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星型の人参

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「悪い…皿をスプーンを落とした。」

ちあきを見るとカレーのような物の入った皿を、持っていた。

シンクに落としたスプーンを置いて、棚から新しいスプーンを出していた。

シンク…?

さっきまで壁だった所が台所になっていたのだ。

見た事ある気のする台所。

どこで見たのかと考えていると目の前にカレーを置かれた。

「俺、これしか作れないが人参も食えよ」

星型に切り抜かれた人参が沢山散らばっていた。

「えー…ってなんで人参が嫌いって知ってんの?」

ちあきは黙り込んでしまった。

カレーを食べてみると甘かった。

「アッッマ」

「そうか?」

スプーンを取られた。

そして私からとったスプーンで自分の口にカレーを運ぶちあき。

「え」


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