!!」
信秀は息子を抱きしめ、その背中を力強く叩いた。
「実は親父殿…もう一つ御報告が…」
信長は濃姫が子を宿したことを報告した。信秀はその言葉に狂喜乱舞する!
「何と!!あああぁぁぁ~~信長~~まことか!!この信秀、ついに嫡孫の顔が見られるのか!!」
よほど嬉しかったのだろう、尾張の虎と周辺諸国から恐れられている信秀は、信長を立たせ、その両手を握ると飛び上がりながら、力強く言った。
「信長!!生まれてくる我が孫の為にも日ノ本を、日ノ本を一つにするぞ!!」
信長は父の言葉に頷く。
『まだ男かどうか?分からないけどな(笑)』
だが、続いて嫌な報告をしなければならない。
信秀もそれに気付き
一転上座へ戻り座り直す。
重臣達も喜びから神妙な表情となり、静寂が支配するなか信長が口を開く。
「父上……日ノ本を統一する上で、身内の謀反は何よりも厄介で御座いますれば……」
信長が信秀の呼び方を、親父殿から父上に変えた。信秀もそれを理解し続きを促す。
「……構わぬ、一部始終を申せ」
「はっ!今川義元と結託し織田家への反逆を働いた謀反人織田勘十郎信行!儂が、この手で討ち果たしました。首級の検分を!」
収納遠隔操作で神の倉庫から首桶の中に転移させる。
塩漬けにされた我が子の変わり果てた首級を見る。
「……うつけ……信行、お前こそ本当の尾張の大うつけ、いや、大たわけじゃ……」
謀反人とは言え実の息子。それを成敗したのも、また息子…居並ぶ家臣団も父親信秀の心情を察し、沈黙を守っている…
報告を続ける信長
「勘十郎の遺体は、儂が火葬にて葬りました。今川との戦闘継続中の状況で、遺体腐敗防止に貴重な軍需物資の塩を、首級以外に使うことは許されませぬ。骨壺に納めております故どうか御理解下さい。」
「うむ、当然の行動じゃ。戦時中であり、当家の八千、三河衆も五千いたと聞く。
その上、今川の圧政で貧困にあえぎ苦しむ三河の民衆。貴重な塩を……謀反人の遺体に使う事!あってはならぬ!」
「はっ!次に勘十郎の謀反に加担し、三河・岡崎に攻め込んだ者たちの処遇!儂にお任せ頂きたく。
降伏した者達の無益な殺生は好みませぬが、見過ごす積もりも無い!」
そう言うと信長は立ち上がり、左右にいる重臣達をぐるりと一睨みした。
「各々がた、儂の甲賀忍軍は知っておるな?もう調べは付いておる。速やかに差し出せ!下手に庇い立てすれば……権六!!」
「はっ!!」
柴田勝家は重臣の名前と、その家中に在籍する謀反に参加し、尾張に逃げ帰った人数を読み上げる。
重臣達も
薄々感じていた者、まったく知らなかった者とに別れているが、皆が信長の命令に従い、直ぐに謀反人を捕らえる行動を起こす為、その場を辞する。
「父上の拠点、末森城をお騒がせして申し訳ありませんでした。」
恭しく頭を下げる信長に
「何を言うか、お前は今川義元からこの尾張を救った英雄では無いか!これからは軽々しく人前で頭を下げてはならぬ!」
「はっ!…これからとは?」
信秀は上座の席から立ち上がると
「残っておる皆の者も聞け!織田三郎信長!本日より那古野城下はそのまま、そちの領地として据え置き、新たに此度切り取った遠江国、管理下に置いた駿河国、この2国を我に代わり、織田信長直轄領地として治めよ!」
「へ?!!」
あまりの事に間抜けなw言葉が口から出たノッブ。
重臣達も驚愕している。
「正式な文書も既に用意しておる。駿河国は名目上・今川家の所領安堵となってはいるが、軍事に関して全て織田信長の管理下だ!
今日からお前は遠江・駿河、二国を治める大名となる!ん?我より上だな?ふっはっははははは!励めよ!三郎!」
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