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第2章 幼少期
2.4.7 女王崩御 留守番中のジルベール
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領主館には、灯りや空調、給湯器などなど数多く魔道具がある。
それらの魔道具は個別に魔石が付いている物もあるが、大半の魔道具が、家の中心部にある魔力庫につながっている。
魔力庫には複数の大きな魔石が取り付けられた供給装置が置いてあり、ここから家中に魔力を送り込んでいるらしい。
他の貴族の家も大体こんな作りだ。
役所には領地の防衛装置があり大きな魔力を持つ魔獣が近づくと警告を出す装置が設置されているそうだ。
この家は、役所の防衛装置につながっていて、魔獣が近づいた警告が届くようになっているそうだ。
だから魔力が無くなると困るらしい。
「ここがこの屋敷の魔力庫です。
普段は奥様やアメリ様達が魔力を供給してます。
王都に出かけている間、大きな魔力を持っておられるのはレイルーラ様だけになります。
ですので留守の間は私も供給するように頼まれていました。
普段はこういう装置の魔石一つに魔力を込めれば止めるのですが、魔力ギリギリまでやりましょう。
ジルベール様、ギリギリで止めてくださいね。お願いしますよ」
「いいよ。バーニィの総魔力量1410で今の残りは1350だから」
バーニィが魔石に石板に触れると魔力が吸いだされていく。
触っているだけでどんどん吸われていくようだ。
今は、石板からつながった空だった魔石の一つに魔力が流れている。
そのうちに、魔石がピカリと光る。
そして、続けて次の魔石に魔力が流れだした。
「今。バーニィの魔力は半分ぐらいだよ。
たぶんあともう一つ魔石がいっぱいになったらちょうど良い感じだと思う。
うん、今300を切ったから止めて」
ちょうどそこで2個目の魔石もピカリと光った。
「うん、いいよ」
「ふわー、ここで終わりですか。
今だと魔石二つ分ぐらいで止めればいいのか。
目印としてはちょうど良いですね」
「そうだね。
見た感じ、一つの魔石に500とちょっとぐらい魔力が入るみたいだ。
それで残り5つの魔石が黒いってことは、まだこの魔力庫はいっぱいになってないの」
「はい、そうです」
「僕が供給してもいいの?」
「いいですよ。ちょうど魔力操作の練習にもなります。
たしか魔法の基礎に最初は魔道具に組み込まれた魔石に魔力を流す。
と練習方法が書いてありましたね。
魔道具の魔石は触れば魔力が流れます。
最初はそうやって魔力の流れを感じる練習をします。
慣れたら魔道具に組み込まれていない魔石に直接魔力を入れる練習をすると基礎練習方法として書いてありました」
「そういうことは最初に教えてほしかったよ」
それらの魔道具は個別に魔石が付いている物もあるが、大半の魔道具が、家の中心部にある魔力庫につながっている。
魔力庫には複数の大きな魔石が取り付けられた供給装置が置いてあり、ここから家中に魔力を送り込んでいるらしい。
他の貴族の家も大体こんな作りだ。
役所には領地の防衛装置があり大きな魔力を持つ魔獣が近づくと警告を出す装置が設置されているそうだ。
この家は、役所の防衛装置につながっていて、魔獣が近づいた警告が届くようになっているそうだ。
だから魔力が無くなると困るらしい。
「ここがこの屋敷の魔力庫です。
普段は奥様やアメリ様達が魔力を供給してます。
王都に出かけている間、大きな魔力を持っておられるのはレイルーラ様だけになります。
ですので留守の間は私も供給するように頼まれていました。
普段はこういう装置の魔石一つに魔力を込めれば止めるのですが、魔力ギリギリまでやりましょう。
ジルベール様、ギリギリで止めてくださいね。お願いしますよ」
「いいよ。バーニィの総魔力量1410で今の残りは1350だから」
バーニィが魔石に石板に触れると魔力が吸いだされていく。
触っているだけでどんどん吸われていくようだ。
今は、石板からつながった空だった魔石の一つに魔力が流れている。
そのうちに、魔石がピカリと光る。
そして、続けて次の魔石に魔力が流れだした。
「今。バーニィの魔力は半分ぐらいだよ。
たぶんあともう一つ魔石がいっぱいになったらちょうど良い感じだと思う。
うん、今300を切ったから止めて」
ちょうどそこで2個目の魔石もピカリと光った。
「うん、いいよ」
「ふわー、ここで終わりですか。
今だと魔石二つ分ぐらいで止めればいいのか。
目印としてはちょうど良いですね」
「そうだね。
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それで残り5つの魔石が黒いってことは、まだこの魔力庫はいっぱいになってないの」
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と練習方法が書いてありましたね。
魔道具の魔石は触れば魔力が流れます。
最初はそうやって魔力の流れを感じる練習をします。
慣れたら魔道具に組み込まれていない魔石に直接魔力を入れる練習をすると基礎練習方法として書いてありました」
「そういうことは最初に教えてほしかったよ」
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