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3部ジルベール幼少期2
3.5 仲間に
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ひととおり動いた後で、私の前に、そして土下座。
「失礼した。子供と思い、馬鹿にしてしまった。申し訳ない。
もうすでに死んだも同然と思っていたこの身。
わが身で役に立てるならば、約束どおり、貴方様のためにお使えかえせてください」と、
そしてエイミーもそれを見て、
「私も、よろしくねー」と気楽な声ではあるが、
同じく見事な土下座をしてきた。
態度と、話しかたが一致しないのが受けて笑いながら、
「頼んでいるのは私のほうですよ。土下座なんてやめてください。
そして、最初に言ったとおり、戦いの術を教えてくださいね」と
「もちろんでございます。我が主。これより私の持てる全ての術。魔物に対する戦い方や、戦術など全てを貴方に伝えます。是非に、是非に。貴方様のために尽くさせてください」
「えっと、まず、これからも、普通にしゃべってください。
私に敬語とか使わないで、下さい。
年も違いすぎますし、先生をお願いしてるのはこちらですから。
では、改めてジルベールです。
こちらこそ、おねがいします」と言うと
「わかりました。
いや、解った。
あらためて、私は、レイブリングです。これからは、レイとでも呼んでください」
「私は、エイミーだよ。
私に対しても敬語は必要いらないよ。
あ、私は、敬語つかえないから、良いかな?
ダメなら黙ってるけど。
昔から黙ってればご令嬢って言われてたんだけど、
やっぱり、しおらしくしてた方が良いかな?
あ、私の事は、エイミーって呼び捨てで良いから」と。
1人でどんどん話すエイミー。
またまた受ける。
「あははは。
エイミーさん、別にそのままで良いですよ。
楽しそうな人ですね。
これからいろいろと教えてもらいので、よろしくお願いします。
私の事は、ジルとでも好きに呼んでください。
それと私にとって、お2人は師匠になっていただく訳ですし、年上で、さらに身分も上ですよね。
特にレイブリグ様を呼び捨てはかなり無理があるんですが、頑張ってレイさん、エイミーさんでも良いですか」と言うと、
「私は、それで良いです」
「うーん、ジルちゃん、私はエイミーで呼び捨てで良いよ。あ、ジルちゃんはまずい?」
「良いですよ。よろしくエイミー」と答えると、エイミーは満足そうにうなずいた。
レイさんが最後に「まあエイミーはエイミーだから、しょうがないか。
これでも国内唯一の剣王の称号持ちです。
ジル様のお役に立つでしょう。
剣はエイミーが教えた方が良いでしょう。
私は、魔物との戦い方など、広範囲の基礎を教えます。
では、ジル様のおかあさまにあらためて挨拶に行きます」と、2人で歩いていった。
なんか変な関係になってしまいましたが、
とりあえず、おかあさまに頼んで住む所を用意してもらおう。
空き部屋があるから、この家に居てもらえると良いなと。
その夜、おかあさまから、二部屋を貸すと話がありました。
レイさんとエイミーさんは結婚していないので、別々の部屋です。
2人の関係は詳しく聞いていないので、良くわかりません。おいおい解るでしょう。
とりあえず今日は、我が家で夕食を食べ、宿泊している宿に戻りました。
明日には荷物を持って家にやってきます。
次の日から、レイさんの剣術。
こちらは正統派の剣術。わが国の騎士の剣です。
エイミーは我流というわけではなく、とある一族に伝わる独自の流派だそうです。
偉い人を守るための護衛の剣だそうです。
なので、剣をはじかれたらすぐに拳に切り替えるんだとか。
自分が抜かれると、後ろにいる守るべき人の命が危ない。
敵にくらいつき、負けるにしても時間を稼げば主が逃げることができるからと、剣だけでなく、格闘術も含めた流派だということです。
レイさんは、剣術の基礎的な事と、いろいろな魔物の特徴、倒し方、そして戦の戦術などいろいろな事を教えてくれることになりました。
