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第2章 幼少期
2.1.3 3歳の誕生日
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教会に着くと、僕とかあさま、おばあさまにアメリ、それにメリルディーナ公の5人が中に入る。他は護衛なので外で待つ。
中に入ると他の貴族はいなかった。
来る時間は予め調整され重ならないようにしているそうだ。
神官様に挨拶をしてから祈りの場に進む。
正面にメリーナ様の像があり、両脇のアロノニア様、ラキシス様の像は少し小さく作られ後ろに下がっている。
本神殿は3神全て同じ大きさになっているそうだ。
メリーナ様の像は、転生前に見た姿にわりと似ていた。
顔は本物の方がかわいい。
だが胸は、あきらかに本物より大きい。
たしかここまで大きくなかったはずだ。
大きすぎて逆にアンバランスな気がするが、アメリやリリアーナ母様、それに侍女たちを見る限りではこちらの世界の女性は元の世界よりも巨乳率が高いのかも知れない。
そうすると、この像はこちらの世界観では普通なのか?
皆で並んでお祈りをする。
習ったポーズでお祈りの開始。
両膝をついて手を2回鳴らす。
その後で手を胸の前に合わせてお祈り。
『メリーナ様、3歳になりました。病気もせず順調に大きくなれました。新しい人生。ありがとうございます』
1分ほど祈ると言われていたので手を合わせた状態で祈っていると、目の前が少し明るく、暖かさを感じた。
『呼んだのはジルベールなの。おかしいわね。あなた確かまだ3歳よね。どうして覚醒しているの。びっくりしたわ、いくらなんでも早すぎるでしょ』
前を見るとそこにメリーナ様が居た。
像とは違う本物だ。
こちらに来る前に見た姿のまま。
あれはやはり夢でなかったのだ。
そしてやっぱり本物は像よりももっともっと美人さんだった。
そしてやはり胸はそこまで大きくなかった。
『メリーナ様。お久しぶりです』
『ええ、ジルベール久しぶりね。と言ってもたったの3年よね。あなたに呼ばれるのはまだ数年先のことと思ってたわ。はやい覚醒だったわね。死にかけの病気でもしたのかしら。それから胸が小さいとか失礼な事を考えないようにね』
『え、すみません。後ろの像の胸が大きすぎてバランスが悪いと』
『そうよね。アロノニアねえさまみたいな爆乳と比べちゃだめなのよ。私のは平均的な日本人と比べれば大きい方なんだから』
『はい、メリーナ様の体型はとてもバランスが良く、僕の美意識では理想的だと思います』
『そ、そうよね。私にはこれが似合ってるのよ。それで話を戻しましょう。なんで覚醒しているの?』
『覚醒と言うのは、前世の記憶を思い出すってことですか。僕は生まれたときから前世がある事を覚えてましたよ。それに病気らしい病気はしてません』
『まさか、そんなことがあるなんて。100年前に神の力を渡した子がいたけれどあの時でも覚醒は7歳だったのに、どうして? まあ良いわ。折角呼ばれて降臨したし、早いけれどあなたに加護を与えておきましょう』
『では、いよいよ魔法が使えるのですね。転生後に魔法が使えることを楽しみにしていたのに、魔法が全く使えなかったから残念に思っていました』
『魔法は早くても5歳からよ。普通はもっと遅いの。でもそんなに使いたいの?』
『メリーナ様から魔法が使える世界と聞き、ずっとずっと楽しみにしてました。もう3年もおあずけ状態です』
『そんなに楽しみにしているなら特別よ。魔法適性を1だけ解放してあげるわ。ほんとになんとなく使える程度よ。遊び程度だから、無理してはダメですよ』
『やった』
無邪気に喜び少し待つ。
『はい。できたわ。加護をつけて、魔法のスキルの解放したわ』
『ありがとうございます』
メリーナ様は、絶世の美少女の上、こんなにも僕にやさしい。
良い女神様だな。
中に入ると他の貴族はいなかった。
来る時間は予め調整され重ならないようにしているそうだ。
神官様に挨拶をしてから祈りの場に進む。
正面にメリーナ様の像があり、両脇のアロノニア様、ラキシス様の像は少し小さく作られ後ろに下がっている。
本神殿は3神全て同じ大きさになっているそうだ。
メリーナ様の像は、転生前に見た姿にわりと似ていた。
顔は本物の方がかわいい。
だが胸は、あきらかに本物より大きい。
たしかここまで大きくなかったはずだ。
大きすぎて逆にアンバランスな気がするが、アメリやリリアーナ母様、それに侍女たちを見る限りではこちらの世界の女性は元の世界よりも巨乳率が高いのかも知れない。
そうすると、この像はこちらの世界観では普通なのか?
皆で並んでお祈りをする。
習ったポーズでお祈りの開始。
両膝をついて手を2回鳴らす。
その後で手を胸の前に合わせてお祈り。
『メリーナ様、3歳になりました。病気もせず順調に大きくなれました。新しい人生。ありがとうございます』
1分ほど祈ると言われていたので手を合わせた状態で祈っていると、目の前が少し明るく、暖かさを感じた。
『呼んだのはジルベールなの。おかしいわね。あなた確かまだ3歳よね。どうして覚醒しているの。びっくりしたわ、いくらなんでも早すぎるでしょ』
前を見るとそこにメリーナ様が居た。
像とは違う本物だ。
こちらに来る前に見た姿のまま。
あれはやはり夢でなかったのだ。
そしてやっぱり本物は像よりももっともっと美人さんだった。
そしてやはり胸はそこまで大きくなかった。
『メリーナ様。お久しぶりです』
『ええ、ジルベール久しぶりね。と言ってもたったの3年よね。あなたに呼ばれるのはまだ数年先のことと思ってたわ。はやい覚醒だったわね。死にかけの病気でもしたのかしら。それから胸が小さいとか失礼な事を考えないようにね』
『え、すみません。後ろの像の胸が大きすぎてバランスが悪いと』
『そうよね。アロノニアねえさまみたいな爆乳と比べちゃだめなのよ。私のは平均的な日本人と比べれば大きい方なんだから』
『はい、メリーナ様の体型はとてもバランスが良く、僕の美意識では理想的だと思います』
『そ、そうよね。私にはこれが似合ってるのよ。それで話を戻しましょう。なんで覚醒しているの?』
『覚醒と言うのは、前世の記憶を思い出すってことですか。僕は生まれたときから前世がある事を覚えてましたよ。それに病気らしい病気はしてません』
『まさか、そんなことがあるなんて。100年前に神の力を渡した子がいたけれどあの時でも覚醒は7歳だったのに、どうして? まあ良いわ。折角呼ばれて降臨したし、早いけれどあなたに加護を与えておきましょう』
『では、いよいよ魔法が使えるのですね。転生後に魔法が使えることを楽しみにしていたのに、魔法が全く使えなかったから残念に思っていました』
『魔法は早くても5歳からよ。普通はもっと遅いの。でもそんなに使いたいの?』
『メリーナ様から魔法が使える世界と聞き、ずっとずっと楽しみにしてました。もう3年もおあずけ状態です』
『そんなに楽しみにしているなら特別よ。魔法適性を1だけ解放してあげるわ。ほんとになんとなく使える程度よ。遊び程度だから、無理してはダメですよ』
『やった』
無邪気に喜び少し待つ。
『はい。できたわ。加護をつけて、魔法のスキルの解放したわ』
『ありがとうございます』
メリーナ様は、絶世の美少女の上、こんなにも僕にやさしい。
良い女神様だな。
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