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第4話
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「つまりネロ様は、この世界に数いる水神たちのトップ、一番偉い水神様って事ですか?」
『はい、簡単に言えばそうなります。勿論、私は水を司る神の最高神であって、神々の中で一番偉い訳ではありません。ですが、水の最高神と自ら名乗れるくらいには、強い力を持っているという自負はあります』
「それはそうだろう。そうでなければ、地球から異なる次元へと私たちを転移させるなんて芸当は不可能だ。それが出来るからこそ、神と呼ばれているんだからな」
「紗雪さん、結構詳しいの?」
「昔、日本の神々と色々とあったんだ。それ以上は聞くな」
「……了解」
『ネロ様、お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした』
『貴女はそんな事気にしなくていいの。貴女もまた、私の可愛い娘ですもの。私は親として、どんな手を使ってでも貴女たち娘を助けるわ』
なる程。俺と紗雪さんは、目の前にいる白蛇の命を救うために、ネロ様の力によってこの世界に召喚された様だ。まあ確かに、俺と紗雪さんが召喚された時の状況や、白蛇の負傷の具合から言っても、白蛇が漆黒の猪に敗れ、喰われていたのは間違いない。だがいくら白蛇を助けるためとはいえ、この星にとっては異世界である地球から、俺と紗雪さんを召喚する必要があったのか?
「ネロ様、どうしてこの世界に生きている者たちからではなく、異世界から俺たちを召喚したんですか?」
『そうでしたね。その辺の説明もしなければなりませんでしたね』
俺の問いかけに対して、そうだったという表情をしながら、ネロ様が答える。
『まず一つは、私との相性が良いという点です』
「相性ですか?」
『この子を救うためとはいえ、最初から異世界の強き力を持つ者を召喚をしようと思ったわけではありません。先程も言った様に私は水を司る水神です。つまり、水と相性の良い者しか召喚出来ないのです』
「もしかして、この世界に生きる人々の中には…………」
『いえ、水と相性の良い者なら、この世界にも存在はしています。ですが、あの穢れた猪と真面にやり合える程の強き者が、この世界にはいませんでした。なので……』
「藁にも縋る思いで、外の世界に可能性を求めたという訳か」
『はい、その通りです。ですが、私も水と相性が良いというだけで、誰彼構わず召喚したいという訳ではありませんでした。なので、この世界に召喚する者に対してある条件を付けていました。そして、その条件を満たしていたのが、貴方たちお二人でした』
「条件?」
『そうです。水と相性の良い者の中で、自分が生きている世界に最も愛着が薄い者、という条件です』
ネロ様が言った条件の内容に、俺と紗雪さんは互いに顔を見合わせる。二人してお互いに、思い当たる事があった。元々高齢であった祖父と祖母が亡くなり、二人を笑顔で見送ってからは、俺にとっての世界とは、紗雪さんを中心にしたものだったからだ。
『はい、簡単に言えばそうなります。勿論、私は水を司る神の最高神であって、神々の中で一番偉い訳ではありません。ですが、水の最高神と自ら名乗れるくらいには、強い力を持っているという自負はあります』
「それはそうだろう。そうでなければ、地球から異なる次元へと私たちを転移させるなんて芸当は不可能だ。それが出来るからこそ、神と呼ばれているんだからな」
「紗雪さん、結構詳しいの?」
「昔、日本の神々と色々とあったんだ。それ以上は聞くな」
「……了解」
『ネロ様、お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした』
『貴女はそんな事気にしなくていいの。貴女もまた、私の可愛い娘ですもの。私は親として、どんな手を使ってでも貴女たち娘を助けるわ』
なる程。俺と紗雪さんは、目の前にいる白蛇の命を救うために、ネロ様の力によってこの世界に召喚された様だ。まあ確かに、俺と紗雪さんが召喚された時の状況や、白蛇の負傷の具合から言っても、白蛇が漆黒の猪に敗れ、喰われていたのは間違いない。だがいくら白蛇を助けるためとはいえ、この星にとっては異世界である地球から、俺と紗雪さんを召喚する必要があったのか?
「ネロ様、どうしてこの世界に生きている者たちからではなく、異世界から俺たちを召喚したんですか?」
『そうでしたね。その辺の説明もしなければなりませんでしたね』
俺の問いかけに対して、そうだったという表情をしながら、ネロ様が答える。
『まず一つは、私との相性が良いという点です』
「相性ですか?」
『この子を救うためとはいえ、最初から異世界の強き力を持つ者を召喚をしようと思ったわけではありません。先程も言った様に私は水を司る水神です。つまり、水と相性の良い者しか召喚出来ないのです』
「もしかして、この世界に生きる人々の中には…………」
『いえ、水と相性の良い者なら、この世界にも存在はしています。ですが、あの穢れた猪と真面にやり合える程の強き者が、この世界にはいませんでした。なので……』
「藁にも縋る思いで、外の世界に可能性を求めたという訳か」
『はい、その通りです。ですが、私も水と相性が良いというだけで、誰彼構わず召喚したいという訳ではありませんでした。なので、この世界に召喚する者に対してある条件を付けていました。そして、その条件を満たしていたのが、貴方たちお二人でした』
「条件?」
『そうです。水と相性の良い者の中で、自分が生きている世界に最も愛着が薄い者、という条件です』
ネロ様が言った条件の内容に、俺と紗雪さんは互いに顔を見合わせる。二人してお互いに、思い当たる事があった。元々高齢であった祖父と祖母が亡くなり、二人を笑顔で見送ってからは、俺にとっての世界とは、紗雪さんを中心にしたものだったからだ。
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