レイさんエイミーは、私に教えてくれるだけでなく領地内の自警団にも出向き、稽古をつけてくれることになり、我が領土内の防衛力がぐんと引きあがりました。
「失礼した。子供と思い、馬鹿にしてしまった。申し訳ない。
もうすでに死んだも同然と思っていたこの身。
わが身で役に立てるならば、約束どおり、貴方様のためにお使えかえせてください」と、
そしてエイミーもそれを見て、
「私も、よろしくねー」と気楽な声ではあるが、
同じく見事な土下座をしてきた。
態度と、話しかたが一致しないのが受けて笑いながら、
「頼んでいるのは私のほうですよ。土下座なんてやめてください。
そして、最初に言ったとおり、戦いの術を教えてくださいね」と
「もちろんでございます。我が主。これより私の持てる全ての術。魔物に対する戦い方や、戦術など全てを貴方に伝えます。是非に、是非に。貴方様のために尽くさせてください」
「えっと、まず、これからも、普通にしゃべってください。
私に敬語とか使わないで、下さい。
年も違いすぎますし、先生をお願いしてるのはこちらですから。
では、改めてジルベールです。
こちらこそ、おねがいします」と言うと
「わかりました。
いや、解った。
あらためて、私は、レイブリングです。これからは、レイとでも呼んでください」
「私は、エイミーだよ。
私に対しても敬語は必要いらないよ。
あ、私は、敬語つかえないから、良いかな?
ダメなら黙ってるけど。
昔から黙ってればご令嬢って言われてたんだけど、
やっぱり、しおらしくしてた方が良いかな?
あ、私の事は、エイミーって呼び捨てで良いから」と。
1人でどんどん話すエイミー。
またまた受ける。
「あははは。
エイミーさん、別にそのままで良いですよ。
楽しそうな人ですね。
これからいろいろと教えてもらいので、よろしくお願いします。
私の事は、ジルとでも好きに呼んでください。
それと私にとって、お2人は師匠になっていただく訳ですし、年上で、さらに身分も上ですよね。
特にレイブリグ様を呼び捨てはかなり無理があるんですが、頑張ってレイさん、エイミーさんでも良いですか」と言うと、
「私は、それで良いです」
「うーん、ジルちゃん、私はエイミーで呼び捨てで良いよ。あ、ジルちゃんはまずい?」
「良いですよ。よろしくエイミー」と答えると、エイミーは満足そうにうなずいた。
レイさんが最後に「まあエイミーはエイミーだから、しょうがないか。
これでも国内唯一の剣王の称号持ちです。
ジル様のお役に立つでしょう。
剣はエイミーが教えた方が良いでしょう。
私は、魔物との戦い方など、広範囲の基礎を教えます。
では、ジル様のおかあさまにあらためて挨拶に行きます」と、2人で歩いていった。
なんか変な関係になってしまいましたが、
とりあえず、おかあさまに頼んで住む所を用意してもらおう。
空き部屋があるから、この家に居てもらえると良いなと。
その夜、おかあさまから、二部屋を貸すと話がありました。
レイさんとエイミーさんは結婚していないので、別々の部屋です。
2人の関係は詳しく聞いていないので、良くわかりません。おいおい解るでしょう。
とりあえず今日は、我が家で夕食を食べ、宿泊している宿に戻りました。
明日には荷物を持って家にやってきます。
次の日から、レイさんの剣術。
こちらは正統派の剣術。わが国の騎士の剣です。
エイミーは我流というわけではなく、とある一族に伝わる独自の流派だそうです。
偉い人を守るための護衛の剣だそうです。
なので、剣をはじかれたらすぐに拳に切り替えるんだとか。
自分が抜かれると、後ろにいる守るべき人の命が危ない。
敵にくらいつき、負けるにしても時間を稼げば主が逃げることができるからと、剣だけでなく、格闘術も含めた流派だということです。
レイさんは、剣術の基礎的な事と、いろいろな魔物の特徴、倒し方、そして戦の戦術などいろいろな事を教えてくれることになりました。
レイさんエイミーは、私に教えてくれるだけでなく領地内の自警団にも出向き、稽古をつけてくれることになり、我が領土内の防衛力がぐんと引きあがりました。
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