目が覚めたら知らない部屋で背後にいたのは推しでした。

狐火

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決心

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目が覚めた。

ような気がする。

分からない。

何も分からない場所。

怖い。

ァァァァ…  

分からない

恐怖感に意識を失った。

それから起きるのが怖くなり、

目が覚めた気がする度に目をつぶるようにした。

ちあきに会わないで7回は寝ている。

目が覚めた。

ふと、心が落ち着いた。

この部屋を出よう。

ベットに座る。

「久しぶりだな。今日は起きてるのか」

ちあきだ。

7回ぶりのちあきは少し機嫌が悪く聞こえた。

「久しぶり。あのね、お願いがあるの」

「何だ」

「この部屋から出たい」

「そうか…」

小さく聞こえた声は悲しそうだった。

「ドアはどこにあるの?」

唾を飲む音が聞こえた。

「世良の目の前にある。案内するよ。」

久しぶりに立った割に普通に歩けた。

手を捕まれたまま案内される。

部屋の真ん中にあったはずの机はどこに行ってしまったのだろう。

そんな疑問を忘れて、ちあきに案内されるが儘歩く。

目の見える時と比べ長く孤独な道に感じた。

突然立ち止まったちあき。

「着いた。目の前にドアがある。このドアは世良が開けてくれ」

そっと右手を前に出す。

ゴトンッ
